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Yamareco

記録ID: 7619412
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

残念ながら撤退です 爆風の西天狗岳

2024年12月22日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:31
距離
10.3km
登り
1,138m
下り
1,137m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:36
休憩
0:56
合計
9:32
距離 10.3km 登り 1,138m 下り 1,137m
7:29
40
スタート地点
8:26
8:28
77
9:45
59
10:44
10:45
65
11:50
11:56
111
13:47
13:51
20
14:11
14:17
29
14:46
15:17
38
15:55
15:59
33
17:01
ゴール地点
本格的な雪山シーズン到来、とゆうことでアイゼン・ピッケルの練習もかねて天狗岳にいくことに。山の天気、てんくらなどいろいろ調べて3時くらいまでに稜線抜けれれば大丈夫でしょう、くらいの甘い考えでいざ出発。
 愛車が4駆じゃないので、毎度のことながら拠点は渋の湯。昨シーズンは時計周りで周回し、唐沢鉱泉からの最後の一尾根超えがきつくて、へろへろになって日没間際に駐車場にたどり着いた。その記憶がトラウマになって、今年は最初に一尾根超えて唐沢鉱泉へ向かうことに。
 渋の湯から唐沢鉱泉へのルートは人通りは多くないので、新雪でもふもふならスノーシューの練習もしようかと思い、一応車には積んでおいた。が、駐車場手前で登山口を除くと結構トレースあるじゃん、とゆうことで、担いでいかず。後で思えば、こんな重い荷物本当に持っていかなくてよかった。
 駐車場で身支度を整え始めるが、新調したゲイターやチェンスパの装着に手間取り、40分近くを浪費。しかし久々の冬靴、重いわぁ。チェンスパ入れると夏靴を2足づつはいてるより重い計算になるから当然だわね。いかんいかんと思いながら、予定より1時間遅れでようやく出発。
歩き始めると、渋の湯からの最初の登りは適度な積雪とトレースでとても歩きやすく、CTより10分程度早く唐沢鉱泉に到着。渋の湯で出し忘れた登山届をここで提出し、周回遅れ感を吹き飛ばすために、この調子でいくぞーと気合を入れて出発。しかし、調子こいて飛ばしすぎたのか、ほどなくバテてきたので、少しペースを落として歩く。
 枯尾の峰/西天狗の分岐から先の尾根道は乾いた積雪で、チェンスパだとグリップが効きにくく、微妙に足元が滑ってじわじわと体力を奪われてペースも落ちていく。歩きにくいなぁと思いながら、なんとか第一展望台に到着、とは言うものの、まったく展望無し。このあたりはではそよ風程度だったが、寒いので樹林帯に入ったところでアイゼンに履き替えることに。案の定、樹林帯の中はもふもふの雪なので、足元が定まらずアイゼンの装着に随分と手間取る。唐沢鉱泉で履いとけばよかったなぁと、後悔するも後のまつり。どんどん無駄に時間が過ぎていくが、「まぁ最悪3時までに黒百合ヒュッテに到着できれば、大丈夫」みたいな感じで、まだ余裕かまして、ついでにクリームパンで腹ごしらえ。
 さて、アイゼンも着けことだし、ここからは違うぞ、と再出発し、サクサク進んで第二展望台に到着。第一よりは少し展望あるが、西天狗の頭は少し雲に覆われた状態。先に到着していたパーティさんと少しお話すると、稜線は風がすごいのに加えてトレースが全く消えてどこ歩けばいいかわからん状態なので、撤退してきたとのこと。渋の湯から来たので、ここ超えて戻らないと・・・と私。ではお気をつけて、との言葉を励みに、前進することに。
 西天狗手前の鞍部まではすんなり進み、登り返しで樹林が消え始めると徐々に風が強まり、完全に樹林帯を抜けると更に風は強まる。ちょっとやばいかも、と思いながらも更に登り続けると、無防備には立っていられないくらいになってきた。気を抜くと体もっていかれそうなので、姿勢を低くして数歩歩いて突風が来るたびに耐風姿勢、みたいな繰り返しが続く。これに加えて、時々トレース外してズボッて更に体力消耗みたいなおまけ付き。あとどれくらいかな、と、岩陰に入りスマホをチェックしようとしてもタッチペンがきかず、アウト。ガーミンで見ると、残高度51m。微妙だけど、もう少しだから行くか・・・。意を決して岩陰から出た途端、突風に体が振られてよろめき、慌てて岩にしがみつく。やば、「よし、撤退しよ」。秒で決断し、引き返すことに。(笑
 といっても、鞍部に到着するまでは気がぬけず、一歩一歩、力を込めて踏ん張るように進み、ようやく、風が弱まってほっとした。なんか、大した距離でもなかったのに、へとへと感が半端ない。後ろ髪をひかれる思いで来た道をとぼとぼと引き返す。
 再び、枯尾の峰/西天狗分岐に戻ってきてチェンスパに履き替えようとしたが、手に力が入らず、なかなか履くことができない。ここでもめいっぱい時間がかかり、結局唐沢鉱泉まで戻ってきたのは16時過ぎ。
 またこの一尾根を最後に越える羽目になるのか・・・とテンション激下がりの中、ザックの中に、エナジーゼリーを一つ放り込んでおいたことを思い出す。よし、これで最後までがんばるぞーと一気飲み(吸い?)し、再び気合を入れて出発。
 やはり、ここへきての上り返しはこたえるなぁと思いながらも、エナジー補給の効果か、CT≒で歩き切り、駐車場には昨シーズンとほぼ同じくらいの時間には帰って来れた。けど、今回は冬至の翌日とゆうこともあって、靴を脱いだころにはあたりは真っ暗に。当然他に車は無し。
 まぁ、今回も無事に帰ってこれてよかった。ペース配分や装備装着のタイミング・ポイント、状況判断などなど、いろいろ勉強になったし。
 しかし、悔しいなぁ。あのまま進めばよかったかなぁ・・・。
天狗様、今度はその鼻へし折ってやるから待ってろよ!(笑

