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Yamareco

記録ID: 7298906
全員に公開
沢登り
朝日・出羽三山

末沢川小立堀沢(敗退) 彦七沢シシトウナシ沢~荒川針生沢

2024年09月28日(土) ~ 2024年09月29日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
16:58
距離
15.5km
登り
1,449m
下り
1,441m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:32
休憩
0:00
合計
10:32
距離 8.6km 登り 982m 下り 882m
7:44
632
スタート地点
18:16
宿泊地
2日目
山行
6:30
休憩
0:00
合計
6:30
距離 7.0km 登り 467m 下り 559m
6:36
390
宿泊地
13:06
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
その他周辺情報 ■小立堀沢の遠景写真
https://fallove0413.com/2022/09/11/kanamegawa/
最後に遠景の写真がある

■小立堀沢の記録
2019/9/14~16 わらじの仲間(敗退)
http://warajinonakama.blog.fc2.com/blog-entry-611.html

■大立堀沢の記録(左俣)
2019/9/14~16 わらじの仲間
barabara 山形の自然 / 思い出の山(巣戸々山)
https://barabararinngo.seesaa.net/article/201702article_8.html

■巣戸々山の記録(尾根経由、一部)
1997/11『新潟の低山藪山』羽田寿志、佐藤 れい子、佐藤正子
2014/5/24~25 『新潟の静かな山』田中正彦
2021/3/7『岳人』No.888(2021年6月号) osm310、さとぴー
2021/10/31 osm310、さとぴー
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3691066.html

■彦七沢について
シシトウナシ沢は山形おぐに渓流地図ではスットナシ沢と記載
門番の滝
ゴルジュ
見えてる範囲はガレだが奥の地面の高さが違う
3
ゴルジュ
見えてる範囲はガレだが奥の地面の高さが違う

感想

また宿題が出来てしまったなーという感想。
それも朝日連峰というまあまあに遠い地に。
敗退地点の先には落口がCSで塞がれた大滝らしきものが見えており、これを越えられないのであれば遡行できる可能性は低い。その場合、再訪したところでまた敗退となるので、その確認だけでもしておきたかった。ゴルジュ末端部は支点の取れなさそうな岩に全面囲まれており、下降で訪れるのもまたリスキー。
とは言え、こんな面白い宿題はなかなか無いので、また来るのだろうなと思う。地獄の門番(と我々が呼んだ滝)の先の大ゴルジュを見て、今回は先を覗きたい者と帰りたくなる者に分かれたが、次回は同じ気持ちで臨めるはず。
至るところで見かけたモンシロドクガorゴマフリドクガにボコボコにやられたので、次回来るときは被害に遭わないことを祈る。今年の慧さんとの山でのドクガ遭遇率、今のところ100%…。

ポムチムが祝瓶山の尾根から撮ったゴルジュの写真が気になっていた。わらじの仲間が過去に敗退した記録はあるが、地形図を見る限りその険しさは間違いない。ポムチム本人は来られなかったが、物好きが集まり調査に行くことになった。

ブナの美しい木にゴミ袋がかかる道を下り、末沢川に降り立ち歩き始める。渓の美しさと明るさとは対照的に、ゴミだらけのテン場を目にし複雑な気持ちになる。釣り人はなぜこうなのだろうか。

小立堀沢に入り、次々と現れる厳しい滝を巻いていく。登れそうにない滝が姿を現し、右岸から巻くことにした。ロープを出してリッジに乗ると、目の前には絶望的な光景が広がっていた。一泊で行けるとは到底思えない。少し降りて偵察をするも、滝の落ち口はまだ先で、斜め懸垂を余儀なくされる。とりあえず後続を迎え入れたが、yamakurumiが内部を確認したがっている一方、中澤の心は折れていて、最もらしい言葉で言い訳を並べる。1ピッチロープを伸ばしてもらったが斜め懸垂は避けられず、申し訳ないが、ここで引き返すことにした。
振り返れば、トップをロワーダウンしてから懸垂するなど、対処の仕方はあった。けれどその前に凄みに気圧されていた。単独でもないのに、山への畏敬と畏怖を強く感じる瞬間だった。ヘッドライトを灯し、暗闇の中、沢を下る。河原に戻り焚き火をする。時間が経つと、行っておけばよかったとも思うが、あのときの心の弱さが実力に他ならない。翌日は楽しく沢登りをして帰路に着いた。

改めて地形図を確認すると、さながらケナシの子供のようだ。朝日連峰、さらには日本を代表する渓谷かもしれない。また来るしかない。

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