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Yamareco

記録ID: 7301223
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県真庭市 久納〜櫃ヶ山〜大月〜旭川沿い 展望&花ロード 

2024年09月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:23
距離
15.2km
登り
742m
下り
746m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:47
休憩
0:35
合計
6:22
距離 15.2km 登り 742m 下り 746m
9:07
0
櫃ヶ山正面登山口駐車場
9:54
9:55
50
10:45
10:49
23
櫃ヶ山6合目
11:12
11:15
9
櫃ヶ山8合目
11:24
11:25
6
天狗様本堂
11:31
7
櫃ヶ山8合目(2回目)
11:38
11:42
10
櫃ヶ山9合目
11:52
11:59
3
12:02
12:08
4
櫃ヶ山9合目(2回目)
12:12
11
櫃ヶ山8合目(3回目)
12:23
12:25
69
天狗様のお堂
13:34
66
鉄山川出合
14:40
14:44
18
禾津八幡神社
15:02
15:05
24
牧の徳右衛門御前崎
15:29
櫃ヶ山正面登山口駐車場
展望や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離15km、歩行時間6時間、歩行数25,500歩、消費カロリー1,710Kcal
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 櫃ヶ山(ひつがせん)正面登山口<写真01>の南側に自動車を停めました。スペースが細長く縦列駐車だとせいぜい3台しか駐車できません。我々が到着した時は運よく1台分空いていました。なお、登山口北側には草地があり、普通車が並んでいるのを見たことがありますが、確か、登山者用ではなかったと思います。
 大月の鉄山川出合いにある天狗の森の道標の側にいつの間にか広い路肩ができていました。利用可能かどうかは未確認です。
 なお、途中で横断する舗装林道は、ここから西は通行止めのようで、標識が立っていました。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。天狗の森周回路の標高805m辺りで倒木が道をふさいでいますが、右に迂回しすぐに細道に戻れます。天狗様本堂<写真23>へは小石がゴロゴロした細道が続いており、下りは滑らないよう気を付けました。

 櫃ヶ山(ひつがせん)正面登山口<写真01>から頂上<写真31〜33>までは、舗装林道を横断する箇所に道標がない以外はよく整備されています。
 登山口から舗装道路を上り最初のカーブで直進し土道に入るのですが、今回はうっかり左折して舗装道路をキープしてしまい、そのまま進みました。お堂<写真09>のすぐ東で舗装道路は終わり、細い土道を辿ると無事に登山道に合流できました。
 チャノキ<写真11>を過ぎると、たまに小石がゴロゴロした細道です。草が茂っている箇所では、ツリフネソウ<写真12>が踏まれてやっと通れるようになっていました。
 滑りやすそうな箇所には多少崩れ気味ですがステップが切ってあり、少し開けて日向になると舗装林道に出合いました。振り返ってみましたが、道標には気づきませんでした。すぐに左折、わずかに西に進むと土道の入口がありますが、ここも道標はなくなっているようです。舗装林道はここから西は通行止めのようで、標識が立っていました。
 土道の入口は草が茂っていましたが、入るとすぐにきれいになり、基本は細道で植林帯ではない箇所だけ草の間を歩きました。標高500mのトラバース道の一部のみ、小石がゴロゴロしていますが、距離は短く気を付ければ滑りません。
 6合目<写真16,17>手前から6合目まではススキが茂っていますが、間を縫うように歩けます。

 櫃ヶ山(ひつがせん)頂上<写真31〜33>から天狗の森方面を経て鉄山川出合いまでは、一部、要注意箇所があります。
 頂上から引き返し標高835m鞍部の8合目から天狗の森周回路に入りました。滑りやすいこともありますが、今回は大丈夫でした。天狗様本堂<写真23>へは小石がゴロゴロした細道が続いており、下りは滑らないよう気を付けました。標高805m辺りで倒木が道をふさいでいますが、右に迂回しすぐに細道に戻れます。
 周回路を過ぎるとすぐに小石が気にならないきれいな道になりました。モミジガサ<写真41,42>撮影地点を過ぎるとすぐに道全体がぬかるんでいる箇所があります。距離は2m程しかなく、道の西側の斜面のきわを歩くとギリギリセーフです。ここを過ぎると桜が植えられた広場がありますが、ここまで大月から自動車で上がるのは無理です。
 標高600m辺りからは基本、低い草が生えた土道になりました。ヒメアカネのメス<写真46>撮影地点から少し進むと、コンクリート道になり、ここからは植林帯も増え、きれいな砂利道になることもありました。路肩には切り出された材木や重機があるので、自動車は進入しないほうがいいでしょう。
 ゲンノショウコ<写真54>撮影地点を過ぎるとすぐにアスファルト道になり、鉄山川に架かる橋<写真59>を渡るとたもとに天狗の森の道標があります。ここからは基本川沿いの舗装道路がゴールまで続きました。
その他周辺情報 櫃ヶ山(ひつがせん)北と東の川沿いに温泉施設がいくつかあります。郷緑(ごうろく)温泉は日帰り貸し切りのみのようです。禾津(いなつ)温泉は小さな野湯で入るのに勇気がいりそうです。足(たる)温泉と真賀(まが)温泉は普通に日帰り入浴ができるようです。
01櫃ヶ山正面登山口…手前はマリーゴールドです。この南側にスペースがありますが、縦列駐車だとせいぜい3台くらいです。北側には草地があり、そこに普通車が並んでいるのを見たことがありますが、確か、登山者用ではなかったと思います。
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01櫃ヶ山正面登山口…手前はマリーゴールドです。この南側にスペースがありますが、縦列駐車だとせいぜい3台くらいです。北側には草地があり、そこに普通車が並んでいるのを見たことがありますが、確か、登山者用ではなかったと思います。
02ヒガンバナ…舗装道路沿いに点在していたので、一部を動画にも撮りました。全草有毒植物ですが、触れるだけなら大丈夫です。この毒性を利用して、米の害虫対策としてあぜにヒガンバナを植えている所もあります。今回も田んぼ周辺で何度か見かけました。
