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Yamareco

記録ID: 82210
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍

最高の燕岳、でも北燕岳もいいよ

2010年10月12日(火) [日帰り]
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GPS
06:55
距離
9.7km
登り
1,414m
下り
1,414m

コースタイム

6:45中房温泉登山口第一駐車場
駐車場は砂利です。かなりの台数が置けるようですが、平日なのに満杯に近いですね。休日にはどうなってしまうのでしょうか。駐車場入口のすぐ横に。簡易トイレが2つあります。舗装路を5分ほど歩くと登山口があります。
6:50登山口
ここから、いきなり急登となります。かなり厳しいです。しかも岩と湿っているために登りも下りも滑りやすいので注意が必要です。結局、この区間がこのコースの一番の難所区間なのかも知れません。
7:20第一ベンチ
このあたりからは樹林帯で、相変わらず急登ですが、湿っていることはありません。木の根や木の階段があり、注意して歩けば問題はありません。かなり紅葉も進んでいます。水場もありますね。唯一の水場のようです。
7:40第二ベンチ
樹林帯が続きます。このあたりから、木の間から周囲の山々が見えるようになります。
8:00第三ベンチ
第三ベンチを過ぎると、さらに急な登り現れます。木の間から富士山が見え隠れします。大天井岳や常念岳方面も若干展望できます。
8:20富士見ベンチ
ここまで登ると、かなり紅葉が進んでいます。道も若干、急登が少なくなりました。合戦小屋までの所要時間を案内する標識が現れます。
8:45合戦小屋
洒落た感じの山小屋です。休憩するベンチも多くあります。15分ほど歩くと樹林帯を過ぎ、槍ヶ岳の山頂が見えるポイントがあります。このあたりからは急な登りはなくなり、ハイマツの中を歩き、燕岳や燕山荘も小さく見えてきます。
9:30燕山荘9:45
白い砂れきと、花崗岩の間を歩きます。尾根歩きなので風が強くて、かなり寒いです。しかし景色は360度大パノラマ状態です。
10:25燕岳頂上10:35
とにかく、寒くてウインドブレーカーしか持参していなかったので、体が冷え切ってしまいました。
10:55燕山荘11:35
燕山荘で山バッジを購入して、寒くて仕方がなかったので山荘の食堂でカレーうどんを食べました。体も温まり、とてもおいしかったです。(無料のお茶も5杯ほどいただきました。)下りは、同じ道をピストンしました。いつも下りが辛く長く感じるのですが、わりとスンナリと下ることができました。
13:40登山口
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
豊科インターから、中房温泉を目指して行きます。豊科のコンビニで食糧を購入しました。前回の常念岳登山時にも、ここ豊科駅前に来たので、この界隈の地理には少し精通しています。ナビに従って林道にはいると(10キロほど)カーブ区間が続き、すれ違いが困難な個所が、かなりありますがゆっくり運転すれば問題ありません。すべて舗装路です。ガイドブックによると、猿もかなり現れる(実際、常念岳登山口までの林道では、かなりの猿がわがもの顔で林道を歩いていました。)とのことでしたが、今回は全くおりませんでした。
コース状況/
危険箇所等
山道は確かに急な登りが多かったですが、岩場や大岩、小石の道があるわけではないので、注意して歩けば問題はないと思います。登山口が温泉なので、日帰り入浴も可能です。帰りに大峰高原の大カエデの紅葉を見に行きました。
登山道入口です。若干曇り気味ですが、晴れることを期待します。最近、天気に裏切られているので不安です。私が登る前にも、かなりの先行者がいたようです。
2010年10月12日 06:52撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 6:52
登山道入口です。若干曇り気味ですが、晴れることを期待します。最近、天気に裏切られているので不安です。私が登る前にも、かなりの先行者がいたようです。
合戦尾根の途中の景色です。晴れてきました。青空は良いものです。気分も盛り上がります。
2010年10月12日 07:59撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 7:59
合戦尾根の途中の景色です。晴れてきました。青空は良いものです。気分も盛り上がります。
木の間から、遠く富士山の頭も見えてきました。期待できます。
2010年10月12日 08:26撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 8:26
木の間から、遠く富士山の頭も見えてきました。期待できます。
木の階段もあります。
2010年10月12日 08:00撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 8:00
木の階段もあります。
鮮やかな紅葉です。常念岳方面も見えてきました。力も湧いてきます。
2010年10月12日 12:11撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 12:11
鮮やかな紅葉です。常念岳方面も見えてきました。力も湧いてきます。
合戦小屋に到着。平日なのに登山客で賑わっています。人気の山だけありますね。ここまでの登りは、足元も良いせいか、北アルプス3急登の厳しさは感じませんが。この小屋には合戦尾根の云われが書いてある看板があります。さすがに、この季節になると名物のスイカもありません。
2010年10月12日 12:09撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 12:09
合戦小屋に到着。平日なのに登山客で賑わっています。人気の山だけありますね。ここまでの登りは、足元も良いせいか、北アルプス3急登の厳しさは感じませんが。この小屋には合戦尾根の云われが書いてある看板があります。さすがに、この季節になると名物のスイカもありません。
このあたりの紅葉が、いちばん進んでいるようですね。
2010年10月12日 08:33撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 8:33
このあたりの紅葉が、いちばん進んでいるようですね。
槍ヶ岳の先っぽが、見え始めました。常念岳から見えた槍とは、若干形が違いますね。
2010年10月12日 08:59撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 8:59
槍ヶ岳の先っぽが、見え始めました。常念岳から見えた槍とは、若干形が違いますね。
燕岳と北燕岳が見えてきました。もう少しで尾根に出ます。
2010年10月12日 09:00撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 9:00
燕岳と北燕岳が見えてきました。もう少しで尾根に出ます。
ついに尾根に到着しました。若干曇り気味です。やはり、私は、曇り男なのでしょうか。少し空としいです。風が強いですね。
2010年10月12日 09:45撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 9:45
ついに尾根に到着しました。若干曇り気味です。やはり、私は、曇り男なのでしょうか。少し空としいです。風が強いですね。
燕山荘です。とても立派な小屋です。小屋の中もきれいに手入れされていて、働いているスタッフも感じがいい人ばかりです。ここにザックをデポさせてもらい、燕岳山頂を目指します。
