ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7332584
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県鏡野町 霰ヶ山 大山展望+森の芸術祭in津山市中心部

2024年10月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
03:20
距離
9.1km
登り
751m
下り
751m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:59
休憩
0:21
合計
3:20
9:05
4
県道56号線沿い作業道入口付近路肩
9:09
64
林道入口
10:13
33
10:46
11:07
23
11:30
50
12:20
5
林道入口(2回目)
12:25
県道56号線沿い作業道入口付近路肩
展望や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離9km、歩行時間3時間、歩行数17,800歩、消費カロリー1,110Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道56号線沿いの作業道入口付近の路肩に自動車を停めました。邪魔にならないのは1台くらいです。なお、平成18年発行の「鏡野町登山ガイド」には、林道沿いにある登山口付近に自動車を3台程度停めることができるように記されていましたが、確か自動車は進入禁止だったと思います。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。
 林道は基本、砂利道で、一部には少し大きめの石が転がっていたり深さ30cm程の溝状に掘れていたりします。ちょろちょろですが水が流れている箇所があるので、雨天や大雨後は気を付けたほうがいいでしょう。
 標高900mを過ぎ、地形図では三叉路になっている地点が登山口です。踏み固められた土の細道は振り返る方向に続き、横倒しの丸太が埋まっています。長く伸びたピンクテープが追加されていましたが、林道からだと目の高さより少し高い位置なので、今回もうっかりスルーし連れに呼び止められました。GPSは連れが持っていたので、ログは大丈夫です。
 登山道は基本は木の間の細道で、たまにステップが切ってあります。丸太と土の階段はほとんどわからなくなっていました。標高1000mを過ぎるといったん緩やかになり、たまにシダの間の細道を歩きました。標高1020mを過ぎると少し急になりますが、意外にも下りでも滑りにくいです。標高1060m辺りはシダが道全体に茂っていますが、足元が見える箇所を選んで歩いているとすぐに頂上に到着しました。
その他周辺情報 東に向かい国道179号線を北上すると、道の駅奥津温泉があります。水曜定休(祝日の場合は翌日)で売店は9〜17時営業です。閉店となった「温泉亭」に代わりオープンした「お食事処 てっちりこ」の営業時間は11時半〜14時半でランチバイキングではなく、麺類、ご飯物、定食を提供しています。
01コウライテンナンショウ?実…草丈60cm程で茎葉2、小葉は全縁です。実は色づきかけでした。葉の特徴からすると、コウライテンナンショウかもしれません。
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01コウライテンナンショウ?実…草丈60cm程で茎葉2、小葉は全縁です。実は色づきかけでした。葉の特徴からすると、コウライテンナンショウかもしれません。
02カワラタケ&ハカワラタケ…どちらもカサの直径は2〜4cmです。上の黒っぽいのがカワラタケでカサの裏は針でつついたような小さな穴が無数に開いているように見えます。下のハカワラタケは一見、単なる色違いのようですが、裏には歯牙状の管孔があります。
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02カワラタケ&ハカワラタケ…どちらもカサの直径は2〜4cmです。上の黒っぽいのがカワラタケでカサの裏は針でつついたような小さな穴が無数に開いているように見えます。下のハカワラタケは一見、単なる色違いのようですが、裏には歯牙状の管孔があります。
03マツカゼソウ…直径1cm程の小さな花は風に揺れると風情があります。鹿はこの独特のにおいを嫌って食べません。そのためか、道沿いにずらっと並んでいることもよくあります。この手前で逃げるニホンジカを目撃しました。
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03マツカゼソウ…直径1cm程の小さな花は風に揺れると風情があります。鹿はこの独特のにおいを嫌って食べません。そのためか、道沿いにずらっと並んでいることもよくあります。この手前で逃げるニホンジカを目撃しました。
04林道より霰ヶ山…北方面少し東寄りに目指す霰ヶ山(あられがせん)<写真09〜18>が見えました。
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04林道より霰ヶ山…北方面少し東寄りに目指す霰ヶ山(あられがせん)<写真09〜18>が見えました。
05タゴガエル…ニホンアカガエルとは違い、左右の背中線が内側に曲がっています。また、ヤマアカガエルほど赤みはなく、少し小柄で3cm前後のことが多いです。鼻先からお尻まで2cm、今まで見てきた中で最小でした。この日はほぼ同じ大きさの個体を3匹見ました。10月にまさかのカエルでした。
