秩父御岳山 にはご用心! 町分コース〜強石コース
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,045m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
09:10秩父鉄道御花畑駅→09:30三峰口駅 帰り;14:21三峰口駅→14:44御花畑駅→15:07西武秩父駅発飯能駅行き |
コース状況/ 危険箇所等 |
・町分登山コースは道標もしっかりしてあり、歩きやすいです。 ・強石コースを下りにとりましたが、積もった落葉がたいへん滑りやすいです。 ・テープ通りに進みましたが、登山道最終地点の林道に下りる道が枝で通せんぼされていて、崖から林道へ降りました。少し強石方向へ進むと「御岳山登山口」の石段がありました??? ・携帯している2010秩父時刻表によりますと、秩父湖方面から来る三峰口行きバスが大滝温泉発14:15とありましたので強石14:20位かな、と思いバス停行きましたが、記載されていませんでした。フリー区間??のためですかね?? ・トイレは駅、町分登山コース入り口にあります。 *ルート図は自信ないです。 |
写真
感想
忘年会続きでへとへとの同行者のからだを労ってあげようと秩父御岳山へ。
標準コースタイムが5時間30分ですし、行程10kmくらいですから、いつもより遅めのスタートでした。
久しぶりに、時間気にせずゆっくり行けるルートかも、なんて言ってたのですが…。
落合コースは崩落で行けない、先月強石コースから行った人は道迷いした、ということで町分コースから行くことにしました。
国道から左に上がると賽川宿とあり、その昔は宿場町だったのかね、などとのんびり話していたら登山口になり、しょっぱなから急登がお出迎え。
でもひたすら登ると杉木立の尾根道になり、ゆるやかな登り道に変わります。
冬至はいつ?とか話題に出る冬の日なのに汗ばみ、陽が差しこんでいない道の方が快適なほどでした。
でも、夕方から雨情報がありますので、ピーカンとは言えず眺望が心配でしたが、タツミチといわれる分岐を過ぎたあたりの少しひらけたところで同行者が両神山発見!!
ひとめでわかるあの風貌。
こんなに近くからは初めて眺めたことになります。
いいですねえ。
山頂のきりりとした空気は忘れられません。
他にもいろいろいろいろ、忘れられないことばかり。
…と、懐かしがっている場合ではなく、ここからぐぐっと極端な急登になり、久しぶりの山行のなまった足がぜいぜい言い始めました。
同行者は和名倉山だ三頭山だと出かけているからスイスイですが、あれが今日の山頂だ!と目指して登っていたら、強石から登ってきたという男性二人組にお会いしました。
「あとちょっとですよ、10分くらいです!」
よっしゃ、10分。
なんだか安心して、展望がありましたので余裕で写真撮ったりして登りにかかるとゴオオオオオ〜ン♪と鐘の音が。
見上げると何かが見えて、それから右方向へひと登りしたところが山頂でした。
5分でした!!
晴天でしたらきっともっとすばらしいのでしょうが、それでも雲取山、和名倉山、飛龍山、二子山などなど確認して、ゆっくりと本日もプライベートピークなり。
ポカポカでもやはり冬、ぐん、と冷えてきてとっとと下りようということになりましたが、結構長いロープ場とクサリ場で慎重に慎重に。
落葉わんさかですから緊張しまくりで下ります。
大きな杉の木があるから杉ノ峠というのでしょう。
落合方向には進まず強石方向へ。
結構倒木があり、道をふさいでいました。
同行者は、しきりとこの道は登りの方が良かったかもしれない、と言いますが上りにこの倒木跨ぎが何本もあると体力消耗しちゃうんじゃないかなあ?
ハードル競走に傾斜つけているようなものだし。…って走ってはいませんが!!
林道が下に見えた時に、登山道のテープに従い進んだのに、何故か枝が積まれて先に進めないところに来てしまいました。
???
逆方向の道でないような道を行き、一番林道まで距離が近そうな崖というか山肌を横向きでずるずると下って林道へ着地。
そうして林道を帰る方向に少し進んだら、通せんぼ方向の先と思しきにところに「強石登山口」の道標がありまして…
なんだかよくわからないです。
だらだらと林道と民家と林の中を抜けて国道の強石バス停に着いたら、当てにしていたバスの時刻が記載されていなくて、次のバスまで40分もあるので三峰口駅まで歩くことになりました。
途中で気がついたのですが、国道沿いをえんえん歩くより、強石バス停先の万年橋を渡って駅へ行ったほうが少し距離を稼げたと思います。
郵便局を過ぎて、もう半分以上来たあたりから同行者がスピードアップを始め、行きに渡った白川橋あたりで今何分?と聞いてきた。
「2時15分」「21分のに乗れるかな」
えーっ?!
あーれー?
確かに2時21分を逃すと次は3時10分。
手打ち蕎麦をもしかしたら手打ちから始めて、4、50分なんてあっという間かもしれないじゃないのよ〜、
橋、長いし。
橋を渡ってからだって少し距離あったよ〜
左に曲がって駅舎が見えた時点で17分。
「今まで、間に合わない、間に合わないって急いで、だめだったってことなかったよね?」
わかりましたよ!
秩父鉄道はPスネットやSイカは使えないので、走りながら財布をポケットから取り出して右手に握り締めて走る走る、すれ違う地元の女性が目で頑張ってー、と言ってる、さらば、三峰口の手打ち蕎麦屋さん、にわかトレイルランナーは、本気で元旦から走り始めたほうがいいかなとか思いながら20分に駅到着!そうしたら30秒前には着いていた同行者が大きな紙幣しかないらしく、「1000円、1000円!」「ここ、ここ!」と握り締めていた財布をバトンタッチ
!した途端、
段差に気づかず、思いっきり転倒してしまいました。
山の中で転ばず下りてきたのに、なにがかなしくてこんなところで…?
自分でもびっくりしましたが、顔だけ上げて目に入った、その時の同行者の顔と中から飛び出して来た駅長さんの顔が、やっぱり、な、なんでこんなところで…?それも、一番忙しい時に?と書いてあったので、したたかに打ちつけて今でも膝のお皿が痛いのですが、思い出すと笑っちゃいます。
ギリギリセーフで間に合った帰りの電車の中で、何で、倒れたままのわたしを誰も助け起こしてくれなかったのよプンプン!
同行者は切符を買わなきゃいけなかったのは、わかるけれど!プンプン!
…たぶん、駅長さんも、こんなところでどっしゃーん!と大転倒したひとを見るのははじめてだったのではないかな…
西武秩父駅の仲見世で温かいしゃくし菜蕎麦を食べさせてもらって、やっとひと心地つきましたが、山は、家のドアに着くまで、って言いますよね。
山、でしたっけ?
いやいや、どこに危険が潜んでいるか…
ほんっとに、気をつけましょう。
こんなに痛くちゃ、今年はもう無理かなあ。
同行者は顔でなくてよかったじゃない、と慰めて(?)くれましたが、大転倒が今年の締め括りでは、ねえ……
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