記録ID: 7654719
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
札幌近郊
札幌岳のっこし
2024年12月21日(土) ~
2024年12月22日(日)
北海道
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,000m
コースタイム
報告_2024.12.21-22(2-0)
札幌岳のっこし
L柴部(5 AL宮下(2020 M竹下鶴留(1
<時間とルート>
DAY1:空沼登山口(6:45)万計山荘(10:30-10:45)真簾沼西コル(13:30)ヒョウタン沼の3つ向こうのポコから下りる尾根Co1080くらい(15:15)=C1
晴れ。登山口から夏道を行く。夏道全部見える。途中で西園が調子悪いので帰った。上部の沢沿いのところだけ夏道を逸れて北側の尾根を行く。小屋をチェックした。小屋からは一応コンパス合わせたが夏道に沿ったトレースあるので使った。トレースは真簾沼を通らずに空沼岳へ向かっており、騙されかけるがすぐに復帰。沼から西側の沢型を行く。コルで13時半なので当然狭薄はカットして、行けるところまで進めることにした。視界無限なのでコンパス切らずにポコを繋いだ。現在地見失うこともあったが進めると分かったので問題なかった。ポコから下りる尾根の緩いところでC1。
DAY2:C1(6:45)札幌岳(11:15)冷水小屋(15:15)札幌岳登山口(18:30)
晴れのち雪。本日も視界無限なのでコンパス切らずに尾根を降りる。大きいポコとその隣のポコが明瞭なのでその間のコルにのる。コルからは札幌岳手前のコルまでコンパス切った。しかし途中でポコが見えたのでコンパス切るのやめた。札幌岳のピーク直下30メートルくらいは急でツボ。ラッセル大変で1時間弱かかった。ピークに着いた頃俄に視界がなくなる。夏道尾根の一つ南の尾根を降りることにして、南区の「南」の辺りまでコンパス切っていく。尾根は最初緩いがだんだん急になりツボにした。すぐにまた緩やかになったが、越えられない段差が出てきたためCo1000くらいから伸びる微尾根をツボで降りた。沢から夏道探しながら行くが、時折ピンクテープあるものの夏道は不明瞭。渡渉もたくさん。竹下のシールが頻繁に外れるので片足スノーシューにした。宮下もスキー壊れたので片足スノーシュー。最終下山に間に合わないと思い柴部1人で先に下る。下連の齋藤に連絡をとってから引き返し、今度は全員でおりる。竹下は空身にした。日が暮れる前にトレースをつけていて本当に良かった。冷水トンネルの入り口に出ると電波届いたので下山ということにした。車までは更に1.5h。市川お迎えありがとうございました。
〈パーティ〉
一年班準山5回目 地図読み、のっこし、長時間行動、不測の事態
テントミス
下山遅れ
宮下 スキーとスノーシュー破壊
西園 体調不良
柴部竹下 水没
<下山遅れについて>
【経緯】
札幌岳ピークの時点で11:15で、読みより30分遅れているがピーク直下のラッセルを考慮するとそれほど進みが遅いとは思わなかった。札幌岳までの時間読みは標準くらいでピークから下山までの時間読みは最も長いくらいをとっていたし、他の記録では早いもので2h、標準3hくらいで下山していたので十分のっこせると考えた。夏道尾根ではなく一本南の尾根にしたのはそちらの方が明瞭かつ下の方まで下りられるので渡渉が少なくなると考えたからだった。
尾根は木が多数生えていて、引っかからないように避けたり気を使う必要があり、急なところではつぼにしたりして想定より時間がかかっていた。越えられない段差が出てきた時点では14時くらいで、仕方がないので微尾根を降りることにした。ここの判断と尾根まで少し戻ったことで30分程度ロスし、尾根を降りてからの夏道パートは1.5h程度のイメージだったためぎりぎりになると思い、降りながら現況連絡をした。この時点では急がないといけないものの間に合う確率の方が高いと思っており、下山時刻を遅らせる手続きで時間を食うよりは急いで降りた方がいいと考えたのでこの連絡は心配させないためのつもりだった。
