八幡平 関東沢〜大深沢〜東ノ又沢
- GPS
- 104:00
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 1,186m
- 下り
- 1,869m
コースタイム
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:25
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:45
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 7:20
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 6:50
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ 3日目 はれ 4日目 曇り夕方一時雨 5日目 ガス曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
夜行バス 東京鍛冶橋〜盛岡駅 路線バス 盛岡駅〜八幡平山頂(『八幡平自然散策バス』(季節運行、2024年9月12日の時点に於いて樹海ライン通行止めのため八幡平アスピーテライン経由で運行されている。) ●帰り 路線バス 松川温泉〜盛岡駅(樹海ライン通行止めの影響で八幡平自然散策バスで盛岡駅まで行くことが出来なくなっているため本数が減っているのでバスの時刻表に注意) 新幹線 盛岡駅〜東京駅 |
その他周辺情報 | 松川温泉 峡雲荘 700円 2024年6月にリニューアル 脱衣場、洗い場が綺麗。 特に、洗い場でのかぶり湯がこれまで木箱状の桶だったので洗う人が3人もいれば一杯で使えなかったのが長い樋状になったので、多少の混雑でも洗うのに不自由がなくなった。 |
写真
感想
本命の南会津の沢は天気が怪しいということで
急遽天気が良い八幡平に山域を変更した。お陰で5日目雨に降られず、沢では誰にも会わずにのんびりと沢旅を楽しむことが出来た。
●●●1日目●●●
八幡平レストハウス〜嶮岨森〜大深山荘
天気は快晴で同じバスの方と途中前後しながら大深山荘を目指す。
のんびりし過ぎて到着が遅くなったが宿泊者はソロ3人と我々の合計5人でゆったりと寛ぐことが出来た。
18:30頃にはみんなシュラフに入った。
●●●2日目●●●
大深山荘〜八瀬森分岐〜関東森〜八瀬森山荘〜関東沢〜大深沢
4:00起床。
お世話になった大深山荘を一番最後に出発。今日も快晴。八瀬森分岐から先は途中まで刈り払いされていた。
刈り払い終了箇所をすぎると笹藪がうるさくなる。途中針葉樹の倒木に通せんぼされたので、通行を阻んでいる枝を切り落としてなんとか通過出来た。関東森の手前あたりの藪が特にうるさかった。
八瀬森山荘を覗くと綺麗に使われているようだった。小屋ノートが書き尽くされてノートがいっぱいになっているので近況の様子が分からない。
手前の湿原から関東沢へ下降する。足跡があるが直近のものではなさそうだ。1時間30分程で関東沢に着いた。
大きめの小滝は懸垂下降で降りた。なかなか魅力的な滝つぼだ。ここから大深沢の出合いまでが意外と遠くモコモコさんはお疲れ気味だ。
左岸のテン場は広くて快適。今日も早めに寝た。
●●●3日目●●●
4:30起床。
たいした移動をしていないのに早くも3日目。今日も天気は晴れ。ありがたい。
対岸の右岸に砂地のテン場跡。比較的新しい。腰痛がでてきたモコモコさんのペースに合わせて、いつものゆったりに更に輪を掛けたゆっくりノロノロで進む。
人の字7m滝は左岸から巻気味にトラバース。途中モコモコさんにはお助け紐を出した。
滝上はナメ床で素晴らしい景色。ゴーロ歩きをしばらく進むとナイアガラの滝の登場。この滝は左岸から簡単に巻けるのでもう怖くはない。
ゆっくりと奥の滝下まで見学してから巻に入った。
滝の上は大深沢のハイライト。ナメ床が何所までも続く。思わず口から「ナメ〜、ナメナメーー!」と叫んでしまうぐらい素晴らしい。
ナメを十分堪能すると三又。仮戸沢のテン場でとあるミッションを遂行。
思ったよりも時間がかかってしまい、何だか気疲れした。
気を取り直し、東ノ又沢に入る。三又の出合いはナメ滝で素晴らしい。しかしそれもあっと言う間に終わり、その後がゴーロ主体となり面白みに欠ける。渓相も荒れ気味の感じがする。
ゴルジュを越えるとまともな泊まり場がなさそうなので、ゴルジュに入る前に早めにテント場を探す。左岸に少し開拓すれば何とかなりそうな場所を発見。薪も近くに見つかり良い場所だ。右岸からは清水も湧き出ていてなかなか良い場所だ。
山の神様、恵みに感謝し沢での最後の夜は更けていった。
●●●4日目●●●
曇り。
ゴルジュまではひたすらゴーロを進む。
沢は相変わらず荒れていて、途中なんとか泊まれそうな所もあったが、あまり快適でなかったり、増水に弱そうな所ばかりで、昨日はあそこで止めて正解だったようだ。
ようやく滝がかかるゴルジュに入る。
1段目の大きな釜を持つ魚止めの滝は直登できた。2段目は面倒そうなので、小さく巻上がり右岸の笹藪を掴みながらトラバースしてから滝頭に降りた。
3段目はスリップに注意しながらナメ滝を登った。
とても短いゴルジュを過ぎると沢はV字状になった。滝を快適に越えるとまたゴーロ歩きに戻った。
出水のせいか二俣が分かりにくいところもあったが順調に詰めていく。
傾斜がほとんどなくなった辺りで、左岸上部に開けて明るい感じに見えた気がした。
沢はウネウネと蛇行した流れとなり笹藪が被さる。いよいよ水涸れ間近というところで水を汲んでいると人の声が聞こえる。声を掛けてみるとちょうど通りかった登山者が答えてくれ、その声に導かれ登山道にでた。
最後は湿原に出るはずが少し大深岳側に出てしまった。イメージと違った場所に出て拍子抜けしてしまった。流れを忠実に追わないで途中で左岸が明るく見えた所で左に入る(上がる)べきだった。
降りようと思えば降りられるが、お風呂に入ってからバスに乗るのはできなさそうなので、モコモコさんの腰を労って今晩は大深山荘に泊まって明日下山することにした。
そうと決まれば、後はのんびりと大深山荘を目指すだけ。
相変わらず豊富な水場に癒やされてから小屋内で寛げば、自宅の方は猛暑だったらしいが小屋内は涼しくて快適だ。
15:30頃一時的にザーッと雨が降ってきたので早めに小屋に着いて良かった。その後も訪れる人はなく結局貸切となった。
●●●5日目●●●
ガスガスで曇り。
3:00起床。4:45出発。貸切で良かった。もし他に宿泊者がいたら朝から迷惑である。
今日は松川温泉に下山するだけ。
下山するにあたり、入山の時に、源太ヶ岳で起きた雪崩の影響で登山道が分かりにくくなってしまい、雨などが降ると泥沼状になるから計画の見直しをして欲しいとの張り紙があったので心配していた。
実際下ってみると、まとまった雨が最近降っていないのか道が乾いており、ピンクテープで示されていたので、手こずることも迷うこともなく通過出来た。
涼しくはないが暑くもなく、更に上部ではブヨ下部では蚊にたかられてゆっくり休憩もできなかったお陰?で、ゆっくり松川温泉に浸かってからバスに乗り込むことができた。
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