兜山ー要害山ー大蔵経寺山縦走
- GPS
- 07:05
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,747m
- 下り
- 1,785m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR石和温泉駅 |
感想
今回から、移動に青春18きっぷを使うことにする。
このきっぷは、11,500円で5日間、JRの普通電車が乗り放題というありがたいきっぷで、過去に何十回とお世話になっている。
使用期間が、3/1〜4/10と短いので、週末だけで5回使うのは大変だ。
このきっぷの元を取るのは案外簡単で、私の住む横浜からであれば、奥多摩駅往復でも、大月駅往復でも元が取れる。
今日は、兜山、要害山など甲府周辺の低山を歩くことにする。
登山口までのバスがないため、駅から歩きだす。天気はとてもよいが、すごく寒い。少し道に迷いながら1時間ほどで登山口に到着。
地元の方に親しまれているハイキングコースということで、道はよく整備されている。兜山への登りの途中に鎖場があるが、鎖を使わずに登れるくらいの岩場だ。
兜山の山頂は眺望はほとんどないものの、展望台と書かれた道標に従って2分ほど南に行くと、とても見晴らしの良いところに出る。ここから、富士や黒岳、釈迦ヶ岳などの眺めがよい。町並みも見下ろせて、標高900mにも関わらず、中々の高度感だ。暖かい日差しの中、しばらく眺めを楽しむ。
兜山から岩堂峠に向かう途中、久しぶりにリスを目撃する。大きなしっぽと動き方が可愛らしい。
岩堂峠からは積翆(せきすい)寺方面へ向かう。
その途中で出会った登山者に、深沢観音というものがあることを教えてもらい、寄ってみることにする。高さ15mくらいはありそうな岩壁に、10mくらいの鉄梯子が立てかけてある。梯子の下から見ると、梯子の先は岩壁が立ちはだかり、行き止まりのように見える。
登ってみると、梯子がぐらついて怖い。梯子を登りきると、岩に穴が開けられていて、入れるようになっている。これはなかなか楽しい。中には、何かがまつられているようだ。
そこからは、向こうに抜けられるように穴が開けられていて、下りは、歩いて下りれるようになっている。
予想外の面白い物が見れたことに気を良くして、要害山に向かう。ここからは、一度、積翠寺方面の集落に下りて、登り返さないといけない。と思っていたら、下りの途中で北向きに矢印のある「要害山」と書かれた道標を発見する。
これは、昭文社の登山地図や25000分の1地形図にも描かれていない道で、直接、要害山に登れるようだ。これはいいと、すぐにそちらの道を選択する。とても歩きやすい巻き道が続き、要害山に北側から登ることができた。
要害山の山頂は平らで広い空き地となっている。そこに「武田信玄生誕の地」という石碑を発見。生誕の地といっても、まさか山頂で生まれた訳では無いだろうと思ったが、どうやら500年ほど前には、この山頂には、要人が住む城があったらしい。山頂で生まれる人間は、そういないだろうとか、昔の山頂の様子を想像しながら昼食をとる。朝の寒さが嘘のように、日差しがとても暖かく、春を感じさせる。
ここから要害温泉に下りる。温泉に浸かってのんびりしたいところだが、今日はまだ大蔵経寺山という目的がある。
こちらから大蔵経寺山に登る場合、岩堂峠まで行き、そこから鹿穴経由で行くのが普通だと思う。しかし、地形図には、別の道も描かれていて、そちらが最短ルートだ。そちらの道を行くことにしたのだが、そのせいで、かなりの苦労を強いられることになった。
登り口を探したのだが、どうしても南東に延びている道が見つからない。しばらく、うろうろとして探した結果、南に向かう登山道を発見する。この道を少し進めば、南東に向いていくのかと思い、進むが、なんだか南西に向かって登っていく。それでも尾根に乗ってしまえば、そこから東に向かう道があるはずだと推測して進む。
しかし、道はますます西側に向いていく。ようやく、これは、武田神社に向かう道だと気が付き、戻ろうとすると、東に向かう道があり、道標に「大岩」と書かれている。地図には、大岩という表記がなく、いまいち自信がないが、方角は合っているはずと、その道を行く。
延々と巻き道が続くが、崩れかけているところも多く、踏み跡も薄くて、不安になる。ここまで50分ほどかかっているので、戻るのは、なるべく避けたいが、これ以上、道が悪くなるようなら戻るしかないか。
しかし、ようやく、地形図に書かれている4分岐の地点に飛び出して、ひと安心する。4分岐の手前で、北からの登山道と合流したが、その道は荒廃が進み、テープで通行止めと塞がれていたので、地形図に描かれている道は、今は使われていないのかもしれない。
そこからは、登山道に張り出したトゲトゲの植物にチクチクやられながら進む。鹿穴から大蔵経寺山までは、非常に分かりやすい地形で、迷うことはない。
大蔵経寺山の山頂は、下りの途中にあり、あまり山頂という雰囲気はない。眺めもほとんどなかった。
そこからは、石和温泉に向かう。途中、道を誤って林道に下りてしまった。登り返して、尾根の登山道を探そうかとも思ったが、道迷いの疲れもあり、そのまま林道を歩いて、石和温泉駅に向かった。
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