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02ヒガンバナ…舗装道路沿いに点在していたので、一部を動画にも撮りました。全草有毒植物ですが、触れるだけなら大丈夫です。この毒性を利用して、米の害虫対策としてあぜにヒガンバナを植えている所もあります。今回も田んぼ周辺で何度か見かけました。
03ツユクサ…花を包むような半円形の苞葉に毛が見えますが、ケツユクサとは違い、苞葉の直線的な部分(二つ折りになった折り目のほう)には毛がありません。
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03ツユクサ…花を包むような半円形の苞葉に毛が見えますが、ケツユクサとは違い、苞葉の直線的な部分(二つ折りになった折り目のほう)には毛がありません。
04ヤブマメ…長さ2cm程の花です。ひし形に近い形の葉は3枚セットに見えます。斜面で他の植物に埋もれ気味でした。
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04ヤブマメ…長さ2cm程の花です。ひし形に近い形の葉は3枚セットに見えます。斜面で他の植物に埋もれ気味でした。
05ハグロソウ…長さ2cm程の花は形が独特なのでわかりやすいです。ポツンポツンですが、この斜面にたくさん咲いていました。舗装林道出合いまでの土道でも見かけました。
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05ハグロソウ…長さ2cm程の花は形が独特なのでわかりやすいです。ポツンポツンですが、この斜面にたくさん咲いていました。舗装林道出合いまでの土道でも見かけました。
06ムラサキツユクサ…直進して土道に入るはずが、うっかり左折して舗装道路をキープしてしまったので見られました。直径3cm程の花はオオムラサキツユクサに似ていますが、萼に毛がありません。ここだけでした。
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06ムラサキツユクサ…直進して土道に入るはずが、うっかり左折して舗装道路をキープしてしまったので見られました。直径3cm程の花はオオムラサキツユクサに似ていますが、萼に毛がありません。ここだけでした。
07ノコンギク…ヨメナ<写真57>に似た花は直径3兪宛紊如△茲枝分かれした茎の先端につくのでよりびっしりと咲いて豪華に見えます。葉柄のない葉には毛が多いのですが、この株は微妙でした。
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07ノコンギク…ヨメナ<写真57>に似た花は直径3兪宛紊如△茲枝分かれした茎の先端につくのでよりびっしりと咲いて豪華に見えます。葉柄のない葉には毛が多いのですが、この株は微妙でした。
08産土神の祠?…お堂<写真09>から細い踏み跡を北に上ると、この右手前に地神碑や石仏がありました。内部のお札の「安全守護」の文字は読み取れました。産土神(うぶすながみ:その土地の守護神)をお祀りしてあるのでしょうか。この東にある石段で舗装道路に下りました。
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08産土神の祠?…お堂<写真09>から細い踏み跡を北に上ると、この右手前に地神碑や石仏がありました。内部のお札の「安全守護」の文字は読み取れました。産土神(うぶすながみ:その土地の守護神)をお祀りしてあるのでしょうか。この東にある石段で舗装道路に下りました。
09お堂内部…小さな石仏ですが、お堂はしっかりしており、大切にされているようでした。このすぐ東で舗装道路は終わり、細い土道を辿ると無事に登山道に合流できました。
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09お堂内部…小さな石仏ですが、お堂はしっかりしており、大切にされているようでした。このすぐ東で舗装道路は終わり、細い土道を辿ると無事に登山道に合流できました。
10キュウリ雄花…直径4cm程の花はこの1輪だけでしたが、葉はまだ青々していました。この東は畑のようで開けており、作業中の方がおられました。
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10キュウリ雄花…直径4cm程の花はこの1輪だけでしたが、葉はまだ青々していました。この東は畑のようで開けており、作業中の方がおられました。
11チャノキ…この葉が緑茶になります。直径2cm少々の花がたくさん咲いていました。東側は花畑で、キバナコスモスやダリアが花盛りでした。ここを過ぎると、たまに小石がゴロゴロした細道になりました。
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11チャノキ…この葉が緑茶になります。直径2cm少々の花がたくさん咲いていました。東側は花畑で、キバナコスモスやダリアが花盛りでした。ここを過ぎると、たまに小石がゴロゴロした細道になりました。
12ツリフネソウ…花が舟を吊り下げたように見えるというのが名前の由来です。横から見るとおもしろい形です。今回は花の内部がよく見えるように撮りました。周辺は細い土道にも植物が茂っており、ツリフネソウはよく咲いていましたが踏まれているものも多かったです。
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12ツリフネソウ…花が舟を吊り下げたように見えるというのが名前の由来です。横から見るとおもしろい形です。今回は花の内部がよく見えるように撮りました。周辺は細い土道にも植物が茂っており、ツリフネソウはよく咲いていましたが踏まれているものも多かったです。
13ダイコンソウ…直径2cm程の花は細いおしべが目立ちます。この1輪だけでした。
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13ダイコンソウ…直径2cm程の花は細いおしべが目立ちます。この1輪だけでした。
14シラヤマギク…直径2cm少々の白い花です。花弁のように見える舌状花はまばらで、下のほうの葉がハート形なのでわかりやすいです。マツムシソウ<写真20>撮影地点周辺などでも見かけました。
14シラヤマギク…直径2cm少々の白い花です。花弁のように見える舌状花はまばらで、下のほうの葉がハート形なのでわかりやすいです。マツムシソウ<写真20>撮影地点周辺などでも見かけました。
15ヤマハッカ&ミドリヒョウモン…シソ科は似た花が多いのですが、長さ1cm程の花の上唇に斑点が4列に並ぶことで見分けられます。この少し東からヤマハッカロードで、ステップ以外はすべて満開のヤマハッカでした。ミドリヒョウモンは後翅裏側に白っぽい筋模様が3本あり、縁沿いに斑紋が並んでいます。動画を撮りました。