2010年10月12日 11:32撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 11:32
燕山荘です。とても立派な小屋です。小屋の中もきれいに手入れされていて、働いているスタッフも感じがいい人ばかりです。ここにザックをデポさせてもらい、燕岳山頂を目指します。
最高の景観ですね。穂高から槍です。
2010年10月12日 09:57撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 9:57
最高の景観ですね。穂高から槍です。
花崗岩と燕岳です。
2010年10月12日 09:52撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 9:52
花崗岩と燕岳です。
この写真も良く見ますね。やっぱり撮影してしまいました。
2010年10月12日 11:32撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 11:32
この写真も良く見ますね。やっぱり撮影してしまいました。
燕岳の遠景です。美しい山容ですね。待っててね。今行くよ。
2010年10月12日 09:53撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 9:53
燕岳の遠景です。美しい山容ですね。待っててね。今行くよ。
斜めに撮影して見ました。ちょっと失敗ですね。
2010年10月12日 09:56撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 9:56
斜めに撮影して見ました。ちょっと失敗ですね。
美しい景色です。
2010年10月12日 10:09撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 10:09
美しい景色です。
遠方のは槍です。
2010年10月12日 09:48撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 9:48
遠方のは槍です。
白い花崗岩の塊です。自然が織りなす不思議な造形ですね。
2010年10月12日 10:38撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 10:38
白い花崗岩の塊です。自然が織りなす不思議な造形ですね。
燕岳に行く途中にある、イルカ岩と槍ヶ岳です。よく見る写真です。真似してみました。手前にも似た岩があり、間違えて撮影してしまいました。
2010年10月12日 09:59撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 9:59
燕岳に行く途中にある、イルカ岩と槍ヶ岳です。よく見る写真です。真似してみました。手前にも似た岩があり、間違えて撮影してしまいました。
穂高、槍方面の方が青空が広がっています。曇り男は返上ですか?常念岳から見た槍ヶ岳とは、やはり若干山容が違いますね。
2010年10月12日 10:47撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 10:47
穂高、槍方面の方が青空が広がっています。曇り男は返上ですか?常念岳から見た槍ヶ岳とは、やはり若干山容が違いますね。
燕岳山頂到着。標高2763mです。山頂は花崗岩と砂れきです。木の標識等はありませんね。頂上には先行者が3名ほどいました。写真のシャッター押しを頼まれました。
2010年10月12日 10:24撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 10:24
燕岳山頂到着。標高2763mです。山頂は花崗岩と砂れきです。木の標識等はありませんね。頂上には先行者が3名ほどいました。写真のシャッター押しを頼まれました。
北燕岳の雄姿です。素晴らしいです。来て良かったです。こちらの山の方が美しいかも?
2010年10月12日 10:26撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 10:26
北燕岳の雄姿です。素晴らしいです。来て良かったです。こちらの山の方が美しいかも?
北燕の背後にも稜線が続きます。
2010年10月12日 10:30撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 10:30
北燕の背後にも稜線が続きます。
大天井岳、常念岳へと続く尾根です。いつかは縦走してみたいです。
2010年10月12日 10:27撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 10:27
大天井岳、常念岳へと続く尾根です。いつかは縦走してみたいです。
降りる前に最後の燕岳。雲が切れて青空がのぞいてきました。降りたくなくなりますね。
2010年10月12日 10:55撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 10:55
降りる前に最後の燕岳。雲が切れて青空がのぞいてきました。降りたくなくなりますね。
降りるのは、とても惜しいのですが・・・・・・
さようなら・・・・・
2010年10月12日 11:58撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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10/12 11:58
降りるのは、とても惜しいのですが・・・・・・
さようなら・・・・・
帰りに立ち寄った。大峰山の大カエデです。7色に紅葉する樹齢250年の木ですが、若干早かったようで、色づき始めたばかりでした。
2010年10月12日 15:01撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 15:01
帰りに立ち寄った。大峰山の大カエデです。7色に紅葉する樹齢250年の木ですが、若干早かったようで、色づき始めたばかりでした。
ちなみに、2年前の紅葉した際の写真です。
2008年10月31日 10:57撮影 by  u1020,S1020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/31 10:57
ちなみに、2年前の紅葉した際の写真です。
7色の紅葉です。
2008年10月31日 10:57撮影 by  u1020,S1020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/31 10:57
7色の紅葉です。
美しいです。
2008年10月31日 11:01撮影 by  u1020,S1020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/31 11:01
美しいです。
鮮やかですね。
2008年10月31日 11:02撮影 by  u1020,S1020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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10/31 11:02
鮮やかですね。
帰りの中央高速道路の双葉サービスエリアからの富士山です。
2010年10月12日 16:49撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
10/12 16:49
帰りの中央高速道路の双葉サービスエリアからの富士山です。

