【奈良百遊山】外鎌山〜鳥見山（倉橋溜池から、周辺の古墳・天皇陵も）

2024年11月21日(木) [日帰り]

• GPS: 05:52
• 距離: 12.1km
• 登り: 482m
• 下り: 477m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:12
• 休憩: 1:42
• 合計: 5:54

距離 12.1km 登り 482m 下り 477m

9:40 倉橋溜池桜の宮広場駐車場
10:00 10:19 赤坂天王山古墳
10:38 10:40 石位寺
10:51 10:52 忍阪観光おもてなし駐車場
10:55 10:57 舒明天皇陵
11:03 鏡王女墓
11:10 11:11 大伴皇女墓
11:17 外鎌山登山口
11:35 11:36 忍坂・竜谷分岐
11:51 12:46 外鎌山
12:52 12:53 外鎌城跡
12:59 13:00 外鎌山登山口
13:24 13:26 忍坂山口坐神社
13:29 13:32 赤尾登山口
13:32 13:33 金毘羅大権現
13:59 14:08 霊時
14:11 鳥見山（桜井市外山）
14:16 14:18 庭殿句碑
14:26 14:27 霊時拝所
14:40 等彌神社
15:15 15:16 崇峻天皇 倉梯岡陵 拝所
15:21 崇峻天皇倉梯柴垣宮伝承地
15:34 倉橋溜池桜の宮広場駐車

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

倉橋溜池の桜の宮広場駐車場を利用。（無料）数十台駐車可。トイレ有。
少し手前（500mほど）には柴垣の宮広場駐車場あり（数台可、無料）

コース状況／危険箇所等

特に危険な所はありません。

写真

11/21 9:42

倉橋溜池。今の時期は水量少ないようです。正面が外鎌山（とかまやま。別名：朝倉富士、忍坂山）

11/21 10:00

外鎌山へ向かう途中にある赤坂天王山古墳に立寄り。1号墳（方墳）は国の史跡指定（指定名称「天王山古墳」）。第32代崇峻天皇の真陵に比定する説がある。（Wikipedia）