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05タゴガエル…ニホンアカガエルとは違い、左右の背中線が内側に曲がっています。また、ヤマアカガエルほど赤みはなく、少し小柄で3cm前後のことが多いです。鼻先からお尻まで2cm、今まで見てきた中で最小でした。この日はほぼ同じ大きさの個体を3匹見ました。10月にまさかのカエルでした。
06ニカワホウキタケ?…高さ2cm少々で苔むした倒木にたくさん生えていました。高さは3cm程にしかならず、束状ではなく1本ずつポツンポツンと生えます。杉などの針葉樹に苔が生えているような湿った環境を好むようです。
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06ニカワホウキタケ?…高さ2cm少々で苔むした倒木にたくさん生えていました。高さは3cm程にしかならず、束状ではなく1本ずつポツンポツンと生えます。杉などの針葉樹に苔が生えているような湿った環境を好むようです。
07苔むした倒木群…振り返ってみました。登山道の脇にはこのように苔むした倒木がたくさんありました。日陰でしたが、十分きれいでした。
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07苔むした倒木群…振り返ってみました。登山道の脇にはこのように苔むした倒木がたくさんありました。日陰でしたが、十分きれいでした。
08群生キノコ…カサの直径は2〜3cmでした。表面はビロード状で、横から見るとエリンギのような形です。
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08群生キノコ…カサの直径は2〜3cmでした。表面はビロード状で、横から見るとエリンギのような形です。
09霰ヶ山頂上三角点「霰ヶ山」…標高1074.1m頂上三角点です。周辺は少し開けており、北東から南東のみ展望が効きます。
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09霰ヶ山頂上三角点「霰ヶ山」…標高1074.1m頂上三角点です。周辺は少し開けており、北東から南東のみ展望が効きます。
10霰ヶ山頂上より富栄山&大空山&那岐三座…北東方面です。左端は1170m峰(ブナの森)、中央少し左寄りが富栄山(ふえいざん)、中央より右寄りが大空山、右端奥は小さいですが那岐三座<写真13>です。
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10霰ヶ山頂上より富栄山&大空山&那岐三座…北東方面です。左端は1170m峰(ブナの森)、中央少し左寄りが富栄山(ふえいざん)、中央より右寄りが大空山、右端奥は小さいですが那岐三座<写真13>です。
11霰ヶ山頂上より天ガ山…南東方面にきれいに尖った天ガ山(あまがせん)が見えました。
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11霰ヶ山頂上より天ガ山…南東方面にきれいに尖った天ガ山(あまがせん)が見えました。
12霰ヶ山頂上より白髪山&山乗山&もみじ平&千軒平…北北東方面です。左端は津黒山(つぐろせん)東の1110m峰、その右がなだらかな白髪山(しらすやま)、右手前は山乗山(やまのりやま)、奥右半分は左から標高1073.3m三角点「田代」、岡山県立森林公園のもみじ平と千軒平です。
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12霰ヶ山頂上より白髪山&山乗山&もみじ平&千軒平…北北東方面です。左端は津黒山(つぐろせん)東の1110m峰、その右がなだらかな白髪山(しらすやま)、右手前は山乗山(やまのりやま)、奥右半分は左から標高1073.3m三角点「田代」、岡山県立森林公園のもみじ平と千軒平です。
13霰ヶ山頂上より那岐山&滝山&広戸仙…東方面です。左手前は篠坂牧場、その奥に左から那岐山(なぎさん)、滝山、広戸仙(ひろどせん)が見えました。
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13霰ヶ山頂上より那岐山&滝山&広戸仙…東方面です。左手前は篠坂牧場、その奥に左から那岐山(なぎさん)、滝山、広戸仙(ひろどせん)が見えました。
14霰ヶ山頂上より入道山&天狗寺山&吉見仙&西山…東方面少し南寄りです。左端の尖ったのが入道山、その右奥からポコポコと3つ並んで見えるのが左から順に天狗寺山(てんぐうぎさん)、吉見仙(よしみせん)、西山(にしがせん)です。山形仙は天狗寺山の背後でほとんど見えていません。動画には津黒山(つぐろせん)なども映っています。
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14霰ヶ山頂上より入道山&天狗寺山&吉見仙&西山…東方面少し南寄りです。左端の尖ったのが入道山、その右奥からポコポコと3つ並んで見えるのが左から順に天狗寺山(てんぐうぎさん)、吉見仙(よしみせん)、西山(にしがせん)です。山形仙は天狗寺山の背後でほとんど見えていません。動画には津黒山(つぐろせん)なども映っています。
15猫石&クリ…ピーク標の根元にありました。クリのイガは開いた直径5cm程、中身は直径1cm程でした。小さい秋見つけた😊
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15猫石&クリ…ピーク標の根元にありました。クリのイガは開いた直径5cm程、中身は直径1cm程でした。小さい秋見つけた😊
