谷川岳・西黒尾根滑降
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,262m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:05
3.07 838m 西黒尾根登山口発
5.49 1516m ラクダのこぶ
7.11 1800m ザンゲ岩
7.34 1900m 肩の小屋
7.56 1963m 谷川岳・トマノ耳
8.11 1977m 谷川岳・オキノ耳
8.30 1977m 谷川岳・オキノ耳発
8.44 1800m ザンゲ岩
9.14 1516m ラクダのこぶ
9.50 725m ロープウェイ駐車場
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年納めの山スキーは多分ほとんどやる人はいないだろう西黒尾根からの谷川岳往復に挑戦した.切り立った急峻な岩場が連続する様な尾根でも山スキーの機動力と登攀力は素晴らしいと言う事を実践したかった.
前日夕方谷川岳ロープウェイ駐車場に着いた.屋根のある駐車場は素晴らしい.快適な一夜が過ごせて千円なら安い.朝2時に起きて今日も元気にスタート.西黒尾根の登山口にはツボ足トレースがあったが山スキー向きではない.無視して自分たちだけのスキー向きのトレースを作る.1000mを超えた辺りから風も強くなりトレースは全て消えていた.
1200m辺りをパクが先頭で歩いていた時いきなり雪庇を踏み抜いた.若さが出た.まだここで良かった.上なら終わりだった.1516mのラクダのこぶは岩が露出しておりさすがにここは板を外してつぼで登った.どうも後続が三名いる様でライトが見えた.さあここからが西黒尾根の真骨頂.左手は雪庇右手は氷化斜面で尾根はドンドン細くなって岩場もたまに露出して来る.
暗闇の中ライトだけを便りに高度を上げて行く.ラッセルだけで良い場所はパクが危険な確実なルート取りを要する箇所は僕と大魔人が先頭で歩く.ザンゲの岩手前で夜が明けた.朝日が登り山々が赤く照らされた.今日も来て良かった.一番素晴らしい時間に最高のロケーションにいる.予定通りだ.ザンゲの岩を過ぎるともう危険な場所は少ない.ガシガシクトーを効かせて歩く.
肩の小屋手前で北西の強い風が吹き付けたまらず小屋に避難した.小屋には昨日西黒尾根を登ったと言う登山者が一名、僕たちが今日来たと言うとビックリしていた.小屋に入り地獄ゴーグルを付ければもう大丈夫、まずはトマの耳、記念写真を撮って板のまま最高峰のオキノ耳へ、ゴール.出発から5時間半であった.さあここでシールを外しピークからスタート鞍部へ滑り降り少し登ってトマの耳を巻いて西黒尾根へ.
パクはこんな場所を滑った事は無いだろう.少しビビリが入るが僕たちがいれば大丈夫.雪庇に気を付けて氷化斜面も慎重に.ガンガン落ちて行く.途中ライトの登山者三名とすれ違う.膝ラッセルで大変そうだ.皆読者の方でした。気を付けてピーク踏んで下さい.登りで板を外したラクダのこぶも帰りは板のまま行く.僕は最後尾で皆安全地帯に入れば今日も薮バトル.パクをぶち抜いて10時前にはゴール.
今日も完全燃焼.山頂から1時間20分と言う快速山行でした.さあ明日は元旦明日は妙高山を目指す.
西黒尾根を滑降とは。私にはやってみようという気持ちすらわきません。
その気になれば意外と行けますよ。涸沢岳西尾根のスキー登りに比べればまだ少しましでした。
先生方が西黒滑走時、ライトの登山者三名のうち初めにいた者です。
誰も成し遂げたことがない山行の数々を開拓された先生に一目お会いすることが叶い、声をかけていただいたり先生方の滑走を拝見させていただいたりと、感動と思い出深い納めの登山となりました。
稜線では北西の風に難儀しましたが、おかげさまで登頂することができました。ありがとうございました。
こちらこそお声をかけて頂きまして有り難うございます.後方からライトが三つ見えた時は僕たちと同じモチベーションの登山者がいる事に感動しました.ボッチじゃ無かった。三人驚いていました.モタモタしたら抜かされるとおかげで更にペースが上がりました.これからも熱いモチベーションで頑張って下さい.
縦走中1/2にすれ違った方からお噂を聞いてヤマレコさがしました。
あの時肩の小屋でお会いした時の驚きは今回の縦走中一番の思い出です。
先生と呼ばれる所以もホームページ拝見してわかりました。
又どこかの雪山でお会いできましたら、少しでも雪山のお話聞かせてください。
縦走記録ブログで拝見しました.昔は同じく重荷を背負って縦走していましたが、仕事の関係で日帰りしか許されなくなりスキーに転向しました.たまにテント泊が懐かしくなります。退職したらまたのんびり山行もたまには良いかと思います.またどこかでお会いしましょう.
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