下ノ廊下〜去年とはちがーう!
- GPS
- 26:58
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 5,370m
- 下り
- 6,224m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:06
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
トロリーバス (扇沢〜黒部ダム)1540円 トロッコ電車(欅平〜宇奈月)1710円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ダム〜内蔵助出合】 ごく一般的な登山道。よく整備されてる。 【内蔵助出合〜東谷吊橋】 崖をくり貫いた歩道のため、断崖絶壁。崩落個所あり。全般的にすれ違い困難。 【東谷吊橋〜阿曽原温泉小屋】 猿に注意。人見平宿舎からの急な登りには、ロープあり。 テント場のトイレは水栓だが、扉が閉まりにくい。力いっぱい閉めると内側に戸が入る。そして開けにくくなるのでご注意を。 女性は肘打ちをしないと扉が開かないかも。。。 要トイレットペーパー。 【温泉】 テント場から温泉までの道は、もはや登山。 【阿曽原温泉小屋〜欅平】 暗いトンネルを通過するためヘルメットにヘッドライトを付けておくと便利。 |
その他周辺情報 | 宇奈月温泉500円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
6時15分に大町温泉郷に着くと、日星(回送業者)のスタッフさんが30分には扇沢行きのバスが出るよー!と。
え?!あと15分で準備?無理〜!とwaniko。
するとスタッフさん、45分にもう一台出すからゆっくりしていいよー!とサービスしてくれた。
45分に間に合うように車引き渡しの手続きを済ませ、扇沢行きの車に乗る。
朝までガスがかかっていたが、車で上がっていくとガスはなくなり、紅葉した木々が目の前に広がった。
「綺麗だねー美しいねー素晴らしいねーいいねー」の連呼。
運転手さんは、いつものことだという感じ。
wanikoとajixtukoさんは目の前に広がる紅葉だけで、満足(*'▽')
紅葉に見惚れているとすぐに扇沢についた。
チケット売り場には、長蛇の列。みな大きなザックを背負っている。
ヘルメットを持っている登山者が多かったが、メット持参者の半分は劔に行くだろうと安易に考えた。
チケットの販売が始まり、列はすぐに建物内に移った。
ダムのトイレに寄ると狭い登山道で渋滞にはまるかもしれない、すべて扇沢駅で済ませ、ダムについたら、即登山口を目指そう!と決めていた。
扇沢で諸々済ませ、乗車列に並ぶ。
トロリーバスは全部で5台。wanikoたちがバスに乗ろうとしたときには、座席は満席。立つしかなかった。
ajixtukoさんと「仕方ないね!1番に降りて登山口に行けるように先頭のバスに乗ろう!」と乗車。
バスは発車し、揺られること15分。ダムについた。
みな、我先に!とバスから降りる。wanikoは、その様子に少しアタフタ。。。
バスから降りるのが少し遅れてしまった。
登山口に向かう人は、ポツリポツリとしかいないだろうと思っていたが、、、大違い!!バスに乗っていた人全員が登山口に向かうのではないかと思うほど。
しかも、みなテント泊装備かつ、とっても足の速そうな体格をした登山者。
waniko、その様子に少し焦った。
第一集団にまざり、登山口から出発。
内蔵助谷分岐まではとにかく沢山の登山者に抜かされた。自分の行動予定で大丈夫なのだろうか。。。と思うほど、抜かしていく登山者の足は速かった。
登山開始から1時間半ほどで、抜かす人もいなくなった。