16ヨウシュヤマゴボウ…直径1冂の花はそろそろ終わりで、実ができかけていました。黒っぽく熟した実で染め物をしたりして遊んだことのある方も多いと思いますが、植物全体に毒があるので見るだけにしましょう。2株くらいありました。
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16ヨウシュヤマゴボウ…直径1冂の花はそろそろ終わりで、実ができかけていました。黒っぽく熟した実で染め物をしたりして遊んだことのある方も多いと思いますが、植物全体に毒があるので見るだけにしましょう。2株くらいありました。
17霰ヶ山頂上より大空山上空の雲…東の空にほうきで掃いたような巻雲が見えました。
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17霰ヶ山頂上より大空山上空の雲…東の空にほうきで掃いたような巻雲が見えました。
18霰ヶ山頂上より上空の雲…芸術の秋にふさわしい空です。動画も撮りました。
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18霰ヶ山頂上より上空の雲…芸術の秋にふさわしい空です。動画も撮りました。
19霰ヶ山北斜面より大山…下山開始後、標高1060m辺りのシダが茂った箇所から左(北北西)に入ると草がまばらな一角があり、木の間から大山(だいせん)がギリギリ見えました。ズームして動画も撮りました。
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19霰ヶ山北斜面より大山…下山開始後、標高1060m辺りのシダが茂った箇所から左(北北西)に入ると草がまばらな一角があり、木の間から大山(だいせん)がギリギリ見えました。ズームして動画も撮りました。
20クリ…直径4cm程のイガがたくさん転がっていました。
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20クリ…直径4cm程のイガがたくさん転がっていました。
21スギヒラタケ…コケむした倒木に生えていました。カサの直径は2〜3cm、裏はひだです。杉によく生えるのでわかりやすいです。以前は食用とされていましたが、毒キノコなので見るだけに😊
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21スギヒラタケ…コケむした倒木に生えていました。カサの直径は2〜3cm、裏はひだです。杉によく生えるのでわかりやすいです。以前は食用とされていましたが、毒キノコなので見るだけに😊
22林道より霰ヶ山南東尾根…振り返ってみました。霰ヶ山(あられがせん)<写真04>のすぐ左に見えます。こちらのほうが山らしく惹かれる山容です。
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22林道より霰ヶ山南東尾根…振り返ってみました。霰ヶ山(あられがせん)<写真04>のすぐ左に見えます。こちらのほうが山らしく惹かれる山容です。
23アケボノソウ…スタート地点の作業道入口に1株咲いていました。今回はこれだけでした。
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23アケボノソウ…スタート地点の作業道入口に1株咲いていました。今回はこれだけでした。
24森本慶三記念館(旧津山基督教図書館)…津山市の鶴山公園に近い博物館です。1926年の建築物で登録有形文化財に指定されています。歴史民俗館はこの2階です。
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24森本慶三記念館(旧津山基督教図書館)…津山市の鶴山公園に近い博物館です。1926年の建築物で登録有形文化財に指定されています。歴史民俗館はこの2階です。
25歴史民族館「江戸時代錦屋店先構」…歴史民族館は無人で、入館前につやま自然のふしぎ館で入館券を購入します。ここにはふしぎ館の展示物の所有者だった森本慶三氏ゆかりの品が展示されています。初代津山藩主森忠政の要請で林野(現美作市)から津山に移住した森本家は、現在の伏見町で呉服商を始めました。錦屋は屋号です。
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25歴史民族館「江戸時代錦屋店先構」…歴史民族館は無人で、入館前につやま自然のふしぎ館で入館券を購入します。ここにはふしぎ館の展示物の所有者だった森本慶三氏ゆかりの品が展示されています。初代津山藩主森忠政の要請で林野(現美作市)から津山に移住した森本家は、現在の伏見町で呉服商を始めました。錦屋は屋号です。
26合わせ貝…貝合せに使用された貝殻です。二枚貝の貝殻左右2枚に同じ絵を描いておき、バラして裏返して並べ、同じ絵柄(元々同じ貝)を探します。トランプの神経衰弱の貝殻バージョンです。
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26合わせ貝…貝合せに使用された貝殻です。二枚貝の貝殻左右2枚に同じ絵を描いておき、バラして裏返して並べ、同じ絵柄(元々同じ貝)を探します。トランプの神経衰弱の貝殻バージョンです。
27押絵&押絵道具箱…厚紙を人物などの形に切り抜き、綿をのせて布で包んで羽子板などに貼り合わせた伝統手芸です。
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27押絵&押絵道具箱…厚紙を人物などの形に切り抜き、綿をのせて布で包んで羽子板などに貼り合わせた伝統手芸です。
