973 半作嶺〜三ツ森山:関西百名山の94座目
- GPS
- 05:53
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 543m
- 下り
- 553m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本ハイキングコースですが、半作嶺、三ツ森山のどちらも山頂手前の約300mあたりから、厳しい岩稜の急峻なアップダウンがあります。滑落に注意して慎重に行動してください。 またこの部分はバリルート的なので、地形図とコンパスは必帯です。GPSもあればなお良いです。 |
写真
感想
関西百名山は今までに93座登っています。関西百名山の踏破を目指したわけではなく、登りたい山に登って改めて勘定してみたらこの数字になっていたのです。
振り返ってみると十年前に嶽ノ森山に登って以来です。
まあここまで来たら全部登るかとの気分になっていますが、やはり遠い所ばかりが残っています。主に紀伊半島の中心部と西側の山です。
ということで今回は半作嶺です。コースは半作峠北登山口から半作峠を経て半作嶺と三ツ森山をそれぞれ往復するTバックルートをとります。
登山口から半作峠までは杉や桧の林の中の登山道です。途中の道の傍に大きな岩が散見されました。峠では二体の地蔵石仏が迎えてくれます。ここで登山道は半作嶺方面と三ツ森山方面に分かれます。
先ず半作嶺に向かうので右の南西に伸びる尾根を行きます。暫くは緩やかな登りの尾根道ですが、尾根が北西に向きを変える手前から激斜面の岩稜に変わってゆきます。木の根や岩で三点確保しながら攀じ登る所が殆どになります。
岩の攀じ登りに気をとられて、支尾根に迷い込みました。暫く激登り下りをこなしましたが、ルートを外していることに気付き正規ルートに戻りました。
正規ルートとは言っても修験の行場のような岩稜の激アップダウンの連続です。滑落に注意しながら慎重に進み、最後の岩稜をクリア−して三等三角点のある半作嶺の山頂に飛び出しました。
岩峰のさほど広くない山頂ですが展望はすこぶるよく、これから行く三ツ森山とそこへの稜線、その後方の百間山と法師山、果無山脈や奥高野の山々、西側には陽光に輝く紀伊水道の海が望めました。
展望を楽しんだ後、再び岩稜のアップダウンを越えて半作峠へ、そこから今度は北東の尾根を辿って三ツ森山に向かいます。
ここから三ツ森山西峰の手前まではなだらかな起伏の尾根道です。途中に電波塔?の切り開かれたピークがあり、北側が良い展望です。さらに進むと四等三角点『伊谷』のピークがあります。
西峰の手前はルートが不明確な所があり、踏跡を確認しながら登りました。楽ちんな尾根歩きはここまでした。
西峰の登りになるとまたまた激登り、なんとか攀じ登ると木の間に三ツ森山本峰が見えます。よく見ると山頂の右側の切り立った断崖も。ここから急降下して激斜面を登り返して木が茂る小さな岩峰の本峯にたどり着きました。
ちょっと怖いですが、先ほど見た断崖の上に立つと360°の展望です。東に百間山、法師山、入道山と続き、北には野竹法師、コンニャク山、嶽山が、目を西に転じると歩いてきた主稜線上に半作嶺そして紀伊水道、田辺湾の海が輝いていました。
帰路は西峰の険しいアップダウンを避けられたらと、主峰と西峰の鞍部を歩いていると南側にそれらしき踏跡が分岐していました。ダメもとでそれを辿ってみるとワイルドながら踏跡は続いており、思惑通り西峰を巻くことが出来ました。
その後は往路を戻り、北登山口に降り立ちました。
このコース、思った以上に手強い道でした。それだけに楽しく充実した山歩きになりました。
これで関西百名山も残すところ6座になりました。ぼちぼちと登って行こうと思っています。
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