日光/奥白根山
- GPS
- 06:10
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 982m
- 下り
- 981m
コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:51
天候 | 晴れ後雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
菅沼登山口駐車場利用。無料。 7:40到着時点で22台駐車しており、奥の駐車場には1台駐車、R120路傍にも10台程度駐車していた。R120から曲がった時点で積雪が多く4WDではあるものの直進も思うようにいかない状態で駐車場所もスコップで除雪して確保した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・菅沼登山口〜弥陀ヶ池: 今回はトレースがしっかりとあり迷うことは無かった。トレースが無い状態だと道標も少ないのでルートミスには注意が必要だろう。樹林帯の径で風も無い。 ・弥陀ヶ池〜奥白根山: 座禅山分岐からは急登が続き、風にも曝される。山頂部まで道標は無いが半ば雪に埋まっているロープ等が目印になる。滑落注意箇所も多い。 ◆登山ポスト 登山口周辺には登山ポストは無い。 |
その他周辺情報 | ◆登山後の温泉 日光湯元温泉寺で入湯。500円。https://www.rinnoji.or.jp/history/temple/onsenji.html 温泉寺は12/16から閉湯となるが脱衣所も暖房が無くほぼ外気温(-6℃)と言う状態なので頷ける。お湯は湯元らしい硫黄泉でこの時期は熱くは感じず、長く浸かれる。 |
写真
装備
個人装備 |
登山靴
スパッツ
ピッケル
ヘッドライト
アイゼン
(わかん)
目出帽
防寒着
予備電池
帽子
タオル
地図
コンパス
筆記用具
ライター
ストック
ナイフ
サングラス
ゴミ袋
保険証
お金
行動食
医薬品
運転免許証
山岳保険証
ココヘリ
着替え
日焼け止め
カメラ
時計
嗜好品
計画書
飲み物
手袋
トイレットペーパー
非常食2食分
食器
ビーコン
ゾンデ
スコップ
温泉セット
その他必要と思うもの
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感想
急に冬らしくなって久しぶりに雪山に行きたくなったので金精トンネルを通れるうちに奥白根に登ろうかなと。天気予報通り10時頃までは晴天が見られ雪山ハイク気分だったけど奥白根山頂に立つ頃には強風、降雪、極寒冷のThe 冬山モード。お蔭様で両方の雪山を存分に楽しむことが出来ました。
明るくなるのを待っていろは坂を上って行くとすごい強風で落ち葉が舞っていた。この風はどうかなとか話ながら金精道路に入ると朝陽を浴びた金精山が白く輝き不安よりも高揚が強まる。トンネルを抜けて群馬県側に入るとやっぱりいきなり積雪が増える。菅沼登山口に差し掛かると国道沿いに駐車しているクルマが多く、駐車場から溢れているのかと思いきや、どうやらそうでは無く駐車場内の積雪が多くて難儀なためのようだった。13Kさんの愛車も4WDとは言え前後のタイヤを空転させつつ前進するような様相で2人で予め駐車予定の場所を目付しスコップで除雪して何とか駐車した。後で数えたら出発時点で菅沼登山口駐車場に23台、奥の駐車場に1台駐車していた。流石に人気の百名山だ。
支度を整えて出発したのは結局8:22、何かと冬は支度に時間が掛かるものだ。弥陀ヶ池までは樹林帯の登りが続く。トレースは十分にあり歩きやすく有難い。樹林帯では風も感じず薄着で登高できる。弥陀ヶ池も近いと思う頃、青空も広がり周囲の山も良く展望できるようになり益々期待が高まる。そして弥陀ヶ池に出たら正面に青い空をバックに奥白根山が聳えている絶景だ。登山者は皆池の端で展望を楽しみながら小休止しているので、我々もそれに倣う。ただ白根山を巻く雲の流れがとても速いことには気になる。毎秒50mは流れているのではと思われた。ただ登っている登山者も見えた。
座禅山分岐まで行くと強風に曝されるのでその手前でアイゼンを着け、寒さに備えてフリースジャケットを着ることにした。下って来る登山者はトレッキングポールとピッケルと半々と言うところなので取り敢えずトレッキングポールで行く。座禅山分岐から本峰に取り付くと下って来る大パーティに出会ったが強風で撤退とのこと。まあ行ってみて考えましょう。樹林帯を出ると確かに風は強くなったが、同時に展望も広がり気持ち良い。でもそんな雪山もここまでだった。強風地帯からクロアールに入っていくと風も弱くなるが同時に晴天も消失し、急に寒さが増して来た。カメラの液晶ディスプレイも映らなくなり合焦やシャッターでピッピッと鳴る音が動作の便りになった。フレーミングは適当。登山後にならないと解らないと言うのはフィルムカメラ時代のような感覚だ。クロアールから山頂域に身を乗り出すと流石に風は強いものの防風姿勢を取らなくてはならない程ではなく、実のところちょっと拍子抜けした。山頂には一旦下って登るが更に風は弱くなった。風も凪いだのか。山頂標識には寒暖計も設置してあったが-13℃を指していた。周囲は真っ白で展望も無いので長居は無用と数枚当てずっぽうでシャッターを切って下山に向かう。
登った径を下るだけではあるがもう風雪にトレースが消されていた。それにどこまで下ってもガスからは出られなかった。座禅山分岐で小休止してアイゼンも外す。スポーツドリンクはシャーベット状になり、パンの中のピーナツバターも固体、久々のThe 冬山ですね。雪も深々と降り続けてすっかり12月らしい景色になっていた。菅沼登山口に戻るとクルマは半分以下になっていた。我々も湯元の温泉寺で汗を流して帰途に着くことにしよう。
雪山シーズン入りの初日としてはとても良い山旅を楽しむことが出来た。青い空の雪山と強風に寒冷の雪山、共に良いもの。さて今度はどこに登りましょうか?
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