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Yamareco

記録ID: 7437772
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

花切山〜赤松展望所〜加江田渓谷 ※鵜戸山地(宮崎県)※

2024年11月03日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.4km
登り
658m
下り
836m

コースタイム

日帰り
山行
8:54
休憩
1:17
合計
10:11
7:49
9
スタート地点
7:58
2
自然観察遊歩道東口
8:00
22
花切山登山口
8:22
11
滝コース分岐
8:33
8:37
30
渡渉点
9:07
29
レスキューポイントD-7
9:36
26
あかご淵分岐
10:02
46
滝コース合流点
10:48
11:00
7
花切山展望所
11:07
11:28
93
13:01
13:41
7
13:48
115
くんぱち山分岐
15:43
42
平成登山口
16:25
5
あかご淵コース登山口
16:30
90
加江田渓谷 最西到達点のハシゴ場
<コースタイム>
加江田渓谷遊歩道終点ー<10分>ー花切山登山口ー<10分>ー滝コース分岐ー<45分>ーあかご淵分岐ー<15分>ー滝コース合流点ー<40分>ー三叉路ー<3分>ー花切山ー<80分>ー赤松展望所ー<80分>ー平成登山口ー<30分>ーあかご淵登山口ー<90分>ー加江田渓谷遊歩道入口(丸野駐車場)
※あかご淵登山口ー<80分>ー加江田渓谷遊歩道終点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
椿山キャンプ場の対岸にある加江田渓谷遊歩道の終点の駐車スペース。数台とめられる。
コース状況/
危険箇所等
目もくらむような急坂があるので緊張を強いられるが、植林のない常緑広葉樹の森がひろがるとても素晴らしい山である。花切山から赤岩展望所までは縦走も楽しめる。展望は花切山展望所と赤松展望所の2カ所。現時点では花切山展望所の方が展望を邪魔する草木が少なくて、より西側にあるので赤松展望所より眺めが良い。

