霧氷ランド(鞍掛け橋〜鈴北岳〜御池岳〜テーブルランド周遊）

2017年02月25日(土) [日帰り]

• GPS: 11:40
• 距離: 17.0km
• 登り: 1,151m
• 下り: 1,188m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:50
• 休憩: 1:24
• 合計: 11:14

距離 17.0km 登り 1,154m 下り 1,196m

5:40 スタート地点
6:25 6:26 鞍掛橋
9:37 9:38 鈴北岳
10:02 10:03 日本庭園
10:50 11:04 御池岳
11:17 奥の平
11:33 12:19 青のドリーネ
12:35 12:36 ボタンブチ
13:01 13:02 御池岳
13:55 14:13 鈴北岳
16:06 16:07 鞍掛橋
16:54 ゴール地点

天候

雪のちガスのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

滋賀県多賀町、国道306号線から鞍掛峠方面へ。大君ヶ畑集落を越えた後すぐの通行止め半開きゲートを少し越えたところに駐車。積雪で進入不可の手前に路駐することになります。考えて停めれば数台は停められるかと思います。この日は朝5時の気温が0℃。国道の凍結なし。4:30到着で一番乗りでした。

コース状況／危険箇所等

【コース状況】
＜駐車地〜鞍掛橋＞
　国道306号線の大君ヶ畑集落を越えた後すぐの通行止め半開きゲートを少し越えたところに駐車。これ以上先は厚い積雪のため乗用車で進入することはできません。ひたすら国道歩きが続きます。登り5〜60分、下り4〜50分程度。早朝は踏み抜くことなく歩けますが、下りは踏み抜き地獄。そのため、登りよりも時間がかかったと思います。

＜鞍掛橋〜鈴北岳＞
　早朝は雪面が凍結しており、踏み抜くことはないです。巡視路の入り口から沢を離れるといきなり急登続き。積雪と夏道のミックス。前日のものと思われるトレースがうっすらと残っていました。尾根沿いをぐんぐん稜線まで急登続き。ツボ足で何とか登れましたが、夏道をそのまま行くとちょっとヤバい凍結斜面のトラバースになってしまい、ど壺にハマります。夏道を離れて直登した方がよい個所が数か所ありますので、よくルートを見極めたほうが良いと思います。稜線に出てからもガスガス。雪面が凍結しており、山頂直下はキックが入りにくかったですが、何とかツボ足で登れました。鈴北岳山頂まででかなりの時間を要します。

＜鈴北岳〜御池岳＞
　なだらかなアップダウンで登りやすいが、頂上台地が広大で樹林帯に入ると、ガスの時は迷いやすいので注意が必要です。この日は雪面が締まっておりツボ足で歩けました。

＜御池岳〜テーブルランド＞
　広大なテーブルランドは見渡しがきくので歩きやすいですが、ガスの時は恐ろしいかも・・・。

＜鈴北岳〜駐車場＞
　下りも登りと同じくかなりの激下り。アイゼン必携です。雪が腐ってかなり歩きにくく、スリップ・滑落に注意が必要です。巡視路入り口で数メートル滑り落ちました…。
　
【ルート全体の状況】
　鈴北岳稜線までのルートはかなりの急登が続きます。山頂台地・テーブルランドは広大で、ガスの時は道迷いのリスク大です。GPSと地図・コンパス必携です。

