再び地獄谷から御在所岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 981m
- 下り
- 954m
コースタイム
〜大石(10:10)〜上流の二俣(10:25)〜望湖台直下(11:00/11:40・昼食)〜富士見岩12:00/12:05)
〜中道・キレット(12:40/13:00)〜中道登山口(13:35)〜蒼滝トンネル駐車場(13:50)
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(国道477の桜は満開です。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
地獄谷は詰めまで忠実に沢の流れに従う。 山腹に入ると踏み跡は、非常に薄い。 国見峠を越えてわざわざ谷を登り返す人は少ないようだ。 |
写真
感想
先回は谷を一本間違えてしまい、時間の関係から途中で引き返した。
そのため再度、地獄谷から御在所岳に登る。
すっかり雪が無くなった北谷に沿って裏道を行く。
藤内小屋から兎の耳の河原に出ると風が冷たい。正面には青空の下に藤内壁のロウソク岩などの
ロックゲレンデが眺められるので、写真を撮ろうとしたが不注意でカメラを落とし壊してしまった。
兎の耳から左岸に移りなおも谷沿いに行く。崩壊後にこの道を登りに使うのは初めてだ。
前尾根が迫ってくると、旧道が崩壊のため整備された迂回路になる。
やがて左から北冷水の勢いのある流れの音を聞く頃、雪解け水が流れる谷道となる。
時々春を感じさせるウグイスの鳴き声が聞こえる。
北冷水の谷筋から徐々に離れ、ササの中の雨裂が激しくなるとまもなく国見峠に出る。
天気はいいが、風がよく通って少し寒いが小休止とする。
笹と枝に覆われた上水晶谷の源流を下り、2〜3本の枝谷を横切ると左から顕著な谷が現れ
地獄谷の出会いとなる。今日は時間も早いのでじっくりコースを確かめながら行こう。
出会いから眺めた地獄谷は今週も残雪が多い。
谷を埋めた残雪の中に、流れのある本流だけが黒い線をうねらせている。
腐った雪の踏み抜きを考え、スパッツを着けて左岸寄りに入る。
やがて現れる20mほどの立派なナメ滝は左側を登り、後は概ね沢筋に忠実に従う。
流れに靴を濡らして遡るとやがて小さなナメに出会った後、先回引き返した大石に出る。
なおも流れに従うと徐々に流れも細くなり、紛らわしい二俣となる。
方向からして左俣が本流と判断して進むと、枝にテープの目印を見つける。
次第に谷全体が広くなり枝谷が多くなるが、本流は流れが有るので忠実に従う。
そろそろ水も雪の下を流れるようになるのでこの辺りで水を確保していく。
やがて流れも雪下に隠れ、広い山腹と谷筋が不明瞭になる頃再び大石が現れ、
基部を過ぎるとかすかな踏み跡を樹林の中に見つける。
樹林の中の有るか無しかの踏み跡を、時々現れる枝テープを目で追いながら登る。
徐々に沢から左寄りに離れるように山腹を行くと、梢越しにピークらしき岩が望める。
枝を振り分け岩場の基部を回り込むようにして行くと突然、御在所山頂の望湖台に飛び出す。
望湖台から眺めると地獄谷を形成する尾根がよくわかる。左岸側は北西尾根と呼ばれるらしいが、
山頂から尾根通しに上水晶谷に下れそうだな・・・。
地獄谷は出会いに地元の東芝山岳会の付けた指標のみで、途中にも所々にテープ目印が有るのみ。
人もあまり入らないらしく、山腹の踏み跡もかすかなもので、望湖台からの下りも不明瞭だ。
しかし、人が賑わう他のコース違い、終始沢を遡りながらの静かな山行が通年楽しめそうだ。
今日も国見峠で声を交わしてから、上水晶谷〜地獄谷の間では誰とも出会わなかった。
わざわざ峠を越えて谷を登り返す物好きは居ないようだ。
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