海谷山塊 昼闇山から高松山へ

2025年03月14日(金) [日帰り]

• GPS: 10:29
• 距離: 17.5km
• 登り: 1,589m
• 下り: 1,590m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:43
• 休憩: 0:41
• 合計: 10:24

距離 17.5km 登り 1,589m 下り 1,590m

5:24 焼山温泉
6:28 6:29 アケビ平
7:20 7:21 昼闇谷
10:40 10:58 昼闇山
12:02 12:22 高松山
15:00 15:01 第一ゲート
15:48 焼山温泉
15:48 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

◇焼山温泉～昼闇山…早朝の冷え込みにより雪は凍みており比較的歩きやすかったが、昼闇谷の片斜面はスノーシューでは辛く、また台地へ上がる急登はこの日カチカチでとても危険だった。台地から山頂へはアイゼンに換装、雪庇の張り出しに要注意。

◇昼闇山～高松山…ほぼノートレース、広くたおやかな雪稜だが雪庇の張り出しに注意

◇高松山～笹倉温泉…高松山からの急坂ではアイゼンに換装、安全箇所に下りてからはスノーシュー、笹倉温泉直前まで雪は繋がっている

その他周辺情報

◇笹倉温泉(@750円、日帰り受付17:00まで)
◇麺屋あごすけ(鶏塩上湯拉麺)

写真

3/14 6:50

凍みた雪を歩いて1時間半、ふり返れば朝色の鉾、権現

3/14 7:25

ひたすらの片斜面が辛い昼闇谷を詰めてゆく

3/14 7:47

ここでようやく射し込む朝陽

3/14 7:50

眼前に一気に広がる昼闇カール

3/14 7:51

ようやく大休憩、お気に入りのホイップクリームパンが冷え冷え♪

3/14 9:12

昼闇台地へ向け段々と増す斜度

3/14 9:16

広い尾根だからか感覚が狂ってしまう、台地直下は雪が硬い上にとても急でスノーシューではなかなか歯が立たずかなり危険だった、この日のここはアイゼンで行くべきだったところ

