鉢伏山【雨氷の倒木被害は復旧作業中でした】
- GPS
- 04:26
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,068m
- 下り
- 1,046m
コースタイム
天候 | 曇り(山頂付近は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(登り)牛伏寺〜ブナの木権現〜車道 序盤に倒木の多い箇所があり少々ルートファインディングが必要。 北側のトラバースで凍結箇所あり。 ブナの木権現から車道までの200m程は凍結。 (登り)車道及び車道沿いの登山道〜鉢伏山荘 車道を歩く部分はだいたい乾いている。 登山道は凍結部分がちらほら。 鉢伏山頂まで1km程の所から車道歩きとなり雪溜まりとアスファルトのミックス。 アイスバーン注意。 (登り)鉢伏山荘〜鉢伏山頂〜展望台 夏道も一部出ている。 山頂に近くなると雪道だが深くない。 (登り)鉢伏山荘〜前鉢伏山 浅い雪道もしくは凍結した路面。 (下り)ブナの木権現〜石切場〜地獄谷 牛伏寺まで3km標識付近からつづら折りが凍結しておりアイゼン必須。 地獄谷上部の階段も凍結していてアイゼン要。 (下り)地獄谷〜松建小屋 今回の核心部。 倒木が酷い。。詳細は写真参照。 (下り)松建小屋〜牛伏寺 倒木の片付けが進んでおり特に問題無し |
その他周辺情報 | ▼電波状況(docomo) 概ね問題無し (牛伏寺の駐車場登山口が弱い) ▼駐車場 牛伏寺駐車場(30台) ダムの下(50台以上) フランス式階段工見学者用(5台) ▼トイレ 牛伏寺駐車場近く(ボットン・汚い・紙あり) フランス式階段工見学者用駐車場(ボットン・紙なし・雪解け水で床がビチャビチャ) フランス式階段工上部(ボットン・紙なし) 牛伏寺境内(水洗・非常にキレイ) ▼水場 牛伏川のみ ▼温泉 崖の湯温泉茜宿(700円) http://www.akanejyuku.com/ 内湯と露天からの見晴らしが素晴らしい。 ▼店 塩尻市内に近いので困らない |
写真
感想
鉢伏山を知ったのはごく最近である。
今回登ろうと思ったのは前日の経ヶ岳から近いのでセットで登れると思ったからだ。
最近のレコは少ないが2/21の方のレコが大変参考になった。
ありがとうございました。
最近は倒木が多く、特にフランス式階段工へのルートが酷いとのことで、前日夕方、階段工見学がてら下見に行く。
ちなみにフランス式階段工とは、牛伏ダムの上流にある牛伏川の明治時代から造られた石積み水路のうち最後に作られた141mの階段状水路である。
階段工周辺は車道が通っているが、牛伏寺(ダム)周辺から既に倒木が確認でき、特に階段工周辺区間が酷かった。
散歩がてら階段工脇の林道を登って行くと、倒木を満載にしたトラックが下ってきた。
上流で復旧作業が行われているらしく、林道の奥にあると思われる登山道もあわよくば復旧しているかもしれない?と淡い期待を抱く。
倒木の原因は、大雪か、局地的な異常気象かな?と、1ヶ月程前に報じられたニュースをすっかり忘れていた。
思い出したのは登山中に折れた木の枝に雪が大量に残っていたのを見た時だ。
木が凍りついて大量に倒木が発生し、美ヶ原や扉温泉が一時孤立したニュースが報じられていたっけ。
下山後に、たまたまフランス式階段工脇の林道で地元の「牛伏鉢伏友の会」代表の方とそのお仲間にお会いして話をする機会があり、倒木の理由を尋ねて詳しく教えて頂いた。
「雨氷」と言う言葉を初めて聞いたが、ニュース記事を見つけたのでご参考までに。
----◆雨氷被害の記事◆-------------------------------------------
雨氷で倒木被害、1本の木に最大1トン超付着か
(YOMIURI ONLINE 2016年02月27日 15時25分)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160227-OYT1T50035.html
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要は木の枝に雨粒が落ちた瞬間に凍りつく自然現象で、氷により木の自重の10倍以上の重さになる。
そのため倒木や枝折れが発生するのだそうだ。
特に根っこから倒れる形での倒木は牛伏ダム前の斜面で発生していた。
テン泊中や泊まりの山行、移動中などに遭遇したらピンチである。
珍しい現象とはいえ覚えておくべきだろう。
登山道の状況は、登りに使用した牛伏寺からの尾根ルート、下山に使用した石切り場から階段工までのルート状況は写真に掲載した通りである。
「友の会」の方が仰っていたが階段工までのルートは「美ヶ原ロングトレイル」のコースのため、おそらくGWまでには復旧するだろう、とのことだった。
午前中は晴れの予報だったので期待したが、肝心の山頂と周辺はあいにくの天気だった。
次は天気が良くかつ登山道が通常通り復旧した時にまた訪れてみたい。
----◆牛伏鉢伏友の会の記事◆-----------------------------------
松本 牛伏鉢伏友の会 「砂防遺産」楽しもう /長野
(毎日新聞2015年10月7日 地方版)
http://mainichi.jp/articles/20151007/ddl/k20/040/014000c
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コメント
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