28つやま自然のふしぎ館キンシコウ剥製…歴史民族館の隣にあり、森の芸術祭の会場のひとつです。ふしぎ館にはさまざまな生き物の標本や鉱物が展示されています。キンシコウは中国三大珍獣のひとつで、孫悟空のモデルとされています。このように現在はワシントン条約で取引が禁止されている珍しい生き物の剥製や標本もたくさんあります。
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28つやま自然のふしぎ館キンシコウ剥製…歴史民族館の隣にあり、森の芸術祭の会場のひとつです。ふしぎ館にはさまざまな生き物の標本や鉱物が展示されています。キンシコウは中国三大珍獣のひとつで、孫悟空のモデルとされています。このように現在はワシントン条約で取引が禁止されている珍しい生き物の剥製や標本もたくさんあります。
29シーラカンスの化石…ブラジルで発見された1億3000万年前のシーラカンスの化石です。長さ30cm足らずでした。
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29シーラカンスの化石…ブラジルで発見された1億3000万年前のシーラカンスの化石です。長さ30cm足らずでした。
30カヤの置物…高さ2m程でした。昭和48年に兵庫県上郡町で伐採された推定樹齢700年の巨木の一部です。
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30カヤの置物…高さ2m程でした。昭和48年に兵庫県上郡町で伐採された推定樹齢700年の巨木の一部です。
31アレキサンドラトリバネアゲハ標本…パプアニューギニアに生息する世界最大の蝶です。メスは開張15cm程ありました。モルフォチョウの仲間は見る角度で翅の色が微妙に異なるので、移動しながら動画だけ撮りました。
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31アレキサンドラトリバネアゲハ標本…パプアニューギニアに生息する世界最大の蝶です。メスは開張15cm程ありました。モルフォチョウの仲間は見る角度で翅の色が微妙に異なるので、移動しながら動画だけ撮りました。
32ニホンカワウソ剥製…2012年に絶滅宣言が出されました。その当時の新聞記事の切り抜きも展示されていました。
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32ニホンカワウソ剥製…2012年に絶滅宣言が出されました。その当時の新聞記事の切り抜きも展示されていました。
33ヒゲクジラの全身化石…1962年に津山市西松原(津山口駅北側の吉井川畔)で中学生が発見した2000万年前のヒゲクジラの全身化石で、全長6mあります。津山市指定文化財です。動画も撮りました。
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33ヒゲクジラの全身化石…1962年に津山市西松原(津山口駅北側の吉井川畔)で中学生が発見した2000万年前のヒゲクジラの全身化石で、全長6mあります。津山市指定文化財です。動画も撮りました。
34世界最大のオオサンショウウオ…体長1.28m、体重23kgのオオサンショウウオのホルマリン漬けです。確か、平成になってから体長130cm超の個体が川で捕獲されたとの新聞記事を見た記憶がありますが、130cm前後が最大級なのは間違いないでしょう。動画も撮りました。
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34世界最大のオオサンショウウオ…体長1.28m、体重23kgのオオサンショウウオのホルマリン漬けです。確か、平成になってから体長130cm超の個体が川で捕獲されたとの新聞記事を見た記憶がありますが、130cm前後が最大級なのは間違いないでしょう。動画も撮りました。
35大き過ぎるコイを食べようとして窒息死したオオサンショウウオ…<写真34>の右端のほうに尻尾が写っている個体です。冬眠から覚めて空腹で大き過ぎるコイを丸呑みしようとして窒息死したとの説明書きがありました。コイの尻尾がちぎれていますが、これは別の個体が同じコイを食べようとしていたためだと考えられるそうです。以前は説明がなかったので、今回、謎が解けてよかったです。
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35大き過ぎるコイを食べようとして窒息死したオオサンショウウオ…<写真34>の右端のほうに尻尾が写っている個体です。冬眠から覚めて空腹で大き過ぎるコイを丸呑みしようとして窒息死したとの説明書きがありました。コイの尻尾がちぎれていますが、これは別の個体が同じコイを食べようとしていたためだと考えられるそうです。以前は説明がなかったので、今回、謎が解けてよかったです。
36チュウゴクオオサンショウウオ…これもホルマリン漬けです。固有種で国の特別天然記念物のオオサンショウウオ<写真34,35>よりも顔が尖っています。ペットが捨てられてオオサンショウウオとの交雑個体が増えてきており、問題になっています。今年特定外来生物に指定されたため、来年からはペットとして新たに飼育開始することはできません。
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36チュウゴクオオサンショウウオ…これもホルマリン漬けです。固有種で国の特別天然記念物のオオサンショウウオ<写真34,35>よりも顔が尖っています。ペットが捨てられてオオサンショウウオとの交雑個体が増えてきており、問題になっています。今年特定外来生物に指定されたため、来年からはペットとして新たに飼育開始することはできません。
