丹沢三峰&表尾根(宮ヶ瀬-丹沢山-塔ノ岳-三ノ塔-ヤビツ峠-蓑毛)
- GPS
- 09:01
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,191m
- 下り
- 2,175m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
本厚木駅-三叉路(神奈川中央交通バス) 蓑毛-秦野駅(神奈川中央交通バス) 秦野-町田(小田急線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に、道が良く整備されいました。当方持参の登山地図は古く、08年度のものなのですが、その地図に危険箇所の印があるところでも、すでに階段や橋が設営済みで、問題なく通過できました。 宮ヶ瀬〜本間ノ頭では、登山道に落葉が堆積しているところが多かったのですが、注意して歩けば問題ないレベルでした。この間、歩き始めに二人組みのパーティーを追い越した以外はどなたとも遭遇しませんでしたので、通行者が少ないせいもあるかと思います。 太礼の頭〜丹沢山で、樹木がちょうど歩行路の上に垂れ込めている箇所がありました。下ばかり見ていると気づかず、頭を強打します(思いっきり強打しました〜ぁ)。お気を付けください。 丹沢山以降は、前日の大雨の影響かほとんどぬかるみだらけで、よく滑りました。 通行者の多さが、その一因と思われます。 以下、プロトレックのデータです。 最高高度:1,565m(丹沢山) 最低高度:285m(蓑毛) 累積上昇高度:1,870m 累積下降高度:1,880m |
写真
感想
先週の日曜日に丹沢主脈縦走をなんとかこなし、「南北縦走の次は、東西横断か?」などと考えておりましたが、この時期は日没が早いので来年に持ち越したほうが無難かと思い、また結構下半身に疲労が溜まっていたため、体調維持とリハビリ(?)のつもりで、今週は軽くハイキングしようと考えました。
雨山峠あたりをまったりと攻めようかと思いましたが、木〜金曜日の大雨の影響が懸念されたので、他ルートに変更しようと登山地図を見ていると、宮ヶ瀬から丹沢山に登るルートがあることに気付きました。東丹沢はヤマビルの宝庫と聞いておりこれまでノーマークでしたが、この次期なら問題ないだろうし、職場の先輩から気持ちの良いハイキングコースとおススメされていたので、バスの時刻を確認してみると、8時くらいから歩き出せる便があることがわかったので、行ってみることにしました。丹沢山からは、東西横断決行に備えた下見のつもりで、表尾根をヤビツ峠・蓑毛へ下りることとし、設定時間に遅れるようなら大倉へ向かうことにしました。例によって、以下の目標タイムを設定しました。
三叉路バス停8:00-8:45御殿森ノ頭分岐-9:05高畑山分岐-9:35金冷シ
-10:55本間ノ頭-11:50太礼の頭-12:30丹沢山-13:15塔ノ岳
-13:35新大日-14:05烏尾山-14:40三ノ塔-14:50二ノ塔
-15:20富士見山荘-15:45ヤビツ峠-16:35蓑毛バス停
登山地図の標準タイムから若干割り引いて設定すると、ギリギリ日没過ぎに下山できる見込みが立ちましたが、休憩時間は考慮しておらず、少しでも時間の貯金を増やしていき、休憩や食事にあてる必要が生じました。「これじゃ、軽いリハビリハイクとはいえないなぁ」と思いましたが、「計画しちゃったから行くしかないか」と、いつもの脳天気さが頭をもたげ、突き進むことにしました。
本厚木駅からのバスには、10名くらいの登山装備者が乗車していました。皆同じルートで丹沢山を目指すのだと勝手に解釈していましたが、途中煤ヶ谷や仏果山登山口で降りる方もいて、三叉路バス停から登山口へ向かったのは、当方を含め4〜5名でした。
想定より少し早めに歩き始めることができ、最初は少し急な山道でしたが、ほどなくゆるい上り下りが続くようになりました。先行のお二人に先を譲っていただくと、本間ノ頭先までどなたにも会いませんでした。当方もそうなのですが、静かな登山がお好きな方には気分良く歩けると思います。歩行者が少ないからか、前日の雨の影響か、登山道に落葉が大量に堆積しており、斜面のトラバース時は慎重に足場を確かめながら歩を進めました。途中、岩を滑りおりなければならない所もありましたが、登山道は良く整備されており、他に危険な箇所はなく、注意して歩けば問題ないと思います。
本間ノ頭への登り坂は少々注意が必要です。「ピークが見えた!」と思って勇んで登るとまだ中途点で、次に見えるピークも本間ノ頭ではなく、3度目の正直でやっと到達します。オーバーペースにはお気を付けください。また、けっこうな急登を強いられる箇所があり、ちょっと息を抜くと後ろに倒れてしまいそうになります。下りでは一番の難所になりそうです。
本間ノ頭から丹沢山にかけては、『丹沢三峰』というだけあって、登り降りの連続になります。正直、丹沢山に着いたときはヘトヘトでした。大倉から登るのと比べ、3倍くらい疲れました。
昼食をとって、塔ノ岳から表尾根へ進みましたが、これまでの疲労がペースを上げさせず、思うように歩けなくなってきました。特に下り坂では膝が悲鳴を上げ始め、登りで時間を稼いで下りで浪費する結果となりました。ヤビツ峠でバスに乗ろうかとも考えましたが、水源地での水補給を楽しみにしていたので、心に鞭打って蓑毛まで歩いて下山しました。
なんとかほぼ設定通りの時間で踏破できましたが、今回選定したルートは、想像以上にアップダウンが激しく辛いものでした。先週の縦走と比較すると、数値上はほぼ互角か若干少ない程度ですが、激しさ・疲労感は数倍上回るものでした。今回の教訓を生かし、次回からはもっと余裕のあるルートにしたいと思います(って言っても、いざ行くとなると、欲張りになっちゃうのですが・・・)。
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