長瀞アルプス 宝登山 蠟梅
- GPS
- 03:57
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 430m
- 下り
- 427m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません |
その他周辺情報 | 下山後は秩父温泉 満願の湯 土日祝日3時間900円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
カメラ
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感想
エッ?ウァ〜なに?それ?ウァ、ウァ〜、えー・・・かなり狼狽してをります。
宝登山の蠟梅が見ごろですと?・・・って、
そんな、蠟梅に狼狽する必要はまったくないんですけどね、まあ、世に聞こえた長瀞 宝登山のロウバイが見ごろということなら、お天気も良さそうだし、サッと行ってサッと帰れるし、低いわりには眺めもイイらしいし、今年も「突然アルプス」とか「いきなりアルプス」で「南・北・中央」アルプスに連れ込まれる?よりは、まずは「長瀞」アルプスあたりで「アルプス慣れ」しておくか、ということで師範代にハナシを持ち掛けたら、ほな、SuicaぢゃなくてICOCAということに相成りましてございます。
ほんぢつの目的地は近場の秩父、しかも「スカイツリーを見上げる高さ」ということで、こちらのキブンも何となくユルユル。フツーのジーンズにストック持たず、フィットするタイツのかわりに「必死のパッチ」ではなくて「ヒートテックのユニクロパッチ」をはいて、余裕の新宿西口7時半集合。
途中、関越の渋滞が多少ありましたが、9時半ごろ宝登山下の鳥居をくぐり、駐車場に入ります。駐車場の人がいないなと思ったら、「お金はココに入れてください」方式で、ココでもさらにユルユル感増幅です。
他の人の山行記録を見ると、長瀞の一つ手前の野上から長瀞アルプスに入り、宝登山から下山してくるというコースが一般的なようなので、準備を整え、野上方面に向かって国道を歩きます。まわりの雰囲気はウチの田舎と大して変わらないんですが、大きなダンプ、トラックがひっきりなしにすぐ横をビュンビュンです。
野上駅入口を左に折れ、駐車場から30分ほど歩いて長瀞アルプス入口 満福寺に到着。そばに観光客用のきれいなトイレがあり、用を足して、さていよいよ爛▲襯廛后蹐貌ります。
最初は樹林帯のなかを緩やかに登っていきます。寒くもなく、風もなく快適です。しばらく行くと、おや、もう稜線に出ましたよ。まわりの樹木はナラ・クヌギ系なんですかね、葉がぜんぶ落ちているので、登山道には陽の光がたっぷりさしこみ、木々の間から長瀞の街並みやさらに奥の秩父の山々が垣間見えます。空は快晴、なだらかな登山道をアップダウンをくりかえしながら、やっぱりユルユルと進んでいきます。途中で何度も「ホントに登ってるんですかね?」っていいながら、息があがることもなくゆったりとした気分で歩を進めます。いやいや、ハシゴ&クサリのない、こんなゆとりの「アルプス」は気分的によろしうございます。
宝登山下から歩き始めてから、ザックを背負った人たち何組かとすれ違ったり、前を歩くのが見えたりして、みなさん、シーズンを狙ってくる人はやっぱりいるんだなあくらいに思っていたら、ありゃー、前をみると繋がってます。けっこう長いですよ。突然、そこだけシーズン真っ盛りの尾瀬ヶ原状態(ちょっとおおげさ?)。まあ、行程も短いし急ぐわけでもないので、しばらく繋がって歩きます。巻き道と分岐して、小さなピークがあるようなので、そちらに寄ってしばらく渋滞回避。眺望は開けませんが木々の間から奥深い山並みも見えます。
深呼吸くらいの休憩で、再び本道に合流。しばらく行くと、また行列のうしろに追いつきます。少し広いところで行列が小休止したので先に行かせてもらうと、今日のもうひとつのお目当てに早くもこんなところでお目にかかれて・・・・・ホンロウバ、アスナロウバ、ロウバモドキ・・・・あはは「イ」が抜けてるって?イイんです。ロウバイを見るまえにロウバの群生でしたあっはっはっ。みなさん、お元気でなによりです。「ロウバの休日」楽しんでください。
登り始めて1時間ほどでナラ沢峠、林道と合流です。ここからしばらくは林道歩き。「毒キノコに注意」のカンバンのところから再び登山道。をを、これまでにない急登です。その先に見えるのは、ゲッ、急な階段。高尾山稲荷山コースの最後のダメ押し階段みたいな階段です。まあ、それまでユルユルでしたから、体力的にはどうってことない・・・・んですが、ひとつ越えた先にまた急な階段。やれやれと越えた先にもまたカイダン。ユルユル・アルプスが後半戦はイッキに「怪談 老婆の群れ」のスリルとさすぺんすに急展開。
まあ、考えてみれば低いといっても500mあるワケで、「質量保存の法則?」「エネルギー保存の法則?」「位置のエネルギー?」いや、何だか関係あるのかないのかよくわかりませんが、とにかく、ユルユルでもカイダンでも、登らないと500mにはたどり着けないのはジジツで、約200段のカイダンがその証明だったんですねえ。
