堀坂山・観音岳(野鳥の森)〜森林公園第2駐車場から周回〜
- GPS
- 06:48
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 859m
- 下り
- 818m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25
000地形図(1)
計画書(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
保険証(1)
雨具(1)
携帯電話(1)
ストック(1)
タオル(1)
着替え(1)
手袋(1)
ヘルメット(1)
防寒着(1)
水(2)
水筒(1)
時計(1)
非常食(1)
座布団
サングラス
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
コンロ(1)
ガス(1)
ツエルト(1)
無線
|
感想
雪山も終わり、春山シーズンが堀坂山-観音岳周回コースで幕を開ける。
何度も行った周回コースだが、今回は堀坂山東尾根を最外周から攻める。
※以下のカギかっこは『隊長』、「AN隊員」、〔KOZ〕でお送りします(^^)
誰もいない森林公園第二駐車場に車を停め、出発。
と、登山口はどこ?
みなさんも経験あるだろう。登山口を探すのが一番難しい(笑)
地図、スマホで確認し、『たぶんこれかな?』と思ったのが、駐車場の法面上にある平らなところ。
歩き始めて半信半疑が自信に、そして確信に変わる。
程なくすると【堀坂山→】の看板が目の前に現れた。最難関の【登山口】を見つけた我々一行はここから未踏の東尾根へ取り付く。
実によく整備された登山道だが、駐車場に誰も居ない=登山道にも誰も居ない、である。この近辺で一番の賑わいを見せる堀坂山を独り占めしながら急登を軽快に進む。
下りで使うと迷いそうな尾根分岐を何度かやり過ごすと【高山】の看板が見えた。〔あー!高山ってルート外じゃない?昨日見た誰かの投稿に書いてあったよ〕とKOZが叫ぶ。高山は、雲母コースとの分岐手前にあるピークで、ルート上なんだけどなぁ…と思いながら、突っ込むのを止める。
一度下り、急登をゆっくり進んで雲母コースとの分岐に到着。堀坂山は相変わらず風が強い。分岐から100m程進んだ左側の斜面で風をよけながら小休止。休憩中は合羽を着ていないと寒いが、ここからはまだまだ登りが続く。暑くなることを想定して脱ぐか、今寒いので着たまま登るかを悩んでいた二人に、『ここからの稜線は右側から冷たい風が常に当たるので、着といた方がいいぞ』とアドバイス。
登り始めると、やっぱり北風が冷たい。半ズボンにタイツのAN隊員、さすがに寒いようだったので、合羽のズボンを履くことに。
〔靴の上からこのビニール袋を履いておくと、ズボンが履きやすいよ〕、〔どれどれ履かせたろ~〕と世話を焼くKOZに対し、
「もー、やり難いわ。自分で履く!」とAN隊員。このコンビ面白い(^^)
寒さ対策を終え、急登をゆっくり進んでいると、今度は「暑い~」
ん?このくだり、記憶がある。寒いから着る、急登で暑いと脱ぐ…
合羽の脇ジッパーと前ジッパーを開けて対策することで、この難敵?をやっつけた。
登り切って、雌岳に到着。祠の裏側(観音様の正面側)に回り込むと、さっきまでの風が嘘のように止まる。
『ちょっと休憩しよ』とおにぎりを差し出す。「ん?ナニコレ。うまい!」と頬張るAN隊員とKOZ。半分食べて仕舞ったが、「あかん、後を引くなぁ」とまた出してきて、結局まるまる1個平らげる。
「先週はここを滑り落ちてった感じやったなぁ」と違った方向を指さす。
『こっちが正解やで~(^^)』「隊長が居ると安心感が違うなぁ」〔なに!〕
まだまだ珍道中は続きます。
「雪が残ってる!」
山頂手前の西側斜面に先日降った雪が残っていました。まだまだ寒いはずです。
堀坂山頂には多くの登山者が居て、みんなお昼ご飯の真っ最中です。我々も看板横に陣取って段取りを始めました。
「なんかいい匂いがする!」『ちょっと待て』
ホットサンドが焼ける匂いが辺りに漂う。さっきおにぎりをまるまる1個食べたばかりなのに、もうお腹空いたの?(笑)
『じゃじゃーん』「おーーー!」「けど熱いから持てやん(>_<)」〔こうやって、こうや!〕・・・さすがKOZ。熱さをものともせず、ホットサンドを素手で取り、キッチンペーパに包む。
