奥多摩高水三山
- GPS
- 05:05
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 821m
- 下り
- 814m
コースタイム
10:30 惣岳山
11:15 岩茸石山 *休憩
12:30 岩茸石山 *出発
12:50 高水山
14:00 軍畑駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:軍畑駅(JR青梅線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
惣岳山の手前は地震の影響か倒木が数カ所ありました。慎重に歩くことをおすすめします。 |
写真
感想
当初は六ツ石山を予定していたものの、風が強く体感気温が低かったので予定を変更して高水三山へ赴くことにした。軍畑駅から登るのが一般的なルートらしいが、御嶽駅で下車する。なぜあえて御岳駅なのか、というところに特に理由はないのだった。
御岳駅を降りる。まぁ、閑散としてますわな。他にみかけたのは若い男女が1組。まぁ、そりゃこうなりますわな。普段よくいる客層の人たちはそれどころじゃないでしょうな。我々が来たのは安全だという確信があったから、というわけではなく、あまり深く考えていなかった、無知が引き起こした行動であって、つまり無謀だったわけです。
駅を出て登山口へ向かう。登山口はある寺の境内に設けられている。標識が多数あるので迷いはしないが多少意表をついた場所なのは確かだ。
惣岳山まで南斜面をひょこひょこ登っていく。惣「岳」「山」って、「馬から落馬」のような響きがある。奥多摩駅から奥多摩に向かう途中に「惣岳」というバス停があったと記憶しているが、どういう意味の言葉なのだろうか。
例年だとこの時期になっても花粉症の症状はなかったのだが、今年は花粉量が多いことと、前回の棒ノ嶺でもりもりと吸い込んでしまったせいか目・鼻・喉に症状が出て花粉症フルコースを味わうことになってしまった。今日はさらに杉の造林の中を進んでいくわけで、症状はどんどん悪化していった。目は痒いだけで済むのだが、鼻が詰まってしまい空気が入りづらく、結果としてバテバテで登ることになった。
惣岳山の手前、青△神社付近で、大木が根の張った地面ごと、文字通り根こそぎ倒れている箇所があった。それも、1本2本ではなく、何本も。先日の地震の影響によるものがどの程度なのかは定かではないが、ここは決して安全ではない。空からはひっきりなしにヘリの飛ぶ音が聞こえる。登る前は、岩茸石山から棒ノ嶺まで行くプランも持っていたのだが、なるべく早く下山しよう、ということになった。
惣岳山の頂上は社がひとつ建っていたが、眺望もなくベンチもなかったので、小休憩を取るだけにした。休んでいると地面が揺れる。歩いている最中は気づいていなかっただけで、何度か地震が来ていたのかもしれない。さっさと次の岩茸石山に向かうことにした。ここまで、人とはすれ違わず。頂上から降りる道はかなりの傾斜でロープも用意されていた。ここが一番の難所、と思われる。「道悪し 通行注意」という看板が立っていたが、確かに他の道と比べると唐突な難しさではあった。
難所を超えてしまうと他はなだらかな道が続き、40分ほどで岩茸石山に着いた。山頂は開けていて眺望がよろしい。これまであまり人に会わなかったが、グループ登山の方や単独行の方々などいろいろな人がいた。我々はストーブで湯を沸かし、カップ麺を作って食べた。いつもは棒ラーメンなのだが、少し気分を変えてみたのだった。某ラーメンだとどうしても具のない素ラーメンになってしまうのだが、カップ麺だとなかなかどうして豪華なランチになりますね。
小一時間滞在して頂上を降りる。杉の植林が続き、鼻水が止まらなくなる。ザックにトイレットペーパーを入れてそれで鼻をかんでいたのだが、しまって出してという動きが面倒になったので着ていたフリースの胸元を開けてトイレットペーパーを突っ込む。全くおかしな格好だが、背に腹は代えられない。鼻をかんでもかんでも出てくるのでかむのを止めてしまおうかと思ったが、そうすると息が詰まるので紙を消費しながら下山する。
杉林を抜けて沢沿いの道に出ると花粉を全く感じなくなった。水が湧き出て沢が育って行くのを横目に快適な下山をする。奥多摩の沢をいくつか見て来たが、この沢はその中でも特に心地よい。季節がよかったのかな。沢はやがてダムでせき止められ、一点して人工的な道を歩くことになった。ダムから40分ほどで軍畑の駅に出た。少し待って青梅線に乗り込み、16時ごろ帰宅し、風呂に入って眠ってしまった。
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