タイ: プラヤーナコーン洞窟 (Phraya Nakhon Cave)
- GPS
- 03:49
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 162m
- 下り
- 172m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
船
|
写真
感想
Hua Hin(ホアヒン)滞在中に、どこか近場で軽くハイキングできる場所を、ということでプラヤーナコーン洞窟へ。
ホアヒンは位置的にはバンコクから南西に200km(車で2時間半)、タイ湾を挟んでちょうど対岸は一大リゾート地パタヤがある。ただしホアヒンはタイ王室の保養地として発展してきた歴史から、静けさを保つためにエンジンの音をたてるマリンスポーツが禁止されており、ビーチには他の代表的リゾート地と違ってジェットスキーやロングテールボートが同時に何台もひっきりなしに行き交っているような光景はない。そのおかげか、街は全体的に「ウェ〜ィ」感がぐっと抑えられていて、静かな夜が過ごせた。
ホアヒンから近いと言っても、プラヤーナーコン洞窟までは、直通の公共交通機関がない。タイでは大活躍のライドシェア・アプリGrabも往路は誰か見つけられたとしても、洞窟のあるエリアはド田舎もド田舎なので、Grabアプリの圏内に車がいることはほぼ奇跡だという。一番便利なのは、一日チャーターのタクシーだった。一日借り切って、1800バーツ(約7500円)。一日中乗り回して洞窟以外の他の場所にいろいろ行ってもそのお値段なのだが、私達は洞窟までの往復しか頼まず、朝8時に出て14時前にはホテルに帰ってきたので、半日というところだ。ハイキング中は運転手さんは駐車場でのんびり待っているだけなので、とてもいいお客さんだったのではないだろうか。
ホテルから洞窟のあるカオ・サムローイ・ヨート国立公園エリアまでは、車で1時間弱。女性の運転手さんで、運転も丁寧、スピードも出しすぎない人だったので車内で安心していられた。去年のマレーシアでは極めて高確率、そしてタイでも一定数のタクシーやGrabドライバーは「速いことこそ正義」「良いサービス=早く到着すること」と思っているに違いない猛スピードで運転する。日本の高速道路ですら制限速度+20以上は嫌な私なので生きた心地がせず、車に乗っているだけでストレスで頭痛と胃痛がするのだ。
まだ9時前なので一般客はまばら、バスの団体らしき白人集団が足早にビーチに待機するロングテイルボートに向かっている。駐車場の料金は私達の運転手さんが払っていた。
古き良き日本の海の家のような店が集まった場所の裏手に料金所がある。国立公園なので、入場料を払う。一人200バーツで合計400バーツ(約1670円)だった。確認していないが、たぶんタイ人料金はまた別にある、もしくは無料だろう。これに文句を言う観光客もいるらしいが、日本だって博物館なり歴史的建造物なりに行けばこれくらは普通に払うのだから、なんということはない。
この入口から完全徒歩で行きたい人は、料金所の横から伸びる石段を上がっていくのだが、私達はせっかくなので、往路は海側から洞窟の麓のビーチまで一気に行くことにした。「ボートは?」と聞くと、料金所のお姉さんが「そこそこ」といすぐ横の日除けの簡易テントの下に座っているおじさんとおばさん達を指差す。当然誰も英語は話さないが、ここに来る観光客が行く場所など一つしかない。公園の全体図を指さしながら、「洞窟、ここのビーチ、ボート」で話は通じる。するとおじさんが何やら小島の写真をいろいろ見せながら「アイランド、アイランド?」と聞く。どうやら、洞窟下のビーチへの直通の他に、周辺の小島をグルっと回ってくれるボートもあるらしい。私達は急いでいるわけでもないので、せっかくなので周遊コースのボートにした。二人で800バーツ(約3300円)。他の観光客はみな洞窟ビーチ直行にバンバン相乗りで乗り込んでいくので、周遊コースは私達の貸し切りだ。
私達のボートは他のボートとは真逆の方向に浮かぶ小さな2つの島を目掛けて一直線で進んでいった。周遊コースがあるのだから、島の周辺に絶景奇景でもあるのか、小島のビーチとかにちょっと上陸したりするのかと思えば、本当にぐるっと島の周りを周ったあと、再び一直線にもといたバンプービーチの方に戻り始めた。そして、他の直通ボートたちと同じ航路に達すると方向を変えて、海に突き出た崖の周りを回り込めばそこはもう目的地の洞窟ビーチ(レームサラ・ビーチ)だった。所要時間20分弱。
特に不満もない代わりに、絶対乗った方がいいよというものでもなかったので、どちらかを選ぶのであればというなら、レームサラ・ビーチ直行で全然良いと思う。
ボートの乗り降りで膝下までは海に浸かる。ありがたいことに、足洗用の水道が並んだベンチがあり、そこで砂を落とした後、ソックスと靴を履いていよいよ歩き始めた。
洞窟へのハイキング道の脇には、レストランが今はまだひっそりとたたずんでいる。店員さんたちも登っていく人たちが多いこの時間帯は客はこないとわかっているのだろう。ビジターセンターもあったのだが、中は無人で特に展示もなかった。
ビーチから山の際までは平たい砂の道が少し続く。なぜかその道のまん真ん中に空いた穴から、大きなトカゲが顔をのぞかして微動だにしない。あまりにも動かないので最初本物かどうか疑ったほどだ。同じ住処を掘るにしても、なぜこの観光客が毎日大挙して通る道のまん真ん中でなければならなかったのだろうか?
(書き疲れたので、続きはまた気が向いたら)
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