記録ID: 7908169
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雪山ハイキング
富士・御坂
鬼ヶ岳縦走・熊遭遇
2025年03月17日(月) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:31
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,094m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:00
距離 9.0km
登り 1,139m
下り 1,094m
毛無山登山口~鬼ヶ岳は踏み跡が無かったためルートファインディングしながら行動したことと、写真を撮影するために何度も立ち止まったこと、熊に遭遇したことから予定よりも行動時間が長くなっています。鬼ヶ岳~根場は先行者の踏み跡があったためサクサクと下山することができました。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
毛無山と鬼ヶ岳の南側斜面は積雪20cm、毛無山~鬼ヶ岳の稜線上は積雪30cm。岩場も積雪10cm以上。十一ヶ岳~金山の稜線上で時々50cmほどの吹き溜まりあり。十一ヶ岳~十二ヶ岳、南側に1m張り出した雪庇2か所あり(下は60m程の崖)。十二ヶ岳吊橋~十二ヶ岳、今冬についたと思われる熊の樹皮剥ぎの跡が十数箇所あり。 |
その他周辺情報 | いやしの里根場バス停近くに、公衆トイレ、飲食店、自販機。 |
写真
いろんな動物の足跡があります。写っていないですが、カモシカの足跡も見つけました。(追記:よく見直してみたら、中央に熊の足跡がありますね…。そして、この付近は以前に嗅いだ記憶のある熊の獣臭が立ち込めてました…。雪山に熊はいない、と思い込んでました。先入観は良くないですね。
それでは十二ヶ岳方面へ向かいましょう。踏み跡なし、積雪30cmですが、アイゼンとピッケルと己の技量を信じて突き進みます。後で来る人たちのために、ロープは全て発掘しながら進みます。一ヶ岳
その先には、吊橋。アルミで出来ているので、特に心配なく渡ります。なお、吊橋から十二ヶ岳の間、斜面の下からだとロープが完全に雪に埋没していて見えず、2回だけピッケルと十二本爪アイゼンを使い気合と根性で鎖場では無いところを無理やり登ってしまいました。登り切った後でロープを見つけて発掘しておきましたので、踏み跡ではなくロープを信じてください!
山頂から金山へ向かって30mほど進むと、ガサガサと音が聞こえました。この先は道幅が狭いから待つか、と思ったものの、なかなか来ないので行ってみたら、真っ黒な動物が。山の原住民がいました。見つめ合いました。私は昼ご飯を食べたばかりだったので「注文の多い料理店だと下ごしらえが終わったところ、って感じか。いや、そんなこと考えてる場合じゃないぞ。」と思いながら睨みつけていると、相手は南側の桑留尾川方面へ逃げていきました。
歯と爪を使って、樹皮を剥ぎ取りつつ、鼻を突っ込んで樹皮の内側を食べていました。二本足で立って1mを少し越える大きさでした。このとき風は北西13m/s、熊は私よりも西側にいて、私が風下にいたので私のにおいに気づかなかったのでしょう。
早く下山したいところですが、ここから最も近い十二ヶ岳登山口は、熊が逃げて行った方向と同じ方向に下山する道です。気が動転しながらも、次に近い、鬼ヶ岳から根場に降りる下山路を急ぎます。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖フリース
ハードシェル上下
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
12本爪アイゼン
チェーンスパイク
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ピッケル
|
---|
感想
新雪30cmの雪山に、まさか熊がいるはずない、という期待が大きく裏切られました。まあ、熊からしたら、新雪30cmの十二ヶ岳の破線ルートに登山者が来るはずがない、だったのかもしれませんが。
今回の山行では、積雪のある岩場での行動について、いくつか課題が見えてきました。次回に向けて、改善に努めていきたいと思います!
あの辺りはよく登るのですが、まさか今の時期に熊遭遇なんて!!😱😱😱
ご無事で良かったです😭🙏自分も気をつけて登ろうと気が引き締まりました!
ありがとうございます!
私は初めて通った道で、うまくルートファインディングでき事故なく登り切って安心したのも束の間、完全に油断していたので衝撃でした。実は、ミネ山の山頂を過ぎたあと、以前私が嗅いだ覚えのある熊の獣臭が強く漂っていたのですが、まさか熊はいないだろうと思い込んでしまいました…。十二ヶ岳吊橋から十二ヶ岳の方へ鎖場を登り切ってから、十二ヶ岳山頂付近までの間に、熊が樹皮を剥がして木を食べた跡が十数箇所ありました。会う前から既に熊の痕跡は幾つもあったので、私のアンテナ不足と痛感しています。ぜひお気をつけてください!
ちゃんと痕跡残してあるのですね🤔アーバンベアに熊鈴は効かないって聞いたので、ソロ登山だし今から対策考えておこうと思いました!
お互い無事に楽しく山ライフ送りましょうね💪
熊博士の動画、知らないので気になります…。
ミネ山の山頂近く獣臭が強かった場所で、雪が幅2m長さ10mほど掘り返されているのを見て、これはカモシカがドングリを探したに違いないと思いましたが、熊だったかもしれないと今思い直しました。
私もソロが多いので、低山の熊だと熊鈴が効かないとは驚きです。とりあえず私は冬でも熊鈴を常に持つようにしようと反省しました。今までに熊と目が合ったのは夏の、丹沢大山北稜と尾瀬山の鼻でしたが、冬は初だったので気が引き締まりました。あとは唐辛子スプレーでしょうか。反省を活かして次につなげたいと思います!
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