■花切山登山口〜滝コース分岐■
・登山口に「通行止」の立て看板あり。沢沿いの登山道の一部崩壊している(画像参照)が、現時点では注意すれば通行できる。今後の大雨でどうなるかは不明だが、と登山道は川面からそれほどの高さはないので、崩壊してもなんとかなりそう。他にも注意すべき箇所あり。
■滝コース分岐〜あかご淵分岐■
・渡渉点は対岸の赤布を目標に飛び石伝いに渡る。
・渡渉後、足下が見えにくい草むらを少し進むと木にくくりつけられた小さな道標がある。道標に従って急斜面を少し登ると左側に少しトラバースして急な尾根にとりつく。少しわかりにくいので地形を見ながら赤布と踏み跡をたんねんに探して進む。
・急傾斜の尾根は木の根っこで踏み跡が少しわかりにくいので赤布を追っていく。途中、ロープがあるが斜度が半端ないので体力と神経を使う。
・急登が終わると下りもあるなだらかな尾根道となり登山道は明瞭になる。
■あかご淵分岐〜花切山山頂
・あかご淵分岐から再び少し急登となるが長くは続かない。
・花切展望所は狭いが、霧島連山、鰐塚山、高隈山地の眺めがとても良い。赤岩展望所より近いし、視界を邪魔する草木が少ないので、花切展望所の方が眺めが良い。
■花切山〜赤松展望所
・花切山分岐からの下りは広くなるところがあって踏み跡が弱いので赤布を丹念に拾っていく。
・縦走路は尾根伝い進むが西側が切れ落ちている。尾根伝いに進めない場合は少しだけ東側に下って進むところがあるので赤布と踏み跡を丹念に追う。
・赤松展望所は南側の大きな岩壁の基部を西側に廻り込んで進む。ヘロヘロの体に応える登り。
■赤松展望所〜平成登山口
・西側が切れ落ちた急峻な尾根道を下るが、大きな岩のあるコブがいくつかあって、東側に逃げるが迷路のようなところもあるので丹念に踏み跡と赤布を追う。
・広くてなだらかな鞍部のような先にある岩場ではない砂地のコブで、降り口が分からず行き詰まってあたりを右往左往してしまった。再びコブの淵の草むらの先(下)をのぞき込むと急な尾根にちゃんと踏み跡が続いていた。
・尾根後半はかなりの急斜面が続く。長いロープがいくつもあり、ロープなしには下づらいので緊張を強いられる。
椿山キャンプ場の対岸にある加江田渓谷遊歩道の終点。数台は止められる。
2024年11月03日 07:44撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 7:44
椿山キャンプ場の対岸にある加江田渓谷遊歩道の終点。数台は止められる。
家一郷山の山頂まで続く自然観察歩道西口が駐車スペースの横にある。
2024年11月03日 07:44撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 7:44
家一郷山の山頂まで続く自然観察歩道西口が駐車スペースの横にある。
加江田渓谷遊歩道の終点から歩き出す、
2024年11月03日 07:48撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 7:48
加江田渓谷遊歩道の終点から歩き出す、
加江田渓谷遊歩道を進む。
2024年11月03日 07:54撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 7:54
加江田渓谷遊歩道を進む。
家一郷山の山頂まで続く自然観察歩道の東口
2024年11月03日 07:58撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 7:58
家一郷山の山頂まで続く自然観察歩道の東口
花切山登山口。通行止めの立看板が……知らなかった。行けるところまで行ってみることに。
2024年11月03日 08:00撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:00
花切山登山口。通行止めの立看板が……知らなかった。行けるところまで行ってみることに。
のっけからこの調子だ。先が思いやられる。
2024年11月03日 08:02撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:02
のっけからこの調子だ。先が思いやられる。
そのあと沢沿いの登山道に問題はなかったのだが…。
2024年11月03日 08:07撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:07
そのあと沢沿いの登山道に問題はなかったのだが…。
2024年11月03日 08:08撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:08
登山道が沢の方へ崩壊している。ここが通行止めの原因か?
2024年11月03日 08:13撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:13
登山道が沢の方へ崩壊している。ここが通行止めの原因か?
登山道が崩壊しているところの沢の様子。
2024年11月03日 08:14撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:14
登山道が崩壊しているところの沢の様子。
崩壊箇所をなんとか通過したところから振り返る。
2024年11月03日 08:16撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:16
崩壊箇所をなんとか通過したところから振り返る。
滝コース分岐。滝コースはいったん家一郷山の山腹へ登っていく。
2024年11月03日 08:22撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:22
滝コース分岐。滝コースはいったん家一郷山の山腹へ登っていく。
2024年11月03日 08:23撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:23
渡渉点。対岸の赤布へ飛び石伝いに。
2024年11月03日 08:34撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:34
渡渉点。対岸の赤布へ飛び石伝いに。
渡渉を終えて振り返る。
2024年11月03日 08:37撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:37
渡渉を終えて振り返る。
この道標から急斜面を登り始める。少し登ったら直ぐに左へ少しトラバースして急峻な尾根に取り付く。
2024年11月03日 08:41撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:41
この道標から急斜面を登り始める。少し登ったら直ぐに左へ少しトラバースして急峻な尾根に取り付く。
目もくらむような急峻な登り。ロープにも頼らざるを得ない。
2024年11月03日 08:53撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 8:53
目もくらむような急峻な登り。ロープにも頼らざるを得ない。
ほぼ垂直にかかるハシゴ。
2024年11月03日 09:00撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:00
ほぼ垂直にかかるハシゴ。
ハシゴを登り切ったところから振り返る。