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15ヤマハッカ&ミドリヒョウモン…シソ科は似た花が多いのですが、長さ1cm程の花の上唇に斑点が4列に並ぶことで見分けられます。この少し東からヤマハッカロードで、ステップ以外はすべて満開のヤマハッカでした。ミドリヒョウモンは後翅裏側に白っぽい筋模様が3本あり、縁沿いに斑紋が並んでいます。動画を撮りました。
16櫃ヶ山6合目よりススキ越しに霰ヶ山&大空山&泉山山系…この少し東からこの周辺にかけてススキが茂っており、間を縫うように進みました。振り返り北東方面を望みました。中央手前の尖ったのが霰ヶ山(あられがせん)、その右奥が大空山、右端の山塊は泉山山系で、この角度だと最高点は中央峰で泉山(いずみがせん)は見えていないかもしれません。
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16櫃ヶ山6合目よりススキ越しに霰ヶ山&大空山&泉山山系…この少し東からこの周辺にかけてススキが茂っており、間を縫うように進みました。振り返り北東方面を望みました。中央手前の尖ったのが霰ヶ山(あられがせん)、その右奥が大空山、右端の山塊は泉山山系で、この角度だと最高点は中央峰で泉山(いずみがせん)は見えていないかもしれません。
17櫃ヶ山6合目より天ガ山&摺鉢山&鋸歯ノ仙…東南東方面です。左奥は天ガ山(あまがせん)、中央が摺鉢山(すりばちやま)、すぐ右が鋸歯ノ仙(のこはのぜん)です。
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17櫃ヶ山6合目より天ガ山&摺鉢山&鋸歯ノ仙…東南東方面です。左奥は天ガ山(あまがせん)、中央が摺鉢山(すりばちやま)、すぐ右が鋸歯ノ仙(のこはのぜん)です。
18ヒメキンミズヒキ…直径6mm前後の花はキンミズヒキよりもおしべの数が少なく、真上から見ると数本が放射状に並んでいます。また、花弁は少し細めです。おしべの数で見分けるのが確実です。未確認ですが、別の場所に咲いていたのはキンミズヒキかもしれません。
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18ヒメキンミズヒキ…直径6mm前後の花はキンミズヒキよりもおしべの数が少なく、真上から見ると数本が放射状に並んでいます。また、花弁は少し細めです。おしべの数で見分けるのが確実です。未確認ですが、別の場所に咲いていたのはキンミズヒキかもしれません。
19カワラナデシコ…秋の七草のひとつです。この1株だけで、しかも最後の1輪でした。
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19カワラナデシコ…秋の七草のひとつです。この1株だけで、しかも最後の1輪でした。
20マツムシソウ…直径3〜4cmの淡いブルー系の色がきれいです。この周辺だけですが、10株程ありました。
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20マツムシソウ…直径3〜4cmの淡いブルー系の色がきれいです。この周辺だけですが、10株程ありました。
21アキノキリンソウ…直径1cm少々の花です。花弁のように見える舌状花は通常5つでまばらに見えます。この後、道沿いに並んでいる箇所がありました。花はこれからです。
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21アキノキリンソウ…直径1cm少々の花です。花弁のように見える舌状花は通常5つでまばらに見えます。この後、道沿いに並んでいる箇所がありました。花はこれからです。
22アキチョウジ…長さ2.5cm程の花はかなりほっそりしており、他のシソ科の花と間違えることはないでしょう。この1株だけでした。
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22アキチョウジ…長さ2.5cm程の花はかなりほっそりしており、他のシソ科の花と間違えることはないでしょう。この1株だけでした。
23天狗様本堂…小石がゴロゴロした細道を歩くとここで行き止まりです。3年半前には開いていた扉は閉まっており、3体ある天狗像は見えませんでした。背後の岩は磐座(いわくら)でしょうか。動画も撮りました。
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23天狗様本堂…小石がゴロゴロした細道を歩くとここで行き止まりです。3年半前には開いていた扉は閉まっており、3体ある天狗像は見えませんでした。背後の岩は磐座(いわくら)でしょうか。動画も撮りました。
24ベニバナボロギク…ダンドボロギクとは違い、長さ2cm足らずの赤い花はうつむいて咲き、終わると上を向きます。ここからしばらく登山道沿いに並んでいました。
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24ベニバナボロギク…ダンドボロギクとは違い、長さ2cm足らずの赤い花はうつむいて咲き、終わると上を向きます。ここからしばらく登山道沿いに並んでいました。
25櫃ヶ山9合目より旭川&雨乞山&入道山…周辺は開けており、後でここで休憩しました。北東方面を望みました。中央手前が旭川を横断する米子自動車道、その奥は社口(やしろぐち)ダム<写真26>、左の集落の奥が(あまごいせん)、中央最奥は入道山、その右手前は標高963.5m三角点「湯原」峰です。
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25櫃ヶ山9合目より旭川&雨乞山&入道山…周辺は開けており、後でここで休憩しました。北東方面を望みました。中央手前が旭川を横断する米子自動車道、その奥は社口(やしろぐち)ダム<写真26>、左の集落の奥が(あまごいせん)、中央最奥は入道山、その右手前は標高963.5m三角点「湯原」峰です。
26櫃ヶ山9合目より社口(やしろぐち)ダム…ズームしてみました。1954年竣工の発電用ダムです。左は使用水量以上の水を川に戻す余水吐(よすいばき)、右は流量調節のゲートと排砂ゲートです。小型ながら機能がそろっています。
26櫃ヶ山9合目より社口(やしろぐち)ダム…ズームしてみました。1954年竣工の発電用ダムです。左は使用水量以上の水を川に戻す余水吐(よすいばき)、右は流量調節のゲートと排砂ゲートです。小型ながら機能がそろっています。
27櫃ヶ山9合目より霰ヶ山&富栄山&大空山&泉山…北東方面です。左の尖ったのが霰ヶ山(あられがせん)で背後に頭だけのぞいているのが富栄山(ふえいざん)、その右が大空山、中央少し右寄り最奥は泉山(いずみがせん)と中央峰、右に少し離れて井水山(いみずやま)、その右手前は848.7m「塔滝」峰です。動画には三坂山なども映っています。