37森の芸術祭作品ソフィア・クレスポ作「危機的な現存」…デジタル映像作品です。3種類あり、どれも微妙に変化していき別の生き物に変身するように見えます。環境の変化などで我々を含め生き物も現状維持が難しくなっていることを表現しているようで考えさせられました。動画も撮りました。
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37森の芸術祭作品ソフィア・クレスポ作「危機的な現存」…デジタル映像作品です。3種類あり、どれも微妙に変化していき別の生き物に変身するように見えます。環境の変化などで我々を含め生き物も現状維持が難しくなっていることを表現しているようで考えさせられました。動画も撮りました。
38ミナミゾウアザラシ&ホッキョクグマ剥製…南極のミナミゾウアザラシと北極のホッキョクグマが向かい合っています。説明書きに「この感動をあなたにも。」とありましたが、いや、そこまでは・・・。
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38ミナミゾウアザラシ&ホッキョクグマ剥製…南極のミナミゾウアザラシと北極のホッキョクグマが向かい合っています。説明書きに「この感動をあなたにも。」とありましたが、いや、そこまでは・・・。
39ジャイアントイランド剥製…左の角のある大きな草食動物がジャイアントイランドです。その左下にいるセグロジャッカルが少し小柄な柴犬くらいの大きさでした。
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39ジャイアントイランド剥製…左の角のある大きな草食動物がジャイアントイランドです。その左下にいるセグロジャッカルが少し小柄な柴犬くらいの大きさでした。
40ライオン♂剥製…かなり色あせて白っぽくなっています。メスもありました。
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40ライオン♂剥製…かなり色あせて白っぽくなっています。メスもありました。
41インドライオン♂剥製…ライオン<写真40>よりも小柄で背の低さが目立ちました。これもメスもありました。
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41インドライオン♂剥製…ライオン<写真40>よりも小柄で背の低さが目立ちました。これもメスもありました。
42衆楽園表門…明暦3年(1657年)に津山藩主森長継がつくらせた大名庭園で国指定名勝です。入園無料なのですが、16時過ぎには人は少なめでした。衆楽茶屋は不定休でこの日は休みでした。
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42衆楽園表門…明暦3年(1657年)に津山藩主森長継がつくらせた大名庭園で国指定名勝です。入園無料なのですが、16時過ぎには人は少なめでした。衆楽茶屋は不定休でこの日は休みでした。
43衆楽園…池にアオサギがいました。スマホだとこれが精一杯です。
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43衆楽園…池にアオサギがいました。スマホだとこれが精一杯です。
44衆楽園余芳閣&迎賓館…右側の迎賓館が森の芸術祭会場です。受付にスタッフの方がおられますが、チケット確認なしで入れました。
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44衆楽園余芳閣&迎賓館…右側の迎賓館が森の芸術祭会場です。受付にスタッフの方がおられますが、チケット確認なしで入れました。
45衆楽園迎賓館より園内…まずは2階に上がり、窓から東方面を望みました。わかりにくいですが、中央に小さく見えている建物が清涼軒です。
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45衆楽園迎賓館より園内…まずは2階に上がり、窓から東方面を望みました。わかりにくいですが、中央に小さく見えている建物が清涼軒です。
46森の芸術祭作品加藤萌作「微睡みを」…新見市に移住された方の作品です。床の間の棚にありました。丸まってまどろんでいるキツネがモチーフで、石膏に新見市の神代(こうじろ)和紙を貼り漆で彩色しています。
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46森の芸術祭作品加藤萌作「微睡みを」…新見市に移住された方の作品です。床の間の棚にありました。丸まってまどろんでいるキツネがモチーフで、石膏に新見市の神代(こうじろ)和紙を貼り漆で彩色しています。
47森の芸術祭作品森夕香作「リゾーム」…床の間に飾られていました。衆楽園の池に生えているスイレンから着想を得た作品です。上は水面のスイレンの花、下は人間の体がスイレンの地下茎とつながっています。目に見えないところでつながる人と環境との関係性を描いた作品です。
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47森の芸術祭作品森夕香作「リゾーム」…床の間に飾られていました。衆楽園の池に生えているスイレンから着想を得た作品です。上は水面のスイレンの花、下は人間の体がスイレンの地下茎とつながっています。目に見えないところでつながる人と環境との関係性を描いた作品です。
48森の芸術祭作品甲田千晴作「枯鳥」…美作(みまさか)市のご出身でドイツでご活躍中の方の作品です。床の間の棚にありました。枯れた(死んだ)鳥から新たな生命が芽生えているようです。
