愛媛県
最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 | 1647m |
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場所 | 北緯33度53分16秒, 東経133度25分22秒 |
四国 石鎚山脈から東に延びる法皇山脈中の一峰。
ふもとの新居浜市や四国中央市側からは、エビラ山にかけての
ごつごつした稜線が特徴的に見える。
二ツ岳からエビラ山、権現山にかけての稜線は、角閃岩で構成されているため、
四国には珍しく、岩場が続く険しい稜線である。
登山道は、北側の四国中央市(旧 土居町)より中の川林道を車でさかのぼり、
標高500m付近の登山口より登りはじめ、ガゾウ越という峠より西へ稜線を登り
山頂に至るルートがある。途中に「鯛の頭」と呼ばれる顕著な岩峰がある。
ガゾウ越までは、南側、銅山川の谷(旧別子山村)からも登れる。
二ツ岳までの登りは、岩場混じりの登山道であるが、道ははっきりしている。
二ツ岳の山頂は、2つの大きな岩峰で構成され、山頂部は狭い。
なお、二ツ岳からエビラ山を越えて、権現山までの縦走路は、
灌木混じりの険しい岩場のアップダウンが続き、
道形も不明瞭であり、上級者向きである。
縦走路では、たまに転落事故も起きている。
【参考文献】
・「新・分県登山ガイド 愛媛県の山」 山と渓谷社 刊(2004)
・「赤石山系の自然」 伊藤玉男氏 著 (1971)
ふもとの新居浜市や四国中央市側からは、エビラ山にかけての
ごつごつした稜線が特徴的に見える。
二ツ岳からエビラ山、権現山にかけての稜線は、角閃岩で構成されているため、
四国には珍しく、岩場が続く険しい稜線である。
登山道は、北側の四国中央市(旧 土居町)より中の川林道を車でさかのぼり、
標高500m付近の登山口より登りはじめ、ガゾウ越という峠より西へ稜線を登り
山頂に至るルートがある。途中に「鯛の頭」と呼ばれる顕著な岩峰がある。
ガゾウ越までは、南側、銅山川の谷(旧別子山村)からも登れる。
二ツ岳までの登りは、岩場混じりの登山道であるが、道ははっきりしている。
二ツ岳の山頂は、2つの大きな岩峰で構成され、山頂部は狭い。
なお、二ツ岳からエビラ山を越えて、権現山までの縦走路は、
灌木混じりの険しい岩場のアップダウンが続き、
道形も不明瞭であり、上級者向きである。
縦走路では、たまに転落事故も起きている。
【参考文献】
・「新・分県登山ガイド 愛媛県の山」 山と渓谷社 刊(2004)
・「赤石山系の自然」 伊藤玉男氏 著 (1971)
山頂 |
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山の解説 - [出典:Wikipedia]
二ッ岳(ふたつだけ)は、四国山地西部の石鎚山脈に属する山である。二ツ岳と表記される場合もあるが、国土地理院の地形図は「二ッ岳」と表記されている。四国百名山に選定されている。山名は二つの岩峰が相対して屹立していることによる。四国において「岳」と付く山は少ない。二ッ岳はその西側に聳える東赤石山と共に四国有数の岩峰であり、予讃線伊予土居駅と関川駅の中間あたりから南側方向に鋸歯状の岩峰群が望まれる。山頂東側の稜線上にはいくつもの岩峰があり、特に「鯛ノ頭」と呼ばれる山名の由来である二つの岩峰は代表格の存在で麓の土居町からも肉眼で見える。
二ッ岳の位置する石鎚山脈東部は特に法皇山脈とも呼ばれ、法皇山脈は二ッ岳より東側で高度を下げ、南側から吹き込む風の通り道となっている。春と秋に日本海低気圧が通過するとき、この法皇山脈から瀬戸内側の土居町に吹き降ろす強風はやまじ風と呼ばれる。北側山麓の土居町中ノ川登山口は現在では建物も残っていないが、かつて別子銅山から峨蔵越(1,266m)経由で運ばれる銅の中継地点として栄えた。この峨蔵越は江戸時代、別子山と瀬戸内を結ぶ重要な街道であり、銅の他、瀬戸内の魚介類を運ぶ道でもあった。
稜線上は険しい岩場が連続し、5月から6月にかけては岩場にアケボノツツジおよびシャクナゲが開花する。山頂には三等三角点、「二ツ岳」が設置されている。