三日月山〜立花山
- GPS
- 02:07
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 452m
- 下り
- 456m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
バスは乗らなかったが香椎駅から西原にかけては日中は頻繁にバスあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
良好に整備された一般登山道 |
写真
感想
福岡といえば宝満山が有名であるが、出張先の博多のすぐ近くに三日月山と立花山という好展望の山があることを知る。博多から始発列車に乗って香椎の駅まではわずかに10分少々の距離だ。
駅前の大通りを歩き始める。空は暗く、まだ夜が明ける気配は感じられない。
小さな川にかかる橋の手前に三日月山への案内標があり、通りから右折する。すぐにも住宅地の手前に大きなクスノキの大樹が聳えている。住宅地の中にこのような大樹があることに違和感を覚えるが、その立派な樹影に畏怖を感せざるをえないほどの大樹である。
山に向かって地理院の地図では三日月温泉と記されているが、温泉はかなり以前に廃業したようで、老人ホームと思しき大きな建物が建っている。その前を通り過ぎると、建物の奥から三日月山に向かう登山道が始まる。
広々とした登山道が続き、傾斜も緩やかなので登やすい。20分ほどで山頂に到着する。時刻は丁度6時であった。広く切り払われた山頂には草原が広がり、ほぼ360度の好展望だ。西側の博多方面は夜景が広がっているが、急速に空が明るくなりつつある。日の出の時間はもうすぐと思われるが、生憎東の空には雲が広がっている。ご来光を諦めて、立花山へと向かうことにする。
歩きやすい尾根道が続いている。小さな鞍部を過ぎて、立花山への登りにさしかかると登山道には大きなクスノキが現れる。続いて現れた大樹はブナ科のタブノキであることを樹にかけられた小さな樹名標が教えてくれる。登るにつれて登山道の周囲にはクスノキの大樹の森が広がっていることに気が付く。山頂まではわずかな距離ではあるが、これまで見たことがないようななんとも幻想的な雰囲気の森である。
やがて唐突に広々とした平坦な山頂広場の一角に飛び出す。この平坦な山頂は人工的に思われたが、やはりかつての山城が築かれたところであった。山麓の香椎は交通の要衝であり、その裏手に聳えるこの山は度々戦乱の舞台となったようだ。博多の広大な展望を堪能すると、下原に下山する。
下原と香椎との間は頻繁にバスがあるようだが、バス停に到着したのはバスが丁度出発した後だったようだ。香椎の駅まで軽くランニングすると、次のバスよりも早く香椎に到着することが出来る。博多への通勤客でほぼ満員の列車で博多に戻る。駅前のホテルでひと汗流すと、仕事着に着替えて出張先に向かうのだった。
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