南沢山〜横川山 【シーズン初霧氷】
- GPS
- 04:26
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 840m
- 下り
- 827m
コースタイム
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 4:25
天候 | 晴れのちガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ふるさと村自然園に入り管理棟を過ぎて左折してキャンプ場駐車場へ(シーズン中、登山者は1台¥500 *この日は管理人不在で不払い)。 シーズン中は水洗トイレがありますが、冬にこれが解放されているのをこの日初めて見ました(ただし水は止まっていました *女性用・男性用大便器は未確認)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
年々整備状況がよくなっており、少ない雪なら道迷いの心配はないと思います。危険個所もなし。 *これまで冬の霧氷ハイクだけでも2003年ころから通い始めて20回以上歩いているコースですが、アイゼンの必要性を感じたことは一度もないです。 |
その他周辺情報 | 昼神温泉郷 http://hirugamionsen.jp/ |
写真
感想
先々週、先週と2週続けて快晴の土曜日に休日出勤。今日も前日まで休日出勤の予定がなんとか回避できることになったものの、北陸地方の予報がよろしくない。となると美濃や鈴鹿のお山も影響は免れないだろうということで、困ったときの南信地方へということになりました。ただ日曜日には野暮用があるため今週も山歩きを諦めていたので準備がなく、何にも考えなくていい登山道のあるお山からのチョイスということになりますが(^^ゞ
いつものように車を走らせながら恵那山界隈の霧氷のつきをチェックして、しっかりついていれば園原ICで降りる、霧氷がなければ展望目当てに切り替えて伊那谷のお山へという作戦でいきます。ところが今日は恵那山界隈の山々には分厚い雲がかかり様子をうかがうことができません。かなり悩みましたが、冬型という予報を信じることにして園原ICで降り、ふるさと村自然園へと向かうことにしました。
ところがアクセス路には雪は見られず、思ったほどの強い冬型にはならなかったようで不安になってきます。たださすがにふるさと村自然園内の道路にはうっすらと雪がありました。この時期のこの山に霧氷がないなら登ることへの強い動機が全くなく、冗談抜きに帰ろうかとも思いましたが、登山口駐車場にあった意外なほど(5〜6台)の先客の車を見て流されるように出発することになりました。
【登山口〜南沢山】
意外にも登山口から道に雪があり、今シーズン初めての雪の感触を味わいながら登っていきます。道標や笹刈など、年々整備状況がよくなっている印象です。ただいつも登り下りで使い分けていたもう一本の道との分岐からそれを見ると、笹が伸びて最近ではあまり歩かれていない様子でした。
数センチほどの積雪ながら途切れることなく雪道が続き、中間点の道標で先行の2人組をパスして少しでいったん大きく下ります。下りきったところが谷コースとの分岐。大ホームラン級の霧氷が出現するときは、このあたりですでにそれが見られるのですが、やはり今日は全く見当たりません。徐々に足取りは重くなってきます。
さらに進むとどうにか薄い霧氷がダケカンバの枝に確認できるようになり、全くの空振りだけは免れそうです。やがてカラマツ帯になり、樹々の間から横川山が見られるようになります。日差しさえあたればそれなりには楽しめそうな感じで霧氷がついており、急に足取りが軽くなって南沢山に到着です。さすがに風が冷たく、ここで薄手のフリースパーカーをはおり、帽子もニットに交換しました。
【南沢山〜横川山】
まだ登山道にしか雪がなく、緑のササ原の中に白い霧氷のカラマツが続く平たんな道を進みます。いわゆるこの時期に見られるおとぎの国バージョンですね。富士見台や恵那山は分厚い雲の中ですが、横川山だけはクリスタルなカラマツをまとって輝いています。こうなると撮影タイムが多くなり足が進まなくなります。これまでこの山で見てきたものの中では、平均点をちょっと下回るくらいの薄い霧氷ではありますが、シーズン初物ですから(^^ゞ
やがて崩落地脇の登りになりますが、いい時は真っ白になる立ち枯れの木々に今日は霧氷は見られません。振り返れば緑の笹原に白いカラマツのコントラストが十分におとぎの国になっていて、これはまずまず合格点です。中央アルプスも徐々にせりあがってきます。
ところが、もう少しで大展望の山頂だというところでいっきに濃いガスが流れてきて、あれよあれよという間に辺り一面包み込まれてしまいました。それはないだろう〜(T_T) そりゃあスタート遅れた私が悪いんでしょうけど、それは晴れる予報だったからで。
横川山に到着するも当然のごとく五里霧中。天気予報が正しければ次第に晴れてくるとは思いますが、それまでじっと待ってるのは寒すぎてツライ。体を動かしながら時間をつぶそうということで仕方なく富士見台方面に足をのばしてみましたが、ガスはひどくなるばかり。山友には「晴れだけ男」とも呼ばれる私がこんな中を歩いてるなんて…なんだかバカバカしくなり引返すことに。
横川山に戻ると後続ハイカーが続々と到着していて、富士見台方面へ進んでいくパーティーもいました。最高レベルの霧氷が付いていたなら私も晴れるまで粘ったでしょうが、今日の出来ではそこまでは…(^^ゞ
それにいまから下山すればお昼に登山口に着けそうなので、今日は晴れ待ちをせずランチもとらず帰ることにしました。
【ピストンで下山】
ますます暗くなって行きに見えていた景色すら見えなくなった道をわき目も振らず駆け下ります。
下るにつれ青空が広がって山頂方面が気にもなりますが、今日はシーズン初の雪の感触と霧氷を楽しんだのでよしとしましょう。
駐車場に帰り着くと子供たちの歓声(最初は猿の群れが騒いでいるのかと思った)が聞こえ、目を向けると自然園内の急こう配のアイスバーンとなった道路でソリ遊びしていました^^;
シーズン初霧氷ということで納得できるものではありましたが、本来のココの霧氷はこんなものじゃありません。最高レベルのものを大ホームランとすると、今日の出来は内野安打かポテンヒット?というところでしょうか。
それにしてもこれだけ近場でお手軽に素晴らしい霧氷が見られるこの山域は本当に貴重ですね。なんといっても冬場の晴天率が高いので日本海側の山が大荒れになるこれからの時期は頼りになります。
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