【雨天の為撤退】鳥倉-三伏峠-烏帽子岳-小河内岳
- GPS
- 09:15
- 距離
- 57.3km
- 登り
- 3,173m
- 下り
- 4,309m
コースタイム
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:30
天候 | ■鳥倉‐三伏峠 スタート時はほぼ降っていなかったが6時頃から本格的に降り出し三伏峠到着時は本降り。 ■三伏峠‐小河内岳‐三伏峠 終始本降りで小河内岳にて撤退を決める。三伏峠に戻ったら雨は弱くなった。 ■三伏峠‐鳥倉 降ったり止んだりの繰り返し。 ■鳥倉‐道の駅歌舞伎の里大鹿 基本的に本降りだが標高が下がってきたら降り止んだ。 ■道の駅歌舞伎の里大鹿‐伊那大島駅 曇り時々晴れ。 気温は高くても24度程度で、走っていても暑いほどではなかった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
毎日アルペン号に竹橋から乗車し鳥倉林道ゲートで下車 鳥倉で下車したのは私含めて3人 駐車場は第一でも空きあり ■帰り 飯田線伊那大島駅14時45分発で駒ヶ根駅へ 駒ヶ根バスターミナル16時発新宿行きの高速バスに乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
好天時ならなんてことないルートなのだろうが本日は随所に雨の影響有り。 ■鳥倉登山口‐三伏峠 四合目付近から先で一部水溜り有り(平坦な箇所中心に) いくつかある橋は木製、金属製ともにスリップに注意 3週間前に来たばかりで雰囲気は何となく覚えており雨が降っていること以外は順調。樹林帯なので雨もそこまで気にならなかった。 ■三伏峠‐烏帽子岳‐小河内岳 割とすぐに樹林帯を抜け、その後は風雨の影響が大きい。登山道上に雨水が流れている箇所や水溜り多数で、浸水を避けるのが難しい。 また、崩落箇所がいくつかあるが迂回路がピンクテープで示されているのでそれに従えば問題無し。 ■鳥倉登山口‐大鹿村‐伊那大島駅 舗装路なので通行の上では特に問題ないが補給拠点があまり無いので要注意。 登山口から大鹿村の道の駅までは補給できる箇所は無し。道の駅を出てしまうとその先の県道59号沿線も補給できる箇所は無し。たまに工事現場に併設された自動販売機が有る程度。 |
その他周辺情報 | 道の駅歌舞伎の里大鹿で補給可能 伊那大島駅前には自動販売機は有り、商店は駅に到着する直前のあたりにいくつか有る |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
|
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備考 | ■飲料 以下を持参 ・650mlのペットボトル1本(麦茶) ・ボトル800ml2本(水) ・スポーツドリンクの素を3L分 ほとけの清水時点でボトル一本空のため補給 しかし、その後鳥倉林道ゲートへ下山するまで一切飲料は消費せず その後、道の駅歌舞伎の里大鹿までの間にペットボトル1本消費 道の駅から伊那大島までの間にボトル2本分ほぼ消費(荷物の重さを減らしたくて意図的に過剰に摂取していた。) 一方で、スポーツドリンクの素は使用せず。 ■食料 以下を持参 ・菓子パン600kcal分 ・おにぎり七個 ・上記とは別に行きの高速バスのサービスエリアでおにぎり2個購入し鳥倉到着までに消費 菓子パンは鳥倉で四分の一、三伏峠で四分の一、小河内避難小屋で残りの二分の一を消費 おにぎりは鳥倉林道ゲート下山時に2個、道の駅歌舞伎の里大鹿で2個、伊那大島駅で1個消費、残りの2個は帰りのバスの道中で消費 |
感想
今シーズン標高3000m前後の山に行けるのはそろそろラストだろうと思い、今シーズンの集大成として鳥倉-荒川三山-二軒小屋-伝付峠-新倉の日帰り登山を計画しバスも予約したのだが、残念ながら天気予報はイマイチ。
しかし、時には雨天の登山を経験するのも必要だろうと自分に言い訳してバスをキャンセルせず、予定通り5時頃に鳥倉林道ゲートから登山スタート。撤退判断のプランとしては小河内岳までの間であれば、鳥倉に引き返しそのまま伊那大島駅まで走ることで余裕をもって帰宅できると考えていた。そして結果としてはこのプランの通りとなった。