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48森の芸術祭作品甲田千晴作「枯鳥」…美作(みまさか)市のご出身でドイツでご活躍中の方の作品です。床の間の棚にありました。枯れた(死んだ)鳥から新たな生命が芽生えているようです。
49森の芸術祭作品リクリット・ティラヴァニ作…迎賓館の1階に下りました。作品の解説板を見落としたので詳細はわかりませんが、「のれんの町」真庭市勝山町ご出身の加納容子さんが制作されたのれんを配置した新作のようです。
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49森の芸術祭作品リクリット・ティラヴァニ作…迎賓館の1階に下りました。作品の解説板を見落としたので詳細はわかりませんが、「のれんの町」真庭市勝山町ご出身の加納容子さんが制作されたのれんを配置した新作のようです。
50森の芸術祭作品リクリット・ティラヴァニ作…<写真49>の作品の奥のほうです。手前の陶器も作品の一部のようです。
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50森の芸術祭作品リクリット・ティラヴァニ作…<写真49>の作品の奥のほうです。手前の陶器も作品の一部のようです。
51森の芸術祭作品太田三郎作「鶴亀算」…清涼軒の中に入ると、右側に同じようなものが5つありました。鶴と亀の使用済み切手をレーザープリントした作品です。鶴亀算の問題が印刷された紙が大量に置いてありました。
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51森の芸術祭作品太田三郎作「鶴亀算」…清涼軒の中に入ると、右側に同じようなものが5つありました。鶴と亀の使用済み切手をレーザープリントした作品です。鶴亀算の問題が印刷された紙が大量に置いてありました。
52衆楽園清涼軒より霧島…北側にある霧島を望みました。
52衆楽園清涼軒より霧島…北側にある霧島を望みました。
53衆楽園風月軒…清涼軒と同規模の小さな建物です。ここは靴を脱いで中に入りにくかったので、外からのぞきました。
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53衆楽園風月軒…清涼軒と同規模の小さな建物です。ここは靴を脱いで中に入りにくかったので、外からのぞきました。
54森の芸術祭作品リクリット・ティラヴァニ作「無題2024(水を求めて森を探す)」…風月軒<写真53>内部です。「のれんの町」真庭市勝山町ご出身の加納容子さんの「ひのき草木染織工房」の玄関にかけられていたのれんを配置してあります。日焼けで変色したのれんの色が微妙に異なり、枯れかけた植物の茂みを連想させます。のれんをくぐって分け入ったら、水が見つかったのかもしれません。入ってみればよかったです。
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54森の芸術祭作品リクリット・ティラヴァニ作「無題2024(水を求めて森を探す)」…風月軒<写真53>内部です。「のれんの町」真庭市勝山町ご出身の加納容子さんの「ひのき草木染織工房」の玄関にかけられていたのれんを配置してあります。日焼けで変色したのれんの色が微妙に異なり、枯れかけた植物の茂みを連想させます。のれんをくぐって分け入ったら、水が見つかったのかもしれません。入ってみればよかったです。
55城西浪漫館(中島病院旧本館)…ここも森の芸術祭の会場です。大正6年(1917年)完成の建物で国の登録有形文化財です。1階は喫茶店やお菓子などの店、2階は貸しギャラリーで、展示は2階でした。階段を上ると受付がありました。
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55城西浪漫館(中島病院旧本館)…ここも森の芸術祭の会場です。大正6年(1917年)完成の建物で国の登録有形文化財です。1階は喫茶店やお菓子などの店、2階は貸しギャラリーで、展示は2階でした。階段を上ると受付がありました。
6森の芸術祭作品ウメッシュ・P・K作「点を中心に回転しながら深みへ」…壁一面の絵画でした。中央の点から渦状に森が広がっているようです。森深く分け入ったらどうなるのか、想像がふくらみます。
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6森の芸術祭作品ウメッシュ・P・K作「点を中心に回転しながら深みへ」…壁一面の絵画でした。中央の点から渦状に森が広がっているようです。森深く分け入ったらどうなるのか、想像がふくらみます。
57宇田川榕菴『植学啓原』(複製)…これは常設展示で芸術祭とは無関係です。日本初の植物学書で植物の根の断面図などが描かれています。おしべの葯やめしべの柱頭などの用語はこの本の著者で津山藩医である宇田川榕菴(ようあん)がつくったものです。また、彼は珈琲(コーヒー)の当て字の考案者でもあります。
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57宇田川榕菴『植学啓原』(複製)…これは常設展示で芸術祭とは無関係です。日本初の植物学書で植物の根の断面図などが描かれています。おしべの葯やめしべの柱頭などの用語はこの本の著者で津山藩医である宇田川榕菴(ようあん)がつくったものです。また、彼は珈琲(コーヒー)の当て字の考案者でもあります。
