ベニバナヤマシャクヤクまだ間に合いました 学能堂山

2016年06月14日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 6.3km
• 登り: 609m
• 下り: 609m

コースタイム

4:30自宅―7:03貯水場横から林道歩き―7:53林道終点―8:49杉平峠―9:25頂上10:18―10:39杉平峠―11:10林道終点―11:44駐車地

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　ナビを「三重県津市美杉杉平中心部」に設定。長良川右岸道路を南下し、桑名東ICから東名阪自動車道。亀山から伊勢自動車道、久居ICで降り、県道15号線を美杉に向かいます。走りやすい道です。R368に出てナビまかせで走ると、間違いなく水谷林道まで案内して呉れました。杉平浄水場の前、すでに一台の車が停まっていました。わたしもここに車を停めましたが、少し上に数台駐車可能な場所があります。この先、未舗装の林道になりますが、車高の高い車ならさらに林道終点まで行く事が出来そうです。

コース状況／危険箇所等

　浄水場から林道を上がります。谷沿いの直登ルートを登ろうと思っていましたが、分岐が判らず、そのまま林道歩きとなりました。ダラダラ、何の面白みもありません。
　林道終点から登山道となります。植林帯の急登、シンドイな。ここもまた面白みはありません。ハアハア、ゼイゼイ、汗ダラダラ。昨日の雨で登山道はヌルヌル。ツルツル滑りながらやっとの事で杉平峠に登り着きました。
　奈良県と三重県の県境尾根、なだらか、気分良く歩きます。最後にひと登り、頂上に登り着きました。気持ちの良い頂上です。
　広い頂上を散策し、お目当てのベニバナヤマシャクを探します。山頂標識から少し進んだ三重県側の斜面に咲いています。間もなく花は全て散ってしまうでしょうが、最盛期にはさぞかし華やかな事でしょう。

　下りはダブルストック。杉平峠からのヌルヌル下りは慎重に。林道終点からショートカット道を下ります。これは全く問題はありません。無事、駐車地に降り立つ事が出来ました。

その他周辺情報

みつえ温泉「姫石の湯」、火曜日は定休日です。県道15号線沿いの「火の谷温泉」、美杉リゾートで汗を流しました。入浴料1,080円と高めですが、タオル、髭剃りがついています。

写真

6/14 7:03

浄水施設の駐車地から、未舗装の林道を歩きます。

6/14 7:23

サワガニのお出迎え。

6/14 7:55

林道が終わり、

6/14 7:53

登山道が始まります。

6/14 8:00

植林地の暗い中ですが、ここは美杉の杉平、止むをえません。

6/14 8:03

ヤマゴボウ。

6/14 8:12

急登をゼイゼイ。

6/14 8:21

コアジサイがあちこちに。

6/14 8:40

アップです。

6/14 8:41

フタリシズカがわんさか咲いています。

6/14 8:48

アップです。

6/14 9:03

県境尾根、

6/14 9:04

気分回復。

6/14 9:21

大きな木が現れ、

6/14 9:23

間もなく山頂です。

6/14 9:24

卯の花の林が広がっています。

6/14 9:26

「岳の堂」と呼ぶようです。

6/14 9:33

ベニバナヤマシャク、花弁も雄蕊も散ってしまっています。

6/14 9:32

ちょっと皺クチャですが、咲いていました。

6/14 9:34

生きの良いのもありました。

6/14 9:37

こちらは花弁が一枚落ちていて、中の様子が良く見えます。黄色い葯が鮮やかです。

6/14 9:42

まだ丸まっているのもいます。

6/14 9:43

ちょっと失礼、まんまるお尻です。

6/14 9:44

キバナベニイチゴ。

6/14 9:47

卯の花。

6/14 9:30

アップです。

6/14 9:57

見渡す限りの山々を眺めながら、

6/14 9:57

ブランチとします。御在所SAで買った吉野銘産「柿の葉すし」です。

6/14 10:06

もう一度散策。
花の終わったマムシグサ。

6/14 10:08

ヨレヨレですがありました。

6/14 10:10

もう一つ、ちょっとシミがついていますが、

6/14 10:11

下から、

6/14 10:11

上から、

6/14 10:11

アップです。

6/14 11:23

登山道にはサワギクも一杯咲いています。

6/14 12:48

火の谷温泉　美杉リゾートの露天風呂です。

撮影機器：

STYLUS1,1s OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

onisan

　昨日から3連休。長野方面の山に行こうと計画していましたが、学能堂山にベニバナヤマシャクが咲いていると云う。山は逃げないけれど、花は終わってしまいます。予定変更、ベニバナヤマシャクを見に行く事にしました。

　ベニバナヤマシャクヤク、初めて見ました。薄色の品の良いピンクの花弁、さらにひときわ濃い紅色の葉脈がスジ模様を作っています。スジ模様の中、血液が花びら全体に養分を送っています。花弁に囲まれた中を覗いて見ると、鮮やかな黄色の葯を頂いた沢山の雄蕊に囲まれて、緑の雌蕊がくっきり立っています。ふ〜む、これがベニバナヤマシャクヤクか、予定を変更してわざわざ見に来た甲斐がありました。

　ベニバナヤマシャクヤクの株は沢山ありましたが、花はもう終わり。花弁も雄蕊も散って、受粉した花柱だけが残っています。今、この花柱の中では実が作られている事でしょう。絶滅危惧種だそうですが、また来年も楽しむ事が出来るよう願っています。