感想

 2週間前の常念岳で、北アルプス初デビューを飾り、雑誌で見た燕岳に魅せられて是非とも紅葉の燕岳を歩きたいとの思いで遠征しました。休日ETC割引を活用するため11日の22時に自宅を出発して、諏訪湖パーキングで仮眠をして中房温泉登山口まで車を走らせました。最近、天気に恵まれていなかったので、不安だったのですが、今日はマズマズでした。北アルプス3急登のひとつの登りということで、かなりセーブして歩いたのですが、私の苦手な小石や大石が転がった道がほとんどなかったので、登りは急ではありましたが、私には合っていたような気がします。景色も最高でした。燕岳の独創的な山容も素晴らしかったし、その背後の北燕岳も最高でした。白い花崗岩という点では、鳳凰三山の尾根歩きに似ているような気がします。尾根に出てからは、季節は確実に冬に向かっていることを実感するように、かなり寒かったですね。燕山荘にザックをデポして、燕岳まで歩いたのですが、体が冷え切ってしまったので、燕山荘で熱いお茶をいただき、カレーうどんを食べました。おいしかったです。体もあったまり生きかえった思いでした。人気コースで紅葉シーズンだからかも知れませんが、平日だというのに、下山途中もかなりの登山客の方々とすれ違いました。普段の山行では、下りでかなり足にきてしまうのですが、今回の合戦尾根は私の歩きに合っているようで、いい感じで降りてくることができました。行きの登りでも、ほとんど休憩することもなく登ることができ、他の登山者に抜かれることもなくいけました。登山道にも相性は、あるものなのですね。またひとつ勉強になりました。下山後、帰宅途中に、池田町の大峰高原にある大カエデの紅葉を見に立ち寄りました。樹齢250年のカエデで、七色に紅葉するカエデらしいのですが、残念ながら少し時期が早かったようで、やっと色づいたばかりのようで、七色というよりは、三色ぐらいの紅葉でした。本来は、このカエデの紅葉に合わせて燕岳登山に行こうと考えていたのですが、休みの関係で予定よりも、1週間ほど早い山行となりました。まあ、大カエデは、また来年に期待したいと思います。今回の燕岳と北燕岳は日本100名山には、選ばれてはいませんが、それ以上に素晴らしく、美しい山でした。これからも、このような山を選んで登って行きたいですね。豊科インターチェンジのすぐ手前のドライブイン街で、おやきを購入して帰りましたが、安価で、とてもおいしくて家族にも大好評でした。平日ということで帰りの中央高速道路も渋滞なしでスイスイで帰宅することができました。

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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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