記録ID: 855135
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
深夜バスで夜行日帰り 燕岳
2016年04月29日(金) [日帰り]
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体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:52
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,415m
- 下り
- 1,416m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:52
13:42
中房温泉登山口
天候 | 前日は雨だったため、朝の内はガスで粉雪が舞ったりしましたが、時間の経過とともに回復。ただし、北風が強く、稜線では上りで短時間ながら叩かれました。気温はあまり上がりませんでした。その後も天候は晴れと曇りを繰り返す感じでしたが、全般的には好天でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
毎日新聞本社前(竹橋)2240発 中房温泉 530着 復路:南安タクシー(乗り合いバス 1700円) http://www.nan-an.co.jp/modules/bus/nakafusa/ 中房温泉 1400発 (因みに終バスは次の1555発です) JR穂高駅 1500着 JR特急あずさ26号 JR穂高駅 1522発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆中房温泉登山口〜第一ベンチ〜第二ベンチ 中房温泉には立派なトイレがあります。雪はほぼありません。危険箇所はないですが、基本的に九十九折りの急登なので、下りで転倒したりすると危ないので注意です。 ◆第二ベンチ〜第三ベンチ 雪は若干残っています。アイゼンはなくても大丈夫と思いますが、下り時には雪がクサリ気味だったので、チェーンスパイクがあればつけた方が良いかと思います。相変わらず樹林の中を急登します。 ◆第三ベンチ〜富士見ベンチ 雪が登山道の大半に残っています。相変わらず急登です。下りではかなり雪がクサッていました。このあたりからアイゼンをつけても良いと思います。因みに私は上りは、この区間でアイゼンをつけました。下りは富士見ベンチまでつけていました。下りではかなりの数の方とすれ違いましたので、すれ違い待ちで結構時間をとられました。 ◆富士見ベンチ〜合戦小屋 ここから上はほぼ雪道です。樹林の中を淡々と高度を上げていきます。合戦小屋はトイレがあり、またベンチがあって暖かいものも販売しているので休憩場所として最適です。ここも下りではかなりの方とすれ違い、待ち時間で時間をとられました。 ◆合戦小屋〜燕山荘 合戦小屋から急斜面を稜線にあがります。この斜面は状況・雪質によって滑落の危険があると思います。ここから雪の稜線を歩いて燕山荘へ向かいます。この稜線も風があるときは注意した方がよいです。当日も上りでは北風が強くて往生しました(下りでは収まっていましたが)。燕山荘直下の木の階段を上がると、燕山荘の裏側に出るので、ぐるっと回って正面入口に出ます。正面入り口前にはベンチがあり、休憩可能です。 ◆燕山荘〜燕岳 参考にさせて頂いた直前レコでは、ほぼ夏道とのことだったのですが、前夜に雪となっていたため、半分以上が雪道に変わっていました。積雪自体は少ないですが吹きだまりでは20〜30冂度につもっていた場所もありました。凍結等はなく、パウダースノーでしたが、アイゼンはつけていった方が良いと思います。 |
その他周辺情報 | ◆中房温泉で入浴可。また、バス帰路途中のバス停前のしゃくなげ荘でも日帰り入浴可。 ◆JR穂高駅前には売店・コンビニはありません(なお、数百m離れたところに西友がありますが、今回は電車出発時間の関係で駅周辺のみしか行く時間がありませんでした)。個人経営の土産物屋や自販機はあるので、土産物、飲み物は購入可能ですが、酒は買えません。なお、蕎麦屋があるので、食事をすることは可能です。 |
写真
JR穂高駅に到着。同駅着発の唯一の上り(新宿方面)特急に連絡します。以前、バスは中房温泉1415発だったのですが、早くなったのはこの特急のダイヤにあわせるためだったのではないかと推測。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
行動食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
|
---|
感想
GWということもあり、久方ぶりに北アルプスに行くことにしました。
家族サービスその他諸々の日程も勘案して、仕事が終わった後、夜行日帰りを選択。夜行日帰りのために、車で往復して帰ってくるのは、さすがに体力的にも厳しい上、事故も怖いので、毎日あるぺん号(夜行バス)で行くことにしました。
運賃も比較的お手軽なので、予算が少ない時には便利です。当日のバスは比較的空いていて、二人掛けの座席を1人で使うことができました。ただ、座席が固く、おまけに中型バス(中房温泉への道路が細いため)だったので良く揺れて、余りよく寝られませんでしたが orz
直前天気予報が雨だったりして、当日も出発は雨の中と、かなりやきもきしましたが、現地では何とか好天に恵まれ、久しぶりの北アルプスを満喫しました。
この時期、雪がだいぶ少なくなっていて、アイゼンをどこからどこまで使うか悩ましいところです。とはいえ、確実に春になっており、あと数ヶ月で夏山シーズン。季節の移り変わりは早いものです。
それにしても、合戦尾根の激坂は、冬靴で下ると足が壊れます(笑)。さすが北ア三大急登。もしかすると、新調した冬靴が足に少し合っていないのかも知れませんが・・・。う〜ん、困った。
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お写真綺麗ですねー!
白い北アルプスの山々が美しい(◍′◡‵◍)
GWに行きたいなと思っているのですが、12本とダブルストックで行けそうでしょうか?
登られた時はどうでしたか?(o^^o)
コメントありがとうございます。はじめまして。
12Pのアイゼンとダブルストックであれば、この時期の通常条件下では、特に問題ないと思います(周囲の方もピッケルとダブルストックと半分ずつくらいでした。中には何も持たない方も)。このコースについては、合戦小屋〜燕山荘の斜面・稜線が要注意ポイントですが、ここを通過する時間帯が早い場合や悪天候下などで雪面がクラストしている、あるいは強風下で耐風姿勢をとる場合に、ストックではやや心許ないシーンがあるかも知れません。その点だけ注意されれば、問題はないと思います。
私が登ったときについていえば、上りは強風に苦労はしましたが、アイゼンが良く効いたので特に問題はありませんでした。下りではやや雪がクサリ気味で登ってくる方とのすれ違い時にトレースを外れたときの踏み抜きに苦労しました。
お気をつけて!!
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