冬の塩谷丸山、子連れ
- GPS
- 05:38
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 610m
- 下り
- 592m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:38
山道まで道路を1kmほど歩きます。今回のルートはバックカントリースキーヤーだらけの林の中というところです。途中までスノーシューは不要かと思いましたが、途中から装着必要です。
天候 | 途中までは無風、降雪なし。ところが上部の標高500m付近から吹雪、風は10m/sとまあまあの厳しさでした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なお、道路の所々に4〜5台の駐車スペースが見られましたが、使って良いものかわかりずらいですね。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
標高200mくらいまではつぼ足で5cm。そこからつぼ足20〜60cmになるので、スノーシュー・かんじき・スキー必須です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
アウター手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
靴
ザック
アイゼン
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
常備薬
保険証
携帯
ストック
カメラ
|
---|
感想
全て積雪期で、円山(225m)、五天山(303m)と来て次は藻岩山かと思いきや、機会があって塩谷丸山(629m)に挑戦することにしました。
4歳児ですから、「どこからでも担いででも下山できる事」を念頭に置かなければなりません。なんせ夏の層雲峡黒岳では山頂の突風に喝を入れられて一歩も動いてくれなくなった経験があり、危うく心が折れそうになりました。もちろん担いで下山です。
そんなわけで、このクラスへの挑戦には不安が過ぎります。重要なのはこまめな休憩とおやつです。具体的には10〜15分に1回のペースで1〜2分休憩してお菓子一粒与えます。そのうち、休憩=お菓子が貰えるという考えから、歩かなくなる雰囲気も出てきて、そこは飴とムチのさじ加減が難しくなってきます。
なによりも重要なのは、子供に山頂に上がりたいという気持ちを持たせ続けることです。そう・・・それはバックカントリーソリ。30分近くソリで降下し続ける楽しさを知った我が子は、そのために頑張ってあがろうという言葉に応えます。
とは言え、徒歩5分で「疲れた」というものです。
・・・そこで担ぐわけです。そもそも、平地用スノーシューを装着させた子供のグリップでは急斜面を上がるのはムリです。斜面用スノーシューを付けた私が担いでガツガツ登ることしばしば、およそ20kgの重りを高度250m分は担いだ気がします。しかし、残りの350mは子供の力で登っているので、中々のものですよ。
その為に今回は一眼レフカメラも旧型の最軽量モデルを選択、EOS 6Dで画質は落ちるもののレンズ込みで1kgを切ります。ガス類の調理道具も一切持たないで、いつでも担げるように挑みました。
次に、活躍するのがホーマック(ホームセンター)のソリです。その為にトレッキングポールを1本にして、片手で引っ張って登ります。これが休憩時のイスになり、食事の時にも活用できるのです。また、滑走の時は2人乗り、常にフルブレーキで降りると、どんな急斜面も新雪の抵抗もあって、ゆっくり安全な速度で降りることができるのです。回りのスキーヤーからみて、その圧倒的な制動力に感嘆されることもしばしばです。ただ、子供1人に滑らせるのは基本的には不可能でしょう。
最後に山頂に到着したときの喜びは忘れられないものになりました。積雪時で629mまで、4歳児を笑顔のまま登頂させたという達成感は、登山していて未だかつてありません。何度途中下山すべきか検討したか…。計測してみると5時間半にも及ぶ登山で、うまくいって良かったなあとつくづく思います。
なお、つぼ足不可の山ですので、通常小さな子供を登らせることはお勧めしません。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する