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27櫃ヶ山9合目より霰ヶ山&富栄山&大空山&泉山…北東方面です。左の尖ったのが霰ヶ山(あられがせん)で背後に頭だけのぞいているのが富栄山(ふえいざん)、その右が大空山、中央少し右寄り最奥は泉山(いずみがせん)と中央峰、右に少し離れて井水山(いみずやま)、その右手前は848.7m「塔滝」峰です。動画には三坂山なども映っています。
28モエギタケ科のキノコ…丸太の階段に生えていました。カサの直径は1.5〜2cmでした。束生する様子などからすると、モエギタケ科のキノコのようです。おいしそうに見えますが、ニガクリタケなどの毒キノコもあるので見るだけに😊
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28モエギタケ科のキノコ…丸太の階段に生えていました。カサの直径は1.5〜2cmでした。束生する様子などからすると、モエギタケ科のキノコのようです。おいしそうに見えますが、ニガクリタケなどの毒キノコもあるので見るだけに😊
29フシグロセンノウ…直径5cm程の花は大きさと色で間違えることはないでしょう。地面に倒れていました。復路でもう1株見つけました。
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29フシグロセンノウ…直径5cm程の花は大きさと色で間違えることはないでしょう。地面に倒れていました。復路でもう1株見つけました。
30クロバナヒキオコシ…直径6mm前後の小さな花です。大きさと色ですぐにわかります。ここだけでした。
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30クロバナヒキオコシ…直径6mm前後の小さな花です。大きさと色ですぐにわかります。ここだけでした。
31櫃ヶ山頂上…標柱の上の猫石は健在でした。作者は複数おられるようですが、どこへ行っても人気者です。この側で団体さんがお食事中でした。写り込まなくてよかったです。見える景色は9合目<写真25〜27>とだいたい同じです。
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31櫃ヶ山頂上…標柱の上の猫石は健在でした。作者は複数おられるようですが、どこへ行っても人気者です。この側で団体さんがお食事中でした。写り込まなくてよかったです。見える景色は9合目<写真25〜27>とだいたい同じです。
32チカラシバ…抜こうとしても踏ん張ってなかなか抜けないのが名前の由来といわれています。猫の尻尾のような穂は長さ20儖幣紊砲覆襪海箸發△蠅泙后ここだけですが群生していました。
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32チカラシバ…抜こうとしても踏ん張ってなかなか抜けないのが名前の由来といわれています。猫の尻尾のような穂は長さ20儖幣紊砲覆襪海箸發△蠅泙后ここだけですが群生していました。
33ツリガネニンジン…長さ2cm程の花はサイヨウシャジンに似ていますが、花の裾は広がりめしべの突き出た部分の長さが短いです。近くにもう1株ありました。
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33ツリガネニンジン…長さ2cm程の花はサイヨウシャジンに似ていますが、花の裾は広がりめしべの突き出た部分の長さが短いです。近くにもう1株ありました。
34シロバナミゾソバ&オオチャバネセセリ…オオチャバネセセリはイチモンジセセリに似ていますが、後翅裏側の白斑の大きさが不揃いで一直線ではなくガタガタに見えます。
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34シロバナミゾソバ&オオチャバネセセリ…オオチャバネセセリはイチモンジセセリに似ていますが、後翅裏側の白斑の大きさが不揃いで一直線ではなくガタガタに見えます。
35ヨシノアザミ?…花の直径は2.5cm程、総苞片は直径1cm程とノアザミよりもほっそりしていました。葉は上部以外は羽状に裂けており、総苞片が合着している点などはノアザミに似ています。上を向いて咲いていないこと、秋咲きであることなどからヨシノアザミのほうではないかと思いました。
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35ヨシノアザミ?…花の直径は2.5cm程、総苞片は直径1cm程とノアザミよりもほっそりしていました。葉は上部以外は羽状に裂けており、総苞片が合着している点などはノアザミに似ています。上を向いて咲いていないこと、秋咲きであることなどからヨシノアザミのほうではないかと思いました。
36カツラの大木…倒木を迂回して小石がゴロゴロした細道をさらに下ると、見覚えのある木が見えてきました。天狗の森の象徴の大木です。今回も連れに側に立ってもらいました。
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36カツラの大木…倒木を迂回して小石がゴロゴロした細道をさらに下ると、見覚えのある木が見えてきました。天狗の森の象徴の大木です。今回も連れに側に立ってもらいました。
37倒壊した天狗様のお堂…3年半前に壁の一部がなくなっていたお堂は、完全に潰れていました😭内部には勝負事の神様である櫻木坊という天狗様の像や天狗のお面がありましたが、見つけられませんでした。
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37倒壊した天狗様のお堂…3年半前に壁の一部がなくなっていたお堂は、完全に潰れていました😭内部には勝負事の神様である櫻木坊という天狗様の像や天狗のお面がありましたが、見つけられませんでした。
38天狗様の下駄…3年半前には一応、お堂の内部にあり鼻緒もついていましたが、今や野ざらしでこの状態です。このまま朽ち果てていくのは残念です。
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38天狗様の下駄…3年半前には一応、お堂の内部にあり鼻緒もついていましたが、今や野ざらしでこの状態です。このまま朽ち果てていくのは残念です。
39櫃ヶ山原生林説明板…説明板によれば、この天狗の森は岡山県最南端のブナ天然林で旧湯原町の天然記念物に指定されています。この辺りから道がきれいになり歩きやすかったです。
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39櫃ヶ山原生林説明板…説明板によれば、この天狗の森は岡山県最南端のブナ天然林で旧湯原町の天然記念物に指定されています。この辺りから道がきれいになり歩きやすかったです。