wanikoたちは、どうやら第一集団と第二集団の空いてるタイミングで歩けているらしい。
下ノ廊下らしい景色が目の前に広がり、「写真で見たままの景色!」などと話しながら歩く。
それから程なくして、すれ違いの回数が多くなった。
「すれ違いが困難だからダムから入るように」と一家に一人は必要なZさんから教わっていた。
確かに登山道は狭い上、クネクネしている。前からくる人が見えない。
カーブを曲がった瞬間に南下してきた人とばったり!wanikoは驚き「わー!」と。お相手も驚き、「ギャー」となる。「ごめんなさいー」と言いつつ、すれ違える場所まで下がり、道を譲る。
Zさんはこのことを言ってたのか、と実感。
Zさんのアドバイスに感謝感謝。
登山道が狭くほぼ、休憩できる個所はない。。。
7時45分に登山を開始し、十字峡広場に着くまで休憩できる場所はない。
かつ、登山を開始したときは、美しいー!綺麗ー!素晴らしいー!と連発していたのに、さほど変わらぬ風景にだんだん飽きる。
歩きながら、クッキーなどを口に放り込むも、疲れも出て集中力が切れそうになる。
集中を切らさぬよう、気分転換をしながら、12時にやっと十字峡についた。
展望台に下り、水の美しさに見惚れ。本当に十字!とはしゃぎ写真を撮るも、ほかの登山者は、なかなか下りてこず、ajixtukoさんとのツーショットを撮ってもらうことはできなかった。。。少し残念。。。
テント場が気になるaijxtukoさんとwanikoは、5分程度で展望台を後にし、十字峡広場に戻った。
十字峡広場では、ajixtukoさんがポンデリングをくれた。ドーナツの甘さが体に沁みて美味しかった〜!
十字峡で、だいぶ気分転換ができ、ドーナツのおかげで阿曽原まで歩く元気が出た。
が、十字峡から仙人ダムまでは、木が少し鬱そうとしており、薄暗い印象。その中、「S字峡」という看板が目に入った。谷底をみると、まさにS字!
つるつるして触ると気持ちよさそうな岸壁。水がきれいに削り取った岩肌はとても美しかった。あの水に触れたい!岩肌を触りたい!と本気で思ったwaniko。
仙人ダムを通過し、人見宿舎の前を通る。そこで、初めて工事の係員さんに出会った。登山者以外の人に会うとは。。。
工事の係員さんは、この山の中で働くことをどう思うのか気になった(烏帽子でもダム工事のおじさんに聞き、野口五郎のフミさんにも山で働くという感想を聞いていた。)。wanikoなら、「山の中で働ける!嬉しい!」だが、工事の人たちは、同じことを思うのだろうか。本当に聞きたかったが、お仕事中だったので、聞くのを諦めた。
人見宿舎を過ぎると、目の前に階段が!
あ!そうだ!こんな急な登りあった!(ただ、20分くらい頑張れば全然平気)とその階段を見て思い出した。ajixtukoさんに「この登り、急だった!これだよ〜阿曽原直前の登りは(´ω`*)」と伝え、その場で休憩をとった。
今回の休憩は、wanikoが前日に横浜中華街で購入した黒ゴマ月餅。二人で月餅を食べる。山で月餅もな。。。と思いつつも、その甘さに疲れが吹き飛んだ!
再び元気になり、権現峠まで登る。
すこし歩くと、阿曽原温泉のテント場が見えた。14時50分頃。
waniko絶句。。。テン場が。。。ぎゅうぎゅう!!
峠を下り、阿曽原小屋に着くと、スタッフさんが「テント?一人は、早く場所をとってねー、もう一人は、受付!」と案内してくれた。それは、とても慣れた様子であった。そっか。。。一週間前も同じ様子だったんだもんねと納得。
wanikoは受付を済ませ、ajixtukoさんは、テン場の確保。
テン場に下るとajixtukoさんはトイレの前に立っていた。
そう。私たちのテント設営地は比較的平らなトイレの前!!
