獅子岩と子持山:上州渋川、火山の岩脈で有名な岩山と紅葉。
- GPS
- 04:24
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 731m
- 下り
- 731m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体には厳しめの一般道。沢から稜線に出た道標から獅子岩まで岩の道、最後はハシゴと鎖だが、それ程緊張しない。柳木ヶ峰から子持山の後半は山頂まで岩の道、ロープ2カ所有り。 |
写真
感想
関越道からは榛名山、赤城山が目立つが、高崎を過ぎると正面にやや小さいのだがきれいな山並みが小野子山〜子持山である。古い火山で浸食が進んで低くなっているが、特に子持山は溶岩流の岩脈がそのまま残っている珍しい地形らしい。岩が多く、顕著なランドマークである獅子岩にも登ることができる。
7号橋のそばの登山口から、板の道を少し登ると、橋があって正面が屏風岩である。黒光りする岩が、見上げても全貌が見えないほどの大きさで立っている。登山道は、右の小さな沢に付けられている。植林地の中、少し歩きにくい沢の中を登って行くと、道は枯れ沢の左側を登る様になる。しばらく沢沿いを行くが、源頭に近くなると、自然林となって明るくなり、ジグザクを切って登る様になり、稜線に近づく。6号橋への分岐や左の尾根への分岐などがあるが、稜線に出ると、右:展望台、左:獅子岩の分岐がある。展望台に行くことにして進むと、細い尾根に岩がかぶさっている。それを越えて進むと、岩の上に出て眺望が開ける。獅子岩が最も目立つが、周囲の紅葉の山や遠方の山の展望も良い。
分岐に戻って、ストックはしまう。獅子岩に向かうと尾根は急登となる。時々岩と木の根を掴んで登るような道も出てくる。獅子岩に近づいた所で、左:獅子岩、右:子持山の分岐がある。左に向かい、また登ると獅子岩の基部の広場に出る。先ずハシゴ(縄梯子を金属にしたようなもの)で数メートル登り、鎖で2m程登る。後者には浅い足場が切ってあるので楽に登れる。岩峰だけあって、獅子岩は素晴らしい眺望である。上州武尊山から、赤城山、日光の山々、榛名山、浅間山とぐるっと眺められる。紅葉の中に岩が飛び出たのが見える。あれが岩脈だな。岩脈は地層を横切って溶岩が流れて固まったものなので、垂直に板状に見える。一方、岩床は地層と平行に溶岩が流れて固まったものだということだ。
獅子岩から分岐に戻り、子持山へ向かう。道は樹林や潅木の普通の道で、少し下って登り返す。時々、周囲の眺望が開ける程度である。一つピークに登り着く。ここから子持山の岩肌が大きく見えるが、稜線は左に向かって、柳木ヶ峰に登り着く。柳木ヶ峰からしばらくは樹林の道だが、徐々に岩が多くなり、後半は岩の間を登る様になる。ロープが2カ所付けられている。きつい登りをこなし、平坦な道になると子持山山頂である。山頂の周囲は一部樹林があるが、獅子岩からは見えなかった谷川岳方面も眺められる。
子持山からの下りは柳木ヶ峰までは同じ、前半は岩の下りであるが、眺望が良い所もある。柳木ヶ峰からは樹林帯の中を急な下りだが、紅葉はきれいだった。大ダルミからは傾斜の緩いトラバース道から始まり、沢沿いを下っていく。小さな流れを何回か渡って、そのうちに、沢の右岸を行くと、徐々に道が広くなって、8号橋の上の舗装道路終点に着く。7号橋はもう近い。今日出会った方は4名だったが、駐車場に降りると10台増えていた。案外登る人は多いか。
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