40オタカラコウ…道の少し左下に1株だけ見えました。花弁のように見える舌状花はメタカラコウよりも多く、葉は先端が尖らないハート形です。
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40オタカラコウ…道の少し左下に1株だけ見えました。花弁のように見える舌状花はメタカラコウよりも多く、葉は先端が尖らないハート形です。
41モミジガサ…長さ2cm程の花はカニコウモリなどに似ています。葉はモミジのような形で長い葉柄があります。花は終わりかけでした。この周辺にだけ群生していました。
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41モミジガサ…長さ2cm程の花はカニコウモリなどに似ています。葉はモミジのような形で長い葉柄があります。花は終わりかけでした。この周辺にだけ群生していました。
42モミジガサ実…白い冠毛がついた細長い実ができているのはこの株だけでした。
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42モミジガサ実…白い冠毛がついた細長い実ができているのはこの株だけでした。
43ベニタケ科のキノコ…カサの直径は6〜7cm、裏には白いひだがありました。ベニタケ科のキノコはよく似たのが多いです。ここからしばらくは道のど真ん中にも群生したキノコロードで、これの焦げ茶色バージョンなどもたくさん生えていました。
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43ベニタケ科のキノコ…カサの直径は6〜7cm、裏には白いひだがありました。ベニタケ科のキノコはよく似たのが多いです。ここからしばらくは道のど真ん中にも群生したキノコロードで、これの焦げ茶色バージョンなどもたくさん生えていました。
44マツカゼソウ…直径1cm程の小さな花は風に揺れると風情があります。ここだけ群生していたので動画も撮りました。
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44マツカゼソウ…直径1cm程の小さな花は風に揺れると風情があります。ここだけ群生していたので動画も撮りました。
45オオユウガギク…ノコンギク<写真07>やヨメナ<写真57>よりも大きめの花は直径4cm程で、葉は上部には鋸歯がなく、下部の葉は長さ5cm以上と大きめで鋸歯がより粗いです。花期は遅めなのでこれから増えるでしょう。
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45オオユウガギク…ノコンギク<写真07>やヨメナ<写真57>よりも大きめの花は直径4cm程で、葉は上部には鋸歯がなく、下部の葉は長さ5cm以上と大きめで鋸歯がより粗いです。花期は遅めなのでこれから増えるでしょう。
46ヒメアカネ♀…体長は3cm少々と赤トンボの仲間の中では小さく、遅くまで見られます。胸部側面の黒い模様はほとんど目立ちません。胸部前面の黒い筋模様と腹部の黒斑や色合いからヒメアカネのメスと判断しました。
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46ヒメアカネ♀…体長は3cm少々と赤トンボの仲間の中では小さく、遅くまで見られます。胸部側面の黒い模様はほとんど目立ちません。胸部前面の黒い筋模様と腹部の黒斑や色合いからヒメアカネのメスと判断しました。
47キバナアキギリ…長さ2cm少々の花は通常はこのように黄色一色です。中には、赤紫色の斑紋があるものもあります。周辺に3株あり、咲き始めでした。
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47キバナアキギリ…長さ2cm少々の花は通常はこのように黄色一色です。中には、赤紫色の斑紋があるものもあります。周辺に3株あり、咲き始めでした。
48アケボノソウ…直径2冂の花には、黄色い蜜腺があります。そのため、アリが群がっていることが多いです。この周辺に数株あり、咲き始めでした。
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48アケボノソウ…直径2冂の花には、黄色い蜜腺があります。そのため、アリが群がっていることが多いです。この周辺に数株あり、咲き始めでした。
49ナガミノツルケマン…長さ2cm少々の花はキケマンなどに似ています。秋咲きはこの1種類だけなのでわかりやすいです。ここからしばらく断続的に群生が見られました。標高410m辺りで動画だけ撮りました。
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49ナガミノツルケマン…長さ2cm少々の花はキケマンなどに似ています。秋咲きはこの1種類だけなのでわかりやすいです。ここからしばらく断続的に群生が見られました。標高410m辺りで動画だけ撮りました。
50ミゾソバ…直径1cm程のピンク色の花は、ママコノシリヌグイなどに似ています。葉の基部が肩が張り出したような形になることで見分けられます。群生を動画にも撮りました。道端にはツリフネソウ<写真12,56>やナガミノツルケマン<写真49>も群生しており、ミニ花畑状態でした。
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50ミゾソバ…直径1cm程のピンク色の花は、ママコノシリヌグイなどに似ています。葉の基部が肩が張り出したような形になることで見分けられます。群生を動画にも撮りました。道端にはツリフネソウ<写真12,56>やナガミノツルケマン<写真49>も群生しており、ミニ花畑状態でした。
51ミゾソバ&ツマグロオオヨコバイ…ツマグロオオヨコバイは体長1.2cm程で、黄色い翅に黒っぽい縁取りがあります。その見た目からバナナムシと呼ばれているので愛されているのかと思いきや、農作物の汁を吸う害虫として嫌われています。
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51ミゾソバ&ツマグロオオヨコバイ…ツマグロオオヨコバイは体長1.2cm程で、黄色い翅に黒っぽい縁取りがあります。その見た目からバナナムシと呼ばれているので愛されているのかと思いきや、農作物の汁を吸う害虫として嫌われています。
52シロバナミゾソバ&ミゾソバ…ここはシロバナミゾソバのほうが多かったです。櫃ヶ山(ひつがせん)8合目(標高835m鞍部の分岐)から頂上までもシロバナのほうが多く、普通のミゾソバは9合目<写真25〜27>で見ただけでした。
