【南面白山】経由・樋の沢小屋泊極上トレイル

- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,222m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
2日目:8:15樋の沢避難小屋-11:00表コース登山口
| 天候 | 1日目:曇り時々晴れ,夜に雨 2日目:晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路…仙台市営バス:二口温泉〜愛子(930円) JR仙山線:愛子駅〜北仙台駅(230円) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
【登山道の状況】 ○面白山高原駅〜奥新川峠分岐 ・この日は水流多め ・紅葉見ごろ,美しいブナ道 ・ロープありだが,危険箇所なし ○奥新川峠分岐〜奥新川峠 ・基本トラバースの道 ・あまり人が通ってなさそう ・通常だとロープがありそうなやせている道が何箇所かあり ・この辺もまだ紅葉のこりあり ○奥新川峠〜権現様峠 ・ここも人があまり通ってなさそう ○権現様峠〜南面白山山頂 ・権現様峠からしばらくは所々にある大木のブナをめでながら進む歩きやすい道 ・斜面に取り付くと突然急登開始 ・急登が終わるとなだらかになるが,頂上まではあと一息 ○南面白山山頂〜小東峠 ・急下り→急登→なだらか→急下り→急登 登りだけではなく下りも結構疲れる ・1216ピークからの眺めがよい ○小東峠〜樋の沢避難小屋 ・涸れ沢の下り ○樋の沢避難小屋〜表コース登山口 ・数箇所の滝,磐司岩,大行沢,数多の細かい沢筋などが美しい ・紅葉がちょうど見ごろで正に極上トレイル ・最後は林道 ○まとめ ・何回も沢を渡るので,ゲーター必須 ・美しいブナの森 ・大東岳からの沢はナメ状 ・熊の気配なし 【小屋情報】 ・清潔でキレイ ・二重サッシなどリッパなつくり ・トイレはない ・水場は大東岳登山口右手,小屋からすぐ ・小屋前は小さな広場になっておりベンチもある,幕営可? 【登山口:二口温泉】 ・始発バス停,便は休日一日一便!最終12:12! *平日・土曜は14:25最終 ・ばんじ山荘(http://www.banji-sanso.com/)の日帰り入浴は600円(「HPを見た」でこれより安くなります),缶ビール(350ml)は350円。食事,生ビールもあった。お風呂は小さめ。 ・この日は紅葉渋滞でバス遅れ ・外人がママチャリで来ていた。オスプレーのザックとトレッキングシューズ姿でこれから登山!? |
写真
感想
今年もう一度山に泊まりたい!との希望を神様が聞き入れてくれたのか週末の天気は良好。
避難小屋でしょう。と第一希望「船形山頂小屋」。
しかしこちらは私の体力とコースタイムを考え、時間オーバーの為断念。
では「樋の沢小屋」は?と決定した今回の山行。
面白山は今年5回目。登山口、準備体操をしているとぽつぽつ雨が。
頭上には雲。「そのうち晴れるよ」と出発。
南面白山から初ルートを選択。
ぐるっとまわって小東峠へでる今回、初冬の山はどんな表情を私に見せてくれるのか?
奥新川分岐までは紅葉の最盛期。
道も広く、雨でキラキラと色づいた葉が姿を現した太陽の光に輝いている。
やはりブナは本当に好きな木だ。
特に南面白山のブナ。
すっきりと潔く天にむかって伸びる枝、日差しをうけた柔らかな葉。
いつ見てもその美しさに感動を覚えると同時に背筋を正される思いがする。
落ち葉の甘い香りに包まれながら奥新川峠へ。
鎖やロープがあっても不思議はないやせた道が連続。
いつもより重いザックの為、体を振られないように注意深く前進。
途中から木々の葉もおち、山は冬の姿を私たちに見せ始めてきた。
といっても太陽がさんさんとふりそそぎ、なかなか急な登り。
登山開始からすぐにベースレイヤー1枚に。それでも汗をかかされます。
「登山はじめてから代謝が良くなったかも!」と冷え症の私には嬉しい汗です。
南面白山山頂へ向かう急登。
なかなか長い、なんで登ってるんだろう私?と自問自答してしまう・・・。
途中初老のご夫妻とすれ違い、二人とも満面の笑みで挨拶。
やっぱり山っていいな。山で会う人の表情が大好きだと感じる瞬間です。
南面白山山頂では2組の方たちと山話。
別れ際「またどこかで!」と挨拶。
普段なら話す機会がないだろう人たちとの楽しい語らいの時間。
(冬山のすばらしさを教えていただき、二人で「冬山行くぞ!」と決意を新たに。)
ほんの少しのこの時間で、またもや山の魅力を再認識。
いつもの定番お昼の後、またいくぞ「1216」。
こちら急な登り→急な下り→また登り・・・。
いさぎよい「直登」。
落ち葉で足元不明確の為、ところどころ手をつかってよじ登る。
木の枝につかまり下る を繰り返します。
旦那が心配そうに後ろを振り返る。声掛けがとてもありがたい。
一度ザックの重さに負けて、ずるずる滑り落ちてしまった私。
岩につかまり、膝をついて「よいしょ」と自分を持ち上げる。
まだまだ非力だ。
しかしながらやはり眺望抜群!大東岳がそれはそれは間近に見える。
「台形だね。ボリューム感あるなぁ」と「盟主」の姿に見とれる。
小東峠から樋の沢までは想像よりも長かった・・・。
石がごろごろしている道を下ります。
沢をいくつか越えて避難小屋へ。
あたりは一気に夕暮れの様相で焦ります。
避難小屋到着直後に雨が降ってきた。
「ぎりぎりセーフだね〜」とほっと一息。
避難小屋はとても清潔です。ゴミもみあたらないくらい。
1階は湿っぽく寒いので2階がお勧めです。
入ったら空気が暖かく、あまり寒さを感じませんでした。
夜はあったか鍋で一杯。辛さが体を温めるねぇと乾杯。
夜はずっと沢の水音がしていました。
かなり豊富な水量。そして美しい「ナメ」です。(「岳人」で特集されていただけに素晴らしい!)
