記録ID: 959802
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ハイキング
中国
金明山(734.6)に登る
2016年09月10日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 602m
- 下り
- 614m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金明山(734.6)に登る 日時:2016年9月10日(土) 天気:曇り コース:牛岩集落手前駐車場〜金明山登山口〜612m峰〜金明山〜金明城跡〜652m峰〜 展望岩〜鉄塔(機法租甘磧吻供法楚緤親察噌馥46号〜牛岩分岐〜牛岩集落手前駐 車場 メンバー:単独 金明山とは聞きなれない山である。安佐北区の発行する「あさきた里山いちばん」にも紹介されていない山だが、ところがどうしたことか「あさきた里山マスター制度」の39峰には組み込まれている不思議な山。 同区の説明によれば、安佐北区内にあって山頂または登山口があって国土地理院の2.5万分の1の地形図に名前が付いている39峰がマスター制度の対象。そして39峰全山踏破すると「クリスタルマスター」に認定するとのこと(ただし認定条件あり)。 ただ金明山に関しては登山口が安佐北区にもあるものの山頂は東広島市。むりやりこじつけた感じがしないわけでもない。しかしいずれにしても39峰に入っているので登らないわけには行かない。この山を登れば全山踏破と言う事になるのだ(もっとも110ページから111ページにかけて紹介されている山では志路山・薮山・大槌山が残っている。ところが地図上の志路山の位置はおかしい。志路という集落の北にある524mのピークではないかと思う)。 前書きが長くなったが本論の金明山について。一言で言えば39峰中、一番難しかった山ではないかと思った。上りは半分以上踏み跡がなく、下りは踏み跡があっても分岐が多く(とくに鉄塔手前)、まともな道が分からなかった。 (登山口〜稜線) 牛岩の登山口から取っ付くものの612m峰まではほとんど踏み跡らしい踏み跡はなかった。はじめ水の流れる窪んだ狭い道を登るが、倒木が多く道は荒れ気味。その上、石ころやらぬかるみで足を取られやすい。登るに従って沢から離れ、代わって下草のない杉林の斜面を登る。ルートは自分で取りながら急斜を滑らないようによじ登る。すると登山口から35分でなだらかな稜線に出た。 なお登山口は集落内の舗装路脇の短い階段。階段を登りきると立木に小さな標識がぶら下がっており「金明山まで約90分」とあった。 (稜線〜612m峰) 稜線に出ると左に折れて高い所を目指して登る。周りの木々も多くなり相変わらず、展望は閉ざされたまま。尾根は比較的なだらかで幅も広い。踏み跡らしきものも所々あるにはあるが、はっきりしない。そのため尾根から外れないようにまっすぐ登るだけ。所々露岩帯が現れるのでこれを避けながら登るが、上りはただひたすら高いところを目指して登れるだけで良い。ところがこれを下りに使うとなると果たして迷わず無事に下る事が出来るだろ言うか。尾根の分岐で迷ったりしないだろうか一抹の不安を覚える。 稜線(尾根)に出て25分ばかりで612m峰に達した。見通しの利かない狭い場所で周りより少し高い所と言った感じで露岩と倒木があった。 (612m〜金明山) 612m峰を越すと緩やかな下りが始まった。見通しが悪い上に、広くてなだらか。下る方向を間違えぬ事である。右手に谷を見下ろしながらわずかに下るとなだらかな鞍部に達し、土塁のような小さな盛り土も見えてきた。その後緩やかに登り始めると杉林の中に小さな踏み跡があったのでそれを追って登ると稜線の鞍部に達した。この鞍部から左に折れてどんどん登ると顕著なピークに出くわした。登って来た道を含め三方向に踏み跡があったのでここが金明山の頂上かと思ったが、山頂標識は何もない。他に高い山は見あたらないので山頂以外には考えられなかったが、ひょっとすると勘違いしているかも知れないと思い、南に向かって歩いてみた。すると緩やかに下り、少しばかり上ったかと思うと送電線用の大きな鉄塔に出くわした。その後古い林道を横切り再び山の中に入るとじき「金明山」と記された安佐北区の標識に出くわし、紛れない山頂であることがわかった。 