雌阿寒岳・阿寒富士へ オンネトーより


- GPS
- 06:20
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,069m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:50
8:00 くったり温泉発(前日トムラウシ山)
10:20 オンネトー着
<復路>
16:40 オンネトー発
17:00 阿寒温泉 山水荘泊(翌日雄阿寒岳へ)
天候 | 薄雲リ時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ない |
その他周辺情報 | 阿寒湖温泉 |
写真
感想
2016(平成28年)7月23日(土)
雌阿寒岳・阿寒富士へ
「噴煙に 青沼霞む 雌阿寒を」
「登り地獄 下り天国 阿寒富士」
オンネトーは美しい湖。
その畔から雌阿寒岳・阿寒富士を目指した。
七合目付近までは、樹木に覆われ視界はなかったが、
阿寒富士が目の前にどんと大きく現れた。
黒々とした山肌が印象的だ。
火山岩、火山灰が広がる登山道。
その足元には薄紫色のイワブクロが咲き、
樹木の見られない火山岩の山肌を彩っていた。
その他にも白、黄色の可愛い花が咲き競っていた。
可憐な花は火山の赤茶けた山に良く似合う。
八合目付近では噴気を上げる火口近くを登る。
硫黄の匂いが漂い火山にいることを五感で味わう。
シューシューと音も不気味さを醸し出す。
さらに靄もかかり不気味さを最高潮にする。
眼下には青沼と呼ばれる火口湖が霞んで見えた。
山頂は大きな火口の淵を登り到達する。
赤茶けた山頂には北海道の東部を形取った石のプレートが置かれていた。
火口の反対側には白い山肌の山が見え
その先に青く阿寒湖が広がっているのが見渡せた。
残念ながら雄阿寒岳は雲の中にあった。
そして目の前にはこれから登る阿寒富士が
均整の取れた美しい姿を雲が流れるたびに見せてくれた。
雌阿寒岳を下り阿寒富士のとの鞍部に出る。
そこからの阿寒富士は遠くから眺める優雅さは全くない。
急斜面、黒い火山、灰色の火山灰に覆われていた。
ジグザグに登る登山道も見渡すことができた。
登り始める。
全く進まない。
一歩進んでも半歩は崩れ落ちる。
まさに蟻地獄!
それでも時間をかけ高度を上げ山頂へ。
山頂から振り返ると
雌阿寒岳方面に青空も出て絶景が広がった。
青い空、白い噴煙、緑の高山植物、そして赤茶色の山肌が美しい。
雲間にうっすらと雄阿寒岳も顔を出してくれた。
阿寒の大自然を静かに味わう一時を送った。
阿寒富士からの下りは何と気持ちよく下降することができたことか。
足を踏み下ろすたびに気持ちよく滑り落ちるのだ。
まさにスキーをしているような感じで下ることができた。
あっという間の阿寒富士からの下山となった。
後は長い樹林帯の中を下り
オンネトーの元へと下山した。
思っていた以上に長い山行になったのは事実だ。
昨日のトムラウシのクールダウンとはならなかったが
明日は雄阿寒岳へと気持ちは高まり、
阿寒の景観のすばらしさを体感できた一日となった。
ふるちゃん
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