ということで、ようやく山頂に到着。いやいや、高尾山ほどとは言いませんが、広い山頂にはたくさんの人、ひと、ヒト。ザックを下ろす場所もちょっと迷うくらいのにぎわいです。ここまで来ると、ロープウエーで上がってくる人がたくさんいるので、やっぱりプチ高尾山ですね。頂上の片側は明るく開けて、もうまったく申し分のないいいお天気のもと、武甲山、両神山など秩父を代表する山々や秩父盆地がハッキリ、クッキリ見えます。秩父って意外に大きな街だったんですね。たい平師匠、ゴメンね。知らなかった。でも、たぶん大月より開けてるね。
その広い山頂に続くのが蠟梅園。西の梅園と東の梅園にわかれていますが、頂上直下のは西の蠟梅園。ここでようやくホンモノ?のロウバイとご対面。西の梅園はもう満開です。頂上からの絶景もさることながら、満開の蠟梅も見事です。抜けるような青空と黄色のコントラスト、いやいや、来た甲斐がありました。絶品です。
と、いいながらシャッターを押しますが、なかなかコレと思うものがねえ・・・・枝にピントがバッチリってのはたくさんあるんですがね。あはは。ツールぢゃなくてアームのモンダイですね。
ほかに蠟梅以外の梅が植えられた梅園もありましたが、こちらはまだちょっと時期が早いみたいです。
さて、ロウバイの「枝」をしっかり撮影して下山です。ロープウエーの山麓駅を目指して下りていきます。途中、雪が少し残っている部分や凍結した地面が融けかけたところがあり、ところどころ「ヌカルミの世界」です。ここでズルッベタッをやっちゃうと、さすがに帰りの師範代のスーパーカーには「ぱんつ一丁」で乗ることになるので、危険個所では気をつけて足を運びます。途中、頂上では見えなかった日光方面の山並みも雪をかぶった姿をきれいに見せてくれました。
下山ルートはほとんど林道。これを登るコース取りでは、ちょっと面白くないかなと思われるので、やっぱり今日のルートが正解ですね。1時間弱で宝登山下の駐車場に到着。周回完了。おつかれさまでした。
下山後のお決まりは近くの日帰り温泉。今回は秩父の温泉ランキング1位の「ロォン!リー、タン、ピン、ドラ1、まんしゅ〜 の湯」いやいや、(こんなのイマドキわかりませんね)満貫、いや、「満願の湯」です。設備もお湯もキレイでよろしうございました。
ヨダンですが、カイダン効果を期待して体重計に乗ると、をを、つい先週、人間どっくで76.7が何と73.7(ボーイングの飛行機か?)。くっそー、順番逆ならよかった。あははは。
ほな、しつれいします。
厳冬期の山行は行わない(今のところ)私達おじさん山岳部にとって、1月「大寒」の頃は「春を待つ季節」、足の筋肉が鈍らないよう、週末は家の近所を走ったり歩いたり、ひたすらヒミツ?トレーニングを行っていた今日この頃。
そんなある日、山岳部仲間のStantonから「長瀞アルプス(宝登山)蠟梅観賞山行」のお誘いが、、
毎夏の北or南アルプスの山行ツアーでスリルとサスペンス!を楽しんでいる人間に
とって、「アルプス」の一言に過剰な反応を示してしまう悲しい(?)習性により、
二つ返事で「喜んで!」と「GO」決断を下した私がおりました(;_;)
1月の最終土曜日、思いのほか暖かく、抜けるような青空の新宿駅からスタート、
関越道道中からは、真っ白な冠雪を輝かせた浅間山、上越方面の山々が出迎えて
くれ楽しい1日を予感させてくれます。
事故による若干の渋滞はあったものの、ほぼ予定どおり10時前に行動開始と
なりました。
「長瀞アルプス」(萬福寺〜野上峠)
登山道開始から案外あっさりと(30分弱)稜線に辿り着きます、西方の採石
工事の山々(男岳、女岳?)を眺めながら、250〜300m標高の稜線をアップ
ダウンを繰り返し南西方面へ足を進めていきます。
Stantonの一言「この山道、ひたすら下っているように感じる!」 この感覚
言い得て妙です。 会話も楽しめる稜線漫歩は、山域に登り着いたと言うより、
都市郊外の遊歩道を巡っている感覚に近いものがあります。
残雪もなく快適な縦走路です。
「宝登山」(野上峠〜宝登山山頂」
野上峠から林道歩きの後、本日最大の試練、標高差150m超、200段の階段
登りが待っています。 登山にきている人たちのペースも一気にスローダウン
する最後の難所(?)です。 それまでラクな行程であっただけになおさら
堪えるのでしょう、立ち止まっている人の姿も散見されました。
でも思い返すと、このキツイ階段がなかったら、ワタシ(本家)アルプスに行く
際のほぼフル装備(ザック、登山シューズ、ウエア)に加え、密かに6本爪アイ
ゼンまでザックに忍ばせてはせ参じた姿が、ただの「笑いもの」になってしまい
兼ねなく、実は200段の「階段様」に感謝しているのであります (^^♪
「蠟梅園」
最盛期(西園)を迎えつつある蠟梅に、老若男女多くの人が訪れていました。
淡い黄色の花びらは、冬のシャープな青空と対照的なまろやかさを醸しだし
可愛らしささえ感じられます。 大寒のこの時期に、近々春の訪れを予感させ
るメッセージを届けてくれました(^^)/
「下山道」(山頂〜宝登山神社)
ややぬかるんだ広いつづら折りの道を、所々ショートカットしながら40分程の
下山道です。 中間部からは男体山をはじめ日光連山の雪景色も遠望でき、今
シーズンの幕開けに期待が膨らみました。
まとめ
宝登山、長瀞アルプスは、500mに満たない本家アルプスの1/6の標高ですが
決して物足りなさを感じる事はなく、多くの人達に親しみを持って受け入れられ
ている名山であると分かった一日でした。
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