もう、そこしか空いてなかった。「匂わないし、まぁいいか!と言うか、もう選べないし(*´▽`*)」と各々テントを設営。
夜ごはんはajixtukoさんが作ってきてくれたミルフィーユ鍋とwanikoが持ってきたポップコーン。
目の前のステラ況燭離謄鵐箸ら男性お二人【福井】が、「どこから来たのー!?女の子二人だけで!しかもテント!!!!」と驚いた様子で話しかけてくれた。
ajixtukoさんもwanikoもテント泊は当たり前のため、なぜ、そんなに驚くのかと思いつつ「ダムからきました!二人で来ましたよ〜。」と回答。そして、ポップコーンをおすそ分け。wanikoたちも「お二人の関係は?」と聞くと「ご近所!三軒となりの人なのよ〜」と。ご近所に山仲間がいるのは羨ましく思えた。
「情熱がー」「一期一会!」「私たちは、先が短い!あなたたちは将来がある!」などと話を断片的にしか思い出せないが、二人はajixtukoさんとwanikoの楽しい話相手になってくれた。
6時から7時までが女性の入浴時間のため、食事を済ませ、福井のお二人にお風呂に行ってきまーす!と言い、下る。
温泉は昨年よりもお湯が温くなっていた。
(あとで分かったが、男性の時間が混みすぎてお湯の温度が下がってしまったのが原因のようだ。)
温くなったとはいえ、体はぽかぽかになり、先週末の大池テント泊とは全く違う。夜も温かく、温泉もある。まさに天国のテント泊となった。
朝は4時に起き、朝食をゆっくり済ませ、テントを撤収する。福井のお二人に別れを告げ、6時に欅平に向け出発。
(ダムに向かう人の中には夜が明けぬうちに出る人もいた。)
水平道に出ると、遠くから私たちが歩いてる姿をとってほしい!「THE 下ノ廊下!」的な写真が欲しいという欲求に駆られるajixtukoさんとwaniko。
目の前には一眼レフを持ったお兄さん。ajixtukoさんと二人で、「前のお兄さんとお互いを撮りっこする契約を結ばないか」と提案する作戦を立てる。そして、お兄さんたちを抜く瞬間に提案してみた(笑)
お兄さん、快諾!
「やったー!」とajixtukoさんと一緒に喜び、お兄さんたちと距離をとる。
ここぞ!まさに水平道と言う場面に差し掛かると、お互いにシャッターを切る。
が、お兄さんたち。。。全く休憩を取らない。
ajixtukoさんとwanikoはエネルギー切れ。。。止まって休みたいが、行動食を取りながら、お兄さんたちを追いかける。
すると。。。少し開けたところで、お兄さんたちが休憩に入った。
wanikoたち「ふー助かった〜」と一緒に休憩。初対面のお兄さんにも関わらず「いつ休憩するのかと思いましたよー!全然休まないからパンを食べながら歩いてたしー!!!」とぶつくさ。。。
その後もお兄さんたちの速いペースに引っ張ってもらいつつ、写真を撮りっこ。
楽しいことは早いもので、下には欅平の駅が見えてきた。
水平道との別れを惜しみつつ、欅平に到着。
トロッコには予定より早い便に乗れ、無事に下山することができた。
自称引っ込み思案のお兄さん(椅子が大好き)や、トロリーバスでお隣に立っていたお兄さん、すき焼きをお裾分けしてくれたお姉さん、テントが隣でトロッコで倍返しのブラックサンダーをくれたお兄さん、おじさんなどなど。山が好きというだけで笑顔で話せる、素敵な出会いが沢山ありました。
ありがとうございました。
こんにちは!
前日は前を、後日は後ろを歩いてました!
私達が張り終わった三時ごろ、トイレの前しか平らなところは空いてないけど誰が張るんだろう?と話してましたが!(笑)
5時半頃に来た人はトンネル前のビチャビチャ水が流れてる所に張ってたので、トイレの前が随分マシでしたね!
おはようございます!
コメントありがとうございます!!
nekojigenさんは、足速集団の一員だったんですね!Σ( ̄□ ̄;)
はい!勿論、トイレの前に張りましたよ〜(笑)だって平らなんですもん(*´∇`*)幸運なことに、人の往来が多いから結構面白い場所でした!
気になったのは、扉を開け閉めする音だけでした(笑)
おもいっきり扉を閉めると戸が中に入りすぎて、肘打ちしないと開けられない扉。。。
トンネル前のテント見ました!(笑)
あそこは、別の意味で大変そうな場所ですよね(^_^;)
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