岳沢 奥明神沢からの前穂

2016年05月01日(日) ~ 2016年05月03日(火)

• GPS: 56:00
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,881m
• 下り: 1,879m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:00
• 休憩: 1:40
• 合計: 9:40

7:00 上高地ターミナル
10:30 12:10 岳沢小屋BC
15:00 前穂高沢折り返し
16:40 岳沢小屋BC

2日目

• 山行: 11:20
• 休憩: 0:40
• 合計: 12:00

6:40 岳沢小屋BC
9:20 9:30 前穂ダイレクトルンゼ分岐
12:00 12:20 前穂高岳
14:20 14:30 紀美子平
18:40 岳沢小屋BC

3日目

• 山行: 2:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:30

7:20 岳沢小屋BC
9:40 河童橋
9:50 上高地ターミナル

天候

曇り/晴れ/晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

沢渡から定額タクシー4200円で上高地へ。

写真

5/1 6:25

沢渡第2PでJKさんと合流。

5/1 7:06

上高地はどんよりとしてテンションはあがらない。

5/1 7:08

やっぱり山が見えないとねー。

5/1 10:10

小雨、あられが時々。樹林を抜けてやっと雪渓。
もう少しだ。

5/1 11:29

岳沢小屋にBC張って、さて午後は前穂高沢の偵察だ。

5/1 12:27

滝沢をつめる。

5/1 12:56

左が滝沢、右が前穂高沢のはず・・・。

5/1 13:13

前穂高沢は少し滝が出ている。
簡単に越せるかと思ったが、登れません~。

5/1 13:32

戻って、滝沢を少し登って、

5/1 14:16

途中から前穂沢右岸の枝尾根に登ってみる。
ここからアンザイレン。
後ろは南稜の取っ付きを偵察にきた人たち。

5/1 14:19

1P、雪壁を越えて枝尾根に上がる。

5/1 14:23

2P、枝尾根から前穂沢へ入っていく。

5/1 14:41

3P、ラッセル

5/1 14:52

ビレーのJKさんを振り返る。

5/1 14:57

3P、急なラッセル。
こりゃ、明日は時間的にも無理だし、雪崩あぶねー。
偵察終了。帰ろう。

5/1 15:52

3Pを忠実にリバースして最後の雪壁を下って滝沢に戻る。
やれやれ。

5/1 16:36

岳沢のキャンプ地。20張りくらい。

5/2 6:12

5月2日朝。
南稜パーティが多いみたいだった。朝早くから皆さん出発。
我々は遅めのスタートで奥明神沢へ。

5/2 7:12

かなりの人数が奥明神沢へ入ったようだ。

5/2 7:25

しっかりしたトレースを辿る。
トップの方、ありがとうございます。

5/2 7:29

上空には救助ヘリが。ジャンダルムでの救助作業。
この時は何気なく撮った写真だが、12時間後にまたこの滝にお目にかかります。

5/2 8:12

私も頑張る。

5/2 8:15

JKさんも頑張る。

5/2 9:06

でも、このあたりで本日のしんがりになる。

5/2 9:14

ダイレクトルンゼの分岐。
昨日の新雪で眩しい。

5/2 9:39

奥明神のコルから2名下山。

5/2 10:24

ダイレクトルンゼを登る。

5/2 10:45

皆さん、どんどんと下降してくる。

5/2 11:56

もう少しだ。

5/2 12:08

着いた―、前穂。
ここで初めて奥穂~槍が迎えてくれる。

5/2 12:09

奥穂ー

5/2 12:16

下降

5/2 13:17

キミ子平を目指して下る。

5/2 13:57

緊張するトラバース。

5/2 13:58

トラバース気味の下降が続く。

5/2 14:29

キミコ平に到着。

5/2 14:55

夏の鎖場は稜上を下る。

5/2 15:03

コルから先行者のトレースが残る奥明神沢側の雪渓へ。

5/2 15:03

5/2 15:10

下降

5/2 15:21

下降

5/2 16:28

アレレ、なんか滝の落ち口みたい、しかもデカそう・・・。
ヤバッ、どないしまひょ？

5/2 17:30

左岸のヤブを漕いで向こうをのぞいたら草付きとダケカンバの壁。
よし、懸垂で降りれそう。
なんと、先行者もここを下ったみたい。
残置シュリンゲ使わせてもらいました。

5/2 18:19

20m弱の懸垂を3本で奥明神沢に。

5/2 18:25

あとは岳沢目指してがんがん下るだけ。
なんとか残業にならずにテン場に帰れました。

5/3 5:43

5月3日、風の無い穏やかな朝。

5/3 7:17

元気があれば西穂沢でもと思ってたけど、
お互いに全くそんな気にならない。
だいたい、この天気も昼までもたないんじゃない？
さっさと下って風呂はいろ。

5/3 8:19

思ったよりも今日の日中は天気ももちそうだ。

5/3 9:31

上高地は観光客、ハイカーでにぎやか。
みんな楽しそうで、こっちもいい気分。

5/3 9:44

いやー、本当に絵になる景色。
こんどは観光で来たいな。

撮影機器：

COOLPIX S640 NIKON

uTough-6020 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

snowfield

私にとっては、1979年にコブ尾根登って滝沢下って以来のGWの岳沢。
緊張しながらターゲットを絞っていく。
前穂高沢登って、奥明神沢を下るということで、イメージが固まった。
んでもって、向かったものの、4月30日午後から天気は荒れ、新雪が沢にはたっぷり。稜線では残念な事故も多数・・・。
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

初日の偵察で前穂高沢はあっさりと断念。
奥明神沢でスッキリと登ろうということにしたけれど、皆さんに大きく遅れて、ビリっけで前穂到着。
更には得意のへそ曲がりの癖がでて、下降ルートをアレンジ。
最後は懸垂3本いれて、奥明神沢に合流。

でも、GWの岳沢、いろんなレベルの人が登りに来てるんだな~とビックリ。
どのルートも天候、雪質によってかなり厳しいルートばかり。
実際に現在進行形で事故も起きているのに、我々含めてみんな登っていく。
なんか、考えさせられちゃいました・・・。

この時期の山は、体力、経験、装備と何よりもお天気次第。
連休後半に向かわれる方、お気を付けて。