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52シロバナミゾソバ&ミゾソバ…ここはシロバナミゾソバのほうが多かったです。櫃ヶ山(ひつがせん)8合目(標高835m鞍部の分岐)から頂上までもシロバナのほうが多く、普通のミゾソバは9合目<写真25〜27>で見ただけでした。
53シロヨメナ…直径1.5〜2cm程の白い花はヨメナ<写真57>よりも明らかに小さく、葉はよく似ています。ここだけでした。
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53シロヨメナ…直径1.5〜2cm程の白い花はヨメナ<写真57>よりも明らかに小さく、葉はよく似ています。ここだけでした。
54ゲンノショウコ…直径1cm少々の花には白花と赤花があります。同じ場所で両方見られるのは珍しいです。
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54ゲンノショウコ…直径1cm少々の花には白花と赤花があります。同じ場所で両方見られるのは珍しいです。
55ヤブツルアズキ…直径2cm程の花はノアズキによく似ています。葉が3裂することが多いので、花より葉を確認したほうが見分けやすいです。ここだけでしたが、蔓を伸ばして茂っていました。
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55ヤブツルアズキ…直径2cm程の花はノアズキによく似ています。葉が3裂することが多いので、花より葉を確認したほうが見分けやすいです。ここだけでしたが、蔓を伸ばして茂っていました。
56ツリフネソウ花畑…実は、ここまで何度もツリフネソウの群生が見られたのですが、ここはまさに花畑でした。動画も撮りました。連れが今まで我慢していた一言をポツリ。「ありがたみ薄れる・・・。」
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56ツリフネソウ花畑…実は、ここまで何度もツリフネソウの群生が見られたのですが、ここはまさに花畑でした。動画も撮りました。連れが今まで我慢していた一言をポツリ。「ありがたみ薄れる・・・。」
57ヨメナ群生…直径3兪宛紊硫屬魯離灰鵐ク<写真07>に似ています。花は茎の先端に1つずつつきます。細めの葉には葉柄があり、毛はほとんどありません。動画も撮りました。ここまで何度も道の脇に群生しているのを見ましたが、多すぎてヨメナかどうか確認せずにスルーしてきました。
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57ヨメナ群生…直径3兪宛紊硫屬魯離灰鵐ク<写真07>に似ています。花は茎の先端に1つずつつきます。細めの葉には葉柄があり、毛はほとんどありません。動画も撮りました。ここまで何度も道の脇に群生しているのを見ましたが、多すぎてヨメナかどうか確認せずにスルーしてきました。
58アカバナ…直径1cm程の花です。白いのはめしべの柱頭で、棍棒状なのが特徴です。ここだけですが株数はありました。
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58アカバナ…直径1cm程の花です。白いのはめしべの柱頭で、棍棒状なのが特徴です。ここだけですが株数はありました。
59鉄山川上流…橋の上より西側を望みました。水量はありませんが、癒されました。橋の北側のたもとに天狗の森の道標があります。
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59鉄山川上流…橋の上より西側を望みました。水量はありませんが、癒されました。橋の北側のたもとに天狗の森の道標があります。
60ホソバアキノノゲシ…直径2冂の花はアキノノゲシと同じです。葉が羽状に裂けないのでホソバアキノノゲシといいますが、最近は区別せずアキノノゲシに含まれるようです。この1株だけでした。
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60ホソバアキノノゲシ…直径2冂の花はアキノノゲシと同じです。葉が羽状に裂けないのでホソバアキノノゲシといいますが、最近は区別せずアキノノゲシに含まれるようです。この1株だけでした。
61ナンテンハギ…長さ2cm程の花はマメ科らしい形です。小葉が2枚セットなのが特徴でわかりやすいです。ここだけでした。
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61ナンテンハギ…長さ2cm程の花はマメ科らしい形です。小葉が2枚セットなのが特徴でわかりやすいです。ここだけでした。
62ニラ…直径1冂の白い花はなかなかきれいです。ここは畑ですが、すべて花が咲いており、葉の幅は5mm程しかなくひょろひょろでした。
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62ニラ…直径1冂の白い花はなかなかきれいです。ここは畑ですが、すべて花が咲いており、葉の幅は5mm程しかなくひょろひょろでした。
63オミナエシ&スズバチ…直径数mmの黄色い花に体長2cm超のスズバチがいました。トックリバチの仲間に似ていますが、体ははるかに大きいです。動画を撮りました。
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63オミナエシ&スズバチ…直径数mmの黄色い花に体長2cm超のスズバチがいました。トックリバチの仲間に似ていますが、体ははるかに大きいです。動画を撮りました。
64コムラサキ実…直径3mm程の実はムラサキシキブやヤブムラサキよりもびっしりとまとまってつきます。また、葉の鋸歯は葉柄近くにはありません。
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64コムラサキ実…直径3mm程の実はムラサキシキブやヤブムラサキよりもびっしりとまとまってつきます。また、葉の鋸歯は葉柄近くにはありません。
65カルガモ…数羽群れていました。くちばしの先端が黄色いのが特徴で、年中見られます。動画を撮りました。
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65カルガモ…数羽群れていました。くちばしの先端が黄色いのが特徴で、年中見られます。動画を撮りました。
66そこのけカルカル😓…動画を撮っていると、石の上でくつろいでいた1羽が急に飛び降りました。左から来たもう1羽に脅されて場所を譲ったのでした。
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66そこのけカルカル😓…動画を撮っていると、石の上でくつろいでいた1羽が急に飛び降りました。左から来たもう1羽に脅されて場所を譲ったのでした。