その他周辺情報

【コンビニなど】
　国道306号線入り口（国道307号線との分岐点）にセブンイレブンがあります。

写真

2/25 4:59

4:30に到着、誰もいません。気温0度。雪がちらついています。この先は積雪のため進入不可です。駐車地の真上に外灯があるお蔭で準備しやすかったです。感謝感謝。

2/25 4:59

駐車地から進入禁止ゲートはあのくらい手前になります。

2/25 5:00

さて、いきなり雪面歩きでスタート。

2/25 5:45

雪がちらつく中、ひたすら国道を歩きます。

2/25 5:58

う〜ん、長い…。でも、雪面が凍結していて踏み抜かないお蔭で歩きやすかったです。

2/25 6:22

鞍掛橋に到着。明るくなってきました。長いですが、いいウォーミングアップになりました。

2/25 6:23

一部融雪している箇所がありました。
あの土のうの左側から進みます。

2/25 6:30

土のうの奥、ちょっとしたトラバース。
凍結しているので、ツボ足で慎重に通過。

2/25 6:35

この橋を左折。少し進んだところから巡視路を登ります。

2/25 6:40

巡視路入口が右上なので直進しないように。落石と倒木があるので、ここで一旦停止して右上を見上げましょう。そこが入り口です。前回はここを直進して稜線を目指しました。

2/25 6:40

ここが巡視路の入口。わかりにくいですがよく見るとピンクテープがあります。虎ロープは雪に埋もれています。ここ入り口？？みないな結構な急登なので慎重に登ります。

2/25 7:00

いきなりの急登続き。少し上るとこんな看板が現れます。ここ直進してしまいそうですが、右斜めを進み、すぐ右上に折れ急登を登ります。

2/25 7:07

急登続きですが、少し傾斜が緩む箇所があり、ちょっとホッとします。

2/25 7:16

一つ目の鉄塔を通過。鉄塔の手前が急登です。

2/25 7:26

夏道と雪道のミックスです。夏道をそのまま歩くと、凍結斜面にてこずることもあるので、直登するのかどうかを見極めながら進みます。

2/25 7:31

ひたすら急登が続きます。

2/25 7:47

2つ目の鉄塔の前後も急登が続きます。朝は雪面凍結しているので慎重に。

2/25 7:47

稜線に向けてどんどん傾斜が急になります。

2/25 8:19

傾斜が緩やかになり、しばらく上ると稜線に出ます。

2/25 8:24

稜線との分岐に到着。ガスガスで先が読めません。
ここで小休止。カロリーを摂っていると一気に体が冷えたので、あわてて再スタートしました。

2/25 8:43

晴れてたら綺麗だろうなあ・・・・

2/25 8:44

何も見えない中、ひたすら登ります。

2/25 9:08

青空が欲しい・・・・

2/25 9:13

トボトボ登っていると、むちゃくちゃ早い方が「今日は晴れないね〜」と颯爽と登って行かれ、みるみる引き離されガスの中に消えて行かれました。

2/25 9:31

鈴北岳まであともう少し。

2/25 9:35

山頂が見えた！

2/25 9:35

にょろにょろ

2/25 9:35

にょろにょろたくさん

2/25 9:36

鈴北岳〜
何もみえません・・・

2/25 9:37

御池岳も・・・
見えません・・・・

2/25 9:37

日本庭園・・・・
見えません・・・・

2/25 9:47

時折明るくなり、雲の流れが速いので、天気が良くなることを予想しGPS・地図・コンパスを確認しながら日本庭園へ。

2/25 9:54

分岐に到着。

2/25 9:54

御池岳方面、真っ白・・・

2/25 9:55

晴れてたら綺麗だろうなあ・・・

2/25 9:55

おお〜！！

2/25 9:59

雪原に光がさした！！

2/25 9:59

青空〜！！！

2/25 9:59

うお〜っ！！

2/25 10:00

奇跡が起こりました〜

2/25 10:00

見事な霧氷です！！

2/25 10:02

と思ったら・・・・
すぐに真っ白に・・

2/25 10:05

取りあえず御池岳へ向かおう

2/25 10:06

影絵

2/25 10:06

樹林帯の中に進入

2/25 10:20

綺麗な雪原

2/25 10:21

お？
陽が射してきた

2/25 10:22

暗いけど明るい？？

2/25 10:22

でも霧氷に陽が射すと綺麗！

2/25 10:22

期待できそう！！

2/25 10:28

おお〜って思わず声を出してしまいました。

2/25 10:28

雲の流れが速い

2/25 10:29

2/25 10:29

これが見たかった〜

2/25 10:29

霧氷には蒼が似合う

2/25 10:29

飛行機〜

2/25 10:40

また、すぐガスガスに・・・

2/25 10:50

御池岳山頂に到着。
真っ白です。

2/25 10:52

山頂で一人の登山者に出会いました。

2/25 11:06

お次は奥の平へ。

2/25 11:08

ここからは広大なテーブルランドが広がります。

2/25 11:10

ボタンブチへの分岐。
奥の平へ向かいます。

2/25 11:15

奥の平に到着〜

2/25 11:15

奥の平のシンボルツリー

2/25 11:20