ここは山頂と言うより狭くて平坦な休憩地と言った感じで展望はまったく利かず、最初に山頂だと思ったニセピークの方が山頂らしかった。 612m峰より山頂まで40分足らずでニセピークより7分もかかった。 (金明山〜金明城跡〜652m峰〜最初の鉄塔) 山頂からはっきりした踏み跡を下らない事。ついつい釣られて下りやすい。 山頂は三差路になっているので要注意。一つは今まで登ってきた道を南西方向に向かってそのまま直進しながら下るものともう一つは山頂手前で左(東)に折れて下るもの。前者は草の被り気味で道幅も狭い。ところが後者は道幅も広くはっきりしているので下山道と間違い易い。 自分自身、後者が関川方面への下山道だと思って10数分歩いた。山頂から少しばかり下ると古い林道と接した。するとじき再び山の中に入り下り続けた。道は相変わらずはっきりしているがGPSで現在地を確認するとどうも方向が違っている。金明山まで引き返して今度はもう一つのはっきりしない草を被った狭い小径に入ってみた。 所々ブッシュで隠れたりするものの小径は続いた。どんどん下ってGPSで確認すると 間違いないことがわかった。まさにGPS様々であった。一体あのはっきりした道はどこへ下っているのだろうか?地形図では途中で切れているので探りようがない。 金明山から尾根伝いに10数分下ると相変わらず展望の利かない平坦で広いジャンクションピークに達した。この辺りはガスったりして視界が閉ざされると要注意。右寄りにコースをとり少しばかり下ると尾根がいくつかの段になってきた。どんな城がいつ頃あったのかさっぱり分からないが、どうも金明城の跡のようだ。よくもこんな山奥に造ったものだと感心する。 その後、城跡から急な下りを経て小さな露岩帯を登っていると15分ばかりで小さな岩のあるピーク(652m)に達した。このピークからわずか3分下ると目の前が急に開けてきた。 今まで全く展望が利かなかっただけに新鮮そのもの。小岩に上に立つと眼下には志和ののどかな田園風景が、その奥には高鉢山やら安駄山そして白木山などの南方面の山々が連なり、一気に山の疲れが吹っ飛んだ。 この展望台から20分近く下ると金明山から下り始めて最初の鉄塔に出くわした。地形図には直進するよう点線路が記されていたので鉄塔の下をくぐってみた。すると踏み跡らしきものもみえたがはっきりしなかったので引き返した。そして鉄塔手前の右手にあるはっきりしたトラバース道に入ってみた。ひょっとするとこれが下山道ではないかと思い、どんどん進んだ。山の斜面を大きく回り込んでいるが、急斜による小規模の崖崩れで道そのものが崩れかかっていたので再び鉄塔へと引き返した。 金明山より最初の鉄塔まで 約50分 (最初の鉄塔〜二番目の鉄塔〜国道46号) 最初の鉄塔から直進の点線路が分からず、結局鉄塔手前で左の道に入ってどんどん下る。道ははっきりしており10分で二つ目の鉄塔に出くわした。小径は鉄塔へ向かって下る途中で二分。右手の小径に入ってみるが道幅はさらに狭くなり、ブッシュもひどくとても歩けそうにないので分岐まで引き返した。鉄塔まで下って直進すれば踏み跡があるのではないかと思って鉄塔まで下ってみたがその先は踏み跡は見あたらなかった。そのため鉄塔少し上の分岐まで戻り、今度は左手(南)の道に入った。鉄塔の管理道らしく踏み跡はしっかりしている。ほぼトラバース道でどんどん南へ向かっている。南へ向かえば向かうほど駐車場所の牛岩から離れるばかり。気が気ではなかたが、他に下山道が見つからなかったので致し方なし。この道なら少々暗くなろうが危険な場所があるわけでもなく遠回りだったが気分的には楽だった。 二つ目の鉄塔から30分足らずで国道46号線に出た。そこは志和のほぼ入口ではなかったと思う。その後は車の多い46号線を30数分歩き、さらに牛岩への分岐から10分近く車道を上がると出発点の駐車場に戻った。 (注)牛岩集落手前の駐車場所 出発時刻 9:44 同場所 到着時刻 16:02 なお 上り 駐車場所〜牛岩登山口 約15分 登山口〜金明山 約100分 下り 金明山〜国道46号 約90分 国道46号〜駐車場所 約40分 |
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