11/21 10:06

先に北側にある3号墳を訪問。入口は狭いが何とか屈んで入れる。墳丘は径30m、高さ約4.6mの円墳。

11/21 10:09

中は10メートルの横穴式石室。高さ約3.1mで玄室の床石が良好な状態で残っています 。（ライト必要）

11/21 10:09

中から入口を見たところ。入口が土砂で少し埋まっている。

11/21 10:14

続いてメインの1号墳へ。こちらも入口が土砂で埋まり這って入るしかなさそう。入場は諦めました。

11/21 10:14

入口から写真撮影。奥に大きな石棺が見えました。匍匐前進が必要そう。6世紀末の築造。

11/21 10:18

天王山1号古墳は1辺約50m、高さ9mの大型方墳で、頂上まで道があります。

11/21 10:30

外鎌山までの道中は「歴史街道」となっています。

11/21 10:31

この辺りは忍坂（おっさか）街道。

11/21 10:39

石位寺。本尊は白鳳時代(644年〜710年)に製作されたと思われる薬師三尊石仏で、わが国では最も古い石彫りの三尊仏として『国の重要文化財』に指定。

11/21 10:39

ただ、拝観には事前予約が必要。

11/21 10:52

神籠石（じんごいし）は地元では「ちご石」と呼ばれる。

11/21 10:55

舒明天皇押阪内陵（段ノ塚古墳）。

11/21 10:57

7世紀中ごろの築造。特徴は最上部が八角墳である事。

11/21 11:01

道端に「鏡王女の万葉歌碑」があります。

11/21 11:03

その先に鏡王女押坂墓。鏡王女は、はじめ天智天皇の妃で、後に藤原鎌足の正室となった。

11/21 11:10

外鎌山登山口まで来ましたが、その前に大伴皇女 押坂内墓へ立ち寄り。

11/21 11:10

大伴皇女は欽明天皇と堅塩媛（蘇我稲目の娘）の皇女で古事記には大伴王と記される。兄弟には推古天皇、用明天皇。従って大伴皇女は聖徳太子の叔母。

11/21 11:17

外鎌山登山口まで戻って右へ。

11/21 11:20

ようやく外鎌山登山ですが、少し踏み跡薄い。

11/21 11:24

直ぐに分岐が出て来ます。どちらでも行けますが、緩やかな右手から。

11/21 11:25

古い丸太橋を渡って山の中へ。

11/21 11:35

要所に表示が有るのでそれに従って尾根道を進む。

11/21 11:50

山頂が見えて来ました。幾つかの遺構がありました。

11/21 11:51

山頂銘盤。これ以外にも多数。

11/21 11:51

山頂は西側が開けて奈良盆地が見えます。

11/21 11:52

先ずは傍にある三等三角点：高間山292.39mにタッチ。

11/21 11:53

真下は桜井市の街並み。金剛山、葛城山、二上山、生駒山まで見渡せます。

11/21 11:53

二上山の手前に大和三山の耳成山。

11/21 11:53

背景が金剛山、葛城山。手前に畝傍山と香久山。

11/21 11:54

こちらは生駒山。

11/21 12:04

誰も居ない山頂で記念撮影。外鎌山では誰にも会いませんでした。

11/21 12:00

ランチ。右端の「かんぱん缶」は期限切れ非常食の片づけ兼ねて。（期限切れ20年物ですが美味しく頂けました）

11/21 12:34

コーヒー飲みながらゆったりと。

11/21 12:44

さて下山は朝倉方面へ。

11/21 12:51

外鎌城の石垣跡。

11/21 12:52

八合目の表示。道は整備されています。

11/21 12:58

登山口まで降りて来ました。ここが五合目。（1合は朝倉駅でしょうか）

11/21 12:59

外鎌山の登山口全景。

11/21 12:59

登山口は民家の直ぐ横です。

11/21 13:19

次に登る鳥見山（とみやま）を目指します。

11/21 13:24

途中の忍坂山口坐神社（おしさかやまぐちにますじんじゃ）へ。

11/21 13:21

境内の大クスノキ（周囲7.3m、高さ25m、樹齢500年以上）。

11/21 13:28

鳥見山入口をヤマレコで確認していると、近隣のご婦人が丁寧に教えてくれました。奥を左手に上がって行きます。

11/21 13:35

少し紅葉があって明るい登山路。ただ、表示はほとんど無し。誰にも会わず。

11/21 13:54

時々植林帯もあるが自然林の方が多い。

11/21 13:57

この上が鳥見山の霊畤（れいじ）。「まつりのにわ」という意味で新天皇が即位後最初に行う新嘗祭を実施する場所を霊畤と言います。

11/21 13:58

鳥見山の霊畤。広場になっていてベンチもあります。
展望はありません。

11/21 13:59

山頂標識にタッチ。標識は他に幾つかあり。

11/21 13:59

霊畤の文字だけで他に記載は無い。

11/21 14:07

ここから次の白庭へ向かいます。山頂（霊畤）から下山路の等彌(とみ）神社までは標識が一杯。こちらは神社の参拝路になっている模様。

11/21 14:10

鳥見山の白庭。ヤマレコではこの手前で「鳥見山山頂です」とアナウンスがあった。ここも展望はありません。

11/21 14:12

こちらのコースはこの時間でも登って来る人が居る。2組4名とすれ違い。

11/21 14:15

庭殿。祭りの饗宴に供された場所との事。

11/21 14:31

等彌(とみ）神社の本殿。クラシック音楽が流れていました。（ビバルディの四季）

11/21 14:36

何かの行事が有るらしく足元には灯篭がずらりと。

11/21 14:36

板絵も並んでます。

11/21 14:40

紅葉のライトアップが実施中。

11/21 14:40

等彌神社の正面。右端に「鳥見山霊畤」の石柱。
出発点に戻ります。

11/21 15:05

途中で見える談山神社の表示。左が音羽山で右に談山神社のある多武峰。

11/21 15:14

最後の寄道は、崇峻（すしゅん）天皇陵 倉梯岡上陵（くらはしのおかのえのみささぎ）へ。

11/21 15:34

出発点の倉橋溜池へ無事帰着。真正面が外鎌山です。

撮影機器：

Canon IXY 650 Canon

感想

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奈良百遊山の外鎌山と隣接する鳥見山を周回して来ました。道中には古墳と天皇陵が多数あるので古墳群探索も兼ねています。

両山とも登るのは初めて。低山でも何が出て来るか初めては楽しみがありますね。外鎌山の登山口までタップリと古墳群を探索し、いざ山道へ。少しアップダウンはありますが急登もなく展望広がる山頂へ。金剛・葛城・生駒山の展望見ながらゆっくりランチ。日向ですが丁度良い暖かさでした。下りの朝倉コースは道も表示も手入れが行き届いていました。

鳥見山は東側のコースは里山そのもの、西側は等彌神社の参道といった趣で古代の歴史を漂わせる場所が幾つもありました。

タップリ歩き回れた一日となり満足です。