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最終更新:ヤマレコ/YamaReco
上信国境にある好展望の山
四阿山は長野県と群馬県にまたがる日本百名山の一座で、標高は2354mです。
山名の由来は、山の形があずまやの屋根に似ていることからと言われています。別の説では、日本武尊が東征の際、鳥居峠で自分の妻が恋しくなり「吾妻よ」と叫んだことから、としています。この話は群馬県嬬恋村(つまごいむら)の村名のいわれであり、群馬県側では四阿山を「吾妻山」と表記したり、吾嬬山(あがつまやま)と呼ぶこともあります。
北峰と南峰から成る双耳峰で、また四阿火山の外輪山のひとつです。
四阿火山は成層火山で、約34万年前の噴火で直径約3kmのカルデラを作り出しました。カルデラの縁には四阿山、根子岳、奇妙山、裏倉山が並びます。
2つの祠がある山頂
四阿山は白山信仰の霊山で、古くは修験者が参拝していました。
山頂には「信州祠」と「上州祠」の2つの祠があります。どちらも白山大権現を祀っており、風除けの岩に囲まれています。
眺望は良く、近くは浅間山や志賀高原の山々、眼下には田代湖や高原野菜の畑が良く見えます。
また、北アルプスの全貌が望め、その悠々と連なる様は圧巻です。
八ヶ岳、南アルプスの背後には富士山も眺めることができます。
定番は周回ルート
6時間9分/9.6km
菅平牧場駐車場(36分)→展望台(106分)→根子岳(95分)→四阿山(42分)→中四阿(90分)→菅平牧場駐車場
定番は、菅平牧場を起点とし、根子岳と四阿山を巡る周回ルートです。
のどかな牧場から歩き出し、まずは根子岳を目指します。
根子岳は「花の百名山」であり、一帯はお花畑が楽しめます。特に初夏は、シラカバとレンゲツツジの共演が美しく、多くのハイカーを惹きつけます。
ダケカンバ林から笹の草原へ抜けると、展望が開けます。北アルプスを背後に高度を上げていきます。
根子岳山頂は広く、根子岳神社の祠が鎮座しています。岩が多く、近くには「鬼遊びの庭」と呼ばれる異形の巨岩があります。
根子岳から四阿山を結ぶ稜線は、笹原の中の気持ちが良い歩きです。
樹林帯に入ると急登が始まります。鳥居峠への分岐を過ぎ、木道を上がれば四阿山の山頂です。
下山は「中尾根コース」を通ります。
四阿山から中四阿、小四阿を経由する道で、シラビソやコメツガの樹林の中に、ビューポイントが点在しています。中四阿、小四阿は開けており、北アルプスや根子岳の爆裂火口壁が望めます。
信仰の名残を感じる古道ルート
5時間20分/7.9km
林道終点(29分)→賽の河原(80分)→古永井分岐(92分)→四阿山(60分)→古永井分岐(33分)→的岩(26分)→林道終点
「鳥居峠」からのルートは、修験の名残を感じるコースです。
鳥居峠は、かつては鳥居が建っていたそうで登拝の入山口でした。現在は、鳥居峠の先まで車で入ることができます。スタートは林道終点からで「上州古道コース」「的岩コース」に分かれています。
上州古道コースは参拝の本道で、1町(約109.09m)ごとに祠があり、あずまやが点在します。
「花童子の宮跡」は加持祈祷などが行われていた場所です。女人禁制の時代、女性はここまで登ることを許されていました。
的岩コースは「的岩」が見どころです。
的岩は両輝石安山岩から成る岩脈で、国の天然記念物です。米俵を積み上げたように見える奇岩は、高さ15m、横幅は約200mにわたります。風穴があり、源頼朝が射抜いたとの伝説があります。
古永井分岐で、2つのコースは合流します。
「嬬恋清水」は登山道からやや外れた場所にある水場です。関東最高地点の湧水で、標高は2200mです。夏季でも冷たく、そして枯れることがなく、今も昔も登山者の喉を潤します。
ゴンドラ利用でお手軽登山も
3時間8分/6.8km(※ゴンドラ乗車を除く)
ゴンドラ山頂駅(83分)→鬼岩分岐(25分)→四阿山(16分)→鬼岩分岐(64分)→古永井分岐(33分)→ゴンドラ山頂駅
四阿山北東のスキーリゾートではゴンドラを運行しており、グリーンシーズンも休日であれば乗車することができます。ゴンドラ山頂駅は裏倉山頂上の近くです。標高2050mまで一気に上がることができ、登山デビューや親子登山にもぴったりです。
スノーシューハイクが盛ん
冬季も登山者が多く、スノーシューハイクの山としても知名です。
根子岳では雪上車を使ったツアーが開催されています。
キャタピラを装着した自動車に乗り込み、雪面を走行して根子岳山頂下まで上がります。星空や樹氷を観察して散策したり、山頂からスキー滑走したりと、アクテビティの種類は富んでいます。
登山口 |
菅平牧場登山口 あずまや山登山口駐車場 鳥居峠_林道終点P 茨木山登山口 野地平登山口 パルコールつま恋ゴンドラ駅 米子大瀑布駐車場 |
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基本情報
標高 | 2354m |
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場所 | 北緯36度32分30秒, 東経138度24分46秒 |
山頂 | |
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展望ポイント |
山の解説 - [出典:Wikipedia]
四阿山(あずまやさん)は、長野県と群馬県の県境に跨る山。標高2,354 m。上信国境の山では、浅間山 (2,568m) に次ぐ標高であり志賀高原最高峰、裏岩菅山 (2,341m) より13m高いが、東北最高峰である燧ヶ岳 (2,356m) より2m低い。
約80万年前から30万年前に活動した安山岩質溶岩による成層火山で、34万年前の噴火により直径約3kmのカルデラが形成された。その後の侵蝕により現在の複数峰による「四阿火山」の形態となる。四阿火山は、西に根子岳 (2,207m) 、南に四阿山、東に浦倉山 (2,091m) 、北に奇妙山のカルデラで構成されている。北側でカルデラが割れていて米子川が北方に向けて流れており、ちょうどカルデラの縁に相当する部分に日本の滝百選に属する米子大瀑布がある。根子岳の西にはスポーツ等の合宿で名高い菅平高原が広がり、裏倉山の東にはパルコールつま恋スキーリゾートが広がる。四阿山の南側は長野県と群馬県の県境かつ分水嶺となっており鳥居峠へ続く。志賀高原から続く火山帯に属する。山頂域には環状の崩壊地形が存在する。
四阿山の南山腹には複輝石安山岩の大岩脈があり、六角柱状の俵を積み上げたような奇観を呈し、四阿山の的岩として国の天然記念物に指定されている。
山頂には山家神社奥社東宮・西宮があり、2018年(平成30年)には開山1300年を祝い社殿が建てなおされ遷座祭が行われた。また、南側中腹には山家神社中宮である西花童子がある。また、北側の米子大瀑布の中央には米子不動尊の開山地、米子瀧山不動寺奥之院本堂がある。
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