納古山
- GPS
- --:--
- 距離
- 1.9km
- 登り
- 316m
- 下り
- 309m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
二か所の洞窟探査。 |
写真
感想
中日新聞本社「名古屋周辺山旅徹底ガイド」は、ガイド本を好まない私にとっても読ませる内容を含んだ好著?に思う。それぞれの山の歴史背景を「あらまし」の項を設けて説明した上で、実践時の心情を含んだガイド文を集めて編んでいる。展望の有無の記載があるのも有用で、もう二十年も前の本になるが沢シーズンを終えるとよく開く本である。
納古山は、この本続編の筆頭に掲載のある山で、低いけれども展望最高とある。また、沢は短くも魅力を秘めたものが流下し、各務原山岳会で「百山百渓」を書いた日比野和美氏や、岐阜周辺の「ヘンなところ」に見識豊かな“ふりかけ”雅洋氏からの推薦もあって計画したものだ。そこには魅惑の洞窟が在るという。これは見に行かねばなるまい。
北面の木作谷林道へ果敢に攻めた石際氏のお陰で、二股手前より探索を開始する。右俣へ。じきに右手に洞窟を見出す。これは大きく、場所が場所なら美山の九合洞窟のような有人洞として活用されたことだろう。往路では本命洞窟に当てられなかったものの、山頂に到達後、下山路に採って再度探査したところ辛うじて発見に至った。流石はフリカケ氏お薦めだけあって、来た甲斐あった。その石室内に散乱してあったという寛永通宝は無し。
最近、仕事柄「シームレス地質図」を見る機会があり、この山もレイヤー掛けして見てみると成程と合点のいく地形であることが出向いて理解が及んだ。今回の洞穴や過去の記録にある連瀑は「中後期ジュラ紀の付加コンプレックスのチャートブロック」への変化点とのこと。これに石灰質を含んでいる筈だ。
【gaoro氏の記録】
https://sspaces.exblog.jp/23848476/
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