P.S.
ご褒美の下山メシはこのあたりで有名な「テンホウ」にデビューする予定だったけど、この悔しさを忘れないために、今回はお預けに。
その代わりにと言っては失礼だけど、撤退メシとして駒ヶ根SAでソースカツ丼をいただく。
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
渋の湯の駐車場、いい感じで雪がついてます
2024年12月22日 07:29撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 7:29
渋の湯の駐車場、いい感じで雪がついてます
唐沢鉱泉へ向かう、出だしの登山道
2024年12月22日 07:33撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 7:33
唐沢鉱泉へ向かう、出だしの登山道
尾根のてっぺんまできました
2024年12月22日 08:10撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 8:10
尾根のてっぺんまできました
唐沢鉱泉
皆さんとっくに出発したのか、車は多いが人気はありません
2024年12月22日 08:28撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 8:28
唐沢鉱泉
皆さんとっくに出発したのか、車は多いが人気はありません
2024年12月22日 08:29撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 8:29
唐沢鉱泉の温度は約−5℃くらいでした
2024年12月22日 08:31撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 8:31
唐沢鉱泉の温度は約−5℃くらいでした
小川のせせらぎに心が落ち着きます
2024年12月22日 08:34撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 8:34
小川のせせらぎに心が落ち着きます
尾根筋へ出る前の樹林帯、いい感じです
2024年12月22日 09:10撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 9:10
尾根筋へ出る前の樹林帯、いい感じです
枯尾の峰への分岐、この尾根をひたすら歩きます
2024年12月22日 09:43撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 9:43
枯尾の峰への分岐、この尾根をひたすら歩きます
第一展望台から八ヶ岳主峰方面の展望
2024年12月22日 10:38撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 10:38
第一展望台から八ヶ岳主峰方面の展望
目を凝らせば赤岳が見えるはず・・・なわけないか
2024年12月22日 10:39撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 10:39
目を凝らせば赤岳が見えるはず・・・なわけないか
北八方面の展望
2024年12月22日 10:44撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 10:44
北八方面の展望
よくわからない展望(笑
2024年12月22日 10:44撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 10:44
よくわからない展望(笑
第二展望台、少しはマシになってきたか
2024年12月22日 11:53撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 11:53
第二展望台、少しはマシになってきたか
さて、ここから向かうか
2024年12月22日 11:53撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 11:53
さて、ここから向かうか
いきなり帰りの第二展望台。
ここまでまったく写真を撮る余裕なく、すいません
2024年12月22日 13:49撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 13:49
いきなり帰りの第二展望台。
ここまでまったく写真を撮る余裕なく、すいません
なので、半分やけくそでとってます
2024年12月22日 13:49撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 13:49
なので、半分やけくそでとってます
これもおまけ
2024年12月22日 13:50撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 13:50
これもおまけ
第一もそこそこに回復してきました
2024年12月22日 14:13撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 14:13
第一もそこそこに回復してきました
こんな感じです
2024年12月22日 14:16撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 14:16
こんな感じです
最後はこのおかげでがんばれた
2024年12月22日 15:53撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 15:53
最後はこのおかげでがんばれた
結局、駐車場に帰れたのはこの時間
無事でよかったわ
2024年12月22日 17:09撮影 by  iPhone 12, Apple
12/22 17:09
結局、駐車場に帰れたのはこの時間
無事でよかったわ
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ
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