テーブルランドが一望できます

2/25 11:22

見事な霧氷群

2/25 11:22

晴れてくれ〜

2/25 11:22

おお〜

2/25 11:23

あれは？？
青のドリーネ付近にいる登山者たちが慌ただしく動き回っています。恐らくこの一瞬の光を逃さないように撮影ポイントへ移動しているのでしょう。

2/25 11:23

白いところが青のドリーネです。

2/25 11:24

さて、自分も青のドリーネに向かいます。

2/25 11:26

雪原を一気に駆け下ります。
気持ちいい〜

2/25 11:26

ドリーネに吸い込まれる木々

2/25 11:30

青のドリーネに到着〜
でも、日が射さないとくぼみがよくわかりません…

2/25 11:34

おお。。。

2/25 11:34

迫力の雲です

2/25 11:35

晴れてきた〜

2/25 11:35

綺麗

2/25 11:35

青のドリーネ〜

2/25 11:36

わ〜綺麗！！

2/25 11:37

影絵も

2/25 11:37

これが見たかった〜

2/25 11:37

素晴らしい！！

2/25 11:37

ん？？
霧氷の頭が光ってる？？
ズームしてみると・・・

2/25 11:38

わ〜
これまた綺麗！！

2/25 11:55

再び曇ってきたというわけで、前回同様、青のドリーネを眺めながら昼食をとります。担担麺美味い。

2/25 11:55

娘が作ってくれたおにぎりも愛情たっぷりで美味い！！

2/25 12:19

こんな景色を眺めながらの昼食は最高です

2/25 12:23

天気が目まぐるしく変わっていきます
なかなか晴れてくれず、寒くなってきたので、次はボタンブチに向かいます。

2/25 12:27

今日は気温が落ちないので、昼になっても霧氷が落ちません。

2/25 12:27

振り返るとマイトレース一本

2/25 12:34

ボタンブチ〜

2/25 12:34

テーブルランド南側の霧氷もきれいですね

2/25 12:35

素晴らしい！！

2/25 12:36

青のドリーネ付近

2/25 12:41

ボタンブチ付近から奥の平を見上げます。
大きな雪原ですね〜

2/25 12:41

霧氷も綺麗！！

2/25 12:41

ひとり頑張ってます

2/25 12:42

沸き立つ雲が大迫力

2/25 12:42

琵琶湖、沖島方面がよく見えてきました。

2/25 12:50

さて、再び鈴北岳へ向かいます。
なんとも綺麗な樹林帯の中。
最高の雪山歩きです。

2/25 12:50

やっぱり霧氷には蒼が似合う！！

2/25 12:50

2/25 12:51

ボタンブチ方面を振り返ります

2/25 12:53

ここからはしばらく青空と霧氷をお楽しみください！

2/25 12:53

2/25 12:53

2/25 12:56

2/25 12:57

2/25 12:59

2/25 12:59

2/25 13:01

蒼と白の折半。
こんな中をのんびり歩きます。

2/25 13:01

気持ちいい〜

2/25 13:02

2/25 13:02

2/25 13:04

朝はガスガスの中だった霊仙山が！

2/25 13:08

2/25 13:09

素晴らしいです

2/25 13:09

白い！！

2/25 13:10

2/25 13:11

2/25 13:11

2/25 13:12

目指す鈴北岳が見えてきました

2/25 13:12

最高です！！
ガスの中、頑張って歩いてきた甲斐があった〜って心から思える瞬間です。

2/25 13:12

すごい！！
見事です！！

2/25 13:12

蒼と白〜

2/25 13:13

2/25 13:14

2/25 13:14

つかの間の晴れ間がこんなに嬉しいなんて・・・
涙が出ます・・・

2/25 13:16

2/25 13:17

しかし、天気の移り変わりはかなり激しく・・・

2/25 13:17

ても、きれいですね。
なかなか前に進みません。

2/25 13:17

2/25 13:19

2/25 13:19

2/25 13:20

昼過ぎてるのにこの白さ

2/25 13:20

来てよかった〜

2/25 13:39

さて、この雪原を緩やかに登り鈴北岳へ向かいます。

2/25 13:39

雲が近い

2/25 13:39

2/25 13:39

2/25 13:46

2/25 13:46

鈴北岳山頂を捉えました

2/25 13:58

再び鈴北岳に到着〜

2/25 14:00

ここからの御池岳も素晴らしい

2/25 14:00

この時間で全面霧氷とは素晴らしい！

2/25 14:00

朝は真っ白で何も見えなかっただけに嬉しい限りです

2/25 14:00

2/25 14:00

お日様最高！！

2/25 14:02

霊仙山・金糞・伊吹山

2/25 14:02

霊仙山も白いですね〜

2/25 14:03

名残惜しくて何度も写真を撮ってしまいます

2/25 14:03

名残惜しくてなかなか下山できません・・・

2/25 14:03

霧氷ランドの見納めです

2/25 14:03

2/25 14:03