2024年11月03日 09:03撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:03
ハシゴを登り切ったところから振り返る。
少し平地となっているレスキューポイントD-7
2024年11月03日 09:07撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:07
少し平地となっているレスキューポイントD-7
2024年11月03日 09:15撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:15
2024年11月03日 09:16撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:16
急峻な登りが終わるとしばらくは穏やかな尾根道の登りが続く。
2024年11月03日 09:22撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:22
急峻な登りが終わるとしばらくは穏やかな尾根道の登りが続く。
2024年11月03日 09:31撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:31
あかご淵コースの分岐。
2024年11月03日 09:36撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:36
あかご淵コースの分岐。
長い長いあかご淵コースはどんな登山道が続いているのだろう。
2024年11月03日 09:38撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:38
長い長いあかご淵コースはどんな登山道が続いているのだろう。
2024年11月03日 09:47撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:47
2024年11月03日 09:57撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 9:57
滝コースとの合流点だが、それを示す道標が見当たらない。
2024年11月03日 10:01撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 10:01
滝コースとの合流点だが、それを示す道標が見当たらない。
2024年11月03日 10:20撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 10:20
花切山展望所は登山道から1分ほど急坂を登る。
2024年11月03日 10:44撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 10:44
花切山展望所は登山道から1分ほど急坂を登る。
花切山展望所
2024年11月03日 10:48撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 10:48
花切山展望所
中央に鰐塚山、右奥に霧島連山。最高の眺めだ。
2024年11月03日 10:48撮影 by  Pixel 9, Google
1
11/3 10:48
中央に鰐塚山、右奥に霧島連山。最高の眺めだ。
鰐塚山山頂と右奥に霧島連山。
2024年11月03日 10:50撮影 by  Pixel 9, Google
1
11/3 10:50
鰐塚山山頂と右奥に霧島連山。
鰐塚山
2024年11月03日 10:50撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 10:50
鰐塚山
高隈山地と思われる。
2024年11月03日 10:50撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 10:50
高隈山地と思われる。
2024年11月03日 11:01撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 11:01
赤松展望所への縦走路の分岐。
2024年11月03日 11:04撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 11:04
赤松展望所への縦走路の分岐。
花切山山頂
2024年11月03日 11:26撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 11:26
花切山山頂
岩壺山への縦走路の入口のはずだが道標が見当たらない。
2024年11月03日 11:25撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 11:25
岩壺山への縦走路の入口のはずだが道標が見当たらない。
赤松展望所への縦走路の分岐。下り始めは素敵な常緑広葉樹の深い森が続く。この縦走路中の白眉の景観だ。
2024年11月03日 11:29撮影 by  Pixel 9, Google
1
11/3 11:29
赤松展望所への縦走路の分岐。下り始めは素敵な常緑広葉樹の深い森が続く。この縦走路中の白眉の景観だ。
縦走路に現れる左(西)側が切れ落ちた岩場、苔でつるつル滑って怖い。
2024年11月03日 11:59撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 11:59
縦走路に現れる左(西)側が切れ落ちた岩場、苔でつるつル滑って怖い。
縦走路に現れるロープのある急坂。とてもじゃないけどロープに頼らないと下れない。ここで本日出会ったただ一人の登山者とすれ違う。
2024年11月03日 12:16撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 12:16
縦走路に現れるロープのある急坂。とてもじゃないけどロープに頼らないと下れない。ここで本日出会ったただ一人の登山者とすれ違う。
急坂を下りきったところから振り返る。
2024年11月03日 12:19撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 12:19
急坂を下りきったところから振り返る。
2024年11月03日 12:27撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 12:27
赤松展望所へは大きな岩壁の基部を左側にトラバースして回り込む。
2024年11月03日 12:46撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 12:46
赤松展望所へは大きな岩壁の基部を左側にトラバースして回り込む。
岩壁を回り込んでからロープのある急坂を登れば赤松展望所はすぐそこだ。
2024年11月03日 12:51撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 12:51
岩壁を回り込んでからロープのある急坂を登れば赤松展望所はすぐそこだ。
赤松展望所分岐。展望所へは30秒以内で着く。
2024年11月03日 12:58撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 12:58
