雨と強風の甲斐駒ヶ岳

2023年10月01日(日) [日帰り]

• GPS: 08:31
• 距離: 9.7km
• 登り: 1,165m
• 下り: 1,210m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:56
• 休憩: 0:54
• 合計: 8:50

6:39 北沢峠
6:41 6:41 北沢峠 こもれび山荘
8:06 8:21 双児山南峰
8:29 8:31 双児山
8:34 8:35 双児山のルックアウト
9:19 9:25 駒津峰
9:53 10:00 六方石
11:07 11:15 甲斐駒ヶ岳
11:20 11:21 駒ヶ岳神社本宮
12:11 12:11 六方石
12:37 12:48 駒津峰
14:02 14:03 仙水峠
14:17 14:18 ガレ場
14:42 14:42 仙水小屋
15:14 15:15 長衛小屋
15:21 15:21 仙丈ヶ岳二合目登山口
15:27 15:27 北沢峠
15:29 ゴール地点

天候

雨　風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

10/1 7:11

昼前に晴れると信じて、意気揚々と登山開始

10/1 7:47

急だが、ザレやガレが無いので、楽しい

10/1 8:33

雨は、ちっとも弱まらない

10/1 8:58

森林限界を超えると、風が厳しい

10/1 8:58

風が、ますます強まる

10/1 9:20

展望なし

10/1 9:32

岩稜が続く

10/1 10:12

調子に乗って、直登ルートを進む

10/1 10:12

滑らないように、注意するが、風も雨も強くなる。

10/1 10:12

風がさらに強くなる。
岩場なので、引き返す方が危険と判断。

10/1 10:13

遭難の想像、甘さの反省をしながら、大きな岩陰に隠れる。

10/1 11:01

突然、頂上について、安心。

10/1 11:03

風雨が強く、お参りする心の余裕は無い。

10/1 11:03

展望は全く無い。

10/1 14:00

仙水峠にたどり着く。

10/1 14:01

仙水峠で、後ろに摩利支天が、現れる。
今日初めて、山が見えた。

10/1 14:11

賽の河原に思えた

10/1 16:01

帰りのバスで、はじめて姿を現した甲斐駒様

10/1 16:20

10頭の鹿の群れが、バスの前に出現

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

装備

備考

荒天の登山は、危険（当たり前）

感想

crick

南アルプス林道バスの早朝便は、来週までである。
天気予報では早朝に雨が止むはずだったが、0時の予報では、上がるのは、10時ごろに変わった。

仙流荘まで行って、どうするか決めようと出発。
駐車場にたくさん車があった。
昨日(9/30)のバスは15台だったが、本日は2台とのこと。
周囲の山は全く見えない。

薄暗い北沢峠には、結構な人がいる。
双児山への道は、登りやすく、楽しいコースである。
ただ、森林限界を過ぎると、風がストレートにあたる。
雨は、弱まる気配がない。
駒津峰を過ぎると、岩が多くなる。
六万石では、調子に乗って直登ルートを選ぶ。
とくに難しい岩はないので、そのまま進んだが、
平らな岩が広がるところで、風が強く吹きだし、雨でぐしょぐしょになった。
吹き飛ばされそうになり、体が冷え、足がガタガタと震えだした。
「まずい、遭難するのかも」と思う。（聖職の碑）
大きな岩の影で重ね着し、甘いものを食べて、しばらく待ったが、雨風は一向に弱まらない。
岩場なので戻れないし、もう2/3以上登ったからと考えて、ゆっくり前進。
突然、頂上に到達した。
頂上では、強風が吹き、何も見えず、摩利支天ルートから来た方がいたが、やはり怖かったとのこと。

帰りに、摩利支天による余裕などない。
巻き道には、赤い道しるべがあるが、雨と霧で次の表示が見えない。
何回か、ヤマレコで確認しながら、下る。

駒津峰から仙水峠までは、「滑らない、転ばない」と唱えながら、ゆっくり下ったが、滑って数回転んだ。
仙水峠で、当日、はじめて山（摩利支天）というものが見えた。
その後のガレ道は、疲れた体にはきつく、まさに賽の河原だった。
15時ごろ、ようやく雨が止んだ。

帰りのバスで、甲斐駒が見えた。
今回の甲斐駒ヶ岳は、いつか日向山からみた美しい山ではなく、恐ろしい山だった。
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