晩秋の上信山旅(2024):(2) 荒船山 〜展望に霧氷を添えて〜
- GPS
- 05:20
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 1,070m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 5:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「内山峠」の登山口には割と広い駐車場があったが、午前8時時点で、約20台は停まっており、ほぼ満車状態。(その後もクルマが続々とやってきて、路駐しているクルマも多く見かけました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ずいぶんと良く整備されており、ほぼ問題はない。道標も多い。但し、頂上台地へと登る部分は少し岩場、鎖場があった。 |
写真
感想
※ 「晩秋の上信山旅」シリーズの第2弾。
前日は、途中で泊った中津川市を出て、伊那の戸倉山に登ったのち、ベースとする佐久市内のホテルに、陽が暮れてから着いた。
で、この日が上信国境付近の山歩きの初日。「荒船山」は以前から気になっていた山で、今回の山旅のメインの山なので楽しみだ。
・「荒船山」は群馬の山というイメージがあり、佐久市からはかなり遠い山のような気がしていたが、実際には佐久平から群馬側に出ずに、登山口の「内山峠」まで、約40分と近かった。
・登山口からは、遊歩道のように良く整備され、落ち葉のじゅうたんが心地よい山道を歩きだす。今日は冬型となっていて風は冷たいが、この荒船山付近は季節風の影響も少な目で、日差しもあって気持ちの良い山道が続く。(登山口での気温=+2℃)
・緩い山道を1時間ほどいくと、「ハサミ岩 修験道場跡」という場所に着いた。ここは凝灰岩の岩場に、自然のものか不明だが、岩小屋状の凹みがあり、古くは修験道者がここに寝泊まりして、何やら修行をしていたのだろう。その周辺には建物の礎石らしき石もあり、古(いにしえ)の賑わいを偲ぶ。
・この後は、やや急な坂を上ると、頂上台地の一角に着き、その先には、艫岩(ともいわ)展望台と避難小屋があった。
荒船山を特徴づける、艫岩(ともいわ)の大岩壁の上からは、遥か下に国道や紅葉の森が見え、遠くには草津あたりの山々や、妙義山、榛名山あたりまで望め、なかなかに雄大な風景だ。期待通りで素晴らしい。
展望台にほど近い、避難小屋の東屋状の場所でカップラーメンでの昼食を取り、のんびりとした。
・その後、最高点の経塚山へと頂上台地の上を歩く。遠くから見えていた通り、この溶岩台地は平べったい高原状で、なにやら自然の庭園を散歩しているような雰囲気もあった。
・経塚山は頂上台地からぴょこんと飛び出した小ピーク。ここで思いがけない光景が待っていた。この付近の樹々には樹氷が沢山ついており、日差しを浴びて、まるでクリスマスのライトアップのように、キラキラと輝いていた。 ・・・・・いや〜 こんな素晴らしいプレゼントが待っていたとは、、、
頂上では樹氷のキラメキを眺めつつホットコーヒーを飲んで、のんびりとした良いひと時を過ごした。
・帰りは同じ道をたどる。今日は土曜日のせいか、ハイカーは多く、お昼過ぎでもまだまだ頂上台地は賑わっており、台地上でのんびりと昼食をとっているパーティーも多かった。
・帰りは、地質観察などもしながら行く。頂上台地付近とその手前の急坂は溶岩質のようで、修験道場跡あたりは、凝灰角礫岩と思われた。場所によって地質の違いが色々で、地質マニアの私としては興味深かった。
・登山口の内山峠には、まだ日が高い午後2時前に着いた。その後、午後3時前に佐久平のホテルへ戻ってからは、ホテル内の大浴場に入り、充実感を味わいつつの、のんびりとした午後を過ごした。
※ 注;「累積標高」が 1070mとずいぶんと多めに表示されてますが、実際には登山口の標高が約1000m、最高点が1432mなので、実質 約400mです。
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