鳥倉スタート時はほとんど雨は降っていなかったのでこのまま曇りであってくれればと願うが、残念ながらそんなことはなく次第に雨足が強まっていき三伏峠到着時は本降りに。ただこの時点では雨具が雨水しっかり遮断してくれていて不快感もなく、雨天の登山もなんとかなるものだと考えていた。ただ雨具着用時に若干身体の動かしづらさを感じたので、事前に確認しておくべきだったと反省。
三伏峠で少し休憩してから烏帽子岳に向けて出発。このあたりから色々と問題が生じ始める。まず、登山道中で水溜りになっている箇所が多く靴が浸水を始める。またいつの間にか手袋もびしょ濡れに。手足の雨水対策が不十分であることが反省点として浮き彫りとなった。とはいえこの時点では登り基調なのでそれほど寒さは感じておらずそのまま進むことを選択。割とすぐに烏帽子岳に到着したが景色は望めないのですぐに次の小河内岳に向けて出発。
雨は変わらず本降りで風も時折強く吹く状態で、こんな状況では休憩できる場所も限られると思い、小河内避難小屋で一度休憩することにして小屋を目標に進む。しかし私の開け方がマズかったのか小屋のドアを開けられず仕方なく最低限ひさしの下で雨を防ぎながら外で休憩(後で調べたところ開けようとしていた場所がそもそも誤っていたことが発覚)。しばらくじっとしていたことで寒さを感じ始め撤退が頭を過る。試しに天気予報を確認しようとしたが電波は通じず、仮に現状の天気から変わらないもしくは悪化する状態で予定コースである長時間の稜線歩きは低体温症になりかねないと思い撤退を決める。ただ小河内岳の山頂まではすぐなので山頂までいったらすぐに戻ってこようと思い出発。
しかし小河内岳の山頂に着いたら、周囲の山々の景色が見え、遠くの空には少しだが雲の無い部分も見え、もしかしたらこのあと天気は好転するのではと思い撤退の決意が鈍る。ただ、やはりリスクを考えたら撤退すべきだと思い来た道を戻り始める。
帰りは下り基調なので行きと違ってなかなか体が温まらず体の震えも出ていたので撤退は正しかったと思いながらも辛い時間が続く。幸い前小河内岳の登り返しで体が温まり震えも止まった。三伏峠の手前まで戻ると雨が小降りになり三伏峠方面から来た方と会話するなどだいぶ余裕が出てきた。撤退したことで時間には余裕があるので体を冷やさない程度にのんびり下る。三伏峠から鳥倉にかけては結構登ってくる方もいらっしゃった。遅めにスタートすればあまり雨に降られずに済んだのかもしれないなという思いと、アルペン号を使う以上スタート時間に選択肢は無いなという思いで、結局私の場合は撤退しかなかった。
鳥倉まで下ってくれば寒さを感じることはなくあとはのんびり伊那大島駅までジョギング。道の駅歌舞伎の里大鹿のあたりがちょうど中間点なのでまずはそこを目指し、途中の夕立神展望台付近でハイカーの方と会話した以外は急な下り坂を淡々と下る。雨は割と降っており景色は望めなかった。道の駅で小休止しながら飯田線の時刻を調べ、14時45分発めがけて再出発。小渋川沿いの道はあちこちに工事現場が有り工事用車両の通行が多め。また長めのトンネルが複数有る。残り5km位で漸く飯田方面の街が見え、最後に天竜川を渡って少し登ると伊那大島駅に到着。登山部分がいつもよりも軽めなので後半のランニングについてはいつもよりましな走りができたと思う。
総括として、まず小河内岳まで行って引き返したのは結果的に良かったと思う。もっと早い段階で引き返していたら雨天の恐ろしさをそれほど経験せずに終わったと思う。それから防寒について装備・知識ともに未熟だったので反省する機会となったのは良かった。予定の行程をこなせなかったのは勿論残念であるが学ぶことがあり結果的には無事に下山できたのでそれで十分。
そして、ヤマレコのログは相変わらず獲得標高が過剰に出ている気がする。上り下りともに1000m程マイナスした値が妥当だろう。
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