赤松展望所分岐。展望所へは30秒以内で着く。
赤松展望所の様子。草木が伸びて眺めを邪魔している。
2024年11月03日 13:41撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:41
赤松展望所の様子。草木が伸びて眺めを邪魔している。
赤松展望所からの眺め。
2024年11月03日 13:01撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:01
赤松展望所からの眺め。
市房山。花切山展望所では木に邪魔されて見えていなかった。
2024年11月03日 13:36撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:36
市房山。花切山展望所では木に邪魔されて見えていなかった。
木に隠れているのが鰐塚山。
2024年11月03日 13:34撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:34
木に隠れているのが鰐塚山。
最後列に雲湧く霧島連山が見える。
2024年11月03日 13:35撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:35
最後列に雲湧く霧島連山が見える。
赤松展望所から縦走路を進むとくんぱち山への分岐が現れる。
2024年11月03日 13:48撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:48
赤松展望所から縦走路を進むとくんぱち山への分岐が現れる。
平成登山口にはこの道標に従って下る。
2024年11月03日 13:49撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:49
平成登山口にはこの道標に従って下る。
西側がすっぱり切れ落ちている急峻な尾根道を下る。大きな岩があるコブを越えていく。
2024年11月03日 13:52撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:52
西側がすっぱり切れ落ちている急峻な尾根道を下る。大きな岩があるコブを越えていく。
2024年11月03日 13:52撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 13:52
尾根道から主稜線を見上げる。
2024年11月03日 14:25撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 14:25
尾根道から主稜線を見上げる。
尾根道から主稜線を見上げる。
2024年11月03日 14:26撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 14:26
尾根道から主稜線を見上げる。
2024年11月03日 14:37撮影 by  Pixel 9, Google
1
11/3 14:37
2024年11月03日 14:45撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 14:45
尾根道の下部はロープに頼らざるを得ない急峻な下りが続く。
2024年11月03日 15:22撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 15:22
尾根道の下部はロープに頼らざるを得ない急峻な下りが続く。
急峻な下りが終わると長い緊張感から解放されてほっとする。
2024年11月03日 15:39撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 15:39
急峻な下りが終わると長い緊張感から解放されてほっとする。
やっと平成登山口に出た。
2024年11月03日 15:43撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 15:43
やっと平成登山口に出た。
やっと平成登山口に出た。
2024年11月03日 15:43撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 15:43
やっと平成登山口に出た。
加江田渓谷遊歩道を西へ進んで終点に向かう。
2024年11月03日 15:55撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 15:55
加江田渓谷遊歩道を西へ進んで終点に向かう。
2024年11月03日 15:56撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 15:56
2024年11月03日 16:04撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 16:04
美しいナメ状の川床がつづく。
2024年11月03日 16:04撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 16:04
美しいナメ状の川床がつづく。
双石山へ至る丸太登山口。
2024年11月03日 16:13撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 16:13
双石山へ至る丸太登山口。
丸太橋。
2024年11月03日 16:14撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 16:14
丸太橋。
あかご淵登山口。あかご淵コースを経て花切山へ至る。加江田渓谷遊歩道の終点へはそのまま進む。
2024年11月03日 16:25撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 16:25
あかご淵登山口。あかご淵コースを経て花切山へ至る。加江田渓谷遊歩道の終点へはそのまま進む。
あかご淵登山口を過ぎて加江田渓谷遊歩道を少し進むと突然遊歩道がなくなってハシゴが川岸に下りるようにかかっていた。その先のルートは巨岩も転がる荒れた河岸が続いているようで、時間が余計にかかるルートに思えた。時刻も遅いのでこれ以上進むのを即諦めて反転し、加江田渓谷遊歩道入口の丸野駐車場を目指した。
2024年11月03日 16:30撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 16:30
あかご淵登山口を過ぎて加江田渓谷遊歩道を少し進むと突然遊歩道がなくなってハシゴが川岸に下りるようにかかっていた。その先のルートは巨岩も転がる荒れた河岸が続いているようで、時間が余計にかかるルートに思えた。時刻も遅いのでこれ以上進むのを即諦めて反転し、加江田渓谷遊歩道入口の丸野駐車場を目指した。
このあとだんだん暗くなり、遊歩道入口の丸野駐車場に着いた頃には真っ暗になっていた。
2024年11月03日 16:59撮影 by  Pixel 9, Google
11/3 16:59
このあとだんだん暗くなり、遊歩道入口の丸野駐車場に着いた頃には真っ暗になっていた。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ガスコンロ

