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記録ID: 7307481
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ハイキング
大峰山脈

大峯奥駈 初秋の釈迦ヶ岳で修行

2024年10月02日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:37
距離
14.2km
登り
1,189m
下り
1,180m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
1:49
合計
8:09
6:51
22
7:13
7:14
27
7:41
23
8:04
8:06
13
8:19
8:33
7
8:40
8:47
11
8:58
9:01
10
9:11
9:17
2
9:19
12
9:31
10
9:41
20
10:01
10:08
5
10:13
10:29
32
11:01
11:31
39
12:10
12:21
28
12:49
13:01
27
13:28
26
13:54
35
14:29
29
14:58
2
15:00
ゴール地点
天候 ほぼ快晴
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十津川村太尾登山口から。
コース状況/
危険箇所等
さすがによく整備された道です。釈迦ヶ岳から都津門までの下りは笹に覆われ路面が見えなくて思わぬ段差に転げること数回。
太尾駐車場から15分ほど樹林帯の急登を登ると笹原のプロムナード(朝は朝露を含んでいるので足元びしょ濡れになりますが。)を進み、さらに30分もすれば目指す釈迦ヶ岳が見えてくる。このコース大好きです。
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太尾駐車場から15分ほど樹林帯の急登を登ると笹原のプロムナード(朝は朝露を含んでいるので足元びしょ濡れになりますが。)を進み、さらに30分もすれば目指す釈迦ヶ岳が見えてくる。このコース大好きです。
八経七面方面もよく見えてくる素晴らしい展望の始まりです。
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八経七面方面もよく見えてくる素晴らしい展望の始まりです。
釈迦ヶ岳ではお釈迦様が出迎えてくださる、「なまくさまんだぼだなんば」。
釈迦ヶ岳ではお釈迦様が出迎えてくださる、「なまくさまんだぼだなんば」。
釈迦ヶ岳頂上からこれから進む稜線がよく見えます。この稜線上に多くの靡(「なびき」行場や霊場)があり、今日は手前の椽の鼻まで。
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釈迦ヶ岳頂上からこれから進む稜線がよく見えます。この稜線上に多くの靡(「なびき」行場や霊場)があり、今日は手前の椽の鼻まで。
釈迦ヶ岳から八経七面方面。宇無ノ川源流の川床が真っ白なのが印象的。
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釈迦ヶ岳から八経七面方面。宇無ノ川源流の川床が真っ白なのが印象的。
釈迦ヶ岳から激下りを経てガレ場へと。奥駈道はしっかりとした道なんですが、ここから滑落したら命は・・・な、ちょっと怖いところを通過。
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釈迦ヶ岳から激下りを経てガレ場へと。奥駈道はしっかりとした道なんですが、ここから滑落したら命は・・・な、ちょっと怖いところを通過。
「椽の鼻」には蔵王権現様が鎮座されます。「おんばぎりゆうそわか」 峯中一の展望だけあって広大なパノラマ展望が広がります。ここに修験道のご本尊蔵王権現をおまつりするのは、ここに至るまでに数々の行場を経てこの好展望のテラスに出てほっとしたらそこに蔵王権現がおらし奉る・・・、などと考えておりました。
「椽の鼻」には蔵王権現様が鎮座されます。「おんばぎりゆうそわか」 峯中一の展望だけあって広大なパノラマ展望が広がります。ここに修験道のご本尊蔵王権現をおまつりするのは、ここに至るまでに数々の行場を経てこの好展望のテラスに出てほっとしたらそこに蔵王権現がおらし奉る・・・、などと考えておりました。
「椽の鼻」からちょっとだけ進んで振り返ると見事な釈迦ヶ岳の威容。素晴らしい、のですがあれを登り返さないといけないのでした。
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「椽の鼻」からちょっとだけ進んで振り返ると見事な釈迦ヶ岳の威容。素晴らしい、のですがあれを登り返さないといけないのでした。
無事釈迦ヶ岳頂上のお釈迦様に再開し、都津門への激下りへと。笹が育ちすぎて奥駈道を隠してしまって、えいやぁで下っていると思わぬ段差で二度ほど転んでしまって。こういうところでは金剛杖のご利益も効かぬようで。深仙灌頂堂は修験道の中心道場です。ここでも勤行。香精水はまずまずの量出ておりました。
無事釈迦ヶ岳頂上のお釈迦様に再開し、都津門への激下りへと。笹が育ちすぎて奥駈道を隠してしまって、えいやぁで下っていると思わぬ段差で二度ほど転んでしまって。こういうところでは金剛杖のご利益も効かぬようで。深仙灌頂堂は修験道の中心道場です。ここでも勤行。香精水はまずまずの量出ておりました。
次に目指すは大日岳。行場である岩の斜面がほぼ垂直に見えてしまう。
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次に目指すは大日岳。行場である岩の斜面がほぼ垂直に見えてしまう。
行場は今回も単独なので回避、巻道で登ります。頂上では大日如来様が出迎えて下さる。「あびらうんけん ばさらだとばん」大日如来様は密教での中心となられる仏様。大日岳の行場が厳しすぎて峯中一の行場であるからでしょうか。
行場は今回も単独なので回避、巻道で登ります。頂上では大日如来様が出迎えて下さる。「あびらうんけん ばさらだとばん」大日如来様は密教での中心となられる仏様。大日岳の行場が厳しすぎて峯中一の行場であるからでしょうか。
その行場を上から覗く。鎖に全てを任せてこの一枚岩を登るのはやはり怖いです。
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その行場を上から覗く。鎖に全てを任せてこの一枚岩を登るのはやはり怖いです。
深仙宿に戻り香精水を補給して巻道経由で帰ります。途中偉大な行者であった伊富貴秀明師の入定された地を通ります。伊富貴行者は深仙宿で60日の断食修行中53日目に意識不明になられ、救助され深仙宿から旭口(当時太尾登山口はあったのしょうか)で待つ救急車に搬送途中、この地で入定されました。平成7年、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件があった激動の年でした。
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深仙宿に戻り香精水を補給して巻道経由で帰ります。途中偉大な行者であった伊富貴秀明師の入定された地を通ります。伊富貴行者は深仙宿で60日の断食修行中53日目に意識不明になられ、救助され深仙宿から旭口(当時太尾登山口はあったのしょうか)で待つ救急車に搬送途中、この地で入定されました。平成7年、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件があった激動の年でした。

感想

いつもの如く晴れ予報だったのでもう一度行きたい奥駈道第一の釈迦ヶ岳に行ってきました。今回は登山ではなくて「修行の一環」という趣旨でしたが、やはり絶景には勝てずに写真撮りまくりとなってしまいました。今回は釈迦如来様・蔵王権現様・大日如来様の仏像(いずれも鬼マサが運び上げる)を目の前にして勤行することができました。悲願の大日岳行場クリアですが、今回もビビってしまい挑戦すらできませんでした。ここは単独の時は危険すぎるとの結論に至りました。また、伊富貴行者入定の地でおまいりもできました。(過去通過した際には全く知識なく素通りしていました。) 一日を通して素晴らしいお天気の中修行(登山かも)することができ感謝いたします。

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