2/25 14:04

伊勢湾も見えます。

2/25 14:04

2/25 14:05

鈴ヶ岳方面。琵琶湖も見えます

2/25 14:07

にょろにょろ

2/25 14:07

にょろにょろの間から御池岳

2/25 14:08

かめはめ・・・・

2/25 14:16

さて、そろそろ下らないと
鞍掛尾根を一気に下ります

2/25 14:16

でも、名残惜しくて霧氷を見上げます

2/25 14:16

2/25 14:18

ガンガン下り・・・

2/25 14:18

見上げます

2/25 14:18

う〜ん、綺麗ですね〜

2/25 14:21

山頂直下の急登

2/25 14:23

2/25 14:24

2/25 14:26

2/25 14:28

伊吹山が姿を見せてくれました

2/25 14:28

こちらは金糞岳ですね

2/25 14:34

鈴北岳を見上げます

2/25 14:34

ん？
誰かいる

2/25 14:34

3名の登山者さんが下ってきます

2/25 14:34

もう夕方なのに霧氷が残っていてくれました

2/25 14:35

2/25 14:52

巡視路への分岐です。

2/25 15:06

一気に下ります。
雪が腐っていて結構滑ります。
念のためアイゼン装着しています

2/25 15:16

雪と夏道のミックスなのでアイゼンしていると歩きにくい…

2/25 15:31

でも、滑るので鉄塔越えるまではアイゼンを装着して下りました。

2/25 15:35

傾斜が一旦緩みホッと一息・・・

2/25 15:53

巡視路入口の急斜面がグダグダで足もくたくたで、ここで足を滑らせて数メートル滑り落ちてしまいました。。。
何事もなかったですが、ここはやはり危険です・・・

2/25 15:54

2/25 16:09

あとは長〜い国道歩き

2/25 16:25

踏み抜き地獄でたぶん行きよりも時間がかかりました。
ど真ん中のトレースを利用すると若干踏み抜きがましですよ。

2/25 17:01

長〜い国道歩き終了〜
疲れました〜

撮影機器：

PENTAX K-50 PENTAX

装備

個人装備

スノーシュー レインウェア ツェルト アルパインポール アイゼン ピッケル 防寒着 ファーストエイドキット ストーブ・クッカー 非常食・水 GPS・地図・コンパス ランプ・予備電池

感想

なるなる

　2年ぶりの御池岳へ。
　少し前に雨が降っていたので、積雪状況が心配でしたが、この日は朝から雪が降り気温も低かったため朝は雪面が締まっていて歩きやすかったです。
　登りはずっとガスガスの中の山歩きになり、日本庭園でも視界がかなり効かなかったため広大なテーブルランドを歩こうか撤退しようか迷いましたが、空が明るくなり、雲の流れも速かったためこれは天気が回復すると見込んで御池岳へ。
　少しの晴れ間と霧氷群。もうこれが見れただけで、一瞬で苦労が報われました！青のドリーネでも少しの晴れ間に遭遇できて見事なドリーネを見ることができました。霧氷の中の樹林帯歩きは最高ですね〜
　青のドリーネ、雪の御池岳・鈴北岳・テーブルランド、やっぱり最高です！！
　登山者も少なく、静かな山歩きを楽しめました。
　ただ、ルートが長く広大な山頂台地で、ガスの中の道迷いや稜線までの尾根道は急登で危険です。トレースがないとかなりの体力を消耗するし、時間も思いのほかかかりますので、入念な計画や装備が必要です。行かれる方は気を付けて入山してください。

コメント

no2

narimiyaさん、いつもきれいな写真ありがとうございます。
　前回行かれた時よりスタート地点が下ですね。前回以上に時間を要されたようで、お疲れさまでした。
でも疲れも吹き飛ぶ綺麗さでしょうね。写真を見ていてもわかります。

テーブルランドで、ホワイトアウトになると遭難危険度アップですよね。穴に落っこちたりして？？天気が良くて何よりでした。
それにしても、このロングルートは大変そうですね〜
ラストの写真、２〜３人映ってますよね。同じルート踏まれた方かな？

鞍掛峠からのルートは、お気に入りの一つですが、早く通行止めが解除になるといいですね。ほんの２年ほど前に待望の通行止め解除になったところですのに…

なるなる

Re: narimiyaさん、いつもきれいな写真ありがとうございます...
no2さん、こんにちは！
いつもありがとうございます！

そうなんです、今年は雪が多くて今回は国道306号線が多賀町大君ヶ畑という集落の先で通行止めとなっていました。その先は4WDスタッドレスでも進めないほどの積雪でしたので、観念して国道を約1時間ほどかけて歩きました。
今回はロングルートになるので、ノロノロ歩きの自分は夜明け前のスタートにして正解でした。
ホワイトアウト状態になると怖い場所ですよね。鈴北岳に到着した時は撤退しようかと思いましたが、空が明るくなり、雲の流れが速かったので、天気予報を信じて空を見ながら少しずつ前進しました。
すると、雲の切れ間から青空が！！光が射しこんできたときは感動でした！！

帰りはくたくたでしたが、あの瞬間があったおかげで苦労が報われた山行となりました（笑）

ラストの写真に写っておられる方々は同じルートで、途中何度かお出会いしました。
ちなみに国道306の通行止めが解除されるのはずいぶん先になりそうな気がします・・・