記録ID: 753877
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ハイキング
中国
島根 鯛ノ巣山に登る
2015年10月26日(月) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 606m
- 下り
- 614m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:34
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:34
10:35
274分
スタート地点
15:09
ゴール地点
かつてはコウモリ岩に鎖があったとのこと。今回は左に大きく巻く巻道を使ったがひょっとすると岩の左手(下から見て)にふみ跡があるかもしれない。腰の曲がった老婆とその息子は登ってきたような口ぶりだった。
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
島根 鯛ノ巣山(1026.4)に登る 期日:2015年10月26日(月) 天気:快晴 コース:登山口駐車場〜登山口〜鯛流水〜コウモリ岩〜鯛ノ巣山(〜弁当岩往復)〜大滝〜登山口駐車場 メンバー:3人 確か3回目位の鯛ノ巣山。それにも関わらずあまり印象に残っていなかった。ところが今回改めて登ってみると意外と良かった点がいくつかあった。 その一つは弁当岩からの展望である。弁当岩とは変わった名前だが、ここで弁当を広げて見て下さいという意味が含まれているのだろうか。山頂から南へ300m余り(時間にして5分ばかり)進むと小岩(とっても切り立った巨岩の最上部だがこれを弁当岩と呼ぶらしい)に出くわし、急に展望が開けてくる。それまでは樹間越にしか見えなかった猿政山や高野毛無山が眼前に迫ってくる。ともに標高は1000m余りだが少しオーバーに表現すれば、その山容は日本のアルプスを思わせるような迫力のある景観で天気良ければ是非ともお薦めする。 その他には、同じ山頂から弁当岩へ行くまでの下りで見たブナ林。このブナ林は下り時で見るより上り時に見た方が素晴らしかった。さらに付け加えると山頂から大滝方面への下山時、最初の小ピークに上る右手(南)の斜面にブナ(あまり大きくはなかったが)の純木林があったのが印象に残った。 登山道について 半谷の集落奥には20〜30台駐車可能なトイレ付きの舗装されたきれいな駐車場がある。そこから100m位下がると狭い舗装路の入口があり、鯛ノ巣山山の大きな案内板が立っている。簡単な概念図と山頂まで徒歩100分 大滝まで徒歩30分の標示がある。この川沿いの舗装路を15分ばかり登ると鯛ノ巣山の登山口でここにも3〜4台位駐車出来るスペースがある(またこの登山口下のカーブ地点にも駐車スペースあり)。 登山口からいきなり暗い杉の人工林の中を上がる。すると右手に小沢が現れ、小沢に沿って登ったり横切ったりしているうちに登山口から約20分で三合目の標示のある鯛流水 に達した。さらにここからわずか4分ばかり登ると隣の沢の水場(清流水)に出くわした。 ここから沢と離れて稜線(尾根)に向かってジグザグに登ると10分余りで稜線に出た。 稜線に出ると右(西)はブナの多い自然林に変わったが左(東)は杉の人工林が目立ち、上りも急になってきた。すると10分足らずで目の前に巨岩(コウモリ岩)が現れ、手前にベンチもあり六合目の標示も見られた。コウモリ岩の基部には人間が入れる位の穴があいており(コウモリ穴)、コウモリらしきものが見えたので近づいて見ると残念ながらそれは垂れ下がった黒い岩だった。 コウモリ岩から岩の直登を避けて(かつては鎖場があったらしい)左の斜面に逃げているのである。つまり左手の斜面をトラバース状やジグザグに上り(このあたり道幅が狭いのでスリップしによう気をつけること)、左手の尾根に達したかと思うとじき折り返して少しばかり下って小谷を回り込む。するとコウモリ岩から続く元の稜線に出た。 ここから尾根伝いに山頂へ登る道とコウモリ岩の頂上へ向かう道へと別れた。そこで荷物を置いてコウモリ岩の頂上まで出かけてみた(往復6分前後)が、頂上は狭く展望はあまり利かなかったのでじき引き返した(とくに危険箇所はなかった)。ところがこの往復途次、腰がエビのように曲がった老婆とその息子が急斜を登っているのには驚いた。 分岐に戻り山頂に向かうが結構きつい上りが15分近く続いた。ようやっと山頂に達したかと思うとまだ先で2分ばかりなだらかに登ったところが紛れもなく山頂だった。 山頂はあまり広くはなかったが、崩れかかったものを含め2つのベンチがあった。展望は北側半分が見渡せ、西は出雲ドームから東は大山などの山々が遠くに望めた。 荷物をベンチに置いて昼食をとろうとすると腰の曲がった老婆とその息子がやってきた。老婆はトレッキングシューズまで履いていたので他の山にも登っているのだろうが、前も見えないのによくも登ってきたものだと改めてびっくりした。ところが心配していた下りは我々が想像していた以上にすいすい下り、その速さには言葉も出なかった。これほどまで腰の曲がった人が山に登っているのを見たのは初めて。まさに驚き以外何ものでもなかった。 下山は大滝を経て登山口に戻る。鯛ノ巣山の山頂からわずか2分ばかり下るとベンチのある展望地があり、ここも向かいに猿政山が大きく迫って来る素晴らしい場所だ。さらに尾根伝いに下るとブナ林が続き、山頂から15分余りで尾根から離れる。すると7〜8分下ると地図上の879m手前の鞍部の少し手前から左に折れて斜面を沢に向かって下る。ルイヨウボタンの標示を右手に見ながらどんどん下る。そのうち小沢は深く切れ込み小さなV字谷に変わる。この小沢を左や右に見下ろしながら(道幅狭し、スリップ注意)、急斜を下る。小尾根を跨いだり、巨岩の上に大木が生えているのを見たり、さらに7〜8mの橋を渡るとどんどん下り小沢に接した場所が大滝。大滝と言っても高さは15m前後で水量は少なく一条の滝なので迫力には欠ける。ここから下は平坦道になり5分で道は分岐し、右の広い道は私有地だがトイレのある駐車場への近道でもある。登山口へは草の多い平坦道をそのまま直進(左)する。するとわずか1分ばかりで車が3〜4台駐車出来る登山口だ。この登山口から舗装路を15分余り下ればトイレのある駐車場に戻る。 (参考タイム) トイレのある駐車場(0.17)登山口(0.44)コウモリ岩(0.16)稜線に出る(コウモリ岩 頂上への分岐)(0.16)鯛ノ巣山(0.57)大滝)(0.06)登山口(0.15)トイレのある駐車場 したがって 上り 駐車場〜登山口〜鯛ノ巣山山 約1時間35分 下り 鯛ノ巣山〜登山口〜駐車場 約1時間30分 なお コウモリ岩分岐からコウモリ岩頂上まで往復約5分 鷹ノ巣山から弁当岩まで往復約11分 |
写真
感想
比較的変化のある山だ。山頂付近のブナ林もきれいだったが、弁当岩からの雄大な景色が忘れられない。
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