3:00頃外にでてみると頭上にはくっきりと「オリオン」が!
木々に隠れて一部分の夜空だけれど、この空ずっと忘れないだろうな。
翌日は快晴!
紅葉、渓流、申し分のない最高のトレイルが続きます。
当初大東岳登山の予定でしたが、膝の具合やバス時間も考えて
秋を堪能後温泉へ〜のコースに変更。
ピークを目指さない山歩きもまた魅力あるものでした。
途中鎖・ロープの個所がいくつかありますが、足場がきってあり安定しています。
整備された登山道という印象でした。
荘厳な雨滝、どうどうと落ちる滝、なめらかな川床。
紅葉もまさに見ごろ。足が度々とまります。
「極上だ・・・、まさに天国」と二人話しつつ歩みを進めました。
今まで車で来ていた時はまったく知らなかったこの世界。
本当に山登りを初めてよかった。
帰りは温泉で汗をながし、早い時間に帰宅。
バスの出発遅れはありましたが、この季節帰りの紅葉渋滞を考えると今回の時間が最善の策かと思いました。
(帰途は渋滞なしです。)
お昼を食べそびれたので、家近くの公園で「登山装備」のままで
おにぎり+コロッケ+定番アイス(すべてスーパー購入・・・)。
「まるでバックパッカーみたいだね〜」と二人話しながら、午後の日差しの中食べるお昼もまた楽しく、いい思い出になるなと考える。
今回の山行、秋を存分に味わう事ができました。
体全体で自然を感じる事の素晴らしいという一言では言い切れない魅力を再認識。
山、本当に奥深い世界です。
秋山最後の小屋泊チャンスか?
ということで,樋の沢避難小屋泊のコースへ
南面白山まではこれまで歩いた事のないコースを入れ,小東峠経由で小屋へ
途中まで誰にも会わず静かな登山,南面白山山頂近くでようやく1人とすれ違う
南面白山はやっぱりブナが美しい。紅葉もいいけど葉の落ちた静かな森もいい。
南面白山山頂では珍しく(?)他に二組も。しばしこれからの冬山の話題などで盛り上がりました。男性二人組の方々は山スキー派,もう一組のご夫婦はわかん派。私たちは何にしようか。
南面白山から小東峠までは結構きつい。急な登降・・・・下りも落ち葉で歩きづらく,なかなか時間がかかってしまった。
結局,小屋には日没間近に到着。直後にはけっこうな雨も降ってきました。膝にもきてたので,明日は大東岳をやめにしてまっすぐ裏コースを二口へ向かう事に。
避難小屋は貸しきり状態。今晩のご飯は,韓国風おじや?。山で食べるビールとご飯は3倍はうまいです。
明日はのんびりすることにしたので,気楽に夜更かしと思いましたが,7時ころ就寝。夜3時ころ目を覚ますと星空!木に囲まれているので満天とはいえませんが,オリオン座がくっきり見えました。
朝はお気楽に6時半ころ起床。準備を整え8時過ぎに出発。
時間はあるのでゆっくりと表コースを進みました。紅葉や滝,大小のナメ状の沢,磐司岩など二口の奥深い山でしか見られない美しい景色が沢山あり,そのつど立ち止まりながら「極上トレイル」をゆっくり進みました。
下山後は温泉&ビール。まさに極楽です。
今日は早めに帰宅。道具のメンテと夕食ビール,ヤマレコ更新。
充実の休日でしたね。
コメント
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keen2
koji_mt



















極上トレイル、写真からだけではなく、感想/記録からもその様子をうかがうことができました。
お二人の素敵な山行にはかないませんが、いつか我が家も二人で行ける日を夢見ております。
いつもお二人のヤマレコから元気を頂いているので、感謝しております。
yamaya7さん、こんにちは。
山にいると自分がとても小さく感じます。いい意味で。
奥様と二人の山、実現するといいですね
「山登りはじめました」というマンガがあるのですが、そちらをさりげなく見せてみては?
実は私はこれが第一歩でした
あといつも家事をなさっている奥様をねぎらう為に、山での食事をyamaya7さんがつくってサーブするとか・・・。
山頂ケーキを隠してもっていきサプライズ!とか・・・。
結構ちょっとした事がうれしいものです。
「山の旦那って素敵
返事が遅くなってごめんなさい。
マヌケにも気づかなくて・・・・(悲)
ええ、南面白山の下の辺りでしたね。
ご夫婦だと思わず、ダンナと可愛い山ガールだと噂してました〜〜
山寺の入口からもう違っていたのですが、でも〜行けるなぁーんて簡単に決定しちゃって、、、夫婦だと結構いい加減になってしまって反省です。
また、何処かで会えるといいですね♪
runrun08さん、こんにちは。
うれしいコメントありがとうございます
私こそ、すれ違った場所を間違えてコメントしてしまいました・・・
お互いに一瞬の事でしたよね。
山と格闘中の私でした・・・。
山で登山歴の長そうなご夫婦に会うと二人で「いいねぇ、あんな風にずっと続けたいね」と話してしまいます。
またご縁があるといいですね
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