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Yamareco

記録ID: 7519969
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

白倉峠・柳谷峠・滝谷峠・二ノ瀬ユリ

2024年11月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:58
距離
18.6km
登り
849m
下り
1,361m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:32
休憩
1:25
合計
6:57
9:04
9
スタート地点
9:13
9:16
48
10:04
59
11:03
32
白倉峠
11:35
12:14
48
13:02
13:06
1
13:07
13:16
12
13:28
13:31
27
13:58
14:24
57
15:21
15:22
39
16:01
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
旧花背峠。
京見坂。京都市街が見えました。
京見坂。京都市街が見えました。
芹生の里。
梯子谷(今西錦司は梯子谷も含めて倉ヶ谷としている)に入る。途中まで林道があり、林道が終わっても作業道が続いていた。
梯子谷(今西錦司は梯子谷も含めて倉ヶ谷としている)に入る。途中まで林道があり、林道が終わっても作業道が続いていた。
この枝谷の手前に山腹を枝尾根に上がる道があったと今西は書いているが(鳥刺しの道だろうと今西は書いている)そんなものは当然見当たらず、上がりやすそうなところも見当たらなかったのでそのまま枝谷を詰める。
この枝谷の手前に山腹を枝尾根に上がる道があったと今西は書いているが(鳥刺しの道だろうと今西は書いている)そんなものは当然見当たらず、上がりやすそうなところも見当たらなかったのでそのまま枝谷を詰める。
枝谷には作業道が途中まであるが、作業道はやがて山腹を上がっていく。作業道はたどらず、そのまま沢を詰めた。ちょうど作業道が終わったあたりで植林帯を抜ける。
枝谷には作業道が途中まであるが、作業道はやがて山腹を上がっていく。作業道はたどらず、そのまま沢を詰めた。ちょうど作業道が終わったあたりで植林帯を抜ける。
北山の沢らしい美しい源頭部。
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北山の沢らしい美しい源頭部。
沢沿いに急斜面を上がると、かすかな踏み跡を発見。踏み跡をたどってみるがすぐに消えて、どこから上がってきたのかはわからなかった。
沢沿いに急斜面を上がると、かすかな踏み跡を発見。踏み跡をたどってみるがすぐに消えて、どこから上がってきたのかはわからなかった。
枝尾根の稜線が近づいてきた。
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枝尾根の稜線が近づいてきた。
枝尾根に上がる。
枝尾根に上がる。
主尾根に乗った。
主尾根に乗った。
今西が書いたとおり、右手側の枝尾根の鞍部(今西が「ここを白倉峠と言ったらよかりそうなもの」と書く鞍部)付近に向かって魚谷側に絡んでトラバースしていく踏み跡があったのでこれをたどる。これが今西の書いた道ならば、このあたりが「白倉峠」の制札のあったところだろう。
今西が書いたとおり、右手側の枝尾根の鞍部(今西が「ここを白倉峠と言ったらよかりそうなもの」と書く鞍部)付近に向かって魚谷側に絡んでトラバースしていく踏み跡があったのでこれをたどる。これが今西の書いた道ならば、このあたりが「白倉峠」の制札のあったところだろう。
踏み跡は鞍部へと続いていく。
踏み跡は鞍部へと続いていく。
鞍部に到達。やはり、ここを白倉峠とするべきではないだろうか。
鞍部に到達。やはり、ここを白倉峠とするべきではないだろうか。
白倉峠(仮)からの展望。
白倉峠(仮)からの展望。
柳谷に下りる。
白倉峠(仮)を見上げる。
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白倉峠(仮)を見上げる。
柳谷。3週間前に訪れた時と比べて、だいぶ木々の葉が落ちていた。
柳谷。3週間前に訪れた時と比べて、だいぶ木々の葉が落ちていた。
柳谷峠への沢に入る。
柳谷峠への沢に入る。
峠が近づいてきた。柳谷源頭は広くて美しい。
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峠が近づいてきた。柳谷源頭は広くて美しい。
柳谷峠。風が強くて、冬の寒さだった。
柳谷峠。風が強くて、冬の寒さだった。
細ヶ谷に下りる。
細ヶ谷に下りる。
せっかくなので、今西ゆかりの北山荘に寄り道。この日は、小屋を管理されている北山の会(京都一中・鴨沂高校・洛北高校山岳部OBの会)の人たちが、小屋の大掃除ということでたくさんいらっしゃっていました。ゆっくり休んでいってねと親切なお言葉をいただく。
せっかくなので、今西ゆかりの北山荘に寄り道。この日は、小屋を管理されている北山の会(京都一中・鴨沂高校・洛北高校山岳部OBの会)の人たちが、小屋の大掃除ということでたくさんいらっしゃっていました。ゆっくり休んでいってねと親切なお言葉をいただく。
北山荘がもともとあった場所付近にある今西錦司のレリーフ。「雪よ、岩よ、我らが宿り」。今西先生、先生の記録をもとに白倉峠を探索してきましたよ。
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北山荘がもともとあった場所付近にある今西錦司のレリーフ。「雪よ、岩よ、我らが宿り」。今西先生、先生の記録をもとに白倉峠を探索してきましたよ。
滝谷峠に向かう。
滝谷峠に向かう。
滝谷峠への道。最後は山腹を巻いて上がる。
滝谷峠への道。最後は山腹を巻いて上がる。
滝谷峠。
北山を代表する古道、二ノ瀬ユリ。
北山を代表する古道、二ノ瀬ユリ。
貴船山に寄り道。
貴船山に寄り道。
二ノ瀬ユリ。ところどころ細くなりながらもずっと続いている。
二ノ瀬ユリ。ところどころ細くなりながらもずっと続いている。
二ノ瀬の里が見えてきた。
二ノ瀬の里が見えてきた。