感想

2024年11月3日(日)【花切山〜赤岩展望所〜加江田渓谷】※鵜戸山地(宮崎県)※

快晴。午前中、山の上部では少し風が強かった。
3連休の中日。一日中好天が約束されているので少し遠出して山歩きを楽しもうと思ったが、結局サクッと登って下りてこられて、自宅から登山口まで車で52分で行ける宮崎市近郊の花切山(669m)を歩くことにした。

車は県道27号線から椿山キャンプ場へ向かう道路に入るが、途中で左折すべきところを直進してしまい、その先で道迷いしてのっけから時間をロスしてしまった。

椿山キャンプ場の対岸の誰もいない加江田渓谷遊歩道の終点に車をとめて歩き始める。
直ぐに花切山登山口の分岐となるが、通行止の立看板が。大体こういう表示は大袈裟なものだと鷹をくくって行けるところまで行こうと先に進んだ。

沢沿いの登山道を進むと突然登山道が崩壊しているところが現れた。なんとか通過できたが今後の雨次第ではどうなることやら。ただ登山道は川面からそれほど高いところを通っているわけではないので、今後完全に崩壊してもなんとかなるだろう。

渡渉点を飛び石伝いに渡って、川岸の足下の見えない草むらの中の踏み跡を歩いていると、草むらが揺れたと思ったら目の前を大きな明るい茶色の(たぶん)イノシシが横切っていった。踏み跡をさらに少し進むと木にくくりつけられた花切山への道標があった。

ここから急斜面を少し直登してから左側にトラバースすると急峻な尾根道に続く直登路に乗った。
木の根だらけで踏み跡がよく分からない目もくらむような急斜面は、赤布をたんねんに追いながら木々やロープにつかまって体を引き上げていく。ほぼ垂直のハシゴを登り切るとようやく傾斜もゆるみ、緩やかな下りも出てくるようになると登山道は明瞭になり赤布もなくなる。常緑広葉樹の巨木もたくさんあってなかなか良い雰囲気である。

あかご淵コースの分岐を過ぎると再び急登があるがさきほどのような斜度ではなかった。さらに進むと登山道を離れて急登1分で小さな花切山展望所に着いた。展望は西側の霧島連山、鰐塚山、高隈山地などに限られるが想像していた以上に素晴らしい眺めだった。

花切山の山頂は高木に囲まれて展望はまったくなく、なんとなく落ち着けないところだった。時刻はまだ11時半、今日は涼しいので暑さによるバテもまったくなく、体力はまだ落ちてなかった。山頂手前にあった赤松展望所への分岐から先のルートは常緑広葉樹の深い森が続いているようでとても惹かれるものがあった。当初はピストンで下山する予定だったが、今日は一日雨の心配もなく、明日も休みなので、赤松展望所まで縦走して、平成登山口に下山、加江田渓谷遊歩道を終点まで戻ることに変更した。

赤松展望所への縦走路に入り、素敵な常緑広葉樹の深い森を下っていく。常緑樹の森なので落葉樹の森のように明るくはないがとても魅力的な森であった。長い下りが終わると縦走路は小さなアップダウンが続く。尾根通しに進めないところは西側が切れ落ちているので、東側に少し下ってはまた尾根上に戻ることを繰り返すが、久しぶりの縦走に心が躍った。途中ロープの助けなしには下れないところが1か所あるが、この日山中で会ったただ一人の登山者とすれ違う。

赤松展望所には簡単に登れると思っていたが、南側に大きな岩壁があって、登山道は岩壁の基部を西側に回り込んで登っていく。疲れた体にはけっこう応えた。

赤松展望所に着いたが草木が茂って展望を邪魔していて、想像していたより眺めはよくなかったが、花切山展望所では見えなかった(と思う)市房山が見えた。ここで大休止としてお湯を沸かしてカップ麺を食べた。

平成登山口までの下りは、西側が切れ落ちた急峻な尾根道に岩のあるコブがいくつかあって、登山道は東側に少し下って廻りこむが迷路のようなところもあり赤布と踏み跡をたんねんに追っていく。
尾根の後半は斜度が増して、めもくらむような下りがつづく。膝が笑ってきている状態ではロープの助けを借りずにはいられなかった。

平成登山口まで下るとようやく緊張感から解放されて、加江田渓谷遊歩道を終点目指して西に進む。傾いた陽射しにナメ状の川床の流れがオレンジに色に輝いてきれいだった。

あかご淵登山口の先で突然歩き易い遊歩道がなくなりハシゴが川岸に下りていた。この先は巨岩がゴロゴロしている川岸が続いているようでコースの状況が良く分からなかった。実はあかご淵から先の記録が少なくて、事前に登山道の状況を把握できていなかった。

時間も遅いのでこの先のコース状況の確認をしている余裕はなかったので、即座に踵を返して、加江田渓谷遊歩道のスタート地点とは反対側(東側)の入口の丸野駐車場を目指して歩き出した。丸野駐車場からタクシーを呼んでスタート地点まで戻るつもりだった。

丸野駐車場に着いたのは18時で既に真っ暗になっていた。一番近そうなタクシー会社の事務所に電話したが加江田渓谷までは行けないとのこと。ほかのタクシー会社を教えてもらって電話するも、24時間受付となっているのにぜんぜん出てくれなかった。
タクシー会社を諦めて会社の同僚に電話するとすぐに出てくれて車で助けにきてくれることになった。とてもありがたかった。感謝感激雨あられである。

今回は最後にトラブルがあったものの、ひとり静かに植林のない素晴らしい常緑広葉樹の森が広がる山を思う存分に歩くことができた想い出深い山旅となった。






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