67禾津(いなつ)八幡神社鳥居越しに拝殿…創建年代は不明です。昔は土居の八幡様と呼ばれていました。現存する棟札によれば、現在の社殿は延宝2年(1674年)、あるいは元禄11年(1698年)に建立されたものです。
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67禾津(いなつ)八幡神社鳥居越しに拝殿…創建年代は不明です。昔は土居の八幡様と呼ばれていました。現存する棟札によれば、現在の社殿は延宝2年(1674年)、あるいは元禄11年(1698年)に建立されたものです。
68禾津八幡神社牛像…畜産農業に欠かせない牛を祀った神社や供養塔は岡山県内ではよく見られます。今回もどこかで牛馬供養塔を見たような気がします。産土神の祠?<写真08>側の地神碑辺りだったかもしれません。
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68禾津八幡神社牛像…畜産農業に欠かせない牛を祀った神社や供養塔は岡山県内ではよく見られます。今回もどこかで牛馬供養塔を見たような気がします。産土神の祠?<写真08>側の地神碑辺りだったかもしれません。
69禾津八幡神社本殿&末社…右手前が末社です。荒神社などいくつかありました。周辺の10社以上を合祀している割には少なかったです。ここから本殿の裏にまわってみました。
69禾津八幡神社本殿&末社…右手前が末社です。荒神社などいくつかありました。周辺の10社以上を合祀している割には少なかったです。ここから本殿の裏にまわってみました。
70宗像神社本殿…あれっ、また本殿が。ここでやっと宗像(むなかた)神社に気づきました。姫宮様といい、昔から祈祷で有名だったようです。
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70宗像神社本殿…あれっ、また本殿が。ここでやっと宗像(むなかた)神社に気づきました。姫宮様といい、昔から祈祷で有名だったようです。
71旭川畔より櫃ヶ山&天狗の森…西南西方面です。左に櫃ヶ山(ひつがせん)、右に天狗様本堂<写真23>のある天狗の森(854m峰)が見えました。
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71旭川畔より櫃ヶ山&天狗の森…西南西方面です。左に櫃ヶ山(ひつがせん)、右に天狗様本堂<写真23>のある天狗の森(854m峰)が見えました。
72ガウラ…直径3cm程の花は半円状で、おしべやめしべが長い独特の形です。花壇なのか、舗装道路脇にしてはまとまってたくさん咲いていました。
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72ガウラ…直径3cm程の花は半円状で、おしべやめしべが長い独特の形です。花壇なのか、舗装道路脇にしてはまとまってたくさん咲いていました。
73キクイモ?…直径数cmの花です。葉は上部は互生、下部は対生なのでキクイモモドキではなくキクイモのほうだろうと思います。最近は観賞用の品種が多く、ヘリオプシスの名で両者が混同されているようです。
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73キクイモ?…直径数cmの花です。葉は上部は互生、下部は対生なのでキクイモモドキではなくキクイモのほうだろうと思います。最近は観賞用の品種が多く、ヘリオプシスの名で両者が混同されているようです。
74牧の徳右衛門御前崎…真庭市の文化財に指定されています。1726年12月から翌年1月にかけて津山藩内で起きた山中(さんちゅう)一揆の統領・牧村の徳右衛門の墓です。舗装道路脇に説明板、上に東屋があります。南側からヤブに突っ込むとすぐに踏み跡らしくなりました。五輪塔はこのすぐ右(北)だったようですが、草に埋もれて気づきませんでした。
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74牧の徳右衛門御前崎…真庭市の文化財に指定されています。1726年12月から翌年1月にかけて津山藩内で起きた山中(さんちゅう)一揆の統領・牧村の徳右衛門の墓です。舗装道路脇に説明板、上に東屋があります。南側からヤブに突っ込むとすぐに踏み跡らしくなりました。五輪塔はこのすぐ右(北)だったようですが、草に埋もれて気づきませんでした。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【“湯原富士”といわれる櫃ヶ山へ】
 岡山県には“〇〇富士”と呼ばれる山が知られているだけで34座もあります。真庭(まにわ)市(旧湯原町)にある櫃ヶ山(ひつがせん)は湯原(ゆばら)富士とも呼ばれており、東からはきれいに尖った山容<写真71>が確認できます。また、近くには昭和56年に露天風呂番付で西の横綱となった湯原温泉をはじめ、郷緑(ごうろく)温泉、禾津(いなつ)温泉、足(たる)温泉、真賀(まが)温泉があり、知る人ぞ知る温泉のメッカでもあります。
 登山口は、星山(ほしがせん)からの縦走路を除くと、櫃ヶ山の南東麓にある久納(くんのう)と北北西麓にある大月の2か所です。今回は久納から上り、大月に下りるコースを設定しました。
 駐車場の規模からすると、1日に限られた登山者しか山行できないはずですが、8合目(標高835m鞍部の分岐)で天狗の森方面から来られた団体さんにお会いしました。我々が天狗の森を訪問後に頂上に到着すると、10人以上で昼食をとっておられました。9合目も開けており頂上と同じような景色がよく見えますので、そちらで展望を楽しんでおいてよかったです。

【ヤマハッカロードを上る】
 舗装道路を歩き始めてすぐにヒガンバナ<写真02>などの秋の風物詩が見られました。チャノキ<写真11>を過ぎると、たまに小石がゴロゴロした細道です。草が茂っている箇所では、ツリフネソウ<写真12>が踏まれてやっと通れるようになっていました。
 舗装林道を横断しさらに土道を進み、標高680mを過ぎると、シソ科のヤマハッカ<写真15>がたくさん見られました。気がつくと、満開のヤマハッカロードと化しており、生えていないのはステップの箇所だけで笑えました😊ハッカと名前がついていますが、ハッカの香りがするわけではありません。多くのシソ科植物の花では、花筒の先端は5裂し、そのうちの1つが上側に位置し、おしべやめしべが守られるようになっています。ところが、ヤマハッカは天地の関係が逆になっており、上側が4、下側が1となっています。雨が降ると花粉が濡れてしまわないか心配ですが、降雨時には反り返った上唇の部分に露がたまって花が垂れ下がるので、濡れる心配はなさそうです。
 6合目<写真16,17>手前からヤマハッカの代わりにススキが茂ってきますが、間を縫うように歩けます。6合目は座って休憩はしにくいですが、振り返ってススキ越しに展望を楽しめました。
