石裂山[関東百、栃木百]
- GPS
- 04:23
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 1,072m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)上久我馬返BS(1つ先のバス停)からリーバスで新鹿沼駅へ。東武線で押上経由、京成・北総線 (リーバス上久我線時刻表↓300円/片道)) http://www.city.kanuma.tochigi.jp/resources/content/1604/20150413-165933.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
加蘇山神社の本社で安全祈願のあと登りにかかる。 一昨年の雪の影響か倒木が沢山あるが歩行には影響ない。 特記事項だけ列記します(時計回り周回)。 ・2つ目の休憩舎(中野宮?BSから45分)から岩場が始まるが、ハシゴや鎖がしっかりしており、慎重に三点確保して行けば危険を感じる箇所はない。 ・ただし長いのと下りも含め何度もでてくるので、飽きないように!(笑) ・奥ノ宮からルートを少し探したが、少し下ってトラバースが正解。(勉強不足でした) ・この先のトラバースが意外と足場狭いところあり気を遣う。 ・しばし根っこの急登と格闘すれば稜線。 ・斜度が一番なハシゴは稜線にでて山頂が見えてからの下り(東剣ノ峰からの下り)。しかも延々と長く、露出度満点の場所もあるから下は降り切るまで見ない方が良いかもしれない。(笑) ・ハシゴはところどころ間隔が不揃いだったり、レーンチェンジみたいに別のハシゴに横移動する場面あり、要注意。 ・鞍部から一息登れば山頂だか、山頂は意外と狭く眺望も限定的なので、1つ先の山頂(月山?)で休憩してる方が多かった。 ・下りのハシゴは短いが、クサリ含め何ヶ所かあるので三点確保で慎重に。時計回りが歩きやすいと言われるのは判る気がした。(奥ノ宮からのトラバースと根っこは下りは厳しそう) |
その他周辺情報 | 下山後、新鹿沼まで入浴できそうな施設は見当たらなかった。 |
写真
感想
だいぶバランスも回復してきたので、岩場続きで有名な石裂山に行ってきました。
朝から快晴で気持ちよいです。
新緑も綺麗な時期になりました。
下半分は小さな花が4,5種類咲いてたかな。
時間無く、紫のだけ撮影しました。聞くとウツギも咲いてました。
上は赤は勿論、白八汐も全て落花していて、ヤマツツジが幾つか咲いているのみ(余裕無く撮影無しです(汗))
中ノ宮からはうわさ通りの岩場続き。
しかしハシゴやクサリはしっかりしていて、足場やホールドも多いので3点支持して慎重に登れば全然OKでした。
むしろ、奥ノ宮からのトラバースと根っこの急登が私的には少々やっかいでした。
バランスがやはり完調ではないので、足場の細いトラバースや根っこの急登でのバランスに注意しながら、時に四つん這いで恰好なんか気にしてられません(恥)。
稜線にあがると快適歩き。しかし東剣ノ峰からは最大斜度の下り、それも長いです。
途中、岩場の角をハシゴで下ってる感があるのですが、目の前以外は全部開けている気がして下を見る気になれませんでした(笑)。
最後、垂直に近い下りかと思いますが、3点確保で慎重に下れば危険を感じる箇所はありませんでした。
とはいえ、ハシゴの間隔が不揃いだったり、レーンチェンジみたいに別のハシゴに横移動で取り付いたり要注意かと思われる箇所は幾つかありました。
鞍部から最後の急登をがんばり、細尾根チックな稜線を行くと、その先が石裂山の山頂です。
山頂は思ったより狭く、2名ご夫婦が休憩中。
眺望も日光男体山・女峰山だけが開けているのですが、
折角なので山頂でランチにします。
20分くらいいたかな?
14:55のバスまで時間はたっぷりあるのですが、登りであれだけ暑いと感じたのも涼しい風で寒くなってきたので、下りにかかります。
あわよくば、1つ先のBSまで歩いて1本早いのに間に合うかもしれません。
その先の月山には多数が休憩中。恐らく6,7人はいたかも。
こっちの方が広いし眺望も開けてランチ適地かも。
その先の急降下は慎重に。
稜線から右に分かれて下りはじめ、途中、短いけど何度もハシゴやクサリが出てくるので慎重に。
斜度が緩んだところの沢筋で妙な音が聞こえています。
ん?何これ?
