大東岳・北面白山

2024年10月12日(土) [日帰り]

• GPS: 10:30
• 距離: 18.9km
• 登り: 1,898m
• 下り: 1,905m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:15
• 休憩: 1:16
• 合計: 10:31

6:30 天童高原登山者用駐車場
6:35 天童高原キャンプ場
7:08 7:17 面白山高原駅
9:34 9:35 権現様峠
11:16 11:38 大東岳
12:45 12:50 権現様峠
13:17 13:24 奥新川峠
14:03 14:10 長左衛門平
14:54 15:03 中面白山
15:29 15:44 面白山
16:08 16:09 三沢山
16:27 長命水
16:41 吉野平分岐
16:58 天童高原キャンプ場
17:01 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

10/12 6:30

男としてこの世に生まれ落ちた以上、何年かに一度は破線ルートを歩きたくなるもの。

10/12 6:33

という訳で天童高原から大東岳を目指します。6時半少し手前で駐車場1番乗りでした。他での一番とは違い登山での駐車場一番乗りはいつも微妙な雰囲気を醸し出してくれます。

10/12 6:36

面白山高原駅まで下ります。登山によって培われた先読み能力「往路で下った分は復路で必ず登る」が発動しました。

遊歩道終了、のっけから累積標高差の差し引きで188m下りました。

10/12 7:17

駅のすぐ近くには大きくきれいなトイレがあり

10/12 7:17

その向かいの登山口から再び山の中に入っていきます。

10/12 7:21

今日は自分としてはロングルートですがコース状況を勘案し「スパ長1本で突っ張ってみる」と心に決めてました。

10/12 7:24

嶋 大輔先輩、僕もこれで「男の勲章」をひとつ手に入れることができそうです。

10/12 7:46

天童高原駅〜権現様峠分岐まで序盤は気持ちのよい道ですが

10/12 8:37

中盤は厳しめの湿ったへつりが主体となりスパイク長靴が大活躍しました。

10/12 8:11

渡渉は2，3カ所だったと思いますが普通の道の如く歩いたので、あまりよく覚えていません。

10/12 8:23

スパ長は登山の難易度と共に自分の記憶すら薄れさせてくれました。

10/12 8:59

後半は川沿いから離れ森の中の緩やかな道を歩きます。景色は見えなくともこういう道をただただ歩くのが好きでたまに「登る必要があるのか？」と自問しています。

10/12 9:22

権現様峠手前の十字分岐に到着しました。ここから大東岳までがヤマレコマップでは破線区間となります。

10/12 9:36

最初は膝程度の草で見えずらいですが踏み跡はしっかりしています。

10/12 9:41

やがて川に出ます。以降、約1km、この川に沿って登ります。

10/12 10:02

10回以上の渡渉とダイレクトに水の中を遡上する場所もあります。しかし水量も多くなく傾斜も全般に緩めなので危険はありません。ただ、普通の登山靴だとジャブジャブになりかなり萎えそうです。

10/12 10:16

川が枯れても尚、岩がつきるまでひたすら主流を遡っていきます。多少渡渉場所を間違えても川という目印で容易に復帰できる為、道迷いの心配もほぼ皆無でした。

10/12 10:22

川を登り終え岩が無くなりました。うーん、大変だとは思うけど、破線の割に危険度は天童高原駅〜権現様峠のほうがあったかも…。そんな印象を持った後

10/12 11:00

程なくして破線ルートの逆襲が始まりました。背丈を超える笹を掻き分け急登を登ります。笹の下に潜って踏み跡を探す場面もありました。生意気なこと言ってごめんなさい　潜りながらそんなことを考えてました。

10/12 11:13

山頂手前で笹の背は少し低くなりました。平泳ぎのように笹の大海原を泳いでいきます。

10/12 11:16

遂に大東岳初登頂。嶋 大輔先輩見ててくれましたか？

10/12 11:21

笹薮を少々強引に通過したお蔭で自慢のショルダーポケットに穴が開いてました。

10/12 11:19

山頂からの景色を眺め、後から宮城方面から登って来られた方と楽しい談笑をさせて貰った後

10/12 11:41

再び笹の海にダイブしていきます。

10/12 12:49

分岐まで戻った後、やや予定より遅れてたものの射程圏内と判断し北面白山を目指しました。

10/12 14:51

なんとも穏やかな景色を横目で見ながら

10/12 14:47

奥新川峠、長左衛門平、中面白山と緩やかな稜線を繋いでいきます。

10/12 15:12

中面白山前の鞍部で北面白山を見据え「まだ結構あるな」と不安になり残りの累積標高を確認します。0.6大岡山(南登山口)でした。

10/12 15:16

大岡山はいつも僕にパワーと元気を与えてくれる。再び歩きだします。

10/12 15:29

山頂直下。これが偽ピークだったら死んでもいい、と恐る恐るその先へ近づいていきます。

10/12 15:30

じゃーん、ビンゴ！北面白山！
トンボも乱舞してました。

10/12 15:39

葉山と山頂が雲にかくれた月山

10/12 15:31

大東岳と歩いてきたその稜線を眺め今日の長い一日が終わったと実感し感傷に浸ります。

10/12 15:40

よし、そろそろ帰るか。

10/12 15:51

すっかり終わった気になってましたが三沢山までの激下りを忘れてました。否、敢えてその記憶を封印していたというのが正確かもしれません。ストックを松葉杖の様に使いながら下っていきます。

10/12 16:07

三沢山から西日に照らされる面白山。最高でした。

10/12 16:59

日没前に無事下山できました。1日だけのちょっとした冒険もこれでやっと幕を閉じました。

撮影機器：

Pixel 6a Google

感想

yamano3

次の破線ルート探訪は5年後くらいになるかと思います。

コメント

行雲流水

ロングコース、お疲れさまです。
大東岳へのこのコース、前々から登ってみたいと思っていましたが、悪路との情報に怖気づき踏み込むことができていません。今回道の状況を詳しく教えていただきありがとうございます。たいへん参考になりました。でも、ん〜、後半の笹薮はやっばりわたしには無理かな！

yamano3

行雲流水さん　ありがとうございます。
このコース、破線部分においては危険はさほど感じず体力的にも凄くきついという事もありませんでした。上部の笹薮は違う方向にいくと笹の下に隠れている針金みたいな藪に行く手を阻まれるので道間違いの可能性も低いと思われます。踏破の為には「折れない心」これに尽きるかと思います（笑）