妙義山
- GPS
- 03:07
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 582m
- 下り
- 587m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
早朝なら最寄りの駐車場に停めれると思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
落ち葉 鎖場 |
写真
感想
今日は信越本線を走る列車を撮影するため、妙義山登山を決行しました。
途中の見晴から見渡す景色が好きで、今まで2度ほど登っています。
登山を開始して、神社の階段ですぐヘトヘトになるのも、毎回の妙義山です。
前回工事していた通行止め区間も通れるようになっていて、進んでいきます。
大の字手前の長い鎖を終えて休憩します。
広くなっていて、行程のちょうど半分くらいだからです。
これから始まる危険箇所を前に気を引き締める意味もあります。
大の字の鎖を上っている人を眺めるのも勉強になり、好きです。
休憩を終え、辻~奥の院を目指します。
奥の院に到達したとき、鎖場の上からザザザザザザ…ドンッという音が聞こえ大きな物が落ちてきました。
一瞬枯れた大木が転がってきたのかと思いましたが、ドスンという音がして横たわったのは、人間でした。
安っぽい映画でマネキンを崖から落とす描写がありますが、まさにそんな感じでした。
すぐ駆け寄って「大丈夫ですか?」と声をかけると、意識もはっきりして会話できたようで一安心しました。
ですが足や腕は関節でないところで曲がっており、骨折しているのは一目で分かりました。
滑落されたのは単独で登られていた登山経験豊富そうなベテランの方でした。
その場にたまたま居合わせた、僕を含む6人で警察に連絡をして、会話で元気付けたり見守りながら救助を待ちました。
1時間ちょっとで救助の方が登ってこられ、ヘリも上空に到着しました。
奥の院の地形ではヘリの救助は難しいのでは?と思っていましたが、ロープでしっかり引き上げしていました。
撮影予定の列車には、登山を再開しても間に合わなくなったので、奥の院からそのまま下山しました。
今回は奥の院の三連鎖場を上り切ったあとの左へトラバースするところで滑落してしまったとのことです。
直登の鎖場を上り切って気が緩んでしまうようで、ここの滑落が多いそうです。
今回滑落された方も、何であそこで…と悔しがっていました。
ただ、30mの崖で滑落して、意識がはっきりしていて頭に外傷が見られなかったのは不幸中の幸いかと思いました。
僕のような初心者だけでなく、ベテランの方でも登山の事故が起こるのだなぁと痛感する出来事になりました。
これを読まれた方も、いま一度安全には留意していただければと思います。
今回の教訓
・ヘルメットをちゃんと買う
持ってないとマナー違反に見られるだけかと思って、Amazonで安いヘルメットを買って持参するだけでした。今回このようなケースで頭を守ってくれるのは、ヘルメットだけだと痛感しました。ちゃんとしたブランド物を購入しようと思います。
・救急の知識をつける
目の前で事故が起こった際に、知識がないと太刀打ちできないと痛感しました。講習を受けようと思います。ファーストエイドキットも適当でした。日帰りの場合は持ち歩いていなかったです。考えを改めます。
・気を抜かない
「何とかなるだろう」と思って、自分の実力以上の登山ばかりしてきました。体力や知識を十分につけてからの実践を怠らないようにします。
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