耳を澄ますと、どうやらカエルのようです。
しかも5,6匹が合唱中。
山でカエルの合唱は初めて聞きました。(ビデオ短いですが添付します。)
いい雰囲気でした。
その先、倒木が多いですが、歩くには全く影響ありません。
地元がきちんとルート整備してくれているのでしょうね、感謝です。
その下で渡渉の際に顔ザブ。
この時期暑いので、冷たい水がとても気もち良い。
上のカエル効果(エキスか何かが流れてきている?)、妙にエネルギーが湧いてきたので少々走ってみます。
おかげで加蘇山神社には思ったより早く到着。
これでBSを1区間歩けば2時間早いバスに乗れるかも。
この時間からだともうひと山行きたい気分ですが、今日は病み上がり直後なので(土曜まで寝てた)この辺で帰路につくことに。
と思っていると、下から消防車が2台鳴らしながら駆け上がってきます。
ひょっとして、滑落?
と心配げに歩いているとパトカーや救急車、追加の消防車もあがってきます。
地元の方も心配げに、去年も1人亡くなったのですよ、と出てこられ少し話してると、ヘリの爆音が聞こえてきます。
やはり・・・。ご無事だといいのですが・・・。
その先で歩きながら、どこで滑落したんだろ。
ハシゴやクサリは慎重に行けば大丈夫っぽかったから、細いトラバースか細尾根で滑ったのかな?なぞと考える。
途中で栃木県で自身初のリス君を発見!
実は朝のバスで気づいたので、帰りに楽しみにしていました!
快晴の車道歩きですが、風は涼しくて心地よい歩きです。
上久我馬返BSに10分前に到着。
バスの運転手さんは朝と同じ方でしたが、その話をすると去年も1人亡くなったことを知ってらっしゃいました。
バスの後ろから救急車と消防車1台が鳴らさずに降りてきました。
ヘリで病院だったようです。
滑落された方がご無事だといいのですが・・・。
石裂山、山は危険と隣り合わせだということを改めて思い知りましたが、山自体は岩場ありハシゴ・クサリありと変化があってよかったです。また機会があれば季節を変えて来てみたいと思いました。
<下り沢筋でのカエルの合唱には驚きました!!(↓)>
こんばんは
長い梯子、しかも垂直の写真をみてビビりました
小規模のカエルの合唱は良く聞くんですが
探しても見つけられません。
いったいどこにいるのか突き止めたいものです。
リス君にも会えてよかったですね
akubi_nekoさん、メッセージありがとうございます。
これだけ長いハシゴは私も初めてでした
1本ずつは短く分割されてるのですが、見るだけで嫌らしい・・・ですよね。
実際はもっと嫌らしく感じましたヨ
北アの東鎌尾根にも長いハシゴがありましたが、こっちの連続の方が長いな〜、とつくずく思いながら極力下を見ずに
カエルは山で雨の日とかにデカイのが目の前でボテっとジャンプするのに驚かされたことは何度かありますが、種類は違ってそうですが、こんな合唱が山間に響き渡るんだなーとしばらく聞き入ってました。棲み処に分け入って探すとこまでは思いつきませんでしたが・・・。
栃木の初リス君、実は雑草を刈り取って見えやすくしてあげたんですよ。
最初は半分以上緑に埋まってたので。
しかし北関東は兵庫・大阪とはリス密度がだいぶ違うのかもしれませんね
ShuMaeさん、お疲れ様です。
石裂山、変化に富んだコースなんですね。関東・栃木の百名山に選ばれるだけのことはありそうです
楽しいのは嬉しいですが、根っこは厄介ですね。
私がコケるのはほとんど根っこに躓いてしまうんです
カエルの合唱は低音の魅力!?
