御巣鷹の尾根から高天原山と大蛇倉山へ(慰霊登山を兼ねて)
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 868m
- 下り
- 861m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
30台ほど駐車可 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇御巣鷹の尾根(県境稜線まで) 昇魂の碑までは軽装でも登れるよう整備されているが、碑を過ぎ墓碑群がなくなると途端に悪くなる。基本的に尾根を急登するがヤブっぽいところや不明瞭の所も多い。テープやリボンが随所にあるのでよく確認してから進むこと。特に下りでは要注意。また、落ち葉でスリップしやすい。 〇県境稜線(高天原山〜大蛇倉山) 細い踏み跡が続き目印もある。群馬県側は切れ落ちている場所が多く、長野県側はカラマツの植林帯が多い。道は見通しが効く長野県側に一段下った場所に付いている所が多いが倒木も多い。 所どころに古い道標あり。 |
写真
感想
今年は御巣鷹の尾根に日航機が墜落してから30年。
御巣鷹にはこれまで4回ほど慰霊登山に行っているが、ここ十数年は登っていなかったので、30年の区切りでまた行くことにした。
この間、この尾根沿いに長野県境稜線まで登山道が付き、秘境の部類に入る高天原山や大蛇倉山に簡単に登れるようになったらしく、昭文社の登山地図にも破線で描かれるようになったので、これも辿ってみることにした。
午前7時に登山口に到着。ここも以前はかなり下だったが、ずいぶん上まで車道が伸びた。
昇魂の碑まで、以前よりも格段に整備されている。大勢の方が上まで行けるよう車道も含めて整備したとのこと。
昇魂の碑に礼拝。焼香をする。ここから先に行かせてくださいと心の中でお願いしてからさらに上へ。
このあたりもしばらく来ないうちにずいぶんと木々が伸びた。よく見えた墓碑群も木の陰になっている。この墓碑群を過ぎると踏み跡だけになった。しばらくアセビのヤブが続き、道は次第に急になる。倒木も多くわかりづらい場所もあるがテープやリボンの目印もあるので確認しながら登る。
ひと汗かいたころ上が開けてきて県境稜線に出た。
ここから左に折れ、まず高天原山に向かう。
稜線沿いにアップダウンを繰り返す。長野県側はほぼカラマツ林で明るく、道も長野県側に一段下がったところに付いていて歩きやすい。
そんなに苦も無く、あっさり高天原山に着いた。この山はこの付近で最高峰の1979m。呼び名もいくつかあり、高天原山のほか、蟻ヶ峰、ショナミの頭などとも呼ばれているが国土地理院の地形図には何の記載もない。麓から見たそれぞれの呼び名かもしれないし、川上村には所並沢という沢もある。山頂からは川上村方面がよく見え、金峰山もうっすらと浮かんでいた。それにしても静かでいい所だ。のんびりしたかったが、次に大蛇倉山が控えているので来た道を戻る。
昇魂の碑下降点まで戻りそのまま直進。ひと登りで1922m峰に着いた。ここは誰が付けたか日航の頭と呼ばれている。眼下には駐車場が見えた。
ここからしばらくコメツガやシラビソの森となり深山の雰囲気となる。倒木も多く、跨いで歩く。
ふたたびカラマツ林となってひと登りで大蛇倉山に到着。山頂は平らで北端に大岩があり、大蛇倉の由来だろうか。倉はクラ、クラは岩場を指すのでおそらくそうだと思う。その大岩の上からは西側が開けていて大展望が広がっていた。うす曇りだが、八ヶ岳はじめ遠くには南アルプスから北アルプスまでうっすらと見える。素晴らしい眺めをしばらく独り占めした。
昼食を摂り、下山開始。
御巣鷹の尾根の下りは思ったより厳しかった。目印を見失うこと数回。目印がなければ違うところに下ってしまう可能性が高い地形だった。落ち葉でスリップもするので慎重に下り、アセビのヤブをすぎて昇魂の碑まで下った。
ふたたび碑に礼拝。この場所を通らせてもらい登山できたことと安全に下山できたことに感謝し焼香し、駐車場まで戻った。
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