しかし冷水小屋からも夏道は不明瞭で、ルーファイしながら行く感じ。一年目は転んだりするので15:30過ぎたころペース的にこれは間に合わないと思った。日が暮れるとルーファイもできなくなりそうだったことと早く下山時刻延長の連絡を入れた方が良いと思ったため、後続にはトレースを追ってもらうことにして柴部のみ先に行った。この時点で竹下のシールが外れすぎるため竹下は片足スキー片足スノーシュー、宮下はスキー壊れたので片足スノーシュー片足ツボでシーズリだった。竹下のスキーは柴部が持っていた。しかしラッセルは少なかったのでこれが遅くなる原因だったとはあまり思えない。
17時頃齋藤に電話したあと、ザックを置いて登り返し、17:45頃Co550くらいで後続に合流した。パーティの速度最大化のため竹下のザックと宮下のスキーは分けた。そして18時半に下山。夏道に降りてから3時間以上かかった。
【考えられる原因】
・尾根のミス
「夏道の一本南の尾根」について、佐藤さんに聞いてみると言ったが聞くのを忘れた。越えられない段差があるはずないので、おそらく違う尾根のことだった。ヤマレコでは谷を降りる冬ルートが主流でルームでは夏道尾根が主流。ただ、他にも色々な適当な尾根を下っている記録があり、あとから調べると今回我々が降りたあたりまでは行っている人もいて、同じように適当な微尾根を下っていた。話し合いと引き返しによるロスはあったが、そのほかは斜度や植生を考えても夏道尾根を行った場合とさして変わらなかった気がする。
一年目はこれまでの準山で分かりやすい夏道沿いか広い斜面しか行っておらず、木を避けて歩くようなところはおそらく初めてだったため転びがちだった。笹刈のされている夏道尾根だったらもう少し速かったかもしれない。
・疲れ
のっこす判断をした時点で一年目の残りの体力を考慮していなかった。その時は消耗したりしているようには見えなかったが、札幌岳直下のラッセルはかなりしんどかったのでおそらく疲れてきていた。その後も長時間行動になったが、結局札幌岳手前の平らなところ以来休憩を取らなかった。急いでいても適宜休憩した方が総計では速かったかもしれない。
・暗さ
夏道を歩いている途中日が暮れてきたので、単純に暗くて時間がかかったかもしれない。
・見積もりの甘さ
微尾根を降り始めるまでにピークから3時間もかかっていたので、夏道は普通の時間読みで行けると考えるのは甘かった。その時点では最早降りるしかないが、電波があったので下山時刻を遅らせるべきだったか。
・足元
途中から竹下と宮下は片足スノーシューだった。それほどズボる感じではなかったと思うが、竹下は慣れないスノーシューで大変だったかもしれない。
札幌岳のっこし
L柴部(5 AL宮下(2020 M竹下鶴留(1
<時間とルート>
DAY1:空沼登山口(6:45)万計山荘(10:30-10:45)真簾沼西コル(13:30)ヒョウタン沼の3つ向こうのポコから下りる尾根Co1080くらい(15:15)=C1
晴れ。登山口から夏道を行く。夏道全部見える。途中で西園が調子悪いので帰った。上部の沢沿いのところだけ夏道を逸れて北側の尾根を行く。小屋をチェックした。小屋からは一応コンパス合わせたが夏道に沿ったトレースあるので使った。トレースは真簾沼を通らずに空沼岳へ向かっており、騙されかけるがすぐに復帰。沼から西側の沢型を行く。コルで13時半なので当然狭薄はカットして、行けるところまで進めることにした。視界無限なのでコンパス切らずにポコを繋いだ。現在地見失うこともあったが進めると分かったので問題なかった。ポコから下りる尾根の緩いところでC1。
DAY2:C1(6:45)札幌岳(11:15)冷水小屋(15:15)札幌岳登山口(18:30)
晴れのち雪。本日も視界無限なのでコンパス切らずに尾根を降りる。大きいポコとその隣のポコが明瞭なのでその間のコルにのる。コルからは札幌岳手前のコルまでコンパス切った。しかし途中でポコが見えたのでコンパス切るのやめた。札幌岳のピーク直下30メートルくらいは急でツボ。ラッセル大変で1時間弱かかった。ピークに着いた頃俄に視界がなくなる。夏道尾根の一つ南の尾根を降りることにして、南区の「南」の辺りまでコンパス切っていく。尾根は最初緩いがだんだん急になりツボにした。すぐにまた緩やかになったが、越えられない段差が出てきたためCo1000くらいから伸びる微尾根をツボで降りた。沢から夏道探しながら行くが、時折ピンクテープあるものの夏道は不明瞭。渡渉もたくさん。竹下のシールが頻繁に外れるので片足スノーシューにした。宮下もスキー壊れたので片足スノーシュー。最終下山に間に合わないと思い柴部1人で先に下る。下連の齋藤に連絡をとってから引き返し、今度は全員でおりる。竹下は空身にした。日が暮れる前にトレースをつけていて本当に良かった。冷水トンネルの入り口に出ると電波届いたので下山ということにした。車までは更に1.5h。市川お迎えありがとうございました。
