瑞牆 十一面岩末端壁 調和の幻想 ワイドはムズい💦
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
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写真
装備
共同装備 |
50mダブルロープ2本
アルヌン6本
120cmスリング4本
キャメ#0.2〜4を2セット
キャメ#5と#6を1セット
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感想
自分では時期尚早だと思っていた調和の幻想に行ってきた。
楽しく5P全部登れたけど、ワイド苦手な私はかっこよくワイドに体ぶち込んで華麗にずり上がって行けず。。。「ペッ!!」って外に吐き出されそうになって、フェイス登りやレイバックで越える場面もたびたび💦ワイド面ではやはり時期尚早だった。。。
次回はワイドは全部ワイド登りで突破してやりたい(^^)
《1P目》
大きな階段状になっているところを登って、ワイドクラックに着いてからが勝負。ワイドクラックにかっこよく半身いれてズリズリ行きたいところだけど、離陸後前進するのがムズくて右フェイスのフレークを使ってフェイス登りで前進。途中からクラック側に戻りクラックとフェイスのホールドを使って登る。最後はきれいなハンドのクラックから左のテラスにマントル返したら終了。ボルト2本の終了点。
《2P目》
出だしが少し悪い。#5でプロテクションを取って、一段上がって右足でフットジャムして安定したら#5をさらに上にずらした方が良いかも。その後はクラック奥のフィンガーとかを使って登る。傾斜が緩くなって来たら凹角のフィンガーとスラブのホールドを使って上部垂壁に突き当たるまで進む。スラブは染み出しが多いのか結構濡れていた。垂壁にたどり着いたら左に見える大きな立ち木までトラバースしてから上のテラスに向かって進む。ピナクルで終了点の支点構築。
《3P目》
私的には一番楽しかったピッチ。左上するランペを登ったらクラック沿いに直上する。唯一あるボルトにクリップしたら右にトラバース。ここはちょっとバランシー。そのまま右カンテまでトラバースするとホールドが出てくるので、それを使ってテラスまで。立ち木で終了点で支点構築。
《4P目》
終始なかなかバランシーなピッチ。まずスラブ面と立ち木を使ってズリズリ上がったら、立ち木の枝を使ってさらに木を登る。結構な高さまで木登りしたら下向きワイドのアンダーを持ってダイクに乗れる。ダイクを少し右にトラバースするとボルトにクリップできる。そのままさらに右にトラバースしたらスラブを登る。適当なところから左にトラバースして、下向きワイドの下に入り左のホールドも使い前進する。下向きワイドで頭がつかえるくらいになったら、右のフレークを使ってレイバックで下向きワイドから脱出してテラスまで上がる。立ち木で終了点の支点構築。
《5P目》
まず顕著なフレークに向かって登る。最初は#6でもダメなくらい広いが少し上がると#6が決まるようになる。#6は1本しかないのでそれをお散歩させながら前進していく。
ワイドパートスタートしてからの数mがワイド苦手な私にはちょっと難しかった。ちょっと難しいところを上がってダイクに立ってからはそこまで難しくはない。中間くらいまで行くとフレークの上に乗れるようになる。「このままワイドを進むか」「フレークの上に乗ってレイバックで進むか」という選択ができるようになる。悩んだ結果、苦手なワイドで進退窮まる可能性が大きいので思い切ってフレークの上に乗ることをチョイス。ただ「フレークに乗る=#6とお別れ」という図式にもなりかねないので、とりあえず乗ってみて#6がスライドできるか試してみた。そしたら意外と問題なくできたのでそのままレイバックで進んだ。しばらく進むと左側にフレアした右上クラックが見えてくる。それを使おうか考え左にトラバースして触ってみたが、少し汚くフレアしているためジャムの効きも悪そうなので、最後までフレークレイバックで上がった。ここで我が心の友の#6と涙のお別れをした。
そこから少しハンドクラックを上がったところで、私の中の最大の核心オフィズスが目の前に!他の記録でもここは皆苦労しているよう。とりあえず右半身を入れてみた。チキンウィングをやろうとしたが、フレアしたオフィズスでは上手く決まらない💦奥のハンドが効くところを使ってジワジワ登って行ったが、ホント最後のところがハンドが決まらなくなったので、右に向きを変えて右のホールドで強引に外に出て突破した💦いや〜ムズかった💦終了点にはボルトと残置ビナあり。
ちなみにこのピッチは#6をスライドさせている時にスリップとかしたら「さようなら」なので、「素早く!確実に!」でスライドさせた。上に行けば行くほどロープの重みもあり#6を上げづらくなるのでしんどかった。。。そして#6は決まるは決まるがやや開き気味なのでなんか嫌な感じだがまぁ止まるだろうと信じて登った。
《下降》
1回目は5P目取り付きまで。
2回目はやや右寄りに下りる。ロープをあんまり派手に投げると下の木に引っかかるので、4P目取り付きのテラスには真下にボトッて落として、そこまで下りてから豪快に下ろした方が良い。
3回目で下まで行ける。
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