「うまい!なんで山で食べるとこんなにうまいんやろ(^^)」、〔いや、これは普通にうまいで!だってこの白いウィンナー高そうやもん〕(笑)
喜んでいただき、準備した甲斐がありあました。
約二人分を平らげたAN隊員。ヘルメットを再装着して気合を入れ直す。
『試しに俺のザックを背負ってみる?』と約10kgのザックを渡す。「おりゃー!」「ナニコレ、重すぎる。1秒でも早く降ろしたい(>_<)」
記念撮影だけ済ませ、早々にザックを降ろした。〔テント泊ならこの倍やで〕と追い打ちを掛けるKOZに「テント泊しやんもん(^^)」と応えるAN隊員。ま、その内連れてったるわ(笑)
下りが苦手だと話していたAN隊員だが、少しコツを教えただけで、【くノ一】のような身のこなしでササっと下っていく。今は見る影もないが、さすがは元運動部である。
途中の観音様で道中の安全を祈願し、30分足らずで堀坂峠まで下りきった。
〔AN隊員、どうする?ここで止める?〕と優しい言葉を掛けるKOZに、「観音岳まで行くよ!」と力強く答えるAN隊員。先週とは明らかに何かが違っているようだ。
水分補給だけ済ませ、下りの勢いそのままに登り始めた。
杉の植林地とササ原を交互に抜けて山頂を目指す一行。途中、テント泊の話で盛り上がる。
「テント泊の時はパンツ替える?」〔一応着替えは持ってるけど替えやんなぁ〕「えー、無理」『俺はそもそもパンツ履いてないもん』「えーっ!ノーパン?」『だって、蒸れるやん。スパッツをそのまま履いてるよ』「そのまま履いてもいいスパッツと、そうじゃないのがあるんやけど、そのまま履いてもいいやつ?」『そうじゃないヤツやと思う(^^)』
疲れた時はアホな話で気を紛らわす。これ、山登りの鉄則です(笑)
そうこうしている間に、観音岳山頂に。
ん?誰かが椅子に座ってる。
観音岳山頂にはプールサイドに置いてあるような白い椅子が一脚あるのだが、先週先客が居たせいでそこに座れなかったAN隊員。今日もダメか…と諦めムードが漂う。
その椅子に座ったおじさんにカメラのシャッターを押してもらう。段取りを済ませたおじさんが、じゃぁ!と手を振って森林公園方向へ下山を開始した矢先、待ってました!とばかりに椅子に座るAN隊員。子供の頃は椅子取りゲームで連戦連勝だったのだろうと思わせるその動きに、目を奪われる。
下山は初めて使う野鳥の森コース。
急坂をジグザグに下ったり、木の階段があったり。
創造の森コースと合流したら、左へ曲がって小滝へ。
『小滝って、AN隊員の膝くらい笑えるでぇ』と振ると、「えー、しょぼいの?けど私の体は大滝くらいの汗が流れとる」と素敵な返しが。想像以上の大きさだったらしく、そこから程なくして現れた大滝への分岐を見て、「寄り道3分なら行っとこか」(^^)。10分って書いてあったらたぶん寄らないけど、3分って書いてある辺りが人の心理をうまく搔き立てる。【知る人ぞ知る大滝】とマジックで書かれた手づくり感満載の看板。観音岳や堀坂山に新設された【鈴の音アルプス】の看板も素敵だが、これはこれで味がある。
緩い坂を沢沿いに下っていくと、「私、もう最後まで歩ききれる。最初は不安だらけだったけど、今、自信が確信に変わった!」と、プロ最初の対決でイチローを三三振にとって見せた松坂大輔を彷彿させる名言が飛び出す。これからの飛躍が楽しみである。
もうすぐ県道というところで、【ゴンジャ岩(土の子)】と書かれた怪しげな看板に惹かれる。以前は通行止めになっていたが、今日は通れるようだ。【ゴンジャ;権者】とは仏教用語で 【神仏などが衆生を救うためにこの世に仮に人の姿となって現れたもの】※三省堂大辞林より
どんな岩だろう?「あ!あれかな?」と指さす先には直径1m程のふつーの岩が。『それは違うと思うなぁ(笑)』。
しばらく歩くと左手にゴツゴツした岩肌が現れる。たぶんこれかな?見上げた感じでは何物にも例えられない岩肌だが、昔の人はこれを神に称えたのだろう。
幅30cm程の狭いトラバース道を慎重に通り、森林公園へ。
ゴールです。最後はおきまりの桃缶。今回はAN隊員のために、大奮発して山形県産の桃がまるごと1個入った缶詰をチョイス。さっきまで「おなかはち切れそう」と言っていたが、これもペロっと平らげた。これからの成長(?)が期待されるデビュー間もないAN隊員との楽しい山行でした(笑)
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