八ヶ岳・阿弥陀岳西稜(北西稜と御小屋尾根の間の稜)
- GPS
- 09:30
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,185m
- 下り
- 1,194m
コースタイム
天候 | 曇りのち風雪強い |
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過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
装備
個人装備 |
非常用ツェルト 30mロープ 日帰冬山装備 gpsガーミン
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感想
大雪警報が発令され、関越道の通行止めが予想されたため、当初予定していた上越方面から八ヶ岳に変更しました。25年前に登った阿弥陀岳の西稜を思い出し、日帰りでラッセルを体験できるルートとして計画しました。北西稜と御小屋尾根の間の稜で、登山体系の概念図などに名称だけ記載されています。マニアックなルートですがヤマレコで過去に登られた記録があって驚きました。
行者小屋への一般道を外れ、急な薮の斜面を強引によじ登ると、地形がリッジ状に変わります。膝程度のラッセルだったので、スノープラックを装着。アイゼンとの併用を前提とした商品ですが、アイゼンなしでも使用可能ですが、しっかりと締め付けないと緩んでしまいます。試行錯誤しているうちに、多くの時間を費やし、天候が急変。風雪が強まり、気温もかなり低く感じられ、指先が痺れるなど凍傷の危険を感じました。
途中、数カ所の20メートルほどの草付きと岩場のミックスが2,3箇所出てきます。アイゼンとスノープラックを装着したままダブルアックスでクリアしました。ラッセルと草付きが交互するこのルートでは、スノープラックの登りやすさが効果的でした。難易度は、初級者がいればロープ確保が必要な程度だと思います。ただし、下降時は懸垂下降が必要となる可能性があるため、万一の退却用にロープがあった方がいいかもしれません。
今回の目的は、本番前の慣らしだったのですが、気象条件も悪く、ラッセル、五十肩で上がらない肩などにより、御小屋尾根直下50mほどでトラバースして御小屋尾根に逃げて、阿弥陀岳山頂にはいかず、御小屋尾根を下山しました。下山では膝痛の予兆があったので、のんびりと下りました。
20数年ぶりの美濃戸口で、噂のJ&Nで食事をしたところ、その美味しさに驚きました。これ目的にまた八ヶ岳に来たいと思えるほどでした。
反省点
今年の夏に沢登り用に水抜き穴を開けたザックは、唯一所有する日帰りサイズのザック。見事にザックの中が雪まみれとなっていました。そりゃそーですね。
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