 ここを過ぎるとススキはなくなり、標高785m辺りで天狗の森との分岐を直進、予想外のマツムシソウ<写真20>にさらなる花ロードを期待しながら標高835m鞍部の8合目に到着しました。

【天狗様はどこ?】
 標高835m鞍部の8合目まで登ってくると、また天狗の森に続く道があり、ちょうどそちらから団体さんが登ってこられました。少し開けていますが展望は効かず、代わりにシロバナミゾソバ<写真52>を観賞。
 天狗の森へは下山時に立ち寄る予定だったのですが、団体さんにつられて先にそちらへ行ってしまいました。標高854m峰周辺の天狗の森は岡山県最南端のブナ天然林で、旧湯原町の天然記念物に指定されています。ここには天狗様が祀られており、伯耆大山(ほうきだいせん)の天狗(大山坊)がこの山の天狗・櫻木坊のところに遊びに来るという伝承もあります。天狗様本堂<写真23>へは小石がゴロゴロした細道が続いており、下りは滑らないよう気を付けました。
 引き返してさらに登り、開けた9合目<写真25〜27>で展望を楽しんだ後、櫃ヶ山(ひつがせん)頂上<写真31〜33>に到着すると、先程の団体さんがピーク標周辺でお食事中でした。頂上は広々としており、まだ十分スペースがありましたが、なんとなく気が引けて早めに下山開始。
 9合目で休憩をとり、再び8合目の分岐を過ぎて天狗の森の周回路に入りました。小石がゴロゴロした細道で、たまにヨシノアザミ?<写真35>を見ながら歩いていると、標高805m辺りで倒木が道をふさいでいたので、右に迂回しすぐに細道に戻りました。
 ここを過ぎると天狗様のお堂があります。2021年4月25日に訪問した際には、壁の一部がなくなっていたお堂の内部には勝負事の神様である櫻木坊という天狗様の像や下駄がありました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3111602.html
ところが、この日訪れた時は、お堂が全壊しており<写真37>、櫻木坊の像はどこにあるのかわからず、辛うじて天狗の下駄<写真38>を見つけることができました。ここ数年の状況を見る限りは、お堂の再建は見込めそうになく、このまま朽ち果てていくのを待つのみのようで残念です。

【ツリフネソウロードを下る】
 さて、下りは初めて北北西に延びる林道を利用しました。天狗の森の周回路を過ぎるとすぐに小石が気にならないきれいな道になりました。モミジガサ<写真41,42>に気をよくしていると、すぐに道全体がぬかるんでいる箇所があり、思いっきり足を突っ込んでしまいました😓距離は2m程しかなく、連れは道の西側の斜面のきわを歩いてギリギリセーフでした。ここを過ぎると桜が植えられた広場がありますが、ここまで大月から自動車で上がるのは無理です。
 標高710m辺りからなぜかキノコロードとなり、道のど真ん中で堂々と生育しているキノコ<写真43>がたくさん見られました。標高600m辺りからは基本、低い草が生えた土道になり、またしても花ロードの予感がしてきました。
 可愛いヒメアカネのメス<写真46>にほっこりし、少し進むと、コンクリート道になりました。花は諦めていましたが、まさかのアケボノソウ<写真48>に励まされ、ナガミノツルケマン<写真49>の群生からは期待以上の花ロードとなりました。ミゾソバ<写真50〜52>、ツリフネソウ<写真12>も入り乱れたミニ花畑が断続的に見られ、道の逆サイドはヨメナ<写真57>ロード?(多すぎて確認するのが面倒臭くずっとスルーしました)になることもしばしば。しまいに連れが「なんじゃこりゃ。」
 ゲンノショウコ<写真54>撮影地点を過ぎるとすぐにアスファルト道になりましたが、花ロードは終わりません。相変わらずナガミノツルケマン<写真49>、ミゾソバ<写真50〜52>、ツリフネソウ<写真12>の群生が点在していました。
 いよいよ麓に近づくと、ツリフネソウの花畑<写真56>が登場。連れが今まで我慢していた一言をポツリ。「ありがたみ薄れる・・・。」
 ツリフネソウは、舟を吊り下げたような形が愛されてきた秋の花です。その形はマルハナバチに合わせて進化したといわれています。内部の黄色い斑紋は蜜の場所を教える蜜標で、大きく突き出た花弁にハチが乗ることでめしべがぐっと下がり、ハチの背にくっつくしくみです。マルハナバチの中でも長めの口吻を持つトラマルハナバチは、ツリフネソウにとって確実に受粉させてくれるありがたい存在です。今回は残念ながら、1匹も見かけませんでしたが、これだけ数が多いとトラマルちゃんもやる気をなくすかも😅
 鉄山川に架かる橋<写真59>を渡るとたもとに天狗の森の道標があり、花ロードはやっと終わりました。ここからは基本川沿いの舗装道路をのんびり歩きながらたまに民家前の園芸植物を楽しみましたが、うっすら晴れた状態が続き予想以上に暑くて大変でした。

【山中(さんちゅう)一揆の里】
 ゴール前に真庭市指定文化財を見学しました。
 牧の徳右衛門御前崎<写真74>は舗装道路脇に説明板、上に東屋があります。南側からヤブに突っ込むとすぐに踏み跡らしくなり、墓石は見えましたが、このすぐ右(北)にある小さな五輪塔は草に埋もれて気づきませんでした。1726年12月から翌年1月にかけて津山藩内で起きた山中(さんちゅう)一揆の統領・徳右衛門はここ旧牧村に住んでいたようです。
 山中一揆は、岡山県内では最大規模の百姓一揆といわれています。財政難と跡継ぎ問題で存続の危機に瀕していた津山藩は、増税に加えて久世村(現真庭市久世)で年貢米の積み出しを強行しました。これに危機感を抱いた農民たち3000〜4000人が集結、津山藩との交渉で要求をほぼ認めさせました。しかし、その後、山中地方の農民たちが年貢米の返還を要求、これに対し津山藩は鉄砲隊などを派遣しました。そこで、農民たちは真庭市の三坂山の東にある三坂峠などに集結し彼らの侵入を阻止しようとしました。結局、鎮圧され徳右衛門らは享保12年(1727年)に死刑となり、13名の首が三坂峠にさらされたそうです。三坂峠から北に延びる大山みちにある首切り地蔵は彼らの慰霊のため、元文6年(1741年)に祀られたと考えられています。
 一方、ここ牧地区にある牧の徳右衛門御前崎の墓石は、旧牧村近隣の庄屋たちが嘉永7年(1854年)に建立したものです。「御前崎」の読み方は岡山県の埋蔵文化財地図では「おまえざき」となっていますが、「御前(みさき)」には変死人の霊魂の意味があるので、「崎」(さき)がダブりますが無視して「みさき」と読むべきではないかと思います。
 自分たちの生活のため、死を覚悟して立ち上がった徳右衛門を偲ぶ貴重な史跡ですが、何年も前から草が茂った状態のようで残念です。大山みちにある首切り地蔵のほうは2022年に訪問済みですが、また機会があれば様子を確認し、徳右衛門ら犠牲者を悼みたいと思います。



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