58ビアンカ・ボンディ作「森林浴」…別の部屋です。階段を上るとすぐにこの部屋なのですが、テレビ局の取材中だったようで人がおられたので後回しにしました。この建物は元中島病院なので、森林浴など日本発祥の森林医学に着目し、苔やハーブを用いて森を表現しています。隣の部屋はまだ取材中だったので入れませんでした。いい雰囲気でしたが、木造の床が傷まないのか気になりました。
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58ビアンカ・ボンディ作「森林浴」…別の部屋です。階段を上るとすぐにこの部屋なのですが、テレビ局の取材中だったようで人がおられたので後回しにしました。この建物は元中島病院なので、森林浴など日本発祥の森林医学に着目し、苔やハーブを用いて森を表現しています。隣の部屋はまだ取材中だったので入れませんでした。いい雰囲気でしたが、木造の床が傷まないのか気になりました。
59ルシーラ・グラディン作…また別の部屋です。説明板には作品名は書かれていませんでした。作者は伝統的な織物に用いられた植物の染色について研究を行っておられます。在来の植物を用いて染色したフェルトやウールの織物を通してその土地の伝統や生態系を表現しています。
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59ルシーラ・グラディン作…また別の部屋です。説明板には作品名は書かれていませんでした。作者は伝統的な織物に用いられた植物の染色について研究を行っておられます。在来の植物を用いて染色したフェルトやウールの織物を通してその土地の伝統や生態系を表現しています。
60ルシーラ・グラディン作…<写真59>の隣に展示されていました。海外の民族衣装のように見えます。中央は展示物なのか、芸術祭とは無関係なのかよくわかりませんでした。
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60ルシーラ・グラディン作…<写真59>の隣に展示されていました。海外の民族衣装のように見えます。中央は展示物なのか、芸術祭とは無関係なのかよくわかりませんでした。
61江見正暢(まさのぶ)作ステンドグラス…階段を下りて出ようとすると、入口入ってすぐ左側にありました。これも説明書きは作者紹介だけでした。江見写真館5代目社長で40年以上もステンドグラスを作っておられます。
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61江見正暢(まさのぶ)作ステンドグラス…階段を下りて出ようとすると、入口入ってすぐ左側にありました。これも説明書きは作者紹介だけでした。江見写真館5代目社長で40年以上もステンドグラスを作っておられます。
62江見正暢作万華鏡…手に取って見てよかったような気がしますが、重厚感に気が引けました。実際に回して見える様子がタブレットで公開されていたので、そちらを動画に撮りました。
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62江見正暢作万華鏡…手に取って見てよかったような気がしますが、重厚感に気が引けました。実際に回して見える様子がタブレットで公開されていたので、そちらを動画に撮りました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【長い国有林道を歩いて鏡野町と真庭市の境にある霰ヶ山へ】
 岡山県鏡野町には、1,000mを超える山(山名がある山)が35座あります。その中で真庭市に接する富地区には、富栄山(ふえいざん)や大空山をはじめ6座あります。今回は、富地区と真庭市との境にある標高1,074mの霰ヶ山(あられがせん)に登ることにしました。
 自動車で米子自動車道湯原ICからのアプローチもできますが、奥津湖の北側から西に延びている県道56号線を進み、のとろ原キャンプ場へ続く道の分岐を経て、富西谷立尾地区まで自動車でアプローチし、南に向かう作業道入口付近の路肩に自動車を停めて出発しました。そこから県道56号線をそのまま進行方向に少し歩くと、霰ヶ山方面に向かう林道入口が見えてきます。ゲートから霰ヶ山の東麓にある登山口まで約3.3劼旅駘林道を歩きます。
 時期によっては、この林道沿いに多種多様な花が咲いていたり、鹿が道を歩いていたりと、動植物を観察しながら林道歩きを楽しむことができます。残念ながら、この日は花がほとんど咲いていませんでしたが、鹿は何度か見ることができました。写真や動画を撮る前にすべて逃げられましたが😅
 標高900mを過ぎ、地形図では三叉路になっている地点が登山口です。長く伸びたピンクテープが追加されていましたが、林道からだと目の高さより少し高い位置なので、今回もうっかりスルーし連れに呼び止められました😅基本は木の間の細道で、標高1060m辺りはシダが道全体に茂っていますが、足元が見える箇所を選んで歩いているとすぐに頂上に到着しました。
 頂上からは北東から東方面にある富栄山や大空山<写真10>、南東方面にある天ガ山(あまがせん)<写真11>、さらに北北東方面にある岡山県立森林公園のもみじ平や千軒平<写真12>などは、はっきりと見えました。また、見上げると芸術の秋にふさわしい雲<写真17,18>が。今回も貸し切りだったので、のんびり休憩しました。
 下山開始後、標高1060m辺りのシダの茂った箇所から左に入ると、草がまばらな一角からは、木の枝越しに大山(だいせん)<写真19>がギリギリ見えました。この大山展望地は木々がさらに生い茂り、そろそろ視界を遮るようになりそうです。人の手入れがほとんど入らず登山者が少ない山では、登山道も含め野生化していくのはよくある現象です。今のところ、登山道は整備されていますが、このままでは10年後ぐらいには、もしかしたら霰ヶ山(あられがせん)は頂上に立つのが難しい山のひとつに戻るかもしれません。こうした霰ヶ山の変わりゆく姿を今後も見守っていきたいと思います。