聞き入ってしまいました
takatukimakiさん、こんばんは。
そうなんですよ、岩あり沢あり根っこありな変化が楽しめる山と思いました。
ハシゴが昔(といっても20年前後のようですが)は無かったらしく、その時代には頼りないクサリを辿って妙義山のようにアタックする山だったのかもしれません。
妙義山に代表される西上州と、この辺りは関東でも低山ながら岩場の楽しめる山が多いみたいです。
根っこ、私もよくやられてますよ。
ただし、細尾根でやったらアウトなのでお互い慎重に
カエルの合唱、生演奏はもっと良かったですよ。
あ、確かに低音と高温の掛け合い、いいですね〜
栃木のリス君、朝バスから見えたときは目を疑ってしまいました 。
登山道ではなく、下1km下った車道の分岐点のようなところでしたが、初リス君に大感激です
ShuMaeさま、こんばんは。
snow_dropです。こちらでは、はじめましてですね。
コメントをいただき、どうもありがとうございます。
先日の石裂山では、お疲れさまでした。
小粒ながら、アスレチック要素いっぱいの変化に富んだ楽しい山でしたね。
病み上がりとは思えぬ ShuMaeさんの軽快な歩みに、私、ついて行けませんでしたよ〜
当日は山中でハプニングがあったようで、その後が心配ですね。
ちょっとしたミスが事故に繋がってしまうことって、山の大小、高低を問わず起こるのだろうなと感じました。
それにしても、カエルの合唱は見ごとでしたね〜♪
あちこちから響いてくる歌に、私も思わず耳をすましてしまいました。
いえいえ、すまさなくても聴こえるくらい迫力がありましたね
ShuMaeさんの動画で、あの時の合唱が再び聴けて感激です
ナイス・アイディアですね。今度、私もやってみよう。
それから、私も気がつけば、リスくんをカメラに収めてます
残念ながら、今回は分らなかったです。
行きに気がついてらしたとは、さすが〜 ShuMaeさん♪
snow_dropさん、メッセ―ジありがとうございます
いえいえ、私こそLa SportivaのNew靴を履いた方がいるけど、トレランかな〜?なら、お先にどうぞ、だな と思ってました。神社の先で社を撮影されてて、先行したはいいけど、後ろピッタリになったので先行していただきました。私こそsnow_dropさんは健脚サンだと思いますよ、あのペースで花の写真を沢山撮ってらっしゃるのですから!
他のレコも少し拝見しましたが、男勝り(?<失敬)なペースで歩いてらっしゃるし
この山は短いけど変化があって、というかスリリングな場面連続で変化があって楽しかったですね あ、やはり山中でヘリの音は聞こえてましたか。後続のどなたかが滑落してしまったのでしょうね。その後、が気になります。
カエルは感動ものでしたよね。
やはり聞き入っちゃいましたか
なかなかない音かな、と動画撮影しましたが、動画の雰囲気は一発で伝わるからいいですね〜
リス君、行のバスで発見したときは、目が皿になってました
なので下り急いだのは、そういう理由もあるのですよ。
結果的に1本早いのに乗れたのは助かりました。
実は、リス君クラブってのがあるのです。
全国のリス君を発掘してあげましょう、をスローガンにがんばってるのですが、東日本の方が少なくて困っています。もしよかったらご検討頂けると幸いです
関東百名山シリーズですね
拙者が歩いたのが2015年2月末・・・シーズン外れだったのでバス乗客は拙者一人。
おまけに車中に財布を忘れてしまうなんてドジもやっちまって・・・印象に残る山行でした。
コースタイムを拝見すると、拙者よりも1時間近くも早く下山されていますね。
休憩時間に大差はありませんから、相当にテキパキと歩かれたんですね
石裂山コースでの救助活動は難儀しそうですね。
担架を持ち込んでも負傷者を運べないでしょうし、ヘリも近づける地点が限定されますし・・・。
ケガせず、迷惑かけずに下山するのが一番ですね。
隊長
隊長、こんばんは。
隊長の石裂山レコはよく覚えてますよ〜、自身バランスが悪いので、当分は無理だな〜 と思ってました。ついこないだのように思いますが、もう1年半近く前なのですね。財布事件も今回復習させてもらう中で楽しく読み返させていただきました
今回のバスの運転手さんは同じ方かどうか分かりませんが、割と気さくで帰りは途中まで一人だったこともあり色んな話をしてくれました。
え?隊長より早いなんてことはないでしょ!? と思いましたが見返してみると普段は隊長のペースが圧倒的に早いのに何なんでしょうね。
アドレナリン出過ぎてたのかもしれません 、岩場を前にして。
まあ奥久慈男体山でも、岩場や急登だとガシガシ疲れ知らずで(火事場のバカ何とかで)登ってる自分に気が付くことがあります。
これでも要注意箇所は時間をかけて慎重に通過してるのですよ、ここはヤバい場所と初めから思ってるので。そういう意味では神社毎に安全登山を祈願したのも効いたのかもしれませんね。
広い場所も見当たらずほぼ樹林の中なのにヘリで救助ってどうやったんだろうな、と思いますよね。snow_dropさん情報では消防隊員の方々がネットみたいなのを持って上がられたみたいなので、どこか多少開けたところで釣り上げたのでしょうか。
お互い安全第一で山を楽しみませう
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