〈パーティ〉
一年班準山5回目 地図読み、のっこし、長時間行動、不測の事態
テントミス
下山遅れ
宮下 スキーとスノーシュー破壊
西園 体調不良
柴部竹下 水没
<下山遅れについて>
【経緯】
札幌岳ピークの時点で11:15で、読みより30分遅れているがピーク直下のラッセルを考慮するとそれほど進みが遅いとは思わなかった。札幌岳までの時間読みは標準くらいでピークから下山までの時間読みは最も長いくらいをとっていたし、他の記録では早いもので2h、標準3hくらいで下山していたので十分のっこせると考えた。夏道尾根ではなく一本南の尾根にしたのはそちらの方が明瞭かつ下の方まで下りられるので渡渉が少なくなると考えたからだった。
尾根は木が多数生えていて、引っかからないように避けたり気を使う必要があり、急なところではつぼにしたりして想定より時間がかかっていた。越えられない段差が出てきた時点では14時くらいで、仕方がないので微尾根を降りることにした。ここの判断と尾根まで少し戻ったことで30分程度ロスし、尾根を降りてからの夏道パートは1.5h程度のイメージだったためぎりぎりになると思い、降りながら現況連絡をした。この時点では急がないといけないものの間に合う確率の方が高いと思っており、下山時刻を遅らせる手続きで時間を食うよりは急いで降りた方がいいと考えたのでこの連絡は心配させないためのつもりだった。
しかし冷水小屋からも夏道は不明瞭で、ルーファイしながら行く感じ。一年目は転んだりするので15:30過ぎたころペース的にこれは間に合わないと思った。日が暮れるとルーファイもできなくなりそうだったことと早く下山時刻延長の連絡を入れた方が良いと思ったため、後続にはトレースを追ってもらうことにして柴部のみ先に行った。この時点で竹下のシールが外れすぎるため竹下は片足スキー片足スノーシュー、宮下はスキー壊れたので片足スノーシュー片足ツボでシーズリだった。竹下のスキーは柴部が持っていた。しかしラッセルは少なかったのでこれが遅くなる原因だったとはあまり思えない。
17時頃齋藤に電話したあと、ザックを置いて登り返し、17:45頃Co550くらいで後続に合流した。パーティの速度最大化のため竹下のザックと宮下のスキーは分けた。そして18時半に下山。夏道に降りてから3時間以上かかった。
【考えられる原因】
・尾根のミス
「夏道の一本南の尾根」について、佐藤さんに聞いてみると言ったが聞くのを忘れた。越えられない段差があるはずないので、おそらく違う尾根のことだった。ヤマレコでは谷を降りる冬ルートが主流でルームでは夏道尾根が主流。ただ、他にも色々な適当な尾根を下っている記録があり、あとから調べると今回我々が降りたあたりまでは行っている人もいて、同じように適当な微尾根を下っていた。話し合いと引き返しによるロスはあったが、そのほかは斜度や植生を考えても夏道尾根を行った場合とさして変わらなかった気がする。
一年目はこれまでの準山で分かりやすい夏道沿いか広い斜面しか行っておらず、木を避けて歩くようなところはおそらく初めてだったため転びがちだった。笹刈のされている夏道尾根だったらもう少し速かったかもしれない。
・疲れ
のっこす判断をした時点で一年目の残りの体力を考慮していなかった。その時は消耗したりしているようには見えなかったが、札幌岳直下のラッセルはかなりしんどかったのでおそらく疲れてきていた。その後も長時間行動になったが、結局札幌岳手前の平らなところ以来休憩を取らなかった。急いでいても適宜休憩した方が総計では速かったかもしれない。
・暗さ
夏道を歩いている途中日が暮れてきたので、単純に暗くて時間がかかったかもしれない。
・見積もりの甘さ
微尾根を降り始めるまでにピークから3時間もかかっていたので、夏道は普通の時間読みで行けると考えるのは甘かった。その時点では最早降りるしかないが、電波があったので下山時刻を遅らせるべきだったか。
・足元
途中から竹下と宮下は片足スノーシューだった。それほどズボる感じではなかったと思うが、竹下は慣れないスノーシューで大変だったかもしれない。
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