【芸術の秋!県北の“森の芸術祭”】
 岡山県の北部では、9月28日(土)から11月24日(日)にかけて、“森の芸術祭 晴れの国・岡山”が開催されます。これは岡山北部の12町村で展開する国際芸術祭で、森や渓流、滝、洞窟、高原などの豊かな自然に加え、江戸時代からの歴史の変遷を残す城下町や街道が会場となっています。山行後に津山市中心部にある会場を訪問しました。
 事前に鶴山公園(津山城)南にある津山観光センターに寄り、「津山ご城下めぐり旅」など周辺の散策地図やパンフを入手しましたが、津山市中心部だけでもその施設は9か所にもおよび、場所もよくわからず地図とにらめっこしていました。すると、我々の姿を見たガイドさん(ボランティアの方?)が近づいてこられ、9つ全ての施設のある場所を懇切丁寧に説明し、それぞれの場所をマーキングしてくださいました。すでに15時を過ぎていたこともあり、比較的近い施設から順番に可能な限りまわることにしました。ちなみに、会場すべてが記載された地図は観光センターにはありませんでしたが、城西浪漫館(中島病院旧本館)<写真55>でいただけました。

 最初に訪問したのは、観光センターの裏隣に位置する森本慶三記念館(旧津山基督教図書館)<写真24>です。ここは無人で、入館前に隣のつやま自然のふしぎ館で入館券を購入します。芸術祭のチケットで入れるのでそのまま入りました。掛け時計や家具、食器など森本家で使用されていた品々<写真25〜27>が展示されていますが、数はそれほどでもありませんでした。
 隣接する「つやま自然のふしぎ館」には慶三氏のコレクションが多数展示されています。実は、一度訪問したことがありますが、ここに移転する前で、現在はワシントン条約で取引が禁止されている絶滅危惧種の剥製や標本が狭い建物一杯にぎゅうぎゅう詰めで、とりあえずものすごいことだけはよくわかりました。今となってはもうここでしか見られないものも多く、一度は見ておきたい博物館です。遺言で移転するくらいならやめてしまえと言われていたそうですが、これだけの貴重なコレクションなのでさすがに遺言を守るわけにはいかなかったようです。
 移転オープン後は初めてですが、整理され見やすくなっており、説明書きも増えて新たな発見もありました。シーラカンスの化石<写真29>やニホンカワウソ<写真32>などの絶滅種を含む剥製、昆虫や貝殻の標本など貴重なものが15室に分かれて展示されています。その数、約20,000点。ひとつ一つをまともに見ていたら、ここだけでタイムアウトになってしまいます。とりあえずすっ飛ばしてひとまわりし、その中でも印象的だったものは写真や動画でも紹介しています。
 特に世界最大のオオサンショウウオ<写真34>と大き過ぎるコイを丸呑みしようとして窒息死したオオサンショウウオ<写真35>や、同じぐらい大きい北極のホッキョクグマと南極のミナミゾウアザラシのコラボ<写真38>が衝撃的でした。これだけは撮影不可でしたが、遺言により展示されている慶三氏の脳や心臓などの臓器のホルマリン漬けも健在でした。
 この施設ではさらに芸術祭の作品が展示されており、ソフィア・クレスポ氏による作品「危機的な現存」<写真37>がありました。めまぐるしく変化するそのアートからしばらく目が離せませんでした。

 次に訪問したのは、津山城の北方面にある衆楽園です。南北に長い池に4つの島を配した近世池泉回遊式の大名庭園で、同じ様式の日本三名園のひとつ岡山市の後楽園よりも古く、国の名勝に指定されています。
 入園無料の園内にある迎賓館2階には、加藤萌氏による作品「微眠みを」<写真46>、森夕香氏による作品「リゾーム」<写真47>、甲田千晴氏による作品「枯鳥」<写真48>が展示されていました。さらに1階には、リクリット・ティラヴァニ氏による作品<写真49,50>、清涼軒には太田三郎氏による作品「鶴亀算」<写真51>、風月軒にはリクリット・ティラヴァニ氏による作品「無題2024(水を求めて森を探す)」<写真54>が展示されており、衆楽園の芸術的な庭とも相まって、まさにアートな空間を楽しむことができました。
 ちなみに、衆楽園は10月末まで20時まで入園が可能です。

 そして、この日の最後に訪れることになったのは、城西浪漫館(中島病院旧本館)<写真55>です。1917年(大正6年)に造られた異国情緒あふれる格調高い建物は病院としては津山市最古といわれ、2010年には国の登録有形文化財となりました。2009年にはNHK朝の連続小説「あぐり」のロケにも使われました。
 入ってすぐの所には、江見正暢(えみ まさのぶ)氏制作のステンドグラスと万華鏡<写真61,62>、2階には、ウメッシュ・P・K氏による作品「点を中心に回転しながら深みへ」<写真56>、ビアンカ・ボンディ氏による作品「森林浴」<写真58>、ルシーラ・グラディン氏による作品<写真59,60>がそれぞれ展示されていました。どれもオリジナリティがあり、ここの作品も印象深かったです。

 この後、作州民芸館を訪問するつもりでしたが、読図を誤って津山城下町歴史館に来てしまいました。ここでタイムアウト(17時)となり、残りの施設は次回以降に持ち越しとなりました。森の芸術祭の展示をすべて見るには、あと5回ほど訪問する必要がありそうですが、この時期はほぼ毎週、県北の山に行くと思いますので、可能な限り多くの施設を訪問し、芸術の秋を堪能したいものです。



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