3/14 9:21

なんとか四つん這いで台地に上がってひと安心、出迎えの景色は雨飾と遠く北アルプス

3/14 9:22

雨飾はここからのアングルが1番美しいと思う、奥には真っ白な小蓮華と白馬

3/14 9:22

手前には海谷三山の鋸岳、鬼ヶ面、駒ヶ岳と鉢山

3/14 9:22

その向こうに阿弥陀と烏帽子、個性的な海谷の山々

3/14 9:23

景色を楽しんだら、いよいよ向かう昼闇山

3/14 9:37

たっぷりの雪の台地から

3/14 9:43

あの急登へ向かう、手前でアイゼンに換装

3/14 10:11

数日前のスキーのトレースを追えば、アイゼンが心地よく効く

3/14 10:11

あのピークが昼闇山

3/14 10:26

雪庇の張り出しに気をつけながらゆく山頂稜線

3/14 10:37

急登を終えふり返る雨飾と海谷三山、北アルプス

3/14 10:40

波打つ雪庇の向こうには阿弥陀と烏帽子、そして日本海

3/14 10:39

山頂が迫れば、眼前に現れるのは

3/14 10:42

会いたかった火打と焼山

3/14 10:44

もちろんここで大休憩♪

3/14 10:48

焼山と向こうには

3/14 10:48

裏金山と金山

3/14 10:46

雨飾の向こうには北アルプスの銀屏風

3/14 10:47

爺、鹿島槍、五竜、唐松

3/14 10:47

白馬鑓、白馬、小蓮華

3/14 10:47

雪倉、朝日、後立山がズラリ

3/14 11:06

眺める焼山を飾るのは

3/14 11:06

ダケカンバと雪面に映るその影

3/14 10:44

次なるピーク高松山へ続くのはこの真白な雪稜

3/14 11:08

右へ左へうねる稜線に

3/14 11:09

刻む足跡

3/14 11:13

厳冬期とはまた違う

3/14 11:13

締まった雪をゆく心地良さ

3/14 11:14

またね、昼闇

3/14 11:16

人は大自然の中で、いかにちっぽけなことだろう

3/14 11:24

ふり返る昼闇山の

3/14 11:21

真白な雪と

3/14 11:24

真青な空はなんと美しいことだろう

3/14 11:29

ゆく雪原

3/14 11:34

来たし海原

3/14 11:35

遥かなる北アルプスと

3/14 11:35

高し春空

3/14 11:39

火打と

3/14 12:08

噴煙あげる焼山に見守られ

3/14 11:44

枝一本出ていない稜線をゆく

3/14 11:50

いくつも波を越えて

3/14 11:57

いよいよ向かう高松山

3/14 11:59

遠ざかる昼闇の

3/14 12:03

汚れなき白

3/14 12:22

高松山からの急下りでは一旦アイゼンに換装、俄かに湧き出す雲

3/14 12:43

ズボズボなので斜度の落ち着いたあたりでスノーシューに戻す

3/14 12:43

ふり返る高松山、S字カーブがたまらない

3/14 12:44

ここでこの日初めて人と会う

3/14 12:57

ぐんぐん下りてふり返るとガスがまとわりつき始めた高松山

3/14 13:21

焼山川の渡渉は

3/14 13:21

立派な大型スノーブリッジ

3/14 13:37

アマナ平からふり返ると火打も高松山も雲の中へと隠れるところ。長い雪の林道歩きを経て焼山温泉へ無事帰還、名湯笹倉温泉で疲れを癒す。

そしてご褒美は上越の麺屋あごすけで鶏塩上湯拉麺♪

うふー♪体中に染み入る美味しさ

3/14 12:05

やってきた雪たっぷりの残雪期、楽しみがいっぱい♪

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

スノーシュー ストック アイゼン ピッケル

感想

chee2005

長い林道歩きを経て出会える、海谷山塊最奥の昼闇山。待っているのは日本とは思えないような、個性的な山々が連なる圧巻の景色。そこから高松山への雪稜歩きは純白メロウな垂涎ハイク。疲れを忘れ、はしゃぎ歩く。ヒトは、私は、大自然の中においては実にちっぽけだと思い知らされる、ここはそんな山域だ。

コメント

AA8469

2日違いで近くを歩きました。
春ですね。cheeさんの記録を読んでやっぱり新潟県はいい所だなと思いました。

若いころは地元のことなんて知ろうともしなかったし今でも冬は好きではないけれど、土臭くて苦くて柔らかい春の華やぎに、近頃はここに生まれて良かったなと感じてます。愛情も憎悪もやがては土地の滋味になり、自分自身も風土の一部になってやがて消えてゆくのですね。

そんな小理屈よりも近くにこんな素敵な遊び場がたくさんあるなんて、山歩きをする者には恵まれた土地ですよね。
私は明日休み。天気は悪そうだけどcheeさんの山行に刺激をもらいつつ、近くにでかけるつもりです。

素敵な記録をこれからも楽しみにしてます。

chee2005

AA8469さんこんにちは♪
2日違いでAA8469さんは昼闇からよく見えていたあちらだったかな、それともあちらだったかな、と様々考えていますが、きっとその想像を遥かに超えるところを歩かれていたのでしょうね。

本当に、新潟に生まれて良かったと心から思います。四季折々の美しさは雪国ならでは。厳しい冬を乗り越えて春を迎える喜びは、緊張の雪山に向かい無事に下山するそれにとても良く似ています。それに多くの山と川と海があって、美味しいものがたくさんなのも良いところです◎

今日はお天気悪そうですが、新雪の頃とはまた違う雪山の感触を楽しまれていることと思います。どうぞご安全にお願いします(^^)

kibako

こんばんは～

前日に焼山温泉近くでお仕事してました。
仕事仲間の山女と「いいねいいね～、仕事もいいけど山に行きたい～」と叫びつつ車を走らせました。
他の山を知らないメンバーに「あそこは昼闇のカール、烏帽子、阿弥陀」といらんおせっかいしつつ。

今年の頚城は雪の量が多いけれど、例年より雪質が重く感じています。
昼闇もかなりドキドキだったんですね。
私は無理なので、せめて下からカールを見上げたいです。

あごすけですね。あそこはうちの町でしかも実家近くのあだ名が「もじゃもじゃくん」(髪の毛が)が、やってぃるお店なんです。昼は二時間待ちが当たり前でいつもくじけてます。

chee2005

kibakoさんこんにちは♪お膝元におじゃましてきました(^^)

この山域を訪れるたび、迫力ある糸魚川の山々からビシビシと地球の鼓動を感じます。2年前の同時期にも昼闇山を歩きましたが、その時のラッセルの苦労とはまた違う、重く硬い雪の大変さがありました。たくさん降って、気温が上がったり下がったり、これからの季節は大きなクラックにも気をつけないとですね。残雪と新緑のコントラストもきっと美しいことでしょう。

あごすけ、私もいつもくじけていましたが、今回はタイミングよく整理券をゲットできたので久しぶりに堪能してきました♪この日も大賑わい、もじゃもじゃさんによろしくお伝えください(^^)