感想

3週間前に柳谷側から探索した白倉峠を芹生側から越えてみたいと思い、京都バスで旧道別れへ。旧花脊峠から芹生まで林道をたどった。

芹生から梯子谷へ(今西錦司は梯子谷も含めて倉ヶ谷としている(「芹生峠付近」1927年)。道はないだろうと思っていたが、途中まで立派な林道があり、倒木等も処理されていて山の手入れが行き届いてる。林道が終わってからも、作業道のしっかりした踏み跡が続く。今西の記録によると、枝谷の手前から山腹を枝尾根に上がっていく踏み跡があったとのことだが(鳥刺しの道だろうと今西は書いている)、100年前のことなのでそんな踏み跡は当然見つかるわけもなく、上がっていきやすそうなところも見当たらなかったので枝谷に入ってそのまま詰めることにした。

枝谷にも作業道が続いていたが、途中で作業道は右手山腹に上がっていった。ここで植林帯は終わり、そのまま沢を詰めて源頭の急斜面を上がると、右手山腹から続いてくる薄い踏み跡のようなものを発見。少したどってみるが、踏み跡はすぐに急斜面のなかに消えて、どこから上がってくるのかはわからなかった。

枝谷から最後は右の山腹に逃げて枝尾根に到達。少し登ると主尾根である。この主尾根上を少し上がると魚谷側に巻いてトラバースしていく道があり、そこに白倉峠の正札があったと今西は書いている。その道を探して魚谷側に少し巻きながら主尾根を上ると、右手前方に枝尾根の鞍部(「ここを白倉峠と言っらよかりそうなものだ」と今西が書く鞍部)が見えてきたあたりで、魚谷側に巻いて進んでいく踏み跡があった。これが100年前に今西が書いた道と同じものかどうかはわからないが、今西の手書きの地図や地形と照らし合わせて考えると、ここが白倉峠の制札があったという場所ではないだろうか。

踏み跡をたどると、ほどなく枝尾根の鞍部に到着。歩いてきた感覚としては、今西の言うとおり、やはりここを白倉峠としたほうがいいように思う。峠は風が吹き抜けて冬の寒さで、すぐに柳谷側に下りた。

柳谷側は2回目なので安心してのんびり下降。柳谷峠への本谷に入り、柳谷峠を目指す。本谷は広くて穏やかな谷でどこでも歩ける。すぐに柳谷峠に到着。峠はやはり風が冷たくて寒かった。

柳谷峠からは細ヶ谷に下りて、せっかく今西ゆかりの白倉峠を越えてきたので、同じく今西ゆかりの北山荘に立ち寄ってみることにした。北山荘には思いがけずたくさんの人がいらっしゃって、今日は小屋の大掃除に来られていてちょうど終わったところだとのこと。気にせずゆっくり休んでいってくださいとのお言葉をいただく。小屋はほんとうにきれいに維持されていて、大変ご苦労様です。またぜひ利用させていただきたいと思う。

細ヶ谷から滝谷峠を経て、二ノ瀬ユリへ。北山を代表する古道、二ノ瀬ユリを歩くのは実に学生時代以来35年ぶりのこと。滝谷峠からしばらくは、よく踏まれた古道感溢れる道が続いている。途中、貴船山に寄り道。やがて道はいくつか派生して、どれがもともとのユリ道なのかよくわからなくなる。最初は、こっちのほうが本来のユリ道ではないかというのをたどり直して確認していたが、やがて切りがなくなっきて古道探索はあきらめて進む。35年前には伐採地があって貴船方面への素晴らしい展望が開けたという記憶があるが、久しぶりに訪れてみると植林が進み、展望が開ける場所はなかった。夜泣峠への分岐の手前あたりからは広い道となり(林道?)、やがて二ノ瀬の里が見えてきた。峠道を歩いてきて里が見えてくる瞬間はやはり何ものにも変え難く素晴らしい。




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コメント

鳥刺しの道の意味が分からず、お伺いしようと思っていて忘れていました。検索しても刺身の宣伝しか出てこないです笑
何より芹生からの白倉峠辿れて嬉しかったです。
100年ちょっと前は何で賑わっていた道なんでしょうかね。
北山荘ほんま綺麗にお手入れされてすぐに入れて感動いたしました。たくさんのかたにお世話になって座らして貰ってるんやなあと。
維持されているのは素晴らしい事だと思います。
長いユリ道を経て二ノ瀬が見えた時とても嬉しかったですね。この長い道はこの時間のためにと思うほど。
いつも大変お世話になり、また気を遣って頂きありがとうございました。何かで返さないとです。
懲